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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『サスペリア(2019)』『あした世界が終わるとしても』『世界一と言われた映画館』『輪違屋糸里』『緊急検証!THE MOVIE』

摘まんで5本まとめてレビュー。

◆『サスペリア(2019)』トーホーシネマズ日比谷6

▲シオマネキ風ダンス!

五つ星評価で【★★わかんねー。とりあえずずっと悲鳴と人体破壊音を聞かされるのは不快】
超難解。バレエ・スクール山海塾が魔女の住処であり、その魔女内にも何階層かあって、一枚岩ではなさそうという感じだが、魔女をまつろわぬ者(多勢に従わない者)と考えるなら、中世の魔女と近代の魔女は正逆だろう。第二次大戦中のドイツで魔女の代わりに迫害を受けたのは神の側であったユダヤ人。悪魔が悪魔を迫害する。そこにはもう正義や大義(=神)はない。ただ、強い者のみが絶対の力を行使しえる。宗教的にはこの構造が一番の恐怖であり問題なのではないか。よう分からんのだが、長いし、不快だし、もう一度見てやろうという気概が立たない。


◆『あした世界が終わるとしても』新宿ピカデリー9

▲問題の女性キャラ琴莉。

五つ星評価で【★★物語の中央の設定がパクリじゃないかと思うんだが】
二つの異次元世界で命をシェアすると言うニッチな設定は映画『リアル鬼ごっこ』のパクリじゃないだろうか。
エッヂを効かせたアクション・シーンはなかなか美くしい。ただ、ジン、ミコ、リコ、狭間真の能力パラメータが適当な為リアリティーに欠ける。リアリティーに欠ける戦いを勝つには結局「根性論」一辺倒になってしまう。

登場人物が常に微かに揺れているのはモーション・キャプチャー使用による弊害だろう。人はいつもあんな風に微かに揺れてはいない。もしくは揺れている自覚を持ってはいないから、あの揺れを見ていると船酔いっぽく不快。

主人公の幼馴染で取り柄のない主人公を好いているキャラ琴莉。制服ミニスカートで黒のタイツという多くの変態の性癖ど真ん中なコスチュームが「猪口才な負けた負けた」な感じ。これで振る舞いがモーション・キャプチャーでリアルなので、何やらいつAVに移行してもいいような不穏な空気が一部に漂う。しかし、幼馴染で女の方だけ大した事のない男に惚れてる設定ってリアルでは聞いた事ないんだけどどない?


◆『世界一と言われた映画館』キネカ大森2

▲いいデザイン・センスしてはるわ。

五つ星評価で【★★★いい映画館だった事は分かるが、客観的な追い込みが必要じゃないかしら】
潰滅を先に描くと言う奇手が功を奏しインタビュー主体なのにぐいぐい引き込まれる。しかしいい映画館である一番の理由がインタビューされている人達の主観に頼る物が多く、状況証拠みたいなのだらけなのは構成ミスではないか。心に残る劇場は各人みんなそれぞれ持ってるだろうから客観的な理由がガツンと来ないと納得しづらい。そもそも酒田グリーンハウスが世界一であると書いた淀川長治氏の雑誌への記事を紹介しながら、その内容に細かく触れないのはどういう事だろう。その記事内で世界一を三つ上げてるのなら他の二館がどんな劇場なのかも興味惹かれる所である。


◆『輪違屋糸里』有楽町スバル座

▲ジュリアナっぽい。

五つ星評価で【★★うーん】
まずタイトルは「わちがいやいとざと」と読む。そこからしてサービス精神が欠けている。「いとざと」と言うのは主人公の廓での名前。「わちがいや」はどの時点の屋号だったかは忘れた。
藤野涼子がその芝居勘だけで糸里の人生の重さを演じている。なのだが、藤野涼子の身体は凄く子供なので、要所要所で演技を身体が裏切ってしまったりもする。ただそれでも、藤野涼子の「ゴゴゴゴゴ」と地響き立てそうな芝居勘は素晴らしい。
松井玲奈も火花を散らす感じ。
新撰組が新機軸と言う程度でない程度に新撰組らしくなく、単に性格の悪い人達の集まりみたいになってて、今まで持っていたイメージを損なわされてちょっとイヤだったと言うのも減点要因。


◆『緊急検証!THE MOVIE』ユナイテッドシネマ豊洲5

▲ポスター。と言うのは、スチールの絵がおっさん直立みたいなのばっかでおもろないのや。

五つ星評価で【★★世迷言じゃない?】
ネッシー、ノストラダムス、ユリ・ゲラーに付いてオカルトの識者三人が世間に流布していない新事実のプレゼンを行う。ネッシーの時点で頭が悲鳴をあげたらしく、ノストラダムス、ユリ・ゲラーのプレゼンは完全御就寝になってしまった。ネッシーに対する新しい事実のプレゼンは「面白発言」に過ぎない。「そんな事もありえるかもしれないし、あったら楽しいな」の域を越えない。識者はそれをある人物から聞いたというのだが、じゃあ他人から聞いたら何でもかんでもそれを信じていいのかよ、と言う。そういう姿勢は逆にあかんやろ。
入場料金にスプーン代が含まれているのはいいが1800円均一料金はボリすぎだろ。と言う訳でリベンジ鑑賞とかする気にならなかった。


【銭】
『サスペリア(2019)』:クレジットカードのポイント引換の招待券使用で無料。
『あした世界が終わるとしても』:ピカデリー有料入場ポイント6回分を使って無料入場。
『世界一と言われた映画館』:テアトル会員+曜日割引(木)で1000円。
『輪違屋糸里』:映画ファン感謝デーで1100円。
『緊急検証!THE MOVIE』:割引不可1800円均一料金。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
サスペリア@ぴあ映画生活
あした世界が終わるとしても@ぴあ映画生活
世界一と言われた映画館@ぴあ映画生活
輪違屋糸里 京女たちの幕末@ぴあ映画生活
緊急検証!THE MOVIE ネッシーvsノストラダムスvsユリ・ゲラー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
サスペリア@ノラネコの呑んで観るシネマ
サスペリア@大江戸時夫の東京温度
サスペリア@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
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