FC2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『大魔神』『怪談雪女郎』新文芸坐

新文芸坐の企画「大映女優祭 百花繚乱」から1プログラム。

◆『大魔神』
五つ星評価で【★★★特撮かっけーのだけど、後半大詰めの特撮カットは今見るとテンポ冗長】
1966年のカラー映画。シリーズ第一作。TVで何回か見てて、大人になってから映画館で観るのは2回目とかじゃないかと思う。
始まってすぐ流れる伊福部昭のおどろおどろしいテーマソングに緑の「大魔神」のフォントがかっこ良すぎる。
大魔神の顔、随分、毒々しい緑だなあ。後の作品で多少、補正されたのか、こんなに緑だったイメージはない。超人ハルクのバナー博士は怒ると緑色の大男になるが、それでも怒って緑色になる大魔神ほどキレてはいない。
一番楽しかったのが「魔神様を鎮める祭り」でのドンチャカ音楽が土俗的でキングコングの島の土人の音楽に和風テイスト入れてみたような感じだったこと。アフリカと埴輪を折半したようなデザインのお面による踊りもステキ。人類みな兄弟。
あと、特撮的には魔神様が土塊に戻るシーンの特撮は殊に素晴らしかった。
最大の見せ場は大魔神と侍の合戦になるのだが、ここのテンポがゆったりで見せ場の癖にちょっと退屈してしまった。


◆『怪談雪女郎』
五つ星評価で【★★★ファーストカットでダメ出し】
1968年のカラー映画。初見。大して内容のない雪女の伝説を79分に膨らませたんだから大したもんだ。
雪女は藤村志保。雪女やる為に生まれてきたような女優。個人的にはビジュアルがちょっと苦手。
冒頭ガッカリしてしまったのが、藤村志保の顔は白いが、首が肌色だった事。そこは塗ろうよ。『将軍家光の乱心』の病身なのに顔以外血色がいい京本政樹みたいだった。そして藤村志保、単に白い和服着せればいいのに、ラメが光るようにスパンコールみたいなシールが和服に貼ってある。これがチープでみすぼらしい。雪女の表情とか凄くいいのに。服はともかく、首についてはライティングを工夫して二色に見えないようにしているみたいなので、最初、気にならない人はスルーしてしまえばいいです。そして冒頭からの撮影と照明が凄く分かってる感じ。まだ、雪女が正体不明の時ははっきり映さず、災厄が決定化したら異形の物をハッキリキッチリ映す。割とちゃんとホラー演出が出来ている。
話が雪女寄りで感情移入してしまう。特に原泉のちょっと普通じゃない巫女との対決は固唾を飲んで見守ってしまった。大した展開にならなかったのが残念。本気でバトルすると雪女負けちゃうからな。

PS 冒頭、雪女が白黒、仏師が肌色で対比がきつく、
 ちょっと『今夜、ロマンス劇場で』ほいと思った。



【銭】
新文芸坐の会員割引250円減の1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
大魔神@ぴあ映画生活
怪談 雪女郎@ぴあ映画生活
▼関連記事。
大魔神 怒る(1回目)@死屍累々映画日記・第二章
大魔神 怒る(2回目)@死屍累々映画日記・第二章
大魔神 逆襲@死屍累々映画日記・第二章
スポンサーサイト