10本くらいまとめて駆け足レビュー。
◆『オレの獲物はビンラディン』シネマート新宿1
▲ケージ様。
五つ星評価で【★★いつもと違うニコラス・ケイジ】
ニコラス・ケイジが愛国心故に他国でビンラデイン誘拐に精を出す実在のオヤジを演じる。ニコラス・ケイジがいつもと違うな~と思って見てた。そうか、この映画のニコラス・ケイジからは割とどんな映画からでも感じる彼自身の隠しきれない知性が感じられないんだ。映画自体はそんなに面白くないけど、ケイジはなかなかいい役者である事を変に再発見。
◆『トリノコシティ』シネマート新宿1
▲この無機質なデザイン感覚はいいが、有機質な人間が割と邪魔と言えば邪魔。
五つ星評価で【★★ビジュアルの必然性が薄い】
元は人気ボカロ曲だそうで、かかる曲とOPに展開する静止画との組み合わせはクールで良い。
曲を元にした物語はファンタジックな寓話だが、ギミックの転送マシン、弔屋(とむらいや)と名乗る謎の男、少女の諦念とその反発などが曲と強いリンクを感じさせるほど、しっくり来ていない。題名は
『トリノコシティ』だが、気を抜くと
『トリコノシティ』と何故か間違える。
◆『セントラル・インテリジェンス』新宿武蔵野館2
▲男同士で赤ちゃんプレイ中。
五つ星評価で【★★★つまらなくはないが不安要素がある】
高校時代にハイスクール・キングだった男とデブのいじめられっ子だった男が、中年になって再会。いじめられっ子はCIAのムキムキ・エージェント(ロック様)になっていた。今は冴えない会計士になったハイスクール・キングはCIAの諜報戦争に巻き込まれる。アクション・コメディー。誰を信じていいのかいけないのか二転三転するのはお約束だが、最後までロック様が好人物ではあるが、本当に彼を信じて盤石なのかと言う安心感を持たせてくれずに胡散臭いのが、上手いけどちょっとイヤな点でもある。ロック様は映画終わった直後の次のカットで、いきなり笑いだして身近な人間全員を虐殺してしまいそうな信頼のなさを持っている。そういうの払拭して終わるのが正しいと思うのだけど。
◆『シンクロナイズドモンスター』ヒューマントラストシネマ渋谷3
▲右半身だけ「なーんちゃって」アン・ハサウェイ。
五つ星評価で【★★★アン・ハサウェイ最高】
アン・ハサウェイと韓国の怪獣とがシンクロ。そこに現われた二体目の怪獣。奴の正体は……。へえ~と思った中々のアイデア。アン・ハサウェイはプラダを着こなしても、アル中になっても、怪獣とシンクロしても、アン・ハサウェイであるだけで魅力的で目を離せないことが証明された。アン・ハサウェイである事がアン・ハサウェイの長所なのである。顔立ちがハッキリしててマンガっぽいから、又、こーゆー役に合うのかもしれん。しかし、イライラするからキッチリ系の元彼のエピソードとか全部いらんのじゃないか?
◆『ギフテッド』トーホーシネマズシャンテ1
▲腕の華奢さとかがヤバい。
五つ星評価で【★★★マッケナ・グレイスちゃん可愛すぎ】
マッケナ・グレイスちゃんの腕の細さとかが本当に子供でヤバイ。あの身体に欲情したら本物だ。身体はともかくとして顔立ちが満島ひかりに似てる。あの顔だちは整いすぎてて感情表現が嘘に見えない。
しかし、大人より頭のいい子供と生活するのは大変そうだ。子供に引っ掻き回されない為には大人側も頭が良くなくてはならない。その点、この映画でのクリス・エヴァンスはベーシックに頭が良いことが分かる好演だった。
あと、聖悠紀の
『こんぴゅうたあちゃん』にちょっと似てると思った。「こんぴゅうたあちゃん」は少女マンガなので、恋愛要素と差別が絡んでくるのだけど。
◆『KUBO クボ 二本の弦の秘密』新宿バルト9-3五つ星評価で【★★★何故か溺れるほどには惹かれない】
周りが盛り上がっちゃってるからか、いい出来だとは思うがそんなにのめり込んで好きな感じではない。筋を追うだけでいっぱいいっぱいになって心が動かなくなる事もあるので、もう一回見たら絶賛派に鞍替えするかもしれない。
しかし、クワガタは全身タイツみたいで格好悪いだろう。猿はしっかりニホンザルで好き。
◆『真白の恋』UPLINK FACTORY
▲真白(主人公)。
五つ星評価で【★★★誠実な映画】
知的障害者の初恋をファンタジーにせず、リアルに向きあって撮った。
◆『アトミック・ブロンド』ユナイテッドシネマ豊洲3
▲ザ・アクション野球拳。
五つ星評価で【★★話がダメでセロンはよし】
裏の裏の裏の裏みたいなのが延々続いて何が表かさっぱり分からん。セロン無双と懐メロはよし。
