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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『酒と女と槍』『恋や恋なすな恋』新文芸坐

新文芸坐の企画「生誕121年内田吐夢映画祭」から1プログラム。
未見2本で時間が合う奴があったので見に行った。

◆『酒と女と槍』
五つ星評価で【★★★キャラで見せて、話の締め方が唐突】
1960年のカラー映画。99分。初見。
切腹に失敗して武士を投げ捨てた主人公が秀吉亡き後の関ヶ原に槍の腕を見込まれて担ぎ出されるが、、、、、
ずっと酔っぱらって笑ってる大友柳太朗は大人物なのだろうが、それでとばっちりを食う周りにいい顔されないのはしょうがない。多分、理屈として大友柳太朗が正しいとしてもだ。
奥さん役は花園ひろみ、なよなよして好かん。奥さんの親友役が淡島千景。こっちの凛とした感じの方が好み。
最近のお気に東野英治郎は秀吉。狒々具合を出す前に退場してしまう。家康は小沢正一、狸親父と言うよりダブル猿っぽい。

確かに、「酒と女と槍」という内容の映画だった。


◆『恋や恋なすな恋』
五つ星評価で【★★謎の陰陽師映画】
1962年のカラー映画。109分。初見。
一種前衛的ですらある陰陽師映画。ただ陰陽師が颯爽としていない。記憶喪失で悩んでうじうじしている。技を出して戦ったりもしない(本来、陰陽師は戦わないのだろうけど)。妙に芝居がかった映画になった。もしくは一大狐ロマン。


【銭】
新文芸坐の会員割引250円減の1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
酒と女と槍@ぴあ映画生活
恋や恋なすな恋@ぴあ映画生活
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『居眠り磐音』109シネマズ木場6


▲きゃー磐音さま。

五つ星評価で【★★★この流れで良いか?】
松坂桃李演じる磐音のいい奴感が高く、それをゆったり演じているのも実に贅沢ではあるが、彼が義理の兄を殺めたという理由で恋人と別れて脱藩出奔してしまう行動を取るのが今一つピンと来ない。恋人に「合わす顔がない」とは言うものの、そこを乗り越えるのが従来の小説の主人公達のメンタリティーなので、そこを忌避してしまうなら、それはそれでそういう細やかだったり淡い心情をちゃんと掬って描かなければいけないのではないか。磐音が恋人を探せなくなっているのに藩の方ではお偉いさんと恋人が会談してたりする。おそらく豊後関前藩の話については、もっと色々複雑な下りがあるのだろう。今回、江戸での金融戦争の話と一つにする為にかなりエピソードを割いてしまっているのではないか。柄本佑の小林家が取り潰しになったのは分かるが、跡取りがいない磐音の家や、そもそもの問題を起こした河出家がどうなったかも分からない。恋人が後から現われるのも随分いきなりな話だし、ちょっと全体に説明が薄すぎるだろう。ただ、豊後関前藩については、映画一本目の後に話が繋がるのであれば、そこでじっくり描くつもりなのかもしれない。そういう匂わせ方はあったから。

おっとりに見えるけど知恵者で剣の達人という磐音は松坂桃李の端正な顔立ちと相性が良い。良くも悪くも優等生的な顔立ちだ。それを活かさない手はない。その優等生的な磐音に対比されるガキ大将のような小林琴平を柄本佑が好演してる。磐音の鋭い剣に琴平の荒い剣という対比もあり、この二人の悲しい戦いが映画の中での一番の見所だった。ただ、磐音が戦うシーンはどれも見どころとして良く出来てる。一つ一つ違った戦いになっており、磐音が戦う事を好いていないのに戦いでしか解決を得られないという悲しさがよく出ているからだろう。

役者でいいのは柄本明と奥田暎二のヒヒ爺二人。
柄本明なんてコントすれすれの外角攻めだ。あれ、他の役者がやったら志村けんというくらいコント寄りの演技なのにちゃんとシリアス側に成立させてるのが凄い。磐音の若くて端正で優等生な顔立ちに比べて、年老いてて醜く、それでいて、歯が凄く白くて噛みつきそうな猛禽類みたいで、実に好対照ある。
奥田暎二はリアルに奥田暎二のイヤな所が出てる気がするのだが、役としてそれが生きているならリアルの奥田暎二がどうあれ、これでいい。結果、ピエール瀧より良くなった可能性は強い。

