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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

54才で40肩その後

2018年12月15日(土)朝に始まった四十肩(医療機関非公認)、
約一週間後の2018年12月22日(土)現在(一日オーバーしたか)、
どんなんなったかと言うと、ほぼ収束しました。

肩が頭上に上がらないとかいう事もなく、
筋肉痛のような痛みもほぼほぼ抜けてます。
明確な理由はよう分からないのだけど、
痛みが残る動作を痛みを我慢して繰り返す事によって
その部分の筋肉なり何なりの使用許可を貰い直すような感じ。
ほぼほぼ貰い直して、痛みのない部分を増やしていき、
まだ少し残っているが日常生活に支障があるほどではない。

元々なんで四十肩になってしまったか原因が分からんので
再発の可能性は大いにある。
多分、不摂生とか貯まると出るんだろうなあ。
物言わぬけど『タリーと私の秘密の時間』のタリーかよ、おめ。

▼関連記事。
54才で40肩@死屍累々映画日記・第二章

(2019/3/24にカテゴリ「ふじき78記録部」から「ふじき78闘病部」に移動)

マンガ『あさひなぐ 第二十七~八巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじき

二十七巻がインターハイ団体戦第一戦、本当の戦いの開始まで。
二十八巻がその戦いを乗り越えて、次の戦いの前の間奏部分まで。

徐々に姿を現す出雲英豊。
そして熊本東の島田の壊れ方が気になる。

だが、二十八巻で一番良かったのは、大倉先輩の
「ペース配分ができるデブなんだよ!!」だな。

マンガ『村人ですが何か? 第4巻』原作 白石新 作画 鯖夢、ドラゴンコミックスエイジを読書する男ふじき

読んでた奴の続巻。

ずんずんつまんなくなっているのはマンガがゲーム化しているからだろう。私はゲームをやらないから面白く思えないが、ゲーマーが見れば面白いのかもしれない。ただ、試練をクリアするのに、この技とこの技を結合して出して、こういう理由で勝利するというのが話の作り手しか知らなければ、どんな勝敗操作も出来てしまう。それはインチキじゃないか? 物語の流れその物を作るのは作者だから、バトル構成をインチキ呼ばわりするのは失礼かもしれないが、そういうのはやはりインチキに見えないように自然に読者に周知した情報の中から気付かないような奇手を出すからこそ、そうかそうかとなるのだ。理屈があってるから勝って正解、ただそれだけではない。

ほぼ全否定するような感想になったが、ラスト1頁の引きの強さには期待を高めてしまった。

『新宿パンチ』新宿シネマート1


▲パンチ(左)とヒロイン(右)。

五つ星評価で【★★★城定クオリティ】
城定秀夫監督だから、最低「面白い」事は分かってる。残りはどれくらい面白いか、だ。残念ながら、はっちゃけてって程でもなかった。但し、決してつまらない訳ではない。単に評価ラインが厳しいだけなのである。いつものファニーな感じは好きだし、そこから殴り合いのハードな展開もちゃんと見せるし、やっとヒロインが自分語りできるくらい主人公に気を許す自転車の二人乗りのシーンも絶妙だし。あー、いい映画じゃん。

地毛が超癖っ毛である為、いかついパンチにしか見えずずっと喧嘩に巻き込まれてきたファニーでファンシーな男が新宿歌舞伎町で惚れた女の為にスカウト稼業に精を出す。そこに巻き起こるスカウト戦争、みたいな話。

主役の小澤廉はパンチに熱血顔、ダブダブスーツで絵として目立つのが良い。けっこうアクションシーンも多いのだが、喧嘩の強さが頭突き以外はカラキシという設定っぽいのが後半揺らいでしまっている。ケンカは弱いが武器でも何でも使ってトントンくらいでいいと思うのだが。仲間に助けられるみたいなパターンでもいい訳だし。外見と違って、よく言えばナイーブ、悪く言えば女々しい男。

主人公に対峙するヒロインに吉倉あおい。ラスボスの情婦である過去を持ってたり、借金背負ってたり、それでも自力で立ち直ろう、正しくあろうとする信念を持っていたり、色々な面を持つので、割とちゃんとやらないとバラバラな変な女になってしまうだろうに、ちゃんと一人の悩める女性に見えたのは演技、上手いんじゃないだろうか? ボーイッシュなサバサバ姉さん良かった。大体、この子が良くないと映画全体が成立しないからね。

