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『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』ユーロスペース2


▲ファッション映画なのに、イカシたファッションの写真少なし。デザイナーはモデルちゃうからなー。

五つ星評価で【★★★なるほど】
「ヴィヴィアン・ウエストウッド」というブランド名を耳にした事はあったが、実際どんなデザインかはよう知らんかった。なんだ、いかれた婆さんだね、イカスね。俺はあんな服はごめんだけどね。着こなす側に覚悟を強いるような服はアルマーニだろうが何だろうがごめんだ。イギリスのパンク出身のデザイナーが伝統的なイギリスでなかなか認められなかったのは、この映画を見た後だとよく分かる。「反骨」だからではない。レース編みのように繊細なところは病的に繊細。性器などメッセージの為なら羞恥心を度外視して開放する。そして色彩が、シックに抑える事も技術的に出来るが、ともかく吐き気を催すほどにビビッド・カラーだ。ヴィヴィアン・ウエストウッドはストレートだが、作られる衣服はどっぷり教科書のようにゲイ・カルチャーだわ。これは伝統を重んずる重鎮に好まれないだろう。
不敵な面構えの婆ちゃんの顔を見てるだけでも映画としては成立する。その顔や声や語る内容に魅力がある。世界を股に掛けて凄い事をやっていたのに、金に疎くて全然破産寸前みたいなエピソードがおかしい。
彼女の二人いる息子が彼女と同等か老けて見えるのが凄い(長男なんて仙人みたいな風貌よ)。


【銭】
ユーロスペース会員割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス@大江戸時夫の東京温度

日本インターネット映画大賞・2018年分の投票記事だふじき

日本映画

【作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「DB超ブロリー          」    点
2位  「カメラを止めるな!       」    点
3位  「クライング・フリーセックス   」    点
4位  「パンク侍斬られて候      」    点
5位  「ラーメン食いてえ!       」    点
6位  「野球部員演劇部の舞台に立つ!  」    点
7位  「祈りの幕が下りる時      」    点
8位  「雨の首ふり坂          」    点
9位  「来る                」    点
10位 「斬、                 」    点
【コメント】
 選出理由は1位理屈じゃない。もう王道のドラゴンボールの熱さと適当さは未だに自分にとって魅力があるという事を再確認できた。2位こういう物の見方がありますよと提言した映画。この見方や新しい見方を活かした映画がいっぱいできれば、映画はまだまだ大丈夫じゃないか。3位こんなくだらない映画、大好きだ。今年一番くだらなかった映画。「ギドラさん」じゃねーよ(笑)4位悪評が物凄く高まっているのだが、石井岳龍の映画ならこれでいいんじゃないか。浅野忠信の顔メイクと染谷将太のオシャレから程遠いバカの演技が心地よい。染谷将太って割とどれもベース同じ演技だしこんな風に活かすのが難しい役者だと思う。5位ラーメン修行に励む女の子二人というのは無駄ない華があっていい。同じ修業物で「ちはやふる 結び」よりこっちを取った(マイナー贔屓)。6位凄く真っ当。これも誰か一人くらい推す人がいないと勿体ないなあという観点から推した。そういう意味では「世界でいちばん長い写真」や「たまゆら」「見栄を張る」とかユーロスペースは評判に上がらないけど、いい映画を掛けている。7位松嶋菜々子と阿部寛って大女に大男だからかスクリーンに映えるなあ。8位中村梅雀がこんなイメージの役ができるんだという意味で見事。9位ホラーなのに怖くないけど、見世物としての大祭礼がたいそう面白い。他で見れないような小松菜奈、松たか子、柴田理恵を出したのも評価点。10位ぬめっとして気持ち悪いけど惹かれるのは、凄いよなあ。

【監督賞】          
   [山田尚子(リズと青い鳥)]
【コメント】
 一つ一つ積み上げて作る作品の緻密さが地に足がつきすぎてて眩暈がするよう。

【主演男優賞】
   [松坂桃李(孤狼の血)]
【コメント】
 ラストのいかれっぷりがステキ。全体前半から3/4くらいは役所広司の映画だが、残り1/4が松坂桃李の映画になっているのは中々立派な演技だからだと思う。

