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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』シネリーブル池袋2『人間機械』ユーロスペース2

同日に見た2本をまとめてレビュー。

◆『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』シネリーブル池袋2

▲ホラーマンとドキンちゃんは輪廻二巡目。トリオ漫才がちょっと弛めかもしれない。

五つ星評価で【★★★とてもいつも通り】
今年も期待するほど大した話ではなかったが(アンパンマンは油断してるとごくごく希に凄いのぶち込んでくる)映画30周年記念作品と言う事で、今までの作品に出てきたあんなキャラやこんなキャラ、あんな世界やこんな世界、いろいろ目端が利いてます。
ゲストキャラのクルン(CV:杏)可愛い。このクルンがアンパンマンサイド、バイキンマンサイド共に平等に居候して楽しい生活を送るのが何かフェアーだ。
バイキンマンがアンバンマンに助けられ、頭のアンパンまで御馳走になりそうになって、急いで自分を律するとか、
謎の敵にやられてしまいそうなアンパンマンを「あいつを倒していいのは俺だけ」と言うジャンプのライバル理論で助けに行くバイキンマンが実にいい味出してた。
ゲスト声優は前出の「杏」と、悪のロボット、ダダンダンに渡部健。同じく悪のロボットゴロンゴロに児嶋一哉。セリフが「だだんだん」と「ゴロンゴロ」しかないから上手いとか下手とか全く問題ない。しかも一言とか二言だ。いいなあ、あれでギャラまで貰うんかよ。声優と言えば、ドキンちゃん、ホラーマンが代替わり。ホラーマンは矢尾一樹氏。肝付兼太氏の特徴のある声をちゃんとコピーしてる。こっちは打って変わってプロの声だった。

映画館デビューお子さん仕様という事で、場内はかなり明るく、音も控え目。明るいのはしょうがないにしても(暗がりが怖くて子供けっこう泣くから)、音がくぐもった感じになっちゃうのは慣れちゃえば何て事もないけど、効果としてはちょっと残念だった。


◆『人間機械』ユーロスペース2

▲労働労働また労働。

五つ星評価で【★★★お芸術なのよ】
美しく退屈で残酷


【銭】
『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』:テアトル会員割引1300円。
『人間機械』:ユーロスペース会員割引1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星@ぴあ映画生活
人間機械@ぴあ映画生活
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上野オークラで怪奇大作戦もどきと城定脚本20180720-20180726

旧作が城定監督の脚本作品と知り、急遽、上野に足を運んだ。うむ、大正解。

◆『性鬼人間第二号~イキナサイ~』

▲南梨央奈と、たんぽぽおさむ

五つ星評価で【★★★怪奇大作戦にオマージュ捧げてる奇作】
南梨央奈 主演、桜木優希音、朝桐光、永川聖一、たんぽぽおさむ 出演。
国沢実監督、高橋祐太脚本。2018年のピンク映画。

鬼才と言うか異才と言うか、成人映画でここんとこずっと特撮寄りの作品を作ってる国沢実監督の新作。今回は「怪奇大作戦」オマージュ。ええと、『性鬼人間第一号』と言う前作があるのね。それは未見。

南梨央奈が金髪ヘアピースと黒髪純情バージョン二つの姿で可愛い。濡れ場いっぱい。おっぱいはちっぱい。
報われない科学技術者の復讐ドラマで南梨央奈は復讐者サイド、朝桐光は被害者サイド胸でかい、桜木優希音は捜査員、地味な捜査員スーツはそそる。復讐者の博士が白髪髭面で実に博士らしいのだが役者の芸名が「たんぽぽおさむ」、優しすぎる。
脚本の高橋祐太は一週前に掛かった新作『変態おやじ ラブ・ミー!イッてんだぁ~』の脚本も書いてる。復讐者の博士がどうも最初の濡れ場が童貞喪失くさい。童貞ゼミに呼んだれ。怪奇大作戦オマージュとして作られているが、事故現場で何が起こっているのかが見終わった後でも判然としないのが脚本の一番の問題点だろう。金髪ヘアピース偽装女性にSEXの最中、殺された3人が見た幻影は果たして何だったのか? 後、実際どうやって殺したのかが演出過剰でよく分からない。
あっ、造形、はきだめ造形じゃん。そこはリスペクト。特殊銃かっけー。