見せ場のゴツゴツした近接戦闘はちゃんと仕上がっているが、セロン側の受けも多い。あんな戦い方をしていたら、パンチ・ドランカーになるだろう。いつも通り変な役に積極的なブテナちゃんは今回はレズ役。
◆『ドリーム』:トーホーシネマズ日本橋5
▲「ドリーム・キャサリンという名前でエグザイルの妹分に……」「いやです」
五つ星評価で【★★★★文句なし】
映画その物は文句なしに面白い。文句なしに面白すぎて褒める言葉も見つからない。まあ、ちゃんとしてるという事です。問題になった邦題「私たちのアポロ計画」は間違いではないが、かと言って、ど真ん中でもない。これでも通る外角ギリギリという所だから、元の題の方がいいというのも言いすぎだと思う。今の邦題『ドリーム』が何のガイドにもなってない題だとしても。
いっそ邦題は
『ケビン・コスナーの部長はつらいよ』が良かったかも(良くないわい!)。
【銭】『オレの獲物はビンラディン』:新聞屋系招待券
『トリノコシティ』:新聞屋系招待券
『セントラル・インテリジェンス』:懸賞当たり招待券
『シンクロナイズドモンスター』:曜日割引+テアトル会員割引で1000円。
『ギフテッド』:会員割引サービス料金
『KUBO クボ 二本の弦の秘密』:映画の日料金1000円。
『真白の恋』:UPLINK水曜1000円均一。
『アトミック・ブロンド』:ユナイテッドシネマ豊洲会員サービス1300円。
『ドリーム』:トーホーシネマズデー1100円
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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オレの獲物はビンラディン@ぴあ映画生活・
トリノコシティ@ぴあ映画生活・
セントラル・インテリジェンス@ぴあ映画生活・
シンクロナイズドモンスター@ぴあ映画生活・
gifted/ギフテッド@ぴあ映画生活・
KUBO/クボ 二本の弦の秘密@ぴあ映画生活・
真白の恋@ぴあ映画生活・
アトミック・ブロンド@ぴあ映画生活・
ドリーム@ぴあ映画生活▼他のブログにTB付ける余裕がないわ。
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『ドーベルマン刑事』作者の自伝マンガ。
ツイッターで推してる人がいるので買ったのだが、
基本的に言い訳っぽいのが苦手で2巻を買えないでいる。
おそらくまだ外道マンにはなってない筈。
ブックオフ安売りで購入。
可愛子ちゃんJKが主人公で、ちょくちょくエロい目に会ったりもするのに何か今一つこのJKに惹かれない。
事細かに心理描写がなされ、その追い込まれ感がギャグになってるのだが、その心理描写が全くもって「野郎」然としているからだろうか。こんな爺さんの年になっても(当年52)まだまだ女子には女子足りえてほしいというのか、俺。気持ち悪いな、俺。
この人、絵は上手いが、デッサン力とか解剖学的に正しすぎて、可愛くないな。夢がない。夢がないとダメなんてJKかよ、俺。
あ、でも、カラーページでもないのに主人公のパンツが必ずガラ付きパンツというのは夢がなくないか。いや、今時、白パンツっていないのか。統計取れないし、盗撮もしないからよう分からん。いや、それ以前にカラーページならガラパンでいいんか、俺。ちょっと社会性あったりするのかなかったりするのか、どっちでもいいだろ俺。
ギンレイホールで観た映画の感想がたまりすぎたからバッタバッタ裁いてく。
◆『おとなの事情』
▲イタ公の皆様方。分かりづらいよ、野郎はともかく女子もいるし。
五つ星評価で【★★★ようでけとる】
スマホ、メールの内容を「秘密なんて何もない間柄だからみんな公開しようぜヘヘイヘイ」という設定だけで通してしまう脚本の力量が試されて、その力試しに勝利した一本。約4組のカップルであるが、みなイタリア人で初めて見る顔だから分かりづらいのはしょうがないだろう。本音を言わせて貰えるなら、整理してもう一組くらい減らしてくれたら嬉しかった。秘密は暴かれた人が傷付くだけでなく、暴かれた人の関係者が傷付いたりもする。だから、そんな簡単にオープンにしてはいけない。
◆『午後八時の訪問者』
▲私服で診察、美人女医。どうせなら露出度の高い私服で密着して診察を受けたい。
五つ星評価で【★★鬱い】
鬱い件。
こんな暗い題材で、サンバを踊るような明るい映画は作れないだろうが、申し訳ないが私はあまり映画を見て疲れたくはないのだ。とりあえず医者の服装が日本だと制服一本槍だが、おフランスでは業務に支障がないなら(当然ない)、かなり自由と言う事が分かった。
