FC2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『バリー・シール』『ミックス。』を109シネマズ木場1で観て、トムとガッキーは偉いよ

109シネマズ木場1でメンバーズデー(曜日)割で2回をまとめてレビュー

◆『バリー・シール』109シネマズ木場1

▲背景になってる奥さんの顔がちょっとデビルマン。

五つ星評価で【★★★★あらあらおもろいやん】
見る前は『広瀬すずのバリシースルー』という動画があったらそっちの方が見たいかもと言ってた程度にしか見る気がなかったんですが、見たら流石腐っても腐らなくても木乃伊になってもならなくてもトム・クルーズ、ちゃんと面白かった。予告編がミスリードさせようとしてるカタルシス一発の娯楽映画と言うより、あれよあれよと金持ちになってしまう小市民の文芸映画寄りです(見てて全然そんな意識はなくライトに見れてしまうのだけど)。

そう、今回のトムはミイラと戦う得体のしれない男とか、ミッションに挑む不死身のスパイとかと違って、そこそこ近くにいそうな役柄。チラシのコピー

「この男。天才パイロット、CIAエージェント、そして麻薬の密輸王。」

と言うのがなかなか優れた紹介コピーだ。
このバリー・シールという男が、何かとても気持ちのいいヤンキー野郎だった。これ、飛行機を転がす凄腕テクのタクシーの兄ちゃんみたいなキャラで、パイロットというエリート役なのに、とても目線が下からだ。凄いテクの持ち主なのも好感触。ちょっと抜けた感じのヤンキー兄さんがトムの笑顔で説得力マシマシ。役者は上手下手は別としてトム・クルーズ以外はみんな無名の方々(俺が知らんだけってのは却下。要はお茶の間が知らん人だらけってこと)、ネーム・バリユーでお金稼げそうなのはトム・クルーズと監督のダグ・リーマンくらい。トムはとてもいい座長芝居。トムが主役を演じる事自体がイヤミにならず、周りは全て脇に徹している。トム演じるバリー・シールがひょんな事から密輸に手を染め、儲かって儲かって逆に困るというのがおもろい。後半、その普通じゃない儲かり具合が首を締めだす不気味さもなかなかよい。


