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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『兄に愛されすぎて困ってます』『夜明け告げるルーのうた』『夜は短し歩けよ乙女』『夜空はいつでも最高密度の青色だった』『オペレーション・メコン』

感想UPを5本終わらそうという目的のレビュー(何じゃそりゃ)

◆『兄に愛されすぎて困ってます』新宿ピカデリー2

▲左は鬼ぃ。中はビッチ。右は童顔S。ろくでもないトリオだな。

五つ星評価で【★製作委員会映画の頂点を極めんとする粗製乱造映画の一本】
予告があまりにもつまらなそうだったので(もともと土屋太鳳好きじゃないし)、堂々スルー宣言してたのに、ちょっと時間繰りが良いというただそれだけが追い風になって「つい見てしまった」どうでもいい映画。嘔吐とかする事もなく、思ったよりは普通に見れたけど、大の大人がブランデー片手に猫を愛でながら見るような映画ではなかった。ちっ、俺が女子高生だったらな(そういうもんでもないか)。
基本的に土屋太鳳は好きじゃないので、だったら見なけりゃいいじゃんと言われそうだが、ジブリだって、ハリーポッターだって、別に好きでもないのに見ていた俺だ。仮想敵に関しては面白くないとしても監視を怠ったりしないのである。おいおい、何の為に映画を見てるんだよ、俺。という訳で、顔立ちと演技が嫌いな土屋太鳳はまあ、特にいつも通りです。飛びぬけた事をやって、この映画で好きになるような事も特になかった。人生最大のモテ期に告白されまくりで、都度都度キュンキュンしてるが、直接接触みたいなのに弱く、良く言えば「恋愛体質」だが、悪く言えば「単に盛ってる女」じゃないか。どっちかと言うと謎のスカーフ巻き巻き同級生の大野いとの方が好き(まあ常識的にはそうだろう)。
彼氏候補軍団の中で一番有名なのは千葉雄大くん。初恋の相手だけどドS。千葉雄大くんはこういう作品で生活していた時期が長かったんだろうけど、もうそろそろ出来る限りこういう子供向けの恋愛映画のオファーは断った方がいいんじゃないだろうか。童顔なので、見ていて違和感はないが、ある程度の知名度を築いた後でもホストクラブの出勤をやめられない男みたいに見える。
血の繋がっていない兄役にGENERATIONSの片寄涼太。ホモじゃないから性的興奮は憶えないけど、かっけーんじゃね。

PS ツイッターで見る直前
 「俺は兄に愛されすぎて困っていますを見るぞJOJOーっ!」
 と呟いた。
PS2 『家族はつらいよ2』見に行った時、この映画の予告編が流れてきて、
 いくら何でも顧客層違いすぎだろと思った。
PS3 ノンスタ井上の役が美味しい。


◆『夜明け告げるルーのうた』池袋HUMAX4

▲トリオ・ザ・ルー大柴。

五つ星評価で【★★★悪くない】
まっこと悪くないのだが、俺の心にズケズケ踏み込んでくるほどには「ズーン」とは来なかった。
ルーは可愛い。宮崎駿の退屈な『崖の上のポニョ』よりはよっぽど好き。
ルーの父ちゃん設定はその宮崎駿の『パンダコパンダ』的ではあるが。
同級生の女の子の凄く地元から浮いてる感じ好き。
でも、あんな垢抜けた子いないだろ(ハブられそう)。
何でそんなにズーンと来ないのか自分でもよく分からないのだが、いろんな話が詰め込まれすぎててプロットが単純じゃないからかもしれん。あと、割と主人公の男の子に惹かれない。主人公の父ちゃんはあまりに大人に見えず、兄ちゃんかと思っていた。
終わる前に高い値段でも見ておくかと思って清水の舞台から飛び降りたら、賞取って凱旋公開が決まって全然清水の舞台から飛び降りる必要がなかった。


◆『夜は短し歩けよ乙女』トーホーシネマズ新宿9

▲テンガっぽい。

五つ星評価で【★★★実験精神が強いのは好み。星野源・男の童貞精神心象風景が恐怖っぽすぎる(のがいい)】
『夜明け告げるルーのうた』の湯浅政明監督の直前作。
先輩のダメダメなところにシンパシーを抱きながら、その先輩の心象風景の痛さに我が事のように恐怖を覚える。これも今一つ、その恐怖心象以外乗れなかったのは、おそらくヒロインの「黒髪の乙女」のキャラクターが好みではなかったからだろう。多分、彼女だけ実写の可愛子ちゃんだったらムチャクチャ好きな映画だったりしたかもしれない。元の小説の挿絵を描いた人には悪いが、個人的にはあの絵では抜けない(何が抜けないかは秘密)。