◆『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
▲元かみさんの下腹部をじっと見つめるケイシー(違うやろ)。
五つ星評価で【★★決して嫌いではないのだが積極的に好きではない】
過去の凄惨な事故の記憶から人生を踏み外した主人公が、甥の後見人となった事から人生を歩み直す、、、、、、、ではなく、やはりその凄惨な事件を乗り越えられないという映画。リアルだとは思うが、こういうネガティブな決意で終わる映画と言うのは珍しい。普通はやっぱり明るい正しい世界に戻っていくし、周りもそれを歓迎するというのが脚本の黄金律だろう。だからこそ、戻れなかった全ての人々の守護天使となるような優しい作品。ケイシー・アフレックのいつだって泣きそうな瞳がいい。甥役のルーカス・ヘッジズはちょっと竹内涼真似。
◆『ライオン』
▲ルーニー・マーラーとインドイケメン。
五つ星評価で【★★インドイケメン】
インドで迷子になり、国際的な養子システムでオーストラリアに渡り、25年経ってから生家をGoogle Earthで探し出す映画。まあ、こういう事もあるんだろうとは思うんだけど、育ての親に悪いから産みの親を探す手立ては見つけたけど探してもいいのかノイローゼになるという主人公の葛藤は分かりづらい。オーストラリアで成人になった彼はムチャクチャ・イケメンのデヴ・パテルが演じて、ルーニー・マーラーちゃんと恋愛モードになったりするのだが、ベースが実話なのでエンドロール本人の顔写真が映ったりすると、とても生活程度の低い感じに見えるブサメンのインド人が映ったので、ああ、やはり真実は知らん方がいい事もある、と実感させられた。
◆『怪物はささやく』
▲窓の外にザクが来たみたいな画像だな。
五つ星評価で【★★★怪物の造形が素晴らしい】
怪物の造形が素晴らしい。宛て声はリアム・ニーソンらしい。娘を誘拐したらあの怪物が迫って来たらやだな。
少年はサバンナ高橋似。
良くも悪くも一発アイデアの映画だが、にしては長さがちょっと長い。
◆『美女と野獣(字幕版)』
▲油絵みたいなエマ・ワトソン。
五つ星評価で【★★★★吹替版より演技が自然】
エマ・ワトソン美しや。でも、近くで観ると顎が長いかもしれん。
やっぱガストンの扇動の歌が一番好きだ。
ポット夫人とチップの会話が何気に下ネタっぽい。
ポット夫人「大きくなったら分かるわよ」
チップ「ボクもう大きいよ」
美女の名前は「ベル」、野獣の名前は「不明」。
野獣の危機に駆けつけて大心配のベルが固有名詞がないから名前で呼べない。
さりとて野獣に「Beast!」と叫ぶのもその時点でのニュアンスが違うので呼びかけられなかった。
日本語だったら「野獣さん」で済むんだけどな。
【銭】ギンレイホール、会員証で入場。
『おとなの事情』&『午後8時の訪問者』で一番組。
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』&『ライオン』で一番組。
『美女と野獣』&『怪物はささやく』で一番組。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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おとなの事情@ぴあ映画生活・
午後8時の訪問者@ぴあ映画生活・
マンチェスター・バイ・ザ・シー@ぴあ映画生活・
LION/ライオン ~25年目のただいま~@ぴあ映画生活・
美女と野獣@ぴあ映画生活・
怪物はささやく@ぴあ映画生活▼ちょっと本数増えてきたから初期TBとコメントは今回付けない。付けてるといつまでもUPできない。
▼関連記事。
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美女と野獣(吹替版)@死屍累々映画日記・第二章
特集「私をバブルに連れてって《バブリー映画特集》」から2プログラム。
◆『君は僕をスキになる』五つ星評価で【★★★★★斉藤由貴がもう】
1989年の公開以来、約30年ぶりの2回目。
もちろん初回も凄く面白く見たけど、今回2回目の方が斉藤由貴と山田邦子の「ダメ感(=負け組女子感)」が「バブル時代」と相乗効果を出して、より染みた感じがする。まあ、勝ち組女子も今の目線で見ると暴力的でガヤガヤ騒いでる外野だからオシャレには見えないんですけどね。