【主演女優賞】
   [浜辺美波(センセイ君主)]
【コメント】
 ああ見えて凄く計算が出来る役者バカだと思う。次点は「小松菜奈(恋は雨上がりのように)」。あんなかーいくて真っすぐな女の子を弄びたい。弄びたいと思えない浜辺美波が凄いは凄い。

【助演男優賞】
   [宇野祥平(恋のクレイジーロード)]
【コメント】
 普通じゃなさすぎていいわあ。異物感が半端ない。見れば分かる。

【助演女優賞】
   [前田敦子(のみとり侍)]
【コメント】
 実はあまり大した役じゃないのだが、前田敦子を思い浮かべる時「饂飩粉」がセットになって浮かぶようになってしまった事に敬意を表して。

【ニューフェイスブレイク賞】
   [毎熊克哉(北の桜守/ご主人様と呼ばせてください/新宿パンチ)]
【コメント】
 今一番「屑」が輝く男優。『北の桜守』で吉永小百合をさらっと「やっちまいましょうぜ」と言ったのはもう伝説な気がする。

【音楽賞】
  「斬、
【コメント】
 おそらく撮影素材に合わせた音楽ではないのだけど、構成上一部の隙もない。


外国映画

【作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「インクレディブル・ファミリー  」    点
2位  「殺人者の記憶法        」    点
3位  「アベンジャーズIW    」    点
4位  「代立軍       」    点
5位  「コンフィデンシャル 共助    」    点
6位  「犯罪都市   」    点
7位  「カイジ動物世界       」    点
8位  「ダンガル、きっと強くなる    」    点
9位  「ジオストーム     」    点
10位 「怪怪怪怪物!           」    点
【コメント】
 選出理由は1位横綱相撲。2位とんでもないアイデア3位まだ途中だけど凄い長期スパンでワクワクさせられてる。後、長尺がストレスにならないスムーズ且つ漏れなき脚本が素晴らしい4位頑張れイ・ジョンジェ(男泣きの映画)。5位ユ・ヘジンもそこそこに頑張れ(いい感じのファミリー映画)。6位マ・ドンソク頑張りすぎ。『ミッション・インポッシブル』のトイレ戦はおそらくこの映画からのイタダキで、この映画の方が凄い。7位限定ジャンケンに絞ってジックリ見せてるのは日本版よりも原作を活かしたいい処置だと思う。ピエロは謎なんだが。8位楽しいインド映画も一本くらい入れておきたかった。インド映画の次点は『パッドマン』。9位凄い荒い映画なのだけど、そういう映画も可愛いじゃん。10位怪物がイジメの対象になるという視点が頭おかしくて最高。

【外国映画 ベストインパクト賞】
   [ジェラルド・バトラー(ジオストーム)]
【コメント】
 ジェラルド・バトラーって役柄が変わらなくていいなあ。

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【ふじき78が選ぶ○×賞】
   [大泉洋] の映画6本って凄いな「こんな夜更けにバナナかよ」「恋は雨上がりのように」「焼肉ドラゴン」「パパは悪者チャンピオン」、アニメの声で「グリンチ」「ドラえもん のび太の宝島」。
【コメント】  ちゃんと出る物がそこそこの収益稼いでるのが凄い。

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(同意しない方は「同意する」を「同意しない」に書き改めて下さい)
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付記
2018年は1月1日に新宿バルト9-3で『龍の歯医者 特別版』が映画初め。
12月30日にトーホーシネマズ新宿12で『春待つ僕ら』で映画収め。
536本459興行431912円鑑賞料金で使用。1本平均約806円。

『ビッグ・リーガー』『月蒼くして』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「蓮見重彦セレクション ハリウッド映画史講義特集」から2プログラム。

◆『ビッグ・リーガー』
五つ星評価で【★★★★だって、ちゃんと面白いんだもん】
1953年、白黒、71分。初見。
ロバート・アルドリッチ監督。
NYジャイアンツの入団志望テストでの人間模様を描く。
という事で若い入団志望者がゾロゾロ出てくるのだが、必要なメンツはきっちりとキャラを立て、それほど必要でない人材はバッサリそのほか大勢で扱うという事で、誰の何を見せようという整理が効いているから、話の上で混乱しない。アルドリッチは客に対して優しいと思う。