◆『ミックス。』109シネマズ木場1

▲俺だったら、もうちょっとこう強めに巻いてとか言いながら太ももの付け根の方に手を伸ばすぞ。

五つ星評価で【★★★つまんなくはないけど、やっぱ勿体ない映画】
ガッキーが死ぬほど可愛い(いや、死なないけど)。
それだけで元が取れる感じで映画としてはOKなのだけど、何かやっぱ色々勿体ないように思えるのは、あちこちピシッと締まっていればいい所がゆるゆるなのだ。パンツのゴム紐ゆるゆるみたいな何とも心落ち着かない状態。いや、ガッキーのパンツのゴム紐がゆるゆるで歯茎噛みしめてるところとかだったら見たいけど、そういう話ではないし、そういう話だったら個人的にはちょっと嬉しい。ガッキーのパンツ端っ子だけでも見たいしなあ(そういう話では全くない)。
役者は基本みんないいんだけど、ネームバリューのある人を出し過ぎて、各人のパートが均等に割ったらみんながみんな物足りなくなってしまった。そんな少ない出番の中でほとんど省略して背景を語らせた遠藤憲一・田中美佐子夫婦は抑制のあるいい出方。但し、遠藤憲一はこういうコメディー系の作品なら『援助交際撲滅運動』みたいな破壊的なキャラになってもらいたかった気もする。アクセル噴かせる役もブレーキ効かせる役もどっちもできるという事は分かるんだけど。
かなり中心的な役どころなのに、それでも出番感が少ない広末涼子は顔立ちがガッキーと全然違うのがいいアンサンブル。最後の気合い入れはすんげ気持ちいい。だからこそ逆にその後のママさん達とのどうでもいい挿話は邪魔臭く感じる。何でもかんでもフォローする事で八方うまく抑えたかったんだと思うのだけど。
真木よう子、蒼井優のワンポイント・リリーフ客演なんて何て美味しい。流石キャスティング先行のフジテレビが仕掛ける映画。盛大に派手でそこそこに面白くて、あちこちガタが来てるところは来てる。そんな意味ではとてもフジテレビらしい映画だった。
瑛太も今回は普通に男が惚れる系の男でよかった。それにしても「元プロボクサー」と言う経歴は基礎体力がある程度しか活かされないのね。大胆だけどそれはやっぱり勿体なくない? 元嫁と娘との話にしてもプロボクサーだったら当然、もっとキッチリ貧富の話があって然るべきじゃないだろうか。後、この瑛太とガッキーの間に無理に恋愛エピソード挿し込むのはほんま悪い意味でフジテレビテイストだなと思った。「恋愛エピなしに女子が楽しめますか」みたいな偏向方針があるのだと思う。いいじゃん友情ドラマでも。
敵の瀬戸君と永野芽郁はキラキラ輝く悪役という割と前代未聞な配役を好演。瀬戸君の今までそう生きてきたから本人に罪はないのだけど、どうしても王子様と女中みたいになってしまいがちなガッキーとの組み合わせアンバランスは妙に面白い。永野芽郁の獰猛な肉食っぷりを仲良しなようでおそらく制御できかねてる瀬戸君という位置づけも面白いし。
多分、年齢的には「永野芽郁 < 瀬戸君 < ガッキー」という流れだろうから、永野芽郁は瀬戸君にガッキーの事を絶対「あのおばはん」とか言ってるに違いない。永野芽郁のこの女の子剥き出しの悪役っぷり(『ピーチガール』もそうだったし)は凄いなあ。えーと、たまには普通のカワイコちゃんの役をやってもいいのよ、君は。
生瀬勝久なんてあのドラッグクィーン崩れが生瀬勝久とは気づかないよ。あー、何かこれもフジテレビっぽい。
やはりワンポイント・リリーフ出演の吉田鋼太郎の上下関係ネタはいらんだろ。リアル度が低すぎる(リアルに見せる為には背景が必要だが、この多すぎるキャスティング陣の中でそんな背景を描く余力はどこにもない)。
そして「斉藤さん」。素の斉藤さんが担ぎ出され、セリフを言わされて、その斉藤さんが演じた「あいつ」がいったいどんな奴だったのか、全く、人としてのリアルを感じなかった。えーと、うん、これもフジテレビらしいキャスティング。「斉藤さん」は嫌がるだろうが、この役だったら相方の「たかし」でもいいのではないか。
みたいに役者の話をするのは面白い。逆にドラマラインが弱いから役者の話が主体になってしまうのかもしれない。

卓球の話なのに、卓球よく分からない人に分かるように説明しないのは、素人に優しくない。
「卓球の話」ではない。「生き方の話」なのだ、とも言えるのかもしれないが、その生き方を語る闘いは卓球場で行われるのだから、ルールは分かってた方が楽しめる。技や攻撃の多彩さは説明されても分からないから省いたのかもしれないが、予選が1セットマッチ、決勝だけ5セットマッチ(なんだよね)みたいなのは言うべき。あれを言わないのは「省略」では済まされない「説明不足」である。
予告で使われていたガッキーの「やしゃしゃしゃしゃしゃ」は大したカットじゃなかった。いらんと思う。
ガッキーのクリスマスのコスプレ。女を連れ込んだとかではなく、瀬戸君はあれをマジマジと見てガッキーを振るのが正解な気がする。

▲つるつるの床に映るガッキーの可愛い膝っこぞう。床になりたい。


【銭】
『バリー・シール』:109シネマズメンバー割引曜日で1300円。
『ミックス。』:109シネマズメンバー割引曜日で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
バリー・シール/アメリカをはめた男@ぴあ映画生活
ミックス。@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
バリー・シール/アメリカをはめた男@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
バリー・シール/アメリカをはめた男@ノルウェー暮らし・イン・原宿
バリー・シール/アメリカをはめた男@だらだら無気力ブログ
バリー・シール/アメリカをはめた男@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ミックス。@映画的・絵画的・音楽的
ミックス。@だらだら無気力ブログ
ミックス。@beatitude
ミックス。@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
スポンサーサイト