もう斉藤由貴が可愛くって、ドラえもんに似てるのに可愛いって凄い。
山田邦子がセックスはしたくないんだけど憎めないいい奴で、男前。
加藤雅也のフェロモンはイタリアンのように濃密。
大江千里はカントリーっぽい。トヨエツはチョイ役だ。
一応、恋の成就でハッピーエンドになってるけど、どっちのカップルともあまり幸せになれない気かする。
◆『就職戦線異状なし』五つ星評価で【★★★仙道敦子がもう】
こっちは公開時(1991年)に見逃して初見。
同じく30年近く経っているのに織田裕二の変わらなさ加減には凄いものがある。
当時からチャランポランな役だったのだが、今は年を取ってテクを磨いたのに性根がチャランポランな奴みたいな方向にシフトしている。うん、まあ、そうだ。あまり変わらない。織田裕二の演じる役柄はどいつも同じ人格なのだな。あのCMの犬でさえ。
織田裕二と火花を散らす人事部社員、本田博太郎も変わってないように見えるが、それは当時から今まで一貫して同じ演技をしているからであって肉体は流石に変わっている。本田博太郎の性根がやーらしい演技はこの当時から絶品だ。
そうそう仙道敦子がかーいーんである。この物語の中では学生5人企業2人がメインキャストだが、仙道敦子だけがバブルに踊らされてる感がない。この仙道敦子を切り取って今のドラマにはめ込んでもそんなに違和感がない。隠れた高級品みたいで実にいい。
学生は後、的場浩司、坂上忍、羽田美智子。的場浩司はヤクザ役者になり、坂上忍は司会業が好調で、羽田美智子はお母さん役者になった。それぞれ若いのう。羽田美智子なんて、よく、芸能界を生き残っているよ。会社側は織田裕二と仲が良くなる和久井映見。和久井さん目を見張るバブリーっぷりです。そういうシーンはないけどジュリ扇振っててもそんなにおかしくない役。あー畜生エロいシーンも欲しかった。
【銭】どちらも一般入場料金1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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君は僕をスキになる@ぴあ映画生活・
就職戦線異状なし@ぴあ映画生活
アニメ10本まとめてレビュー。
◆『レゴニンジャゴー・ザ・ムービー』109シネマズ木場7,ヒューマントラスト渋谷3
▲ピザ配達野郎。
五つ星評価で【★★★実際大した映画です】
初回寝た。
仕事帰りで頭疲労してて、飯抜きで、レゴブロックのみの画面なので絵は単調な割に情報量多い「寝てください」と言わんばかり。まあ、最終的には俺が悪いんです、ごめんなさい。
幾つかサプライズが仕込んであって、あのスターの出演は知らなかったから驚いた。あの怪獣も!(^^)!。2回とも吹替で観たが、出川の起用はありだと思う。全体を壊してないし、下手でもないし。映画の帰り道、親子が「出川、全部分からなかった」とか会話しながら帰っているのもいい空気だった。
悪の組織のナンバー1が若いとは言え再就職するとピザの配達人というのが悲しい(異様にリアルなんだけど)。
◆『弱虫ペダルRe:GENERATION』トーホーシネマズ日本橋3
▲もっとも本編と関係の薄い画像を選んでしまった。
五つ星評価で【★★★予想以上に健闘。】
短編形態ではない通常の編集版二作目があまりいい出来ではなかったので心配してたのだけど、そこそこ健闘してたのでちょっとホッとした。ただ、この作品ならではの弱点(例えば競り合いでの勝敗に明確な理由が乏しく頑張り勝ちの傾向が強い事)もあり、ちょっと油断を許さないと言ったところ。シーズン毎の総集編アニメなのだが、今回のシーズンでは3年が卒業し新たなメンバーで戦いに挑まなければならなくなった総北チームを描く。が、総北も箱根も特徴強い輪郭が標準じゃないキャラが外れていってしまったのでマンガ的にはなんか薄まってしまったのが痛い。それが故にブサイクくんも減ったから女子読者的にはいいのかもしれない(そら邪推か)。総北新キャプテンの「平均的」である事に対する痛みとかは真に迫ってて良い。しかし、これ、話途中で終わってる感甚だしい。シーズン単位に編集映画を作っているから、シーズンその物がそういう(レース途中の)シーズンと言う事なんだろうけど。
◆『Fate stay night』トーホーシネマズ日本橋7
▲素敵よお、ニーソ姉さん。
五つ星評価で【★★よう分からん】