◆『月蒼くして』
五つ星評価で【★★★凄まじい会話劇だが、そこに人がいない気がする】
1953年、白黒、99分。初見。
オットー・プレミンジャー監督。
会話・会話・会話の嵐、その会話で変わる二人とか三人組の関係性の妙。この暴風雨のように止まない会話劇は、ある意味スクリューボール・コメディーの到達点と断言してもいいのだろうけど、これ、脚本はよく出来ているけど、会話に人間が引きずられすぎてて好きになれない。キャラが立たずに会話だけ浮いてる感じ。私はコメディーとかで、単に状況に右往左往する人間が見たいのではなく、右往左往するその人達が、だから「どうだ」と感情を露わにしたり平然とする振りをしたり、という流れが好きだ。それはそういう所に「人間」が出るから。この映画の主演のマギー・マクナマラは主演女優賞の座を『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンに奪われたのだそうだ。うんまあ、それは正解だと思う。ちなみにこの映画の主演男優はこっちにも出てるウィリアム・ホールデンである。



【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ビッグ・リーガー@ぴあ映画生活
月蒼くして@ぴあ映画生活

2017年12月記事書きそこなった映画鎮魂祭

題名まんまです。一月単位で記事書きそこなった奴を1行ずつでも消化していこうと思います。

『覆面系ノイズ』新宿ピカデリー4
五つ星評価で【★★★流石にもうあまり覚えてないのだが、当然、中条あやみはステキだった。それは確実である。真野恵里菜もいい立ち位置だったに違いない。だって真野ちゃんなのだから(この頃からボコボコ客演が増えてきた印象)】

当時のツイッター感想。

下らないけどこれ好きだ。原作を壊して映画にするか、原作を尊重して映画ではなくすかで後者を選んだ。元々の人物設定がリアルじゃないのだ。良くも悪くも直球のど少女マンガ。

なので物語上の現実感は乏しい。色々、不可能な偶然が複雑に絡まってる。中条あやみが子供時代に連続して分かれた形の男の子が小関裕太、志尊淳と二人いるという設定も非常に分かりづらいし、あまり、その設定にする必然性を感じない。小関裕太の実年齢は知らないが、大人に対しても堂々とした立ち振る舞いをするので、大人びて見える事もあり、わざわざ制服を着ていても高校生に見えづらい。AV撮影の大人高校生みたいである。でも、ヒロインへの思いを全て金に変えてしまった為いまさらヒロインに合わす顔はないという拗れた設定はなかなか可愛いと思う。ホモじゃないから小関裕太で欲情したりはしないけど。この小関裕太と中条あやみと三角関係になるのが志尊淳。有名になったものだ。この頃はやはり中条あやみの知名度が飛びぬけてて、三角関係の二角は精いっぱい追いかけてる形だった。今だったら、中条あやみと志尊淳は対等か小さく逆転くらいだろう。志尊淳はこういう大人しい性格のいいキャラが嵌る。志尊淳のバンド仲間磯村勇斗、杉野遥亮が壁ドン映画ヒエラルキーを未だに這いずり回ってるのを見ると、生きていったり、その中で映画やドラマに爪痕を残していったりってのは実に大変だって事が良く分かる。彼等のどこが悪い訳でもない。どこが突出してたかも覚えてはいないが(残念)。


『この世界の片隅に』早稲田松竹
五つ星評価で【★★★★超ちゃんとした映画。凄いけど一部の人のようにドップリは嵌らなかった。その辺は気恥ずかしいからじゃないかな、正しさが】