◆『痴漢電車びんかん指先案内人』
五つ星評価で【★★★★城定秀夫の脚本に溺れる】
荒川美姫 なかみつせいじ 主演 佐々木基子 サーモン鮭山 出演。 
加藤義一監督、城定秀夫脚本 2007年のピンク映画。初見。

別名「ヒロ子とヒロシ」。思った以上に城定秀夫テイストがダダ漏れていた。流される女ヒロ子は城定監督ピンク最新作『痴漢電車 マン淫夢ごこち』のダメと言えないOL水野君子に強烈にシンクロする。「ヒロ子はそういう女なのである」というナレーションが入りそうだった(順番的には逆なのだが)。そして、そのヒロ子を貪る超ダメ男サーモン鮭山演じる「イケダ」が南海キャンディーズの山里亮太に似てる。故郷を捨てたヒロ子と再会するかとドキドキしながら見てた。そう言えば、このイケダ以外は主要登場人物が一つの痴漢行為が引鉄になってみな幸せになるのだな。そんな成人映画ないよな。珍しい。後味良いのも良いな。『悦楽交差点』もすんごい話だけど前向きで後味は良かったものな。


◆『痴熟女 Gスポットの匂い』
旧題『お姉さんのONANIE』
五つ星評価で【★★栗原良(男優)ったら、もう💛】
国見真菜 主演 栗原良 ジャンク斎藤 平本一穂 出演
浜野佐知監督、山崎邦紀脚本 1993年のピンク映画。

清純そうな国見真菜とゴールインしそうな栗原良であるが、彼の性癖は自分が風俗嬢のようなダメな女の時こそ燃えるクズである事を自覚している。国見真菜を捨てて風俗嬢と結婚しようとするが、国見真菜は実は淫乱で彼の二人の弟、ジャンク斉藤と平本一穂に手を出して姿を消し、栗原良は風俗嬢にも振られる。物語の語り部であるジャンク斉藤が国見真菜を発見するが彼女は名前を変えて新しい恋の最中だった、おま、淫乱妖怪かよみたいな話。

国見真菜が前田敦子とソニンを足して悪い所だけ現出したような顔。それでも若いんだから「熟痴女」って命名はあんまりだろう。

三兄弟が揃って長男栗原良の結婚を心配する絵柄が何となく地獄っぽくって笑った。栗原良を見る度に「西城秀樹」を思いだしてしまう。西城秀樹の要素を持つのに燃える事もなくいつも燻って眉間に皺を寄せて悩んでいる男。その悩み男栗原良が二人の弟にド真面目に性癖を吐露するシーンが悪夢みたいで何かこんなヒドイ見世物があるだろうかという意味で逆に面白かった気がする。


【銭】
上野オークラ、一般入場料金1600円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
性鬼人間第二号~イキナサイ~@PG
痴漢電車 びんかん指先案内人@ぴあ映画生活
痴漢電車 びんかん指先案内人@PG
お姉さんのONANIE@PG

『未来のミライ』ユナイテッドシネマ豊洲12(ネタバレ地獄篇)