ゲームのアニメ化だと思うのだが、一つ前の劇場アニメ「Fate」との関連性や違いなどがどうもよう分からん。同じキャラを使いながら設定が異なる別世界物なのだろうか? 本作自身だけの話に限定すると、謎が謎のままで終わりすぎている。逆にゲームなどの設定を事前に知っていないと成立しない物語という事かもしれない。梶浦由紀の音楽とサーバント同士の戦いをピンポイントで見る分には楽しいのだけど映画全体としてはテンポが悪い。ヒロインのカマトトい間桐桜より生徒会長の無駄にエロいニーソが好きだったような気がする。いや、もう、あんま覚えてない。何にせよまだあと2本続くらしいので、その結果次第ではないかと言う感じ(既に覚えてないのに)。
◆『劇場版Free! Timeless Medley約束』『劇場版Free!特別版 Take Your Marks』新宿ピカデリー3,3
▲何となく性的な匂いが漂ってくる3人。
五つ星評価で【★★★,★★「約束」は話として独立しているので分かりやすい。「TYM」はやはり元になっているTVシリーズを見ているファンに向けてのファン・サービス映画だろうから、私自身はそれほど楽しめなかった】
「約束」についてはツイッターでこう呟いてる。
おぼこく青い。遥が一人飛び抜けてウジウジ悩んでる感じの「絆」より今回の方が好きだな 岩鳶高校の事を語る事は主人公の七瀬遥を語る事になるから話の導線は遥に集中してしまうのはやむをえまい。鮫柄学園を描く事は松岡凛と山崎宗介二人の関係性を描きながらチーム全体を描くような話し方になるので、こちらの方がベースをあまり知らない人間にとっては自然に受け入れやすいのかもしれない。
メンツの中では基本、底が見えないバカタイプの御子柴は鬱陶しい。そして、男子に対してケツの穴オープンで誘っているようにしか見えない葉月渚と似鳥愛一郎は同じ男子として苦手。「絵」だからありだけど、ああいう男の子が目をキラキラさせているのは一介の日本男児として異常に気持ち悪い。あれ、「可愛らしさ」を剥ぎ取ってしまえば「スネ夫」だから。「スネ夫」でなく「しずかちゃん」であると言うなら、そもそも性別が違うのだ。女の子が必死に男の子の振りして男子水泳部で練習しているという設定なら、男子目線で男子はバカだから激萌えするけど、それははっきり言って単なるエロマンガ設定だな。

四篇の短編からなる「tym」はファンに向けてのファン・ムービーだから、特に感じる事は何もなかった。まあ、劇場でやっとこさ記念撮影出来た事が今となってはいい思い出と言う事くらいか。どっちの回もそうだったけど、当たり前だが女子だらけだった。
◆『モアナと伝説の海』トーホーシネマズ日本橋5
▲伝説の少女だから観月ありさに似てるのか?
五つ星評価で【★★お気に召さなかった】
もう、ほぼほぼ覚えてない。
その時のツイッターさんに呟いてもらおう。
俺モアナはちょっとダメだな。モアナの自由意思を信じられないし、マウイというキャラが嫌い。怪獣物みたいな表現は好きなんだけど。以上。
PS マウイのいじめっ子みたいな顔立ちとモアナの厚化粧っぽく見える
観月ありさが水商売で暮らしています、みたいな顔立ちも嫌い。
◆『映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険』トーホーシネマズ日本橋4
▲とてもエロイアングルなんだけどカメラの配置が違う。
五つ星評価で【★★★悪くはないけど、良すぎない】
これももう、ほぼほぼ覚えてない。
やはり、その時のツイッターさんにご登場願おう。
ドラ普通に面白かった。うわ、何も言ってない同然だよ。
確か、パオパオと防御服のジャングル黒兵衛仕様にはガッツだった感じ。
ここのところずっとそうだった「敵は悪い大人」のフォーマットは使わず、敵は「暴走してしまったテクノロジー」の線を持ってきた。実はこれはバイキンマンを完全な悪役に設定できない
『それいけアンパンマン』の劇場版などでよく使われる手である。敵は「暴走してしまったテクノロジー」。何だか宮崎駿的だなあと思いながら見ていた
◆『メアリと魔女の花』トーホーシネマズスカラ座五つ星評価で【★★★ジブリ義体アニメ。まあ、いいじゃん】
メアリ見てたんだけど、色々あちこちからかき集めた感は強いけど、これは好き。「夜間飛行」って名前は香しくってステキ。
技術が暴走する話だが、暴走を抑制する努力が何一つ成されていないのはどうした事か? 全てOKと言う訳ではないが杉崎花の声はグッと来る声。
◆『曇天に笑う外伝 決別、犲の誓い』新宿ピカデリー4
▲なんかチャラチャラしたコスだなあ、と思うのは私だけ?