初見も二回目も結局、感想を書かなかった。
良作の感想は実に書きづらい。
で、一回目見て、ともかくこれがコアだなと思ったのは一点。

これはちびまる子ちゃんが戦争に巻き込まれる話。そんなん同化して見るしかないだろ。

「のん」の宛て声が上手い、上手くないは私、あまりよく分からないのだが、こういう人はこういう声を出しそうだなという「似合った」声だった。


【銭】
『覆面系ノイズ』:松竹系ポイントカード6ポイント使用で無料入場。
『この世界の片隅に』:早稲田松竹ラスト1本割引900円。

▼作品詳細などはこちらでいいかなは今回こっぱずかしい状態だから省略。

12/2 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ギンレイ
12/3 『不都合な真実2 放置された地球』みゆき座『フルメタルパニック! ボーイ・ミーツ・ガール』角川新宿2
12/4 『忠臣蔵外伝 四谷怪談』文芸坐
12/5 『彼女がその名を知らない鳥たち』新宿バルト9-2
12/6 『忍法忠臣蔵』『珍説忠臣蔵』文芸坐『映画の教室』FC小ホール
12/7 『四谷怪談』神保町
12/8 『ライオン』ギンレイ
12/9 『サラリーマン忠臣蔵』『わんわん忠臣蔵』文芸坐
12/10 『刀剣乱舞 花丸』東宝渋谷4。『大岡政談 妖棋傳 白狼の假面』『大岡政談 妖棋傳 地獄谷の対決』ヴェーラ
12/11 ★『HiGH & LOW THE MOVIE3』丸ピカ3(シリーズ映画括り枠で後からまとめて記事にする予定)
12/12 『DESTINY 鎌倉ものがたり』木場3『曇天に笑う<外伝>決別』新ピカ4『セントラル・インテリジェンス』武蔵野館2
12/13 『ガールズ&パンツァー最終章1』UCT1『ムーミン』丸の内Toei②
12/14 『日本敗れず』ユーロ2『探偵はBARにいる3』東宝新宿11
12/15 『アデラ』FC小ホール
12/16 『裁かれる越前守』神保町
12/17 『太陽』キネカ大森2
12/18 『否定と肯定』東宝シャンテ1
12/19 『妖怪ウォッチ シャドウサイド』東宝日本橋2
12/20 『火事だよ! カワイ子ちゃん』FC大ホール★『覆面系ノイズ』新ピカ4『GODZILLA 怪獣惑星』東宝新宿1
12/21 『オリエント急行殺人事件』東宝日本橋6
12/22 『仮面ライダー平成ジェネレーション』東宝錦糸町7
12/23 『怪物はささやく』ギンレイホール
12/24 『火花』東宝日本橋3『君は僕をスキになる』神保町『就職戦線異状なし』神保町
12/25 『カンフー・ヨガ』スカラ座
12/26 『トリノコシティ』シネマート新宿1
12/27 『オレの獲物はビンラディン』シネマート新宿1『未成年だけどコドモじゃない』東宝新宿8『美女と野獣』ギンレイ
12/29 『リベンジgirl』東宝錦糸町8
12/30 『DESTINY 鎌倉ものがたり』東宝日劇2★『この世界の片隅に』早稲田松竹

▼関連記事。
・この世界の片隅に@死屍累々映画日記・第二章
この世界の(さらにいくつもの)片隅に@死屍累々映画日記・第二章

御年賀2019

猪




今年の年賀状です。
何をとち狂ったのか1981年の元旦を祝ってます。

マンガ『アップルシード 第一巻』黒田硫黄、モーニングKCを読書する男ふじき

黒田硫黄って驚異のデッサン力を持っている。
一言で言うと「上手い絵」。
但し、マンガの絵は下手だ。分かりづらい。読みづらい。
つまり、仕上がりが悪く、そもそもの絵の上手さを損なっているのだ。
マンガの絵は記号の集合体である。
その記号を損なうように筆ペンみたいなのでペン入れが
済まされている。にも関わらず、その絵からは絵の上手さが
透けて見えるから腹正しい。

2017年11月記事書きそこなった映画鎮魂祭

題名まんまです。一月単位で記事書きそこなった奴を1行ずつでも消化していこうと思います。

◆『スター・ウォーズ フォースの覚醒』トーホーシネマズ日劇1
五つ星評価で【★★★あら】
そーかー、こんなんも感想書いてへんかったんかあ。もう大昔な気がする。っつーか、あれね。『SW 最後のジェダイ』公開時の振り返り上映だけど、それ以前の本上映でも感想を書き漏らしてるのね、私。

初見時の感想は、大枠としてSW気分をちゃんと取りつつ、娯楽作品に仕上がってる事に感心した。実に上から目線な感想なのであるが、SWなんて上から目線で見ていい映画なんだもん、やーい、やーい。後、景色がちゃんとSWっぽい。ラストにあの人が出てくるのはまー、原点回帰らしくていい。