役者で良くないのは女優二人。
芳根京子は好きなんだけど、大夫のお練り歩き、あれの出来が悪い。首の線がぶれるのかヨロヨロ歩いてるように見える。あそこは嘘でもしっかり歩いてみえるように撮らないと話やキャラがぶれてしまう。しっかり歩いているのに心情では真逆というのが泣きポイントなのである。
木村文乃はお白粉っぽい芳根京子と比較するチャキチャキ町娘だが、比較が効きすぎて見た目が「おばさん」っぽい。Wヒロインでなく、木村文乃だけならそうは感じないのだろうが、どうも野暮ったいのだ。ヅラとの相性が悪いのかもしれない。

エンディング、ミーシャは女性ファン狙いすぎ。思ったより違和感はないけど、歌詞とかすっと入って来なくて、浸れもしない。まあ、主役がジャニーズだからジャニーズってのよりは数倍いいけど。

全体、映画自体は悪くない。
チャンバラシーンなど、どれも見ててワクワクする。
なので、続いてほしいなあ。客の入り、悪いなあ。JOJOかよ!


【銭】
109シネマズのメンバー割引(曜日)で火曜1300円。
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居眠り磐音@ぴあ映画生活
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居眠り磐音@ノラネコの呑んで観るシネマ
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『バトル・ロワイアル』国立映画アーカイブ

五つ星評価で【★★★★★深作欣二最晩年のキュート映画】 
特集企画「映画監督 深作欣二」からの一本。
2000年のカラー映画、113分、3、4回目かな。
ギトギトする深作の中では甘い映画だけど有名な子も無名で終わった子も一々表情が素晴らしくて、見る機会があるとついつい見ちゃう映画。
栗山千明なんてこれが一番好きかもしれない。
セリフ使いが独特なのを納得させる目力の強さ。あと下の話でも栗山千明だと下品にならないのが良い。
柴咲コウが前田亜季に言い放つ「死ねよブス」が丁度いい力関係。言いそう。言われそう。そもそも動物としての植生が違う。
物凄くまとまっていた灯台グループがちょっとした誤りで木端微塵に瓦解してしまうのが物凄いスピード感で悲しさすら感じられないところが好き。


【銭】
国立映画アーカイブ一般料金520円。
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バトル・ロワイアル@ぴあ映画生活
▼関連記事。
バトル。ロワイアル3D@死屍累々映画日記:第二章
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マンガ『邦キチ!映子さん』服部昇太、ホーム社書籍扱いコミックスを読書する男ふじき

SEASON2 も出て、大盛り上がり。
うんでも、こんなの、いつも仲間内で話してるバカ話まんまだから、汚いっつーか、いーなっつーか、ともかく面白いんだから仕方ない。あー、こーゆーん描く人になりたかった。
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『人肌牡丹』シネマヴェーラ渋谷

特集上映「大輪の花のように 女優・山本富士子」から1プログラム。

◆『人肌牡丹』
五つ星評価で【★★★標準的に娯楽娯楽してる】
1959年、カラー、84分、初見。
森一生監督。
山本富士子が七変化しながら加賀藩のお家騒動の陰謀を暴く絢爛豪華な娯楽時代劇。相棒は市川雷蔵、悪役は田崎潤。田崎潤って三船敏郎みたいな顔立ちだと思うのだけど堂々とした善人ってイメージはほぼない。今作も堂々とした悪人。山本富士子は時代が合わずにほぼ名前しか知らない。あまり好きな顔立ちじゃない。私は美人タイプの狐顔より愛嬌タイプの狸顔が好きらしい。

映画冒頭「大映スコープ」ってスクリーンがシネスコ画面なのがでかくて嬉しい。
これも冒頭、不審な武者たちから切りつけられた婆さんが死にそうになりながら店に戻る。婆さんは山本富士子に加賀藩の藩主に危機が迫ってるので、すぐ加賀藩に行けと言い、こと切れる。「こんな事もあろうと」武芸を習わせておいたって、見立て通りの事態になったよ、凄いよ、婆さん。



【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
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人肌牡丹@ぴあ映画生活
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『プーサン』神保町シアター