▲前世が芋虫。クンちゃん。

※ バリバリにネタバレするので未見の方はご注意ください

五つ星評価で【★★★こういう映画と思って見に来たので内容に対して裏切られた感は感じなかったが話が平坦なのは正直キツかった。凄く豊かな表情をするクンちゃんのアニメートに関しては予告時点から感心してた】  
さて、妹に父と母を取られて嫉妬しているクンちゃんが未来からやってきた妹の未来ちゃんと冒険しながら成長する話、と言う事になっている。
話のキーになるのは、建築家の父が建てたという不思議な構造の家のわざわざ中央にある庭に植えられた樫の木だ。まあ、それにしても階段だらけの家で「介護」とか考えてないだろ、父ちゃん。家の中央に庭があるというのは斬新。ただ、その為に人間は庭に居候するように周辺での生活を強いられているようにも見える。強いているのは「樫の木」に外観が同じである超四次元生命体「アカシック・レコード」、この世の全ての記録が書かれていると言われる「超記録生命体」。当初、この「樫の木」に見える超四次元生命体(『メッセージ』に出てた蛸みたい)その物が生命エネルギーの収集にこの家族を作って使っているのではないかと思った。だが、彼にはクンちゃんを精神的に成長させる理由がない。だから、「樫の木」は自分が寄生してる家族からエネルギーを摂取しやすいように父の意識を操って彼を家の中心に植えさせた。それくらいしかこの事件に関わっていないのではないか。彼は「この一家の歴史」を収集管理している。まあ、会社の史料編纂室みたいなもんだから、家の者の余剰エネルギー程度でそんなにパワーとかいらないだろ。

物語の中で気になった点が一点。
同一人物は一緒に一か所にいてはならない、というルール。
『アトム今昔物語』かよ。
※ 未来から過去に来たアトムがアトム開発を成功させる為に
 もう動かない自分の身体を爆発させる。
大人未来ちゃんがやって来る時、赤ん坊未来ちゃんは
スクリーン上からフェードアウトしている。
それだけでもう「不在」に扱うなんて、シュレディンガーの猫かよ!
まあ、未来の科学力を使って赤ん坊の未来ちゃんを虚数空間
にでも飛ばしているんだろう。
ただ、クンちゃんと大人クンちゃんは会話を成立させる。
ルールに違反している。きっと大きな方の彼はクンちゃんではないのだ。
大人未来ちゃんと赤ん坊未来ちゃんは同一人物である事を
腕の痣が証明しているが、クンちゃんと大人クンちゃんには
そういう明確な証拠はない。
なら、別人と考えるのが正しいだろう。

そして、ケムール人やターミネイターがそうであるように
未来からやって来る奴は大概ろくでもない奴だ。
と言う事で、未来からやって来る未来ちゃんはクンちゃんを
亡き者にしようとして来たのではないかと推測する。


▲前世がかまいたち、山内。未来ちゃん。

未来の未来ちゃんの兄の位置にいるのはクンちゃんではない。
おそらくクンちゃんが大人になるまでの間に何かが起き、
彼の代役の位置に据えられた者がいる。
直接的な血の繋がりかなく、一つの家屋に兄妹のように暮らす仲。
抜群の『みゆき』展開である。
大人未来ちゃんはこの彼との関係をアチチな感じに成立させるために
クンちゃんに対するアカシック・レコードを書き換えにやってきた
(クンちゃんの存在を抹殺しにやって来た)。
それと同時に雛人形も仕舞わせている。
これはクンちゃんの代わりの位置にいる彼への
早く結婚したぃアピール。ちゃんと筋が通ってる(ホントかよ)。

大人未来ちゃんは言う「うんざりするほどね」。
「うんざり」してしまったのではないか?
幾つかの冒険を乗り越えたものの、
兄クンちゃんの未来ちゃんに対する強圧的な態度に変更は見られなかった(と言う時間線を推測)。それが普遍的な兄妹関係であるとしても、一方的に搾取される妹側にとって我慢の限界を越えてしまったのではないか?
いや、アカシックレコードに頻繁にアクセスするようになったクンちゃんに対して未来ちゃんが警戒したのかも。「記録が書かれている」と言う事は「書かれた」記録が「書き換えられる」可能性も強く秘めている。未来ちゃんに対していい感情を持っていないクンちゃんがアカシックレコードにアクセスする事は危険な事なのではないか? いっそ、やられる前にやれ。やって何かの弾みで兄代わりにイケメンとか養子に来たらラッキーじゃん。