二回目見ての感想はSWに黒人はやはりあまり似合わないんじゃないかな。差別する気はない。黒人の黒い頭部の下に付いてるストーム・トルーパーの西洋甲冑みたいなデザインが特に合わないと感じた。ボイエガのゴツゴツした「5秒に1回は差別されてそうな顔」だと、ラテンなランド・カルリシアンと違って違和感が残ってしまうのかもしれない。どちらかと言うと現実感を忘れたくて見たい映画シリーズだから。
それと主役のレイの衣装が妙にかっこ悪く感じた。

こんなとこか。

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』タイトル決定時のツイート近辺。
・つまり「理力の朝起ち」か?
・「フォースの覚醒剤」で使いすぎると身体を虫が走るのか?
・SW新三部作タイトル予想
 「フォースの覚醒」
 「フォースの就寝」
 「フォースの起きたり寝たり」


◆『我は神なり』ユーロスペース1
五つ星評価で【★★★★★凄いタイトルだが、タイトルに負けない鬱具合が凄い】
誰かが誰かの神たりえるという事の反対に誰かが誰かの悪魔たりえるという公式を成立させているところがクレバー。
チラシに書いてある「嘘で庶民を惑わす牧師 × 真実をまくし立てる悪魔」という構造が秀逸。牧師は正しくこそないが、完全に正義が欠落した人間でもなく、実は大きな流れの中に使われる歯車アドルフ・アイヒマン的人物である。悪魔も粗暴な地場ヤクザであり、決して英雄として捉えられる人間ではない。組織には刃向かえない梅宮辰夫VSシャブ中とかで手が付けられない川谷拓三の戦いみたいなもんか、いや、その人選じゃ伝わらない。
どっぷり、鬱に浸ってて凄い映画ではあるけど、あと20年くらいは触れなくていいや、勘弁してください、ほっといてください、お願いだから『時計じかけのオレンヂ』のベートーベンみたいに見せるのはやめてくれよな感触の映画。アニメでラース・フォン・トリアーみたいな境地に達したってのは凄いけど、あまり褒めたいベクトルの凄さではない。この監督が実写で『新感染』を後に撮るのだが、鬱具合が薄まったのはみんなにとって喜ばしい事だと思う。鬱じゃなけりゃ成立しない物ってそんなにはない。


◆『花とアリス殺人事件』目黒シネマ
五つ星評価で【★★★★ちょっと面白い実験】
岩井監督は若い女の子を拗らせるという芸風だから、もうそろそろいい年なのにそれ大丈夫?という空気があったのだけどアニメで生身を削ぎ落として対抗手段にしたっつーのが革新的なアイデアで感心した。

ついでに『花と蛇とアリス』とか作って見せてほしい。


◆『鋼の錬金術師』トーホーシネマズ新宿9
五つ星評価で【★★映画としての出来がひどすぎてゲラゲラ。役者陣は皆さん大人なので、自分の出番分はちゃんと頑張ってますし、それぞれの出来はいい、ただ、中央に据えられた山田は違うと思う】
・山田の仕上がりが悪い。エドに似てないし小さくない。演技も普段のバラエティー出てる山田とあまり変わらない。
・本田翼も比較的良くない。これは山田とペアになる役だから引きずられるというのもあるかもしれないが、基本、彼女は滑舌があまり良くないのだ。
・ディーン・フジオカは主役を食う好演。松雪さんと内山くんは原作に上乗せしてる感がある。連佛さんの二の腕の細さとツン胸がいいわあ。大泉洋は凄くちゃんと仕事してて関心する(役者としてはそんなふざけた仕事はしない、ちゃんとしてる人なのだけど、バラエティーの自由さがそう思わせなくしてる/これは戦略として逆にいいかもしれない)。夏菜は出番が少なくていいのか悪いのか分からない。
・ラス30分くらいになるまで小道具・大道具・背景などが本当作り物のように撮影されている。出来たばかりの遊園地を借り切って撮影しているかのような生活感のないロケ地。積極的に汚すべきは汚して、新しい街として作り込んだ『ジョジョの奇妙な冒険』と対照的。

【銭】
『スター・ウォーズ フォースの覚醒』:旧作公開価格1000円。
『我は神なり』:ユーロスペース会員割引1200円。
『花とアリス殺人事件』:目黒シネマラスト1本割引900円。
『鋼の錬金術師』:何の割引だかは忘れたが1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかなは今回こっぱずかしい状態だから省略。

