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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ジグソウ:ソウ・レガシー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』『ご注文はうさぎですか??』『はいからさんが通る 前編』『ラストレシピ』『女神の見えざる手』『ブレイブストーム』『猿の惑星 聖戦記』

東宝シネマズメンバーサービス週間(2017年11月11日~17日)鑑賞8本をまとめてレビュー

◆『ジグソウ:ソウ・レガシー』トーホーシネマズ日本橋6

▲ローガンっぽい。

五つ星評価で【★★ごくごく単純に殺人マシーンとかは好き】
上手い事、観客をだまくらかして、最終的には「ああ、そこがそうなんね(期せずして親父ギャグになった)」と納得させられる作りにはなってるが、まあ、それはジグソウのおっちゃんが偉大だった事の反証でしかない。事件側と捜査側が交互に描かれている作りなのだが、最終的に全部見終わって思い返すと捜査側の話のウェイトの小ささにビックリしてしまう。星が二つなのはそのバランスの悪さが好きじゃないから。


◆『マイティ・ソー バトルロイヤル』トーホーシネマズ日劇3

▲「孫の手よ」

五つ星評価で【★★★★単純におもろいやん】
ジェフ・ゴールドブラム演じるグランドマスターの闘技場しかないような世界がとてもバカでよい。これ日本って国が両国国技館とスラムしかないみたいな設定だからちょっと痺れる。グランドマスターに大奥の首切り女官みたいなのと変なチョンマゲ付けたモデル美女しか部下らしい部下がいないのも何か凄くバカっぽくて好き。そんな中、何で目覚めたのか思いだせない死の女神ヘラとソー&ロキが壮大な兄弟ゲンカをする。アスガルドは国じゃない。本質が民である本身のアスガルドが兄弟ゲンカで故郷を追われてしまうのはちょっとどうなの。まあ、もともとロキが国の統治の大事な一翼を担うような位置にいる事自体で、アスガルドの住民は国ってそんなにしっかりした物ではないという認識を持っているのかもしれないけど。
シーンとして燃えたのはデストとトロイの活躍。あのクズが活躍の場を浚うのはいいなあ。
あとデビッド・バナー博士のベチャも好き。やるとは思ったけど。
ハルク髪が短くなって、より頭が悪そうな外観になったと思う。
ソー髪が短くない方がソーらしいのだが、話の流れであーならしょうがないか。あんな事されたら雷神ソー怒りで世界を滅ぼす電撃とか出すんでないの? ムジョルニアなーむー。この映画の中で復活しないとは思わなかった。
ヴァルキリーは同じ意味なら「ワルキューレ」という名前の方がしっくり来るんだけど、それ言ったら「ソー」だって「トール」だろうし。「ロキ」は「ロキ」のままだな。
邦題の「バトルロイヤル」も絶妙のチンケ感があって妙に作品に馴染んでていいと思う。「ラグナロワ」でもいいんだけど、個人的には「バトルロイヤル」の方が好き。


◆『ご注文はうさぎですか??』トーホーシネマズ上野3

▲ぷにぷにっぽい。

五つ星評価で【★★一見さんじゃきよう分からん】
女の子だらけのゆる~いマンガの映画化。
こういうのは撲滅されんな。仲良しが未来永劫継続されるこの世界観が、現実の虐めに会わないようにコミュニティを作るような現実と正逆であるが、おそらくこの作品は女の子の逃げ場所としてのアニメではなく、男の子(おっさん)のファンタジーの逃げ場所だから現実と噛みあわさる部分が全くなくていいのだろう。
俺もおっさんだけど、客もみんなおっさんなのが「可愛い」に耽溺しようとする様はちょっとキモい。男性と女性で言うなら、女性の方がずっと合理的な生き物だから、こんな程度のあやふやなアニメにはお金を払わないのだろう。


◆『はいからさんが通る 前編』トーホーシネマズ上野8

▲もう少し原作寄りの絵にしてほしかったな。

五つ星評価で【★★★ダイジェスト感高し】
割りかし丁寧な仕事で原作のストーリーを漏らさぬよう微細繊細に取り組んでいる。だが、いかんせん原作が長くて、一つ一つのエピソードをゆっくり回遊できない為、ダイジェスト感が強く出てしまった。原作やTVアニメにあった(実写劇場版にはなかった)ゆったりした話の中での「遊び」を割愛せずには作りえなかった長さが残念。まあ、でも、次も見たいよ。