と言う感じに、あと30分長かったら全く逆のメッセージを伝える映画になってたかもしれない。
チラシに使われてるコピーが思わせぶりである。

この世界は、未来にあふれてる。

なんてな。


【銭】
ユナイテッドシネマメンバー入場ポイント2ポイント使って1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
未来のミライ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
未来のミライ@ノラネコの呑んで観るシネマ
未来のミライ@あーうぃ だにぇっと

PS 個人的にはガンダムのミライ・ヤシマが最後に出てきて
 「チャンチャン」というラストもありかもしれない(いや、ナシだろう)

『キャビン』シネクイント


▲衝撃のあのシーンまでもうちょっと。

五つ星評価で【★★★★★そらあ、おもろいでよ】
シネクイントの何だか分からない旧作上映。

2回目。何が起こるか分かっていても楽しい楽しい。
冒頭オープニング、あんな絵から始まったのか、すっかり忘れてた。
冒頭パンツで、あーそーそー、パンツだったと思いだした。
ナイスパンツ。
まあでも、こんなおもろい映画、劇場で見直せるなんてありがたい事だ。
公開時のチラシのコピー

「『怖い映画は苦手』そんな理由で観ないなんて、損をする!」

なかなかいいコピーじゃん。

前回同様、内容には触れない。
あっ、クリヘムが名前売れる前だよね、この映画。


【銭】
旧作料金1000円。
ちなみに渋谷シネパレスを依代として蘇ったシネクイント、昔のシネクイントと同様にチケットリターンシステムも復活したので、そこは有効に活用していきたい。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
キャビン@ぴあ映画生活
▼関連記事
キャビン(1回目)@死屍累々映画日記

上野オークラで池島ゆたかの脱童貞新作20180713-20180719

◆『変態おやじ ラブ・ミー!イッてんだぁ~』
五つ星評価で【★★★安定した佳作】

▲成人映画のスチール写真で野郎三人ってのは凄いな(左から牧村耕次、なかみつせいじ、フランキー岡村)。

なかみつせいじ、牧村耕次、フランキー岡村 主演、かなで自由、長谷川千紗、松井理子 出演。
池島ゆたか監督、高橋祐太脚本。2018年のピンク映画。

池島ゆたかの新作。
普通に面白いが、殴られたような衝撃はない。相変わらず丁寧にちゃんと撮ってるな、という感じ(否定的な言いぶりになったけど別につまらなくはないのよ、全然)。脚本タイトルが『おやじ童貞Z』。なので主演は野郎三人である。
なかみつせいじは老人役をやるようになってから破竹の勢い。この人はもう衰えた身体にブリーフでも、オムツでも、巻き付いていればそれだけで、介護っぽいイヤな絵になる。一応、昔は好青年役とかもあったけど、成人映画の好青年って逆にいい位置じゃないので誰からも均等にイヤだなと思われる今の位置はいい位置だと思う(イヤと思わせながら演技で客の近くにも立てるし)。今回のセカンド童貞改め実は真性童貞の自信のないオドオドした態度は絶品。
牧村耕次(真性童貞)は熟成した老人らしいいい役。この人、枯れた声がいいよなあ。セリフとして聞き取りづらいと思う事もあるけど。
素人童貞のフランキー岡村、あ、こういう人いるのね。三人組としていいバランス。

なかみつせいじの元妻(画面には未登場)托卵女子と言われていたが、息子と家庭を持った後、家出してしまっている。何がやりたかったのか。結局、妊娠出産は出来ても子育てに耐えられなかったという事なのか?
ダメンズ3B(バンドマン、美容師、バーテンダー)と言うのが説得力あるけど本当なのか?