ヒロインの生活を拘束している乱暴者のスカウトに毎熊克哉。屑くっていいわあ。毎熊さん(ちょっとマイク真木さんみたい)は屑なんだけど、東映のヤクザ映画に出てくる悪役みたいに生まれた途端に悪人の人生を歩むんだろうみたいなタイプの悪相ではない。どっちかって言うと二の線。二の線だけど二枚目と断言するほどいい男ではなく、「不良」とか「普通」の成分が入り込んでる。ちょっとその辺にいそうなくらいのいい顔の悪い人。だから、リアル。ちょっとありそうなくらいの挫折で、ちょっと手を出して見るかくらいの覚悟で違法な薬物を扱う。この辺が割とありえないテンションの三の線の主人公とヒロインに対する現実からのカンフル剤みたいな歯止めになってるのが上手い。この毎熊氏は小澤廉であったり、その先輩スカウト宮崎秋人の落ちていった先の姿の大人なので、その大人と対比する子供としての小澤廉との対比は良かったが、大人同士、そっち側に落ちなかったスカウトグループのヘッド、矢柴俊博(いい演技してるわあ)との対決も本当は見たかった。大人同士でそこは言いたい事や、付けなければいけない落とし前もあって然るべきだろう(ヤクザ映画ではないから、その辺はグレーゾーンでも許されるのだが)。

あと、チラシに名前が載ってないが二人目の女の子さっちゃんも良かった。
一度退場してから、もう出番がないとは思わなかったけど。


【銭】
テアトル会員割引+曜日割引で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
新宿パンチ@ぴあ映画生活

PS 題名だけ聞いた時、絶対ボクシング映画だと思ったのに。
PS2 題名的には「パンチ」の後に「ら」が付いてもOK。

『恐怖のまわり道』シネマヴェーラ渋谷

五つ星評価で【★★★まずいの主体違い】
1945年、白黒、68分。初見。
特集上映「蓮見重彦セレクション ハリウッド映画史講義特集」から1プログラム。

映画が悪いんじゃなく俺が悪かった。
仕事が押して昼、夕飯抜きで仕事抜け出すようにして、やっとヴェーラに到着したので集中力が弾切れしてしまった。又、字幕が多いってか、ずっと主人公が喋り続けてるのよ。なので多分、映画は悪くないんだけど、俺が映画を見る状態に自分を保てなかった。突発的に進行してる四十肩とも戦い続けてるってのも言い訳の一つに加えておこう。ダメ人間だからそんな事もあるさ。何だ。覚醒剤でもやらな映画を見れんのか俺。やらんぞそんなん。



【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
恐怖のまわり道@ぴあ映画生活

『シン・ゴジラ VS 立花萬平』 @pad299 @mary_day

深夜リプだけでほぼ見る人がいないのは勿体ないと思ってちょっと修正してブログ記事に昇格させました。

世良「いいか立花くん、あの怪物を倒す武器を作るんや」
萬平「僕は武器や兵器は作らない」
福子「お願い萬平さん、これはきっと萬平さんが言っていた沢山の人を幸せにする発明になると思うわ」
萬平「分かった。やってみよう」
世良「ええ銭の匂いがしてきたで」
萬平「巨大な怪物に見合う大きさの全長200メートルの根菜切断器を作りましょう」
自衛隊士官「怪物の熱線で近付けません」
萬平「怪物の今いるエリアは海から近いですね。無尽蔵にある海水を吸い上げて怪物と機械の間に何層もの膜を作りましょう」
自衛隊士官「これはやってみる価値があるかも」
世良 「出来た塩は高う買うてな」


マリーさん「(凝固したシン・ゴジを見て)でも、あんなになってちょっと可哀想」
萬平「怪物の口からダネイホンを投与してやりましょう」
 一堂、慌てふためく。
福子「そんな事をしたら又、怪物が暴れ出すんじゃないの?」
萬平「世の中、悪い人はいないよ。神部くんだって空腹の時は泥棒だったじゃないか」
忠彦「怪物はともかくそんな奴にたかはやれん」


