FC2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ハローグッバイ』をユーロスペース1で観て、なかなかええやん★★★★


▲左から萩原みのり、もたいまさこ、久保田紗友。

五つ星評価で【★★★★予告見が面白そうだったけど、実際見たらそれ以上だった。こういうギリギリに追い込まれた人たちが好きなんだよなあ、映画の中でなら】
同じクラスで互いを利用しあうような友達付き合いで一人を紛らわす「はづき」と、一見優等生だがメンタルがボロボロの「葵」が認知症の老婆の初恋を成就させようと反目しながら協力し合う。お互いがお互いの弱点を知り、それを抉りながら、決して抱きあうようなフレンドリーに落ちないのが「今」っぽい。「友達付き合い」はもう今では楽しい物ではなく、苦しい物なのだ。同じ友達グループの中でも常にマウンティングが行われ、いつ寝首を掻かれるか分からない。ここまで来たら一人で孤立している「葵」の方がいっそ清々しいのだが、彼女は彼女で病んでいる。もうみんなボロボロで目を離せない。これは極端な例だろうが、学校って本当はもう少し緩くて退屈な場所だろう。

「はづき」は萩原みのり。確か映画の『昼顔』で厨房の№2をやってた子。ちょっと土人っぽい顔立ちで永作博美に似てると思う。
「葵」は久保田紗友。とっても委員長っぽい感じ。
学生側には「はづき」とマウンティングを争ってる感の岡本夏美がいる。この子は『女流闘牌伝aki』の主役の子。美人だけど決して気を抜けない感じの女の子を好演してる。
老婆はもたいまさこ。認知症にしか見えない。手足の細さが演技以上に「老い」を感じさせる。

ゲスい日常から主役の二人が自分を見つめ直してちょっとだけ前進する映画。これは好きな映画。


【銭】
ユーロスペース会員割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ハローグッバイ@ぴあ映画生活
スポンサーサイト