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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『センセイ君主』『コード・ブルー』トーホーシネマズ川崎4,6『青夏』新宿ピカデリー10

同日に見た2本+1本をまとめてレビュー。

◆『センセイ君主』トーホーシネマズ川崎4

▲虫歯菌みたいな浜辺美波。

五つ星評価で【★★★★あらあらマンガみたい】
浜辺美波がずっと変顔してハイテンションでアッパー系のドラッグやってるみたいで、うるさいと言えばうるさい、ウザいと言えばウザい。箸が転がってもおかしい年頃と言うから、これはこれでリアルなのかもしれないが、美人な上にバカなのに、野郎目線ではそんなに強い魅力を感じなかった。バカと言っても限度があるだろう。まあ、マンガみたいな役。失恋を忘れるために牛丼屋で4000円分の牛丼を食らう女子高生というのはマンガでなければ都市伝説だろう。あ、ハネすぎててセリフはちょっと聞きづらい。
竹内涼真はクール。ダウナー系のドラッグやってるみたいなテンションで常に冷静。これも極端に振り切ってるからマンガみたいな役。多くの割合を占めつつ入場する女子は浜辺美波の変顔をケタケタ笑いながら、そのダメっぷりに自己同一化し、クールな竹内涼真にハート目線を送る。実に正しい構造のキャスティングだ。
マンガ対マンガが醸し出す、実にマンガな映画だった。振りきった映像効果もあるけれど、男子教師と女子高生の恋愛というタブーを扱ってるにもかかわらず、当たり障りなくライトに見えるのは空気が実にマンガでリアルさが追及されない世界だからだ。監督の前作『となりの怪物くん』も、実はこのテイストで撮りたかっのではないか。彼等はマンガでありながら、リアルで、演技がバラバラで統一されていなかった。つまり、監督に役者が統率できなかったのかもしれない。月本監督は役者が監督の表現したいテイストをちゃんと表現できるのなら面白い映画を作れるのかもしれない。
予告で見てた印象より、全然出番が少ないのに要所要所でいいサポートをしまくる川栄李奈が凄く良い。これはとてもいい香辛料という感じ。
あと、浜辺美波のアッパー、竹内涼真のダウナーに対して、幼馴染男子役を演じた佐藤大樹が実に常識的な演技で、ボケに対するツッコミみたいな位置付けでこれもよかった。一人普通なのがいてくれないと基準が揺らぐ。
映画は浜辺美波の成長を描くと思わせておいて(それも描くが)、観客が思いもよらなかった(そこにノビシロがあると思わなかった)人物の成長も描く。そういう構成はなかなか良く出来ている。


◆『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』トーホーシネマズ川崎6

▲むちゃ可愛い。チキンラーメンの中に沈めたい。

五つ星評価で【★★★大惨事だらけ】
TVドラマ全部未鑑賞。一見さんでGO。分からないって事はなかった。
それにしてもまあ、いいタイミングで事故が起こるって言うと失礼か。もう、事故と身内の話で不幸が山積。その不幸に搬送順位を付けて必死に処理してまとめたら一本の映画になった、みたいな。雑な作りとは思うが、決してつまらなくはない。飽きずに見ていられる。「起承転結」が「起転承承承転承承承承結」みたいなイビツな形になってるので映画っぽく感じない。

ガッキーかわええ。
戸田恵梨香抱かれたい。
比嘉愛未ウェディングドレスに血をぶちまけたい。
あーなんか綺麗どころばっかでリアルに欠ける職場なんじゃないかと思っていたが、男子がイケメン枠が山ピーしかいなく、他が全員凡人タイプで、バランスを取っていたのが面白いキャスティングだと思った(それは映画というよりはTVのキャスティングの話なのだけど)。

山谷花純に着せる、単に汚すためだけのウェディング・ドレスはなかなかお悪い趣味をお持ちのようで。
かたせ梨乃上手いな。
あと出動時に走るのが躍動的でかっけー。


◆『青夏 きみに恋した30日』新宿ピカデリー10

▲二人とも恋愛関係を進める訳にはいかないと意識してるのだが、それなのに両者とも浴衣をチョイスするくらい本能がガチ。

五つ星評価で【★★★やっぱり設定がちゃんと噛み砕かれていない】
葵わかなと佐野勇斗、どちらもイケジョイケメンすぎなくて良いと思う。

都会の「運命的な恋の出会い待ち」女が田舎で意中の異性に出会うが、彼は田舎を出れない理由があった。このまま二人は別れてしまうのか?という話。

えーとさー。君たち二人には遠距離恋愛って選択肢はないの? 
常に寄り添ってないとダメって動物かよ。
そして、葵わかなは2年間の猶予を貰って、一生田舎で暮らしましたってのもアリだろうし。

どうにもよう分からないのは、田舎がダメでダメで嫌で嫌で、と言ってるのに、田舎がダメである理由や都会との格差が描かれてない事である。何で田舎暮らしがダメなの? 東京みたいに原宿がないから? 
そもそも、「田舎」がまず分からない。
「電車を幾つも乗り継いで」ってセリフでだけ言うから遠さが見えないし。
田舎の代表的な場所は、蕎麦屋、酒屋、寄合所、山、川。確かにコンビニとかないんだろうけど、ない故の不便さが描かれていない。蕎麦屋も酒屋もそこそこ客の入りはいいし、山や川ならばともかく、村の中にいる限りはスマホとか普通に使えるみたいだし。若者が出て行って過疎と言うのに、ヤング寄合所はあるし、学校に行けば高校はごくごく普通の教室だし。過疎なら高校が人、集められなくて廃校になりましたくらい言ってもいいし、蕎麦屋も酒屋も観光客は一日一人来るか来ないかで経済的にキツイ、店の中でも基地局がないからスマホは圏外、かろうじて駅のみOKとか、それくらいやらないと。単に山や川が近くにあるイケてる自然遊び場にしか見えない。 
『センセイ君主』の非リアルはカリカチュアだが、『青夏』の非リアルは説明不足による物だ。

うんまあ、そうは言うものの他愛もない話として楽しめたは楽しめた。
何かそれが後からちょっと悔しくなってきた。


【銭】
『センセイ君主』:トーホーシネマズデーで1100円
『コード・ブルー』:トーホーシネマズデーで1100円。
『青夏』:チケット屋で前売券を900円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
センセイ君主@ぴあ映画生活
劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-@ぴあ映画生活
青夏 きみに恋した30日@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
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