ジャンプ十週打ち切り最終回の「これからも頑張るぜ!」みたい。
五つ星評価で【★★★★これは良い。】
俺、一見さんなんだけど、しっかり正伝の話の良さが伝わってくる。外伝だけでもちゃんと見せ場がある。こういうの見ちゃうと予告で明らかに熱量の足りない実写版は果てしなく不安。正伝あっての外伝だし、明らかに正伝なしには分からない部分などもあるのだが、それはそれで知らない者には「想像にお任せします」と客にゆだねる心意気が尊い。おそらく「手を抜いている」というレベルではなく、正伝の事を語るには正伝の容量が必要なのだ。主人公、曇天火(くもり てんか)の「笑う」という表情の持つ意味がこの外伝を見てるだけでも凄く深い事が分かるのだが、実写・本広克行監督版の予告編を見てると、それ(笑い)は果てしなく軽く薄そうに見えて不安になる。衣装が原作に準拠したカッチリした作りであるけど、作り込みすぎて現実の明治時代にそんなん着てる奴はおらんだろ的なコスプレ臭が半端ないのも怖い。
◆『刀剣乱舞 花丸』:トーホーシネマズ渋谷2
▲こんなん登場人物いっぱいおって一見さんに分かってたまるか!
五つ星評価で【★★一見さん完全お断り】
・・・というファン・ムービーでした。
【銭】『レゴニンジャゴー・ザ・ムービー(1回目)』:109シネマズメンバーポイント6ポイントを使用して無料入場。
『レゴニンジャゴー・ザ・ムービー(2回目)』:テアトル系会員割引で1300円。
『弱虫ペダルRe:GENERATION』:トーホーシネマズデーに鑑賞1100円。
『Fate stay night』:トーホーシネマズデーに鑑賞1100円。
『劇場版Free! Timeless Medley約束』:松竹の前回有料鑑賞クーポン+ネット割引を使用して1200円。
『劇場版Free!特別版 Take Your Marks』:松竹の前回有料鑑賞クーポン+ネット割引を使用して1200円。
『モアナと伝説の海』:トーホーシネマズデーに鑑賞1100円。
『映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険』:トーホーシネマズデーに鑑賞1100円。
『メアリと魔女の花』:トーホーシネマズメンバーポイント6ポイントを使用して無料入場。
『曇天に笑う外伝 決別、犲の誓い』:1500円均一。
『刀剣乱舞 花丸』:トーホーシネマズメンバーポイント6ポイントを使用して無料入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー@ぴあ映画生活・
弱虫ペダル Re:GENERATION@ぴあ映画生活・
劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]I.presage flower@ぴあ映画生活・
劇場版 Free! -Timeless Medley- 約束@ぴあ映画生活・
特別版 Free!-Take Your Marks-@ぴあ映画生活・
モアナと伝説の海@ぴあ映画生活・
映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険@ぴあ映画生活・
メアリと魔女の花@ぴあ映画生活・
曇天に笑う〈外伝〉 ~決別、犲の誓い~@ぴあ映画生活・
刀剣乱舞-花丸- ~幕間回想録~@ぴあ映画生活▼関連記事。
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Fate関連記事リンク@死屍累々映画日記・第二章
キネカ大森の名画座企画「1週間キネカは君のもの門脇麦主演作品セレクション」
◆『太陽』キネカ大森2
▲ホンジャマカ石塚ルックの神木。
五つ星評価で【★★★★こういうの好き】
「友好汚染先」として仲良くさせていただいている「映画的・絵画的・音楽的」さんに「設定そのものに疑問を感じたりしてしまい、余り乗り切れませんでした。」と書いてあるけど、私は逆にあまり全てを説明していない余白のある状態の設定が面白いと感じました。
この世界は大きくノクス(夜しか生きられない新人類)とキュリオ(旧人類)に二分される。
それぞれの特徴は
・ノクス
太陽に当たると皮膚が発火するので、日中は出歩けない。光を受け付けないように全身を覆ってしまえば危険性はあるが活動は可能なようである。吸血鬼的生態を持つが別にキュリオの血を吸ったりはしない。文明的な生活を享受しており、長命で老けにくい。体内血液にはキュリオに感染するウィルスが多々含まれており、握手程度では感染しないと彼等は言っているが、キュリオが感染経路の不明な死に方などをする事から単純に空気を媒体にして飛沫感染とかしそうである。感情の機微がゆるやかで感傷よりは合意性を優先させる。その為、特定の相手以外とのセックスに対してもタブーはないが、元キュリオ同士のセックスはキュリオ時代の感情的な自分を想起させるためか好まれない傾向にある。セックスは子孫を残すためにノクス同士で行われるが、妊娠の確率は低くキュリオを養子にしてノクス化手術を受けさせる事例が一般的である。
