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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ピーターラビット』『犬ヶ島』ユナイテッドシネマ豊洲12,6

豊洲で同日に見た2本をまとめてレビュー。

◆『ピーターラビット』ユナイテッドシネマ豊洲12

▲控えめに言って、カラーギャング。

五つ星評価で【★★★恐るべき害獣】
映画内で老マグレガー氏は「兎を害獣」と断言する。
それはとても強い説得力を持っている。
ヒトは自分の統制下に収められない自然に対しては明確に敵意を持つ。
隣人のビア嬢は兎を可愛がっているが、
彼女が彼等の食糧を用意する訳でもなく、
老マグレガー氏の畑は兎の凌辱を受けに受ける。
ビア嬢はマグレガー氏の悩みを聞くでもなく傍観者に徹している。
あの状態を持ってして「兎を愛すべき動物」と断言するビア嬢の方が
私は変人だと思う。

私はガッツリ老マグレガー氏と、若いマグレガー氏に同情した。
あんなん兎の姿だからコメディーで済んでいるが、
外見があの大きさの鼠だったらみんな撲滅しようとするに違いない。
そして、あの兎達のもっとも恐ろしい点は人間に対する敬意が
微塵もないという事だ。種族が違うからしょうがないのかもしれないが、
自分達の思うようにならない現実に対して
相手の生命を奪う事で解決しようとする兎達には引いた(面白いけど)。

老マグレガー、サム・ニールなのね。まさか爺さんとは思ってなかったから油断して全然わからんかった。例えば若い時に来日したイギリス人が日本で『必殺仕置人』の山崎努を見ていたとしても、今、『モリのいる場所』の爺を念仏の鉄とは思うまい。そんな感じか。いやいや山崎努は独特だから分かっちゃうか?

ラストの兎写真はまあ、いんでない? 見たくない人はさっさと離席しちゃえばいいだけだから。映画内容が内容だったので、アレ見て可愛いとかは皮肉にも思わなかったけど。

最終的に彼等兎達はペットになる事で「自然」から逸脱し、
マグレガーとビアに管理されるようになる。そしてみんな幸せになる。

ちなみに「ピーター」の名前は勿論「聖ペテロ」から取られた物だろう。聖ペテロはキリストの最初の弟子でキリストがローマ皇帝に捕まった時、「あんな奴知らない」と三度も否定した男である。歴史上、一、二を争う後悔野郎である。

「ピーター」の敵「マグレガー」は「グレゴリーの息子」の意味を持つ。この「グレゴリー」が何者かと言うと旧約聖書に出てくる堕天使の一団。この堕天使が人間に余計な知識を与えた為、人々は神を敬わなくなり、世は千々に乱れ堕落した。神は大雨を降らし、いわゆる「ノアの大洪水」を起こす元凶になった人々である。

ピーターの擁護者「ビア」は「ベアトリクス」の略称。ポター夫人のフルネームが「ベアトリクス・ポター」なので、その物ではないが原作者と近似しているキャラクター。「ベアトリクス」には「航海者」「旅行者」の意味がある。

つまり、これは堕天使の子孫が知識(電気や爆薬)により、世を散々乱すが、罪を犯し、それを後悔するペテロの民がノアの箱舟を思わせる航海者の名前を持つ女性によって災害から救われる。何かなかなか聖書に寄り従った物語でねーの、という事。うん、当てずっぼうだけどね。


◆『犬ヶ島』ユナイテッドシネマ豊洲6

▲伊勢佐木町ブルースを歌っていそうな4匹と1人。

五つ星評価で【★★★太鼓が好き】
基本、和太鼓ドンドン打ちならす映画は好き。
アーティスティックな雰囲気がたまらない。


【銭】
毎週金曜日はユナイテッドシネマ・メンバーデーで会員1000円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ピーターラビット@ぴあ映画生活
犬ヶ島@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ピーターラビット@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ピーターラビット@徒然なるままに
犬ヶ島@映画のブログ
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