かなで自由ちゃん可愛い。
長谷川千紗さん緩慢自由な感じ。えっ、新人なの?
松井理子さん安定感。

ホモじゃないと言わんが為にアリバイ程度に女優にも触れました。


◆『妖艶ニューハーフ 快楽の舌戯』
旧題『アブノーマル・エクスタシー』

▲この線まで来たら男とか女とかどうでもいい。

五つ星評価で【★★★インテリピンク映画】
浅倉みお 杉浦峰夫 主演 伊藤舞 出演。 
サトウトシキ監督、1991年のピンク映画。

ピンク四天王の文芸的な旧作。
主人公はうだつの上がらない脚本家でまだ社会に上手く取り込まれていない。彼がニューハーフの彼女と懇意になり、売春を生業とする彼女との生活に耐えられなくなり、昔の彼女を強姦しようとして今の男にボコボコに殴られボロボロになって、大人になる事を決意する純文学だなあ。純文学らしく、エロカット、ロングでカメラ固定で動かなかったりする。スタイリッシュだけど、やはりそれはピンク映画としての商品性から言ってどうなの? 最初は誘ってきた昔の彼女、伊藤舞が黒タイツで半ば脱ぎながら早くセックスしたいという観客の自分にとっての性癖もバッチリなのにロングと言うのがもどかしい。主演の朝倉みおのロングは個人的にはまあ、いいのだ、好みじゃないから。「男だから」とは言わない。ニューハーフであれ、女に見えるなら女優扱いしても何ら問題ない。彼の彼女以上に「おばさん」とか「熟女(ピンクの熟女は本当の老人)」みたいな主役の方が個人的にはキツい。
主人公『ほんまでっかTV』の門倉先生みたい。


◆『OL家庭教師 いじり突く』
五つ星評価で【★宇宙人にさらわれたように記憶がない】
関根和美監督、2008年のピンク映画。
ガン寝。見直す事も必要ないという判断で2回転とかしなかった。ガン寝と言いながらたまにスクリーンはチロチロ目に入っているのだろうが、もう全く覚えてない。いかにもルーチンな感じだったんだろう、いや、覚えてないけど。


【銭】
上野オークラ、一般入場料金1600円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
変態おやじ ラブ・ミー!イッてんだぁ~@PG
アブノーマル・エクスタシー@PG
OL家庭教師 いじり突く@PG

マンガ『ありふれた職業で世界最強 第三巻』原作 白米良 漫画 RoGa、ガルドコミックスを読書する男ふじき

異世界召喚冒険もの第三巻。

もう、彼が「ありふれた職業(=鍛冶屋)」であった事は全く忘れられてる。職業がどうとかでなく、魔物を食えば魔物のスキルが手に入るのだ。「不味い」とは言っていたが、その手段を使う物が彼以外いないのはご都合主義だろう。三巻からは美少女キャラのお伴が一人増える。非常にお前、いい身分だなな展開。それでもまだ一応続きが出たら読むかなというのは、彼を捨てたクラスメートと化け物化して生き残った彼との再会を読みたいからである。このままずっと再会しないってのも実にありそうだけど。

横浜光音座2で熟女に香港と発情学園20180608-20180614

ちょっとグダグダしてるうちに随分、時が過ぎてしまった。

◆『色情旅行 香港慕情』

▲痺れるポスター

五つ星評価で【★★★】
小沼勝監督、中島丈博脚本、1973年のロマンポルノ。

劇場に貼ってあったポスターの写真が物凄く1970年代して素晴らしかったので発作的に入場してしまった。
浮気妻を探しに香港に行った主人公がドラック漬けになった挙句、日本人旅行客を売り飛ばすみたいな極悪なストーリーの香港ロケ大作。主人公・井上博一を地獄へと誘い込む香港のチンピラやかた和彦がピカレスクにギラギラ輝いてかっこいい。
香港九龍の猥雑な感じはアメ横に似てる。


◆『熟女の色香 豊潤な恥蜜』
五つ星評価で【★★★★前に見てた】
村上涼子主演、沢村麻耶、日高ゆりあ、樹カズ出演 
池島ゆたか監督、2013年のピンク映画。

これ、傑作。2回目なのでラストが凄い事を知っている。
当日、体調が悪くてラストカットに合わせるようにそこだけピンポイントで寝てしまった。何やってんだよ俺。


◆『発情学園 やりたい年頃』
旧題◆『痴漢ハレンチ学園 制服娘の本気汁』
五つ星評価で【★★ガン寝】
上田吾六監督、松岡誠脚本。 2001年のピンク映画。
ガン寝してました。


