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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ』『見栄を張る』『パシフィック・リム:アップライジング』『名探偵コナン ゼロの執行人』『レディ・プレイヤー1』

摘まんで5本まとめてレビュー。

◆『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ』109シネマズ木場5ネタバレ感想です。

▲肉まんにありつけないいつものマサオくん。

五つ星評価で【★★★まあなんつかマサオくんの可哀想がマックスでたまらん】
しんちゃん映画は毎年固定フォーマットがないのだけど、脱力カンフー物にしながらそれだけで終わりにしない、チャレンジングな要素をプラスアルファにしたけど、割とそれがジャマな気もする、単純に褒めるのもどうかみたいな一本でした。
あれよあれよという間に「ぷにぷに拳」を会得してしまうしんちゃんに対して、100パーセントの努力が全く実らないマサオくんが哀しくっておじちゃん号泣だよ。マサオくんはブラックな心を隠し持ってる事もあるけど、常に最弱というスタンスがいつも以上に効いている。今回の影の主役はマサオくんなのである。それでもいつもと同じようにあまり出番が多い訳でもないし、とって付けたようないい位置なのだけど。
才能がある者の手によって物語は紡がれていくが、才能がない者は「だからと言って要らない者」ではない。別の才能を見出す事が幸せである。それにしてもマサオくんとしんちゃんは対照的だ。何事に対しても悩みMAXのマサオ、何も悩まないシンノスケ。シンノスケが何も悩まないのは自分中心に世界が回っている事を信じているからだろう。仮にそれを阻害する物があるとしても何がしかのアクションを起こす事で、問題ない状況に戻ると信じている。そして、今までの劇場版で何一つシンノスケが何かを失って終わったという事はないのだ(多分)。マサオくんは世界へのアプローチが逆。「世界」という確固とした物が既にそこにあって、マサオくんはおっかなびっくりそれに擦り寄って調整する。世界は彼に用意されている訳ではなく、どちらかと言うと、世界は彼に対して厳しく折り合いが悪い。彼から世界に擦り寄るしかない。だからこそ、この映画のラストで擦り寄らないけど、それでいて自信満々すぎないマサオくんを見れるのはとても嬉しい。おそらくこれはマサオくんのボーナスステージみたいな物で、これが終わったらいつものヘタレ全開の世界にヘコヘコ擦り寄るマサオくんに戻るのだろうけど。

物語の中で驚いたのは正義の暴走だ。その正義の暴走の前に力を与える者が変な宇宙人みたいだったのにもちょっと驚いた。そこは分かりやすく「龍」とか「仙人」とかでいいじゃん(仙人には見えなかった)。

で、その暴走。いや、暴走の前にあるのは悪の暴走。
悪の暴走は人々から声と尊厳を奪う。これはこれでギャグにしてるけどけっこう怖い。
正義の暴走は人々から意思を奪う。この寒々しい空気の演出が凄かった。
ただラスト、あれで終わりはあまり納得できない。何故、あれで元に戻るのかが「空気」でしかない気がするからだ。そこは説明されるべきだと思う。いや、説明あったけど寝てたのか俺?

ゲスト声優:関根勤は普通に遜色なし。みやぞんはおいしい役。あらぽんは役に入りすぎてて気が付かなかった。あっ、そーなの。「ブラックパンダラーメンを食べ、凶暴化した客」なの。もうちょっと美味しくしてやれよ(マサルくんみたいなの贔屓)。

イラスト出演だけどドニーさんが出てるのも盛り上がった。

子供に救われるラン姉ちゃんってコナンかよ。


◆『見栄を張る』ユーロスペース1


「お宅、全然、泣けてませんなあ~」
「ポン!」
「チー!」
「カン!」
「………」
「背中が煤けてるぜ」

五つ星評価で【★★★★久保陽香似合う役だなあ】
東京で売れない女優としてオーディションに落ちまくってる久保陽香が姉の葬儀で出あった「泣き屋」を体験しながら成長していく話。おもろいやんけー。同じくユーロスペースでやった久保陽香の前作『たまゆら』がホワイト久保陽香なら、こっちはダメダメなブラウン久保陽香(「ブラック」と言うほどダークではない)。ブラウンと言うか、ベージュと言うか、華々しくなくてちょっと恥ずかしい色。生活臭がダダ漏れるが、あまり良い漏れ方じゃないみたいな。どこで、どう暮らすにしても「ちゃんと暮らす」のは骨が折れる。あー、そっちの方向で終わるのと思ったけど、姉を継ぐみたいな方向もそれはそれでありだったんじゃないかと思う。

久保陽香、泣き顔似合う。泣き屋に似あうかどうかは別として。
その久保陽香がスーパーラビットのコスチュームで泣きながら「スーパーラビットビール」の歌を歌ったら個人的にはとてもヤバイ方向に興奮するかもしれない((*´Д`)ハアハア)。黒の喪服の下に着る黒やベージュの下着で泣くような掠れ声で「スーパーラビットビール」の歌を歌ったら本当にヤバイ。どこかの石油王をたぶらかして今すぐそういうオーディションを開きましょう。