11/1 『先生! 好きになってもいいですか』東宝新宿11『コードギアス 反逆のルルーシュⅠ 興道』新宿バルト9-6
11/2 『光』目黒シネマ
11/3 『氷菓』UCT9『検事とその妹』ヴェーラ
11/5 『やればやれるぜ全員集合』神保町『クレイジーの黄金大作戦』神保町
11/6 『愛のメモリー』文芸坐
11/7 『イット』木場1
11/8 『刺青』FC小ホール
11/10 『ユリゴコロ』丸の内TOEI①『リンキング・ラブ』丸の内TOEI②『ブレードランナー2049』丸ピカ1
11/11 『ジグゾウ ソウ・レガシー』東宝日本橋6
11/12 『マイティ・ソー バトルロイヤル』東宝日劇3★『スター・ウォーズ フォースの覚醒』東宝日劇1
11/13 『ご注文はうさぎですか??』東宝上野3『はいからさんが通る前編』東宝上野8『ラストレシピ』東宝日本橋2『シーモアさんと大人のための人生入門』ギンレイ
11/14 『女神の見えざる手』東宝シャンテ1
11/15 『超能力だよ全員集合』神保町『BRAVE STORM』東宝上野5
11/16 『猿の惑星 聖戦記』東宝日劇1
11/17 『8年ごしの花嫁』ニッショーホール
11/18 『八重子のハミング』ギンレイ
11/19 『予兆 散歩する侵略者』新ピカ10『GODZILLA怪獣惑星』東宝新宿4
11/20 『映画プリキュア・アラモード』バルト9-5『虹をわたって』神保町『ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』神保町『米軍が最も恐れた男 その名はカメジロー』ユーロ2★『我は神なり』ユーロ1
11/21 『愛しのノラ』ユーロ1★『花とアリス殺人事件』目黒シネマ
11/22 『楊貴妃』FC小ホール
11/23 『特別版Free! Take Your Marks』新ピカ3
11/25 『探偵はBARにいる2』丸の内Toei②『ジャスティス・リーグ』UCT10
11/26 『機動戦士ガンダム サンダーボルト他1本』東宝上野2★『人妻ドラゴン何度も昇天拳』★『女看護師やすらぎの美乳』★『喪服の義母 敏感な乳房』スター座(成人映画枠で後からまとめて記事にする予定)
11/27 ★『イタズラなKISS プロポーズ編』UCT11(シリーズ映画括り枠で後からまとめて記事にする予定)
11/28 『シンクロナイズドモンスター』HTC渋谷3『ギフテッド』東宝シャンテ1
11/29 『ザ・タイガース 華やかなる招待』『カタクリ家の幸福』文芸坐
11/30 『クボ 二本の弦の秘密』新宿バルト9-3★『鋼の錬金術師』東宝新宿9

▼関連記事。
・鋼の錬金術師@死屍累々映画日記・第二章
鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー@死屍累々映画日記・第二章
鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成@死屍累々映画日記・第二章

駄ネタ

「てへぺろ」「屁でテロ」はちょっとだけ似てる。

『アリー スター誕生』トーホーシネマズ新宿7


▲あちちショット。

五つ星評価で【★★★★濡れ濡れ】
ブラクパさんの最初の歌、俺が女なら股間濡らすよ。
ガガさんは歌はもちだけど、ボディーのポテポテ感が可愛い。
鬱展開になる前の二人のライブシーンだけ90分の編集物とかで
見たいかもしれない。
あと兄貴(サム・エリオット)渋い。
エンドロール短い(いい事だ)。

PS 日本で巻上公一が戸川純が
 この二人みたいに出会う話が出来たら可愛いのに。

【銭】
2018.12.20から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その7本目。
アリー/ スター誕生@ぴあ映画生活