◆『夜空はいつでも最高密度の青色だった』ユーロスペース1

▲褒めちゃったな、池松。

五つ星評価で【★★★事件性がない映画はあまり好かない】
原作が「詩」と言うのは面白い取り組みだが、元が異形の短歌であるような寺山修司の『書を捨てよ町に出よう』の方が強く「詩」
っぽさを感じる。逆に消化不能な物としてはみ出ていないのだから、こちらの方が詩を上手く映画に取り込んでいるという意味では成功しているのかもしれない。でも「詩」の持つ「言葉による刺さる力」でもっと縦横無尽に刺さりまくられたかった気がする。その辺は弱い。
淡々と続く映画であるにもかかわらず、殊更つまらない訳でも退屈を誘う訳でもないのは、構築したキャラクターに血が通っているからだろう。
でも、石井裕也監督って熱くなりそうな題材をオフビートの笑えない系コメディーで処理しちゃう感じの人で、凄くつまんないとは思わないけど、殴られるような感じで「やられた」みたいなのは今回同様、今までもずっとない気がする。うんまあ、あんまり覚えてないや。
池松壮亮はこういう社会にくすぶってる人やらせると抜群。どの映画でもそんなに変わった事をやってる訳ではないけど、抜群のリアリティがその同じ演技を支える。いそうなんである、その辺に。染谷将太も同じような役をあちこちで演じているが、あれは熱くいつも毒づいているのが、とっても固有の人に見えてしまう。そして、その固有の強いイメージの人はそんなにそこいらにいそうにないから、あまり頻繁には見たくないのだ。池松壮亮が多弁でめんどうくさい奴という役で、同じ職場の松田龍平が普通の人役。通常のキャスティングだったら逆じゃないかと思うが、そこそこ世慣れしてる松田龍平もリアルにいそうな空気を醸し出しててよかった。
男の池松壮亮に対比される女の石橋静河。動いてると普通だけど写真写りが悪い。凄く失礼で根拠を明らかに出来ないのだけど「淀んだナマズ」っぽい顔をしている。


◆『オペレーション・メコン』新宿シネマート2

▲しまった。別れ話中のホモみたいだ。

五つ星評価で【★★★腐ってもダンテ・ラム】
「オペレーション・メコン」略して「オメコ」
言ったは言いが、全く拡散しなかったのも今となってはいい思い出です。
麻薬組織の摘発を狙う特殊部隊と麻薬組織の戦争映画。
ダンテ・ラムだから、またゾロゾロと登場人物いっぱい出てきます。
いつも通りです。
相変わらずサラっと凄いアクションや凄いアングルをかまされます。
でもまあ、そんなにビンビン来ないのは、
主役の二人にそんなに惹かれないからじゃないかな。
敵の麻薬組織が戦力として使うのはヤク中にされた子供で、
子供は警備施設とかそんなに警戒されずにすっと入り込めるのが
感覚的に分かるから、とっても怖い。

やってる事は凄いけど、「オメコ」ちょっと長いよ。


【銭】
『兄に愛されすぎて困ってます』:新宿ピカデリーの前回有料入場割引を使って1300円。
『夜明け告げるルーのうた』:一般正規入場料金1800円。
『夜は短し歩けよ乙女』:トーホーシネマズデーで1100円。
『夜空はいつでも最高密度の青色だった』:ユーロスペース会員割引1200円。
『オペレーション・メコン』新聞屋系招待券GET。ロハ。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
兄に愛されすぎて困ってます@ぴあ映画生活
夜明け告げるルーのうた@ぴあ映画生活
夜は短し歩けよ乙女@ぴあ映画生活
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ@ぴあ映画生活
オペレーション・メコン@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
兄に愛されすぎて困ってます@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
夜は短し歩けよ乙女@映画的・絵画的・音楽的
夜空はいつでも最高密度の青色だ@映画的・絵画的・音楽的
オペレーション・メコン@ここなつ映画レビュー
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