あと『たまゆら』の方が更に分かりづらいと思うのだけど、『見栄を張る』もなかなかタイトルから内容を類推できない、あまりよくないタイトルだと思う。


◆『パシフィック・リム:アップライジング』トーホーシネマズ六本木2

▲こんな外観の歯医者がいたらやだな。

五つ星評価で【★★★★これはこれで面白いのだけど不満はある】
「パシフィック・リムURであーる」と言うのだから、吉岡里帆を出せやという難癖は別として、新田真剣佑はどこにいたのかよく分からなかった。お話は楽しめたけど、ロボット・アクションや怪獣アクションはもちっとこうしてほしかったという不満はある。でも、二作目で監督も変わって、箸にも棒にも引っかからない作品が大量に排出する中、これくらいの不満に押しとどめたオタク監督デナイトの功績は素直に認めたい。あと中国人美人企業トップ(そんなん現実にいいひんやろ)が徐々にラフな格好になってくの好き。あと30分長かったら下着になって脱いでたかしら。俺、凛子さんはそんな好きじゃないから脱がなくてもいいです。

ボイエガとイーストウッドの息子は前作には出てないのね。何かいかにもこの辺に出そうな役者と言うキャスティングだなあ。あと前作同様にちゃんと出てきた二人の気狂い博士は好きよ。

さて、怪獣に関しては前作もそうだけど、個体としての魅力に欠ける。数が多かったり、まとまったりすりゃあいいのかってえと、それも違うのだけど。基本、一体一体に対する愛が乏しい。まあ、出自は同じだから差異を付けづらいというのはあるんだろうけど。

今回の話の白眉はジプシー・アベンジャー対オプシディアン・フューリーのイエガー戦。
イエガー戦はここまでで、ラストのやっと何体か生き残ったのを持ってきましたって戦いに関しては貴重な資源なのにスポットライトが当たらず、どれどどれに対してどう攻撃してるとかあまり分からず、ジプシー・アベンチャー以外はその他大勢扱いだった。セイバー・アテナならセイバー・アテナなりの高速戦法とかちゃんと見せてほしかった。最後どこでどいつがどう散ったかとかまとめ方が雑でよく分からないのは残念だ。

東京の看板のハリボテ具合が手ェ抜かれていて、ちょっと東京に見えなかったのは残念。


◆『名探偵コナン ゼロの執行人』109シネマズ川崎6

▲コナンくんも探偵団もちゃんと学校に行くように。

五つ星評価で【★★★★コナンっぽくはないが面白い】
いや、本気で面白かった。
よく、話が練られている事。ちょっと付いていけなかった。ごめん、バカで。
ただ、普通お目にかからない「公安事件」から裁判手続きまで迂回して物語を進めていったので、コナンらしからぬ映画ではあると思う。ラストに都市パニックをねじ込んだから帳尻合わせで劇場版コナンっぽくなったなと思うのだけど。もう、本当に劇場版コナンは建物ごと壊すような大惨事が大好きだ。コナンが暮らす東京にははっきり言って住みたくない。

期間がどのくらい開いてる話かは分からないのだけど、蘭も園子も小学生たちもこれでもかと学校に行っていない。お前ら不良かよ。阿笠博士は軍事転用できそうな物ばかり作ってるし。ドローンはともかく、コナンのサッカーボールは毎回、その気になれば何十人も道連れにして何かしらを破壊できる兵器だと思ってる。今回も活躍したけどちょっと無理じゃね?

ゲスト声優は上戸彩と博多大吉。二人とも声優技術はそんなに高くないのに、うまく編集で誤魔化してるっぽい。スリリングだった。

主題歌は福山雅治。意外とこれがピッタリ。

原作者の青山剛昌先生が原画陣に入ってる。まんがコナン休載してたのに(笑)。剛昌先生とは無関係に目と目が妙に離れてる作画が多くて、そんなに作画レベルは高くない。


◆『レディ・プレイヤー1』109シネマズ川崎3

▲アバターと比べてちょうどいい感じにレベルダウンしたダサ彼氏とダサ彼女。彼氏彼女がリアクション芸人と女芸人みたいなリアルな外観にまで落とさない所に夢がある。

五つ星評価で【★★★★スピルバーグがまたやった(又かよ)】
ラストの3Gは美味しい。
ただ、フォルムだけ借りてきた感も強い。これはラストの三体に関わらず、数が多い故の弊害だろう。
でも、あの秘密のGのテーマ曲は本当に嬉しい。
「顔にあざがある女の子萌え」なので、あの子は好き。
ちゃんと面白いのだけど私は会社人間だから悪い奴にもちょっとお目こぼししてやってほしかったな(社長は抜きにしても)。


【銭】
『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ』:109シネマズ会員ポイント6ポイントを使って無料入場。
『見栄を張る』:ユーロスペース会員割引で1200円。
『パシフィック・リム:アップライジング』:トーホーシネマズデーにより1100円。
『名探偵コナン ゼロの執行人』:109シネマズ20周年感謝デー(毎月20日)により1100円。
『レディ・プレイヤー1』:109シネマズ20周年感謝デー(毎月20日)により1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~@ぴあ映画生活
見栄を張る@ぴあ映画生活
パシフィック・リム:アップライジング@ぴあ映画生活
名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)@ぴあ映画生活
レディ・プレイヤー1@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~@映画のブログ
見栄を張る@ノラネコの呑んで観るシネマ
パシフィック・リム:アップライジング@或る日の出来事
パシフィック・リム:アップライジング@ノラネコの呑んで観るシネマ
パシフィック・リム:アップライジング@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
パシフィック・リム:アップライジング@ここなつ映画レビュー
レディ・プレイヤー1@ノルウェー暮らし・イン・原宿
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