五つ星評価で【★★★伊藤雄之助の懐の深さ】
企画「水木洋子と女性脚本家の世界」から1プログラム。
1953年、白黒、98分、初見。
市川崑監督。市川崑監督の出世作らしい。
伊藤雄之助って、こういう気弱な演技もできたのね。常にルサンチマン抱えてるか、悪徳に汚染されてるか、ガムシャラに足で稼いで捜査してるか、そういうイメージしかなかった。気の弱い善人なんてミスキャストでしかなさそうなのに、芝居見ててそんな雑念は失せる。上手いんだもの。もうこんな人が現実にいるようにしか見えない。
主人公の不幸から始まって主人公の不幸で終わる。話はエピソードの羅列で、物語の太い幹を感じ取りづらい。でも、元々が4コママンガならこの極度に散文化したようなタッチは正しいのかもしれない。ままならない不幸は多いけど、生きていくしかないのだから生きていきましょう。前向きな感じがトンとしない。
そもそも「プーサン」が何なのかが分からん。


【銭】
神保町シアター一般入場料金1300円。
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プーサン@ぴあ映画生活
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『ラ・ヨローナ 泣く女』トーホーシネマズ日比谷8


▲ドタドタ貞子。

五つ星評価で【★★★肉感ホラー】
霊に対して全力投球。走る、跳ねる、跳ぶ。
何て体育会系なホラーだ。
もうこんな全身で飛んだり跳ねたりしないと霊とは戦えない時代になってしまったのか。
世界中万国どこでも「うわ、コワ」っと思わせるヨローナのデザインは秀逸。
ラテンの悪魔祓い師怪しいなと思ったら中々やる。疑ってゴメン。この悪魔祓い師のアイテムが魅力的。


【銭】
トーホーシネマズデーに見て1100円。
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ラ・ヨローナ~泣く女~@ぴあ映画生活
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ラ・ヨローナ~泣く女~@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
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『映画の教室2019上第二回』国立映画アーカイブ

◆『映画の教室2019上第二回』
五つ星評価で【★★★またまた徒労的な疲労感もありーの、そうでないのもありーの】
国立映画アーカイブの企画上映「映画の教室2019上」。
全五回で今回のお題は「PR映画に見る映画作家たち」
二回目は「岩波映画製作所:黒木和雄・土本典昭・羽田澄子」で、短編各1本。
一回目の時にも書いたがPR映画と言う括りは大海すぎる。全体の概要を見せようというより、題名通りそこで活躍した人の作家性を摘まみながら見ていく感じになるようだ。しかし、大海の中で個人に絞って摘まんでいくというのは摘ままれた一人と摘ままれなかった大多数という対比から何かそれでこれを全部見た事にしていいの?という申し訳ない感を感じてしまう。まあ、感じようが感じまいが私にはどうにもできずせんない事なのだが(自分で研究始めるような胆力も資産もないよ)。

『恋の羊が海いっぱい』1961年カラー20分。日本羊毛振興会のPR映画。ミュージカル風に歌い踊る、歌詞は寺山修二、作曲は山本直純。「昔」を差っ引いてもそこそこかっこいいし、オシャレだ。でも、映画から「羊毛」がの良さが全く伝わって来ない。あと「流石、寺山修二が噛んだ映画、確かに狂ってる」と言っても何ら問題ない。いや、おかしいよ。狂ってるよ。
『ある機関助士』1963年カラー37分。日本国有鉄道(民営化前のJR)のPR映画。割と驚くべき事に初見じゃなくて二回目である。しかも割と最近、神保町シアターで「鉄道映画特集」の一本で見てる。まあ、蒸気機関車かっけーよなあ。あんな重そうで硬そうで速そうで、怪獣みたいじゃん。そらかっけーよ。怪獣だもの。鳴き声や蒸気をドバーっと吐く所も生物っぽい。JRからお金貰って、ただ仕事風景だけのドキュメンタリーにして、PRのピの字もないという姿勢も偉くはないが凄い。まあ、土本典昭に仕事を頼んだのが運の尽きという事だろう。
『コカ・コーラのお話』1977年カラー15分。コカ・コーラボトラーズのPR映画。昔は瓶が主力だったんだなあ。うん、瓶は洗浄が大変。今でも瓶コーラ売ってるのは考えたら凄いな。安いアニメキャラが工場見学する設定でアニメの動きがズタボロ。リミテッドの動画抜きがひどくて、これなら学生アニメの方が動きが流暢というくらい。多分、中抜きがひどくてこれでもアニメーターは儲かってないと思う。アニメってそういう過酷な世界だから。とは言え、これが一番PRしてる映画になってる。劇中、工場見学の様子をずっと歌ってるのは「ミスター・サマータイム」でヒットを飛ばしたサーカス。