【銭】
一般入場料金1240円(10円台半端な入場料金って珍しいな)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
熟女の色香 豊潤な恥蜜@PG
痴漢ハレンチ学園 制服娘の本気汁@PG
▼関連記事。
熟女の色香 豊潤な恥蜜(1回目)@死屍累々映画日記

『DEVILMAN crybaby』『ユートピア』トリウッド

トリウッドで見た2本3プログラムをまとめてレビュー。

◆『DEVILMAN crybaby』トリウッド
五つ星評価で【★★★★演出力】
すげーコンテンツだった。
原作のデビルマンをベースに現代化に成功している。
陸上部とラッパーという原作にない要素を導入し、
原作が言いたかった事の発信力を強めている。
特にいつまでも渡らないバトンにはやられた。
又、美紀の正論に対して、悪意の奔流が噴出する凄まじさは
「言語の視覚化」により、原作の衝撃を凌駕しているかもしれない。

残念だった部分もある。
今回、技法がFLASHアニメと言うシステムで作られている。
実はあまりよく分かっていないのだが、
何枚かの絵を続ける事による従来の技法も可能だが、
一度作った絵を加工変質させて次の絵を作る事が得意な技法らしい。

10話続けて見たからかもしれないが、
これがけっこう頭を疲れさせる。
絵の動き方が従来と違って反則な動き方
(出鱈目と言ってもいい)をするからだろう。

それでも人間パートは従来に近づけて
分かりやすい絵や動きを付けているのだと思う。

妖獣たちがデタラメで、デザインも子供のイタズラみたいで
かっこ悪い。ここが本当に残念。
重量感のある永井豪絵、もしくは、別の絵であっても、
生物としてのリアリティーを持つ現実的な絵にしてほしかった。
いや、こんな絵でも伝わってくる話という意味で
天才的(この場合は悪魔的がふさわしいか)な演出力だと思うが。

デーモンに関しては
・人間とデーモンの違いが容姿以外あまり明確ではない。
・デーモンが何をしたがっているか、それはデーモン自身の望みなのか、サタンの発案なのか等が分からない(もしくは分かりづらい)。
・デーモンの特性「合体」が後半になるまで意図的に隠蔽されているかのように描写されない。
・サタンとデーモンが違う物であり、にもかかわらず、その関係に序列が保たれている事に対する理屈が描かれていない。
・デーモンの無差別合体のエピソードがなくなってしまった。
等々、原作の上に構築した物語である為、原作が分かっていないと分かりづらい設定になっている気がする。

エロい部分は上手く作ってある。
『哀しみのベラドンナ』でもこんなんやってたが中々上手い。

最終的に話には泣かされたが、もっとかっけーデーモン見たかった、が結論かな。


◆『ユートピア』トリウッド

▲ビジュアルかっけ。

五つ星評価で【★★★現実上に展開する絵が凄い】
凄い絵をぶちこんでくる。
こういうのを限られた仲間で限られた資金で作るのが凄い。
自主制作であるのに、絵の確からしさがメジャー作品以上。

まあ、でも、頭が整理できずに見終わっちゃった感じだからもう一回見たい。


【銭】
『DEVILMAN crybaby』:1~5話.6~10話をそれぞれ1プログラム1600円にしているのだが、同時鑑賞割引で3000円で。
『ユートピア』:一般1700円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
DEVILMAN crybaby@ぴあ映画生活
ユートピア@ぴあ映画生活

『ゲンと不動明王』『奇巖城の冒険』『日本誕生』新文芸坐

新文芸坐の企画「永遠の映画スター 三船敏郎」から2プログラム。

◆『ゲンと不動明王』
五つ星評価で【★★★子供かわゆいのう】

1961年の白黒映画(本来パートカラー映画だが、今回は全白黒)。102分。初見。
僧侶の千秋実の子供の兄妹、千秋実が後添えを貰う事から兄が隣町に住込奉公に。紆余曲折あって元の寺に帰されたり、又、寺から出たり、子供なんて飯だけ食わせてもらえば幸せだろうみたいな扱いが時代の違いを感じさせる。大人の勝手な都合で子供が振り回されるのは災難だが、決して暗い話ではない。子供の伸び行く力が悲惨さを思わせない。動物と子供には本当に敵わない。