・キュリオ
太陽の元で生きる旧人類。キュリオとは「骨董品」の意味の差別用語。ノクスと比べると短命で早く老ける。病気で早逝してしまうので短命なのかどうかは不明。ノクスに文明的なライフライン(おそらく電気、水道、ガス、基礎医療)を握られているらしく、反抗するとライフラインを切られ、10年で人工が1/10に減じるほど死傷率が高まる。但し、この人口減は他の場所への移動も多少は考慮する必要がある(それが主流とはあまり思えない)。畑を作り自作自農をしているがあまり大きく収穫があるようにも見えない。植物その物は育つが、収穫を取るための農業用地としては痩せているのかもしれない。又、農薬・肥料・農業機械を使用しているようにも見えないので大量収穫は得られないと思われる。人糞などの肥やしに関しても病気の感染経路となりうる事を考えると積極的な使用も控えざるを得ないのではないか。
それぞれのテリトリーはノクス区域とキュリオ区域で分けられており、キュリオ区域の者がノクス区域に入らないように壁と門があり、歩哨が立てられている。門は通常閉ざされており、両区域間に売買物が行き来しているような素振りは見られない。又、キュリオ区域、ノクス区域以外に生活しやすい特区として「四国」が作られたらしい口承が残っているが、キュリオ内での内部闘争により常に内乱状態のような土地になってしまっている。
ノクスを見て最初に思いついたのは『戦闘メカ・ザブングル』に出てくる「シビリアン(市民)」を管理する「イノセント」と呼ばれる特権階級だ。歩哨の服装が彼等に似ている。イノセントはシビリアンに青い鉱石を掘らせ、その鉱石はエネルギーとして使用されているという搾取構造があった。もう一つ「続・猿の惑星」のミュータントと原始人にも似ている。原始人の管理者はミュータントではなく猿なのだが、ミュータントと原始人の間に交渉がなく、独立した生活基盤をそれぞれ持っている点が「太陽」に似てる。
ノクスはキュリオを管理はするが搾取はしていないと思う。
キュリオの土地から献上させなければならないほどの収穫は得られないのではないかと思う。逆にノクスは自分達のテリトリーで科学力を駆使して食物を大量生産できる技術を獲得しているのではないかと推測している。搾取対象でないにもかかわらず、ノクスがキュリオを管理しようとするのはキュリオに暴力傾向が強く見られ、同じ生活圏での共棲に限界を感じているからだろう。自分達の生活基盤を狂わせる可能性の高い者と一緒に生活は出来ない。
ノクスが再生可能エネルギーから大量にエネルギーを確保でき、それを元に食物を人数分行き届くように工場製品のように安定供給できるなら、地産地消をベースとする小さなコミュニティでの生き残りが可能である。国同士・経済組織(会社)が争い、一番の国・企業だけが貧しい者から搾取するという現況を覆す生活が出来る。過去や現在のように、富を集中させる事による対他者(他国)を制圧する力を蓄える必要がなくなるとしたら、それは老境に達した文化がやっと手にした理想郷ではないだろうか。この理想郷はただ継続する事のみが目的であるので、それは無限の停滞であるとも言える。それでも、現況の世界より狂っていないように思える。
ノクスになった門脇麦ちゃんがやはり可愛くない。俺はキュリオなんだな。
神木隆之介の絶叫ええわあ。
【銭】2017年10月始まりで新しく購入したキネカード(名画座回数券)。半年間で3回入場券付で3000円。うち1回分を使用(2回目)。
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太陽@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・
太陽@映画的・絵画的・音楽的・
太陽@ここなつ映画レビュー
五つ星評価で【★★★猥雑でよし】
特集「チェコ映画の全貌」から1プログラム。
1973年。
『カッコーの巣の上で』『アマデウス』のミロス・フォアマン監督作品。コテコテのコメディー。消防署主催のダンス・パーティーが玉突き事故のように壊れていく様子を描く。凄く地道で実直な笑い。尖った笑いではないので誰でも分かるに違いない。
ダンス・パーティーの目玉企画で開かれた美人コンテストが抜群にしょぼい。いやいやいやいや、カメラが映してるダンパ風景の中にもっとカワイ子ちゃんいるぜよお。
【銭】フィルムセンター一般鑑賞料金520円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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火事だよ!カワイ子ちゃん@ぴあ映画生活

▲北斗の拳のザコキャラっぽいポーズのジバニャン。
五つ星評価で【★テンコ盛りでも楽しくない】
ドラマラインがつまらないのだが、実はこれは今まで通りで、今までもメインの話はつまらなかったのだ。
