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『74歳のペリカンはパンを売る』『デンジャラス・ドックス』をユーロスペース1,2で観て、ふむ、おおおおおお★★,★★★

同日鑑賞、ドキュメンタリー2本。

◆『74歳のペリカンはパンを売る』ユーロスペース1

▲「これは何だ?」「パンだ!」

五つ星評価で【★★眠りそうな内容にも関わらず起きていられたけど饒舌ではない】
見た直後のツイッターの感想。

映してる物は変わらないし、言ってる事も少ないのに意外と場が持つ不思議な映画。

「ペリカン」ブランドのパン屋のドキュメンタリー。
このパン屋はロールパンと食パンしか作らないのだ。
基本、「褒め」だけで出来てる映画だが、そこはまあ構わない。
パンという単価の安い物に対するブランディング(ブランド化)と、
そのブランディングを守るための品質の安定はちゃんと伝わってくる。
そして美味そうである。

疑問なのはパンの製造工程の撮影で、延々とロールパンを型にする部分と、食パンを焼き型から取り出す部分の工程だけが何度も何度も映画に挿入される事だ。一応、一々別に撮影されている物みたいなのだが、パン工程はその二つしかないのだと言わんばかりに、そればかりが繰り返し挿入されるのは何でなんだろう? 製造工程の秘密遵守だろうか?


◆『デンジャラス・ドックス』ユーロスペース2

▲群れる恐怖。

五つ星評価で【★★★ちょっと見た事のない物が見れる】
こっちは短編ドキュメンタリー3本からなるオムニバス。
『男が帰ってきた』:レバノン発。結婚する為に国に帰ってきた男はヘロイン中毒。しごく当たり前に身体に刺さってプルンプルン揺れる注射器が実に非日常。
『渦』:日本の喧嘩祭り。映るおっちゃんの殺意秘めた顔やら紋々やら何気にヤバい感じがヒシヒシ伝わってくる。
『シット・アンド・ウォッチ』:ロンドン発。もう内容は毛ほども覚えてないが、音が凄い。石井聰亙の『半分人間 アインシュテルツェンデ・ノイバウテン』みたいと言えばみたいだ。もっとも爆音上映にふさわしいドキュメンタリー。と言うか、他に爆音上映と相性のいいドキュメンタリーなんてないわ(いや、『半分人間 アインシュテルツェンデ・ノイバウテン』がそれと言えばそれだ)。


【銭】
ユーロスペース会員割引で各1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
74歳のペリカンはパンを売る。@ぴあ映画生活
《デンジャラス・ドックス》@ぴあ映画生活
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プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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