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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『花札渡世』シネマヴェーラ渋谷

五つ星評価で【★★★辰夫はどうも】
1967年、白黒、93分。初見。
特集上映「任侠映画の世界 滅びの美学」から1プログラム。
知人の推薦で観たけどけっこうアバンギャルド。
主人公の梅宮辰夫は一本筋の撮った渡世人で、賭場で相手のイカサマを見抜く技量がある。
梅宮辰夫の親分が遠藤辰雄、おじき分が安倍徹。配役通り、欲と色の権化みたいな役である。
遠藤辰雄の血のつながらない娘が小林千登勢。遠藤辰雄と出来てる素振りを見せながら、安倍徹が欲しがり、小林千登勢は梅宮辰夫を狙っている。この愛欲グチャグチャの一家の賭場に伴淳と鰐淵晴子の親子がやってくる。
鰐淵晴子、病んでて綺麗。
結局、伴淳は殺され、梅宮は遠藤を手にかけ、鰐淵を逃がし、約束をして自首をする。
5年後、約束は破られ、それでも辰夫は惚れた女の為に身体を張る。

梅宮辰夫以外は全員悪人である。
小林千登勢なんて、鼻歌を歌いながら恋敵を強姦させ女郎屋に売るのだから、超極悪である。
そんな中で辰夫が貫く正義が粋なのだが、とは言っても梅宮辰夫だからなあ。それが邪魔して単純に楽しめなかった。正義の旗頭として見るには、後の世の狂いっぷりを見過ぎていた。



【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
花札渡世@ぴあ映画生活
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