それを手を変え品を変え、キャラの可愛らしさと、ともかく詰め込む笑いで気づかせないようにしていただけだ。今回はその可愛らしさを削り、笑いはバッサリ切り捨てた。シリアスにしようと言うのだ。だが、元々つまらないドラマラインを真面目に語ろうとも、そこは面白くならない。そもそも行き当たりばったりでゲゲゲの鬼太郎を登場させるドラマラインにリアリティーがない。又、登場した鬼太郎は世界の滅亡に刃向かうでもなく単に「今までにそんな事やってないだろ」なサイコセラピー療法士みたいな仕事をやって退場する。これはギャグならいいのよ。でも、フォローも何もしないで、そんな敬意のない使い方をするのはあかんやろ。
色々と理屈に合わなかったり、おかしな展開であるのは、妖怪ウォッチがドラマを追う物語ではなく、ネタ帳の中に物語が埋没する話だったから。だから、そのネタを延々と続ける為に敵はなかなか負けないくらい強くありさえすれば良かった。特に何か見せるネタがある訳でもないのに、謎の敵が誰がどうやっても勝てないレベルで強いのは逆効果。
主人公のナツメがめんどくさがりなのにお節介と言う設定は面白い。でもツッコミがいないから笑いは成立しない。これ、ウィスパー辺りと組ませて笑い取ればいいのに。それを声優経験の浅い上白石萌音ちゃんに求めるのは酷か。
影があるトウマも出自が変わってていいけど、アクションシーンに絡ませるための依代の扱いだ。
三人組最後のアキノリの親父ギャグは良いが受けているのが祖母で切って落とすには威力不足。ケータってどんなヒドイ目に会わされても心が痛まない得難いキャラクターだったなあ。
シャドウサイド(戦闘形態)はアイデアいいけど、笑い戻す方が大事だと思う。
【銭】2017.12.17から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その二本目。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活@ぴあ映画生活▼関連記事。
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妖怪ウォッチ関連記事リンク@死屍累々映画日記・第二章

▲存在感抜群。
五つ星評価で【★★★血を求めている】
バリバリネタバレしますすんげえ知的好奇心を満たしてくれた。
特に面白かったのは二点。
(1) 裁判終了後、負けたアーヴィングがTVで全く変わる事なく自説を披露している。今回の裁判では負けたが、その一回の負けでアーヴィングが変わったりはしない。必要とあれば又、仕掛けてくるに違いない。裁判に勝とうが負けようが、声の大きい者の意見がマスコミで拡散される構図は何一つ変えられていない。
(2) 裁判に負けたアーヴィングがリップシュタルト側の弁護士に握手を求め、弁護士がそれを無視する所。
アーヴィングからしたら「裁判が終了しました。結果はどうあれ、私達はよく善戦しあいました」という意図の握手であろう。この意図その物はおかしくない。ただ、その内容はともかく、握手を受けてしまう事はアーヴィングがリップシュタルトと同列である事を印象付けられる行為でもあるのだ。抜け目がない。求めたアーヴィングも、拒絶した弁護士も。
判決はアーヴィング(原告)側の敗訴となったが、かなり危ない局面だった。
リップシュタルト(被告)はアーヴィング(原告)の賢さ(意図的な改竄行為)に助けられる。アーヴィングが意図的な曲解によって真実を捻じ曲げるような輩ではなく、もっと愚かで他者の受け売りをそのまま垂れ流すような差別主義者だったとしたらリップシュタルト側は負けていたかもしれない。同じような敵対行為をしているにもかかわらず扇動者の資質で裁判結果が変わり兼ねないところに裁判の弱さを感じた。そして、この敵のある意味「正しくはないが有能な点」を信じる事によって、リップシュタルト側の勝利が決定する展開は映画
『カイジ 人生逆転ゲーム』でカイジ藤原竜也がトネガワ香川照之を信頼して地獄に落とす所を思いだした。
やはり、面白くはあるのだが、スカっとはしなかったな。
なんつか、勧善懲悪すぎてもいない。
敵がのうのうと生き残っている。
『ミナミの帝王』みたいに負けた者は身ぐるみ剥されて、遠洋漁業で重労働とか、腎臓売るとか、それくらいの絶望感を与えてこそ、溜飲が下がるのではないか。そこがちょっと不満だったな。まあ、我ながら性格の悪い話ではあるけど。
【銭】2017.12.17から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その一本目。
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否定と肯定@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
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否定と肯定@yukariの映画鑑賞ぷらす日記・
否定と肯定@ここなつ映画レビュー
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