三船は「不動明王」役。大きくなったり、小さくなったり、神様役が妙に似あうのがおかしい。

菅井きんが生け捕りにされたかの如く、まんま田舎のおばちゃん。
笠智衆が『男はつらいよ』より8年早く坊さん役をやってる。他にあるかどうかは分からないが、まあ、坊さんとしていそうだものなあ。


◆『奇巖城の冒険』
五つ星評価で【★★面白ければ文句はない】
1966年のカラー映画。103分。初見。

シルクロードを舞台にした日本人による「走れメロス」。
日本人だらけのアラブ砂漠で伊福部昭のゴジラ使い回し劇伴の中、三船が刀でマラソン正面突破する珍作。
うんでも、翻案しましたってだけで、 ダラダラしててテンポが悪い。重箱の隅をつつくような面白さだけではいかんやろ。

「巖」の字が難しい。


◆『日本誕生』
五つ星評価で【★★特撮は良い】
1966年のカラー映画。120分(全長180分の全長版プリントが見つからず急遽短縮120分版での上映になった)。初見。
『わんぱく王子の大蛇退治』とか見てるからヤマタノオロチがどうにもしょぼく感じる。
天変地異や野火など壮大な背景を描写するための特撮が美しい。
やんごとなきミカドが東野英治郎の悪臣の甘言に踊らされて、身内の三船敏郎につらく当たる、何で何でヨヨヨみたいな、身内痴話喧嘩みたいな話で、三船のベタベタな「悩んでます」演技が鼻に付く。ヤマトタケル役で、神代の神様な訳だが、何かどこか『七人の侍』の菊千代だったり、『椿三十郎』の三十郎っぽい。神様なのに侍っぽいのだ。その癖、強い倫理観に縛られて自由でない。三船一人が感情ダダ漏れみたいな状態なのもどうか。


【銭】
『ゲンと不動明王』+『奇巖城の冒険』:新文芸坐の会員割引250円減の1100円。
『日本誕生』:新文芸坐の会員割引250円減の1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゲンと不動明王@ぴあ映画生活
奇巖城の冒険@ぴあ映画生活
日本誕生@ぴあ映画生活

『官能病棟 濡れた赤い唇』ラピュタ阿佐ヶ谷

五つ星評価で【★★★ホラー表現に馴れた物と目を見張る物がある】
企画「新東宝ピンク映画 ラスト・フィルム・ショー」の1プログラム。
2005年。カラー、初見。

ラピュタ阿佐ヶ谷のチラシによると「ピンク映画であると同時に本格的ホラーであるという不可能を可能にした橋口卓明監督の力作。」うむ。成人映画とホラーがちゃんと問題なく同居してる。今の低予算デジタルホラーより映像の作り込みが実にしっかりしている。口裂け女の近寄りは貞子とか俊雄っぽくって、今、見るとちょっとどうかなと思ってしまわなくもないけど、それと併用される気が狂ったような上下パンは今まで見た事がないだけに、久々に、絵の力で「ゾッ」とさせられた。

女優さんが美しく、ホラー部分に頼る事なく、濡れ場も実に綺麗だ。
ちょっとアップ目でスクリーンを肌色が覆う。
芸術映画ぶってロングでただ撮ってるだけみたいな事をしないので好感が持てる。
要はとても裸が綺麗に撮れてるのである。これは綺麗に撮ってやろうという意思がないと撮れない絵だと思う。割と一番後回しにされてる気もするが、女優の綺麗な裸を魅力的に撮れる事はとても大事な事だ。
ラストカットは妥当な落ちだが、何かもう一手加えてやりたい感じ。ちょっとセオリー通りすぎる。


【銭】
一般料金1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
官能病棟 濡れた赤い唇@ぴあ映画生活
官能病棟 濡れた赤い唇@P.G.
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