あと、矢口蘭堂には国民を落ち着かせるために「萬平印の蝶ネクタイを着てCMをやって欲しかった」

▼他のまんぷく関連記事。
『まんぷく』まとめ記事@死屍累々映画日記・第二章

54才で40肩

2018年12月15日(土)、目を覚ましてから左手がどうも痛い。
上腕二頭筋あたりの角度を上にあげようとすると
筋肉痛のような痛みが発生する。
ネットで事象見てみると、四十肩とか五十肩とか言うものらしい。
そんな一日でドガシャカーンと来るものと言う印象ではなかったので単純に驚いた。秘かに忍び寄ってきて、知らぬ間に身体も委縮し、腕とか自然に上がらなくなると思っていた。そうじゃないのね。とりあえずマッサージなどしながら、腕の可動範囲をリハビリのように少しずつ取り返そうと思ってる。取り返せるかどうかはよう分からん。病名が該当するような年だからしょうがないはしょうがないのかもしれないが、周りにそういう人の話を聞かなかったから自分に来るとは思ってなかった。

いい対処方法とか知ってる人がいたら教えてほしい。
「死ね」とか、なしで。

▼関連記事。
54才で40肩その後@死屍累々映画日記・第二章

(2019/3/24にカテゴリ「ふじき78記録部」から「ふじき78闘病部」に移動)

『こんな夜更けにバナナかよ』一ツ橋ホール


▲車椅子って相手を見上げる形になる事にまず問題があるみたいな事を乙武さんが言ってなかったっけ?

五つ星評価で【★★★キャスティングが素晴らしい。話はベタ。演出はちょっと山場の設定違えてないか?】
まず、主役の大泉洋。何て的確なキャスティングであろう。
『水曜どうでしょう』で見せる悪態の数々。彼はデビュー以来ずっと悪態をついている。どんなに悪態をついても嫌われないキャラクターなのだ。そら、この役にピッタリだろう。おそらく実話の本人に似てる似てないよりそこが大事だ。演技としては後半ちょっと滑舌よすぎる。そこは減点しておきたい。同様に『グリンチ』もピッタリのキャラクターであり、車椅子にずっとグリンチが座っていても絵的にはともかく、物語的にはそんなに違和感ないかもしれない。いや、絵的に問題があるだけで、大問題だけど。
メイン助演の二人、高畑充希と三浦春馬。高畑充希は可愛い。それだけだ。それだけで充分だけど割とそれだけだったのでビックリした。ちょっとダサい感じの服は時代が現代でないのでスタイリスト上手いなと感じた。三浦春馬はとてもイケメンなのだけど、線を細くしてイケメンすぎないように作ってる。イケメンだけど堂々としていないからギリその辺にいそう(本当はいない)。この二人は観客の気持ち代表。高畑充希が最初は反発してるけど、徐々に大泉洋の内面を理解していく役。三浦春馬が最初は同調しているけど、徐々に大泉洋との生活に疲弊して遠ざかっていく役。三浦春馬主体性のなさそうなところが上手い。主体性はないがプライドは高く、主体性その物でプライドはそこそこある大泉洋、そして同じく主体性が強くプライドそこそこの高畑充希と好対照である。見掛けは違うが、大泉洋と高畑充希のメンタルは近い。高畑充希が大泉洋に「鹿野さん(大泉)は何様?」と疑問を投げかけるが、では、「高畑充希自身が何様」かと問われれば彼女はきっと答に窮するに違いない。三浦春馬の主体性のなさから脱線したが、三浦春馬に戻って、そんなカットはないのだが彼は白のブリーフ履いてそう。同じくそんなシーンはないが高畑充希はキツイ色のパンツを履いてそう。あー見たい(春馬君のはどうでもいい)。
介護ボランティア三人。萩原聖人、渡辺真紀子、宇野祥平。この三人が上手いわあ。そこに置いておけば映画が成立するみたいな安心感。本当はこの三人にもそれぞれ大泉洋同様のドラマがあると思わせる幅。渡辺真紀子は当然、子持ちで主婦だろうが、萩原聖人や宇野祥平なんて何をやってるかも分からない謎の人だもの。でも、うさんくさくはない。そこにいると、もうそこに溶け込む。この辺にリアリティーのない人置いちゃうと、それをカバーするのに脇役を増やさないといけない。グッジョブである。いくら貰ってるかは知らないが、ギャラの5倍くらい貢献してるイメージ(萩原聖人はギャラ高いか?)。
病院の先生、原田美枝子。この人が病院にいたらきっと気づかず診察受けちゃうと思うわ。
看護婦、韓英恵。クール&ビューティー。出番多くないけどニヤっとするキャスティング。
そして母、綾戸智恵。あんなキャスティング反則だろう、みたいに嵌る。彼女が出るシーンはみんな良い。