◆『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』トーホーシネマズ日本橋2

▲「大日本帝国食菜全席」最後のメニューは「娘の活け造り」です。

五つ星評価で【★★★なかなかいい話だけど、〆がダラダラ長い】
二宮くんが主役になってるが、彼はストーリーテラー狂言回し的な役で話の実態は西島秀俊が請け負う。この過去パートの料理人と軍との諍いが実に「そんな事あるだろうな」というリアリティーに満ちている。理想的であろうとする西島秀俊と料理は道具でしかない(美食で笑顔を見せない)竹野内豊の対比がなかなか良い。本来、竹野内豊的にぶれてもおかしくない西島秀俊を形作る良心が宮崎あおいであって、、、、まあ、宮崎あおいに演じてもらえるならそれだけで大丈夫という安定感がある。ラスト、話の全貌が見えてからが何故かチンタラ長い。
まあ、しかし、食い物が満漢全席のように縁遠いので、これ見てもそんなに強い食欲は沸かないというのが逆の意味で面白い所かもしれない。かと言って綾野剛の作るチャーハンがその対をなしているにもかかわらず、そんなに上手そうに見えないのも不思議。単に俺が鈍いのか。しまった。露見した。


◆『女神の見えざる手』トーホーシネマズシャンテ1

▲インテリ猿と売女みたいな組み合わせ。

五つ星評価で【★★★★単純におもろい】
凄く定石的な作りなのだけど、それでもこのひっくり返す快感は楽しい。
しかし、あの、違法でも何でも提示した者が勝ちというやり方は、闘争の方法としては正しいが、それやるなら誰でもどうでも勝てそうなのだから映画自体を否定しているようでもある。
男娼を金で買う主人公が出てきて、観客がそれを認めてしまえるってのは凄い進歩だな。その進歩がいい進歩かどうかは別にして。

◆『ブレイブストーム』トーホーシネマズ上野5

▲映画内よりかっけー(それじゃあかんやろ)。

五つ星評価で【★★★★真面目にオマージュしてる者を笑うべからず】
『シルバー仮面』『レッドバロン』という昭和特撮リビルド映画。
『シルバー仮面』をベースに巨大ロボットのレッドバロンが借りられて作られている。
低予算はバレバレだが、思った以上にちゃんと作られている。
そう、こういう絵になったSF大バトルみたいなのが見たかったのだ。

チグリス星人、キルギス星人の造形は昔の方が好き。
シルバー仮面も出だし土方スーツみたいでやけにかっこ悪い。
キルギス星人の最後の憎まれ口はセブンっぽい皮肉でよかった。
あと、短いセリフでSF状況とかをちゃんと説明してて違和感ないのは上手い。

壇蜜さんステキです。


◆『猿の惑星 聖戦記』トーホーシネマズ日劇1

▲かーいーやんけ。

五つ星評価で【★★★★ごくごく普通に大したもんです】
猿のリーダー、シーザーが個人的な理由でする旅が、実に人間的。
一作目二作目のような公的な理由での戦いではなく、私的な怨恨なのである。
つまり、猿はここで人間に追い付いたのだ。
それに対応するように人間側でも事件が起こる。
退化が始まり出す。そして、その退化を退けるために行っていた
「大佐」の処置が、最後の最後、大佐自身の身体で判明してしまう皮肉。

猿は最後、大佐に囚われていた仲間を開放し、約束の土地へと戻る。
人語と手話を操る猿シーザー、人語を喋らず手話で意思の疎通を図る猿、人語で喋り手話は分からない猿、人語も手話も分からないが、発声器官をやられたためか手話を少しずつ覚え出そうとする人間というメンツによる。この言葉を巡る対立軸がバベルの塔を崩壊させた神々が操作した罰のようで面白い。但し、最後には四者に諍いはない。

「そして、猿の惑星になる。」

と言うのが最初のポスター図案のコピーなのだが、
少女ノヴァの介入により、人が猿の一種族のような形で群れに溶け込めるなら、旧『猿の惑星』とは似て非なる未来が待っているのかもしれない。「ノヴァ」は「新星」の意味だが、単に「新しい」という意味も持つ。未来の鍵は「ノヴァ」にあるのかもしれない。もう、かーいーし、ほんま

「ドンキー(驢馬)」と仇名される人間の下で下働きをするゴリラが、最後の最後で高所から低所にいる人間に物を投げおろして初の抵抗をする。彼のその姿はあたかも「ドンキーコング」のようであった。分かりづらいわい。


【銭】
キャンペーン期間中に付き全て一興行1100円。いや、『ご注文はうさぎですか??』だけ1300円均一料金で割引対象外だった。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ジグソウ:ソウ・レガシー@ぴあ映画生活
マイティ・ソー バトルロイヤル@ぴあ映画生活
ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~@ぴあ映画生活
劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~@ぴあ映画生活
ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~@ぴあ映画生活
女神の見えざる手@ぴあ映画生活
BRAVE STORM ブレイブストーム@ぴあ映画生活
猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ジグソウ:ソウ・レガシー@だらだら無気力ブログ
ジグソウ:ソウ・レガシー@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
マイティ・ソー バトルロイヤル@タケヤと愉快な仲間達
マイティ・ソー バトルロイヤル@徒然なるままに
マイティ・ソー バトルロイヤル@SGA屋物語紹介所
マイティ・ソー バトルロイヤル@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
女神の見えざる手@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
BRAVE STORM ブレイブストーム@だらだら無気力ブログ
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