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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『フェリシーと夢のトウシューズ』を丸の内TOEI②で観て、その倫理観はあり?★★


▲左がカミーユ、右がフェラチもとい、フェリシー
これで欲情したら真性だというガチにヤバい感じのプロポーション。

五つ星評価で【★★見せ場が色々あって楽しめるのだが、主人公のメンタリティーが嫌い】
映画冒頭は孤児院から脱走しようとするフェリシーが屋根の上を歩いているシーン。
少し、話が進んで孤児院の年長さんらしいフェリシーが幼馴染のヴィクターと一緒に洗いものの準備をしてる。

この二つのシーンで「フェリシーうざいな」と思ってしまった。
持ち前の楽観主義から、計画性が低く見通しが甘い。
ルールを自分に都合よく変え、リスクに対する危機意識が低い。
それはまあ、「子供だから」なのだけど、脱走したくなるほど辛い生活を送ってきたのなら、もう少し大人の振舞いが身に付いていてもいい。なんか自分に甘くて物(皿)を大切にしない、イヤな娘である。

自分が子供である事に甘えている。
そして、ヴィクターもフェリシーも簡単に嘘を付く。
孤児院で生きる為にそうしなくてはならないとでも言わんばかりに。
いや、嘘はいかんよ。孤児院で育とうがどこで育とうが。
フェリシーは名前を偽って学園に入り込むし、
その為の身元引受人になるオデットから与えられた仕事もかなりぞんざいだ。
幼さにだけ甘えてあまりに誠意がないキャラクターではないか。

バレエを教えるメラントゥ(男)とオデット(女)も技術に性格が付いたキャラで、彼等は技術を求めようとする者には優しい。
それを考えると、敵役のル・オー夫人は自らはバレエ技術は持たずに、自分の娘にバレエ技術を覚えさせるのだが、映画は彼女に厳しい。そこまで人非人として描く事もあるまいという描き方である。彼女は自分の娘がただ、自分の計画した夢を実現できればと考えてるだけで、それが分不相応の夢だとは私は思わない。
映画内でもっとも魅力を感じたキャラは孤児院の舎監である。彼なりに人の幸せを考えて行動してるのだ。

フェリシーの一番の魅力は前向きに努力をする事である。
でも、映画の中で、努力をしてきたであろう人(オデットとカミーユ)への扱いがひどく、単に努力するだけでは成功しないと思わざるを得ない。99%の努力と1%の天分(神様から与えられる啓示)。そもそもその天分を貰えないと成功できないのなら、それは何よりも凶悪な呪いであると言えよう。結論は面白いんだけど何かシコリが残る感じ


【銭】
東映の株主券を2800円で常設ダフ屋から購入。6枚券のうち東映配給作品以外なので2枚を使って鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
フェリシーと夢のトウシューズ@ぴあ映画生活
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