ドラマとしては、一番盛り上がる山場が思っているより前に来てしまった為、後半長く感じた。その辺のバランスがあまり良くないのは残念だったが、映画の出来としては拾い所が多く、トータル面白かったと思う。しかし、自分はボランティアはやれないな。多分、そういう時間の割き方が出来ない。いや、逆で、映画見る時間を全部ボランティアに傾けるならばボランティアも出来るのか。そっちでもいいと言う確証がこの映画に出るくらい魅力的な人物であるなら、沼に引きずり込まれてしまうのかもしれない。


【銭】
雑誌で応募して試写を見せてもらったからロハ。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話@ぴあ映画生活

PS 前田哲と大泉洋って『パコダテ人』じゃん

『花札渡世』シネマヴェーラ渋谷

五つ星評価で【★★★辰夫はどうも】
1967年、白黒、93分。初見。
特集上映「任侠映画の世界 滅びの美学」から1プログラム。
知人の推薦で観たけどけっこうアバンギャルド。
主人公の梅宮辰夫は一本筋の撮った渡世人で、賭場で相手のイカサマを見抜く技量がある。
梅宮辰夫の親分が遠藤辰雄、おじき分が安倍徹。配役通り、欲と色の権化みたいな役である。
遠藤辰雄の血のつながらない娘が小林千登勢。遠藤辰雄と出来てる素振りを見せながら、安倍徹が欲しがり、小林千登勢は梅宮辰夫を狙っている。この愛欲グチャグチャの一家の賭場に伴淳と鰐淵晴子の親子がやってくる。
鰐淵晴子、病んでて綺麗。
結局、伴淳は殺され、梅宮は遠藤を手にかけ、鰐淵を逃がし、約束をして自首をする。
5年後、約束は破られ、それでも辰夫は惚れた女の為に身体を張る。

梅宮辰夫以外は全員悪人である。
小林千登勢なんて、鼻歌を歌いながら恋敵を強姦させ女郎屋に売るのだから、超極悪である。
そんな中で辰夫が貫く正義が粋なのだが、とは言っても梅宮辰夫だからなあ。それが邪魔して単純に楽しめなかった。正義の旗頭として見るには、後の世の狂いっぷりを見過ぎていた。



【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
花札渡世@ぴあ映画生活

『フェリーニのカサノバ』『フェリーニのアマルコルド』早稲田松竹

企画「フェデリコ・フェリーニ監督特集」。
フェリーニは好きでも嫌いでもない。見てるのは『そして船は行く』以降と『道』『8 1/2』『魂のジュリエッタ』くらいだろうか。見世物性と抒情性を併せ持った作家性は昔は唯一無二だったが、ちょっとずつ同じタイプが増えて浸食されつつある感じ。痛ましや。

◆『フェリーニのカサノバ』早稲田松竹
五つ星評価で【★退屈で退屈で】
1976年、カラー、155分、初見。
SEXしかない男の一生一代記。凄みよりダラダラ長さが目立つ。話がぶつ切りで登場人物の誰にもに魅力を感じないからだろう。
見世物性の俗悪さを精一杯拡大させた作品で延々とうそ寒い景色が展開する。うそ寒い景色しかない世界なのに美術や小道具は超豪華。出てくる人物が更に虫のように見えた。ともかく長くて、完落ちしまっくた。


◆『フェリーニのアマルコルド』早稲田松竹
五つ星評価で【★★★★バラエティーな群集劇】
1973年、カラー、125分、初見。
おらが町の一年。
町のみんながカメラ目線で、語りかけてくる楽しい冒頭部分から、いい意味で下世話なイタリア人感覚丸出しの2時間。おもろいけど『フェリーニのカサノバ』見た後で疲れていたからちょっと長く感じた。怒鳴る校長先生とかの確立したキャラ(実は全体のドラマとしてはそうそう必要でない)がいっぱいいるのも楽しい。スキンヘッドで眼光鋭い紳士なんて大葉健二(初代ギャバン)みたいだよなあ。
アコーディオン奏者最高。盲目で髪振り乱してて頑固。
もちろんニーノ・ロータの曲が素晴らしいのである。


【銭】
一般入場料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
カサノバ〈1976年〉@ぴあ映画生活
フェリーニのアマルコルド@ぴあ映画生活
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