2017年10月記事書きそこなった映画鎮魂録

題名まんまです。一月単位で記事書きそこなった奴を1行ずつでも消化していこうと思います。

◆『恋と嘘』ニッショーホール
五つ星評価で【★★こんな評価だったかなあ/まあ、古澤健監督だからそれなりに手堅いけどベタすぎて遠くには飛ばない感じだったのかな】
映画は森川葵が普通の女の子の役なのが頑張ってんじゃんと思いつつもどこか違和感あったりして。
政府によって16歳以上の恋愛を禁止された近未来、ヒロインを熟知する幼馴染の北村匠海か、結婚を儀式としか考えていない佐藤寛太か、という二択を森川葵が迫られる。16歳の誕生日に政府からメールで相手が伝えられる、、、、、という事はカップル必ず誕生日が同じという事か。何やら政府の出す最良の結婚相手の根拠が怪しい。それをメディア主導で政府婚以外をディスる感じは今の政府政策みたい。

森川葵:明るく朗らかなキャンディ・キャンディ
北村匠海:優しいアンソニー
佐藤寛太:野性的なテリュース
徳井義実:ウィリアム大叔父様(アルバートさん)

ちょっと符号があったりするぞ。


◆『ソウル・ステーション パンデミック』角川シネマ新宿1
五つ星評価で【★★★★ああまたこんな力が強いだけの映画を見てしまったなあ感】
小気味良く夢も希望もなくて、それがとってもヨン・サンホらしくていい。
老若男女全てキャラがどこか魅力がないように描かれている。人間のキャラなのにどこか虫っぽいと思う。似通った展開なのに、この絵のタッチが実際の人間が演じる事で打ち消されるので『新感染』は見やすいのかもしれない。だったら日野日出志氏もマンガやめて実写映画作ったら大成功したりする可能性はある。


【銭】
『恋と嘘』:雑誌試写会応募記事に応募。
『ソウル・ステーション パンデミック』:テアトル会員割引で1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかなは今回こっぱずかしい状態だから省略。

10/1 『ハイキュー!! コンセプトの戦い』東宝日本橋3『スイス・アーミー・マン』東宝シャンテ2
10/2 『亜人』UCT10
10/3 『ユーリ!!! on Ice 4DX2D vol.2』UCT7
10/4 『響け! ユーフォニアム 届けたいメロディー』新ピカ6『仁光の受難』角川新宿2
10/5 ★『恋と嘘』ニッショーホール
10/6 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』UCT4
10/7 『おとなの事情』『午後8時の訪問者』ギンレイ
10/8 『1000年女王』『わが青春のアルカディア』目黒シネマ
10/9 『74歳のペリカンはパンを売る。』ユーロ1『デンジャラス・ドックス』ユーロ2
10/10 『RWBY volume4』シネリーブル池袋1
10/11 『映画の教室』FC小ホール
10/12 『スクランブル』UCT4
10/13 『僕のワンダフル・ライフ』UCT9『ユーリ!!! on Ice 4DX2D vol.3』UCT7
10/14 『弱虫ペダル Re:GENERATION』東宝日本橋3『ドリーム』東宝日本橋5『Fate stay night』東宝日本橋7
10/15 『ウメリカン・スリープオーバー』『スゥィート17モンスター』キネカ大森2
10/16 ★『ソウル・ステーション パンデミック』角川新宿1
10/17 『おかしなおかしな大追跡』文芸坐
10/18 『アナベル 死霊人形の誕生』UCT2
10/19 『スマーフ』UCT9『ナラタージュ』UCT4
10/20 『女の一生』ヴェーラ
10/21 『斉木楠雄のΨ難』UCT2
10/22 『レゴニンジャゴー・ザ・ムービー』HTC渋谷3『魚河岸帝國』『闘争の広場』ヴェーラ
10/23 『あなた、そこにいてくれますか』シネマート新宿2
10/24 『ミックス。』木場1
10/25 『カルメン故郷に帰る』FC小ホール
10/26 『アトミック・ブロンド』UCT3
10/27 『アヤメくんののんびり肉食日誌』シネ・リーブル池袋2『DCスーパーヒーローズVS鷹の爪団』シネ・リーブル池袋2『アンダ・ハー・マウス』シネマート新宿1
10/28 『ドリフターズですよ! 冒険冒険また冒険』神保町
10/29 ★『宇宙戦艦ヤマト2202 第三章 純愛篇』新ピカ6(シリーズ映画括り枠で後からまとめて記事にする予定)『大冒険』神保町
10/30 『日米花嫁花婿入替取替合戦』『背広さんスカートさん』ヴェーラ
10/31 『バリー・シール』木場
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fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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