しかし、こういうの今はネットで拡散してしまえば終わりだけど、昔はどこで誰が誰にどう見せていたのだろう。③なんかは工場見学コースに組みこまれてそうだけど。ただ、この映画で見たら工場見学不要になっちゃうよなあ。


【銭】
国立映画アーカイブ一般入場料金520円。
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《映画の教室 2019/岩波映画製作所:黒木和雄・土本典昭・羽田澄子》@ぴあ映画生活
▼関連記事。
ある機関助士(一回目)@死屍累々映画日記・第二章
・ある機関助士(二回目)@死屍累々映画日記・第二章
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『ジョーズ』トーホーシネマズ新宿1


▲すんげえ有名な画像。ロイ・シャイダーがロイ・シェイダーになってる。じゃあ、宇宙刑事もギャバン、シャリバン、シェイダーか。

五つ星評価で【★★★★★やはり面白かった】
1975年、カラー、124分、ロードショーは見逃したがリアルタイム名画座で2回か3回見てる。確か最初に見たのは今はなき新宿パレス座。それを考えると、新宿でもっとも貧乏そうな映画館で見て、新宿でもっとも成金っぽい映画館で見直した訳だ。新宿パレス座とか冬は隙間風が寒かった。トーホーシネマズは隙間風吹かないだろ。

ともかく普通に面白くてグイグイ話に吸い込まれる。
昔、見た時は「怖い鮫との格闘映画」という側面しか見れなかったが(公開当時だいたい小学生だか中坊である)、今、見ると形がイビツなバディ・ムービーなんだな。それでも最後まで分かりあえたり分かりあえなかったりな部分があって切ない。

それなりに特撮もあるだろうにビビるほど短いエンドロール。人件費かかってないのはいい事だ。

鮫はそんなに直接ジロジロ見れるようなカットが少ないので、特撮部分に対しては全く古びてない。ただ、スピルバーグにしてみれば世界の観客の反対で諦めたのだろうけど、ルーカス同様、今の技術で撮り直ししたいというのが本音だろうなあ。

泳いでてクイと下に引きずられる。あんなカット撮ったのはスピルバーグが最初だよな。あれが怖さを倍増させてる。勿論2時間、鮫との戦いがメインな映画と言うのがおそらくそれまでなかったから、鮫が人を襲うとはどういう事かと真面目に考えた監督がスピルバーグが一人目という事かもしれないけど。


【銭】
午前10時の映画祭価格1100円。
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ジョーズ@ぴあ映画生活
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『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』新宿ピカデリー4


▲世界中のどんなゾンビハンターよりも可愛い。可愛さの塊。

五つ星評価で【★★★★★堪能堪能】
バカみたいに面白い。
美樹本晴彦のキャラデザインを死守する原画動画チームの並々ならぬ頑張りに観客はただただ萌え死ぬばかり。っつかマジに登場人物の活躍から目が離せない。
あと、あのバカみたいな拳銃電車が最高。
今回、生駒のネチネチ暗くって空回りして無様なんだけど間違えてない部分がちょっと少なかったかな。ただ、前回の長い話の中でキャラクターが固まっているので、単にそういうシーンがないか薄い程度にしか見えなかった。各キャラ達はそれぞれちゃんと彼等自身だったので何ら問題なし。それにしても生駒はもう少し自分のヒエラルキーがあの世界の中でメチャクチャ低い事を自覚してもいいだろうに。本当、甘ちゃんだ(まあ、それでこその生駒なのだけど)。そういう意味でヒエラルキーを振りかざす顔の悪い奴が心まで悪いと言うのは、まるで昭和黎明期のアニメみたいでもある。あまりにも絵の美しさがキープされてるから昭和黎明期のアニメに見えたりはしないのだけれど。

▲生駒ってイライラさせる主役だよな。それが正論でも騒ぎ立てれば通るもんじゃないってのを学習しない。

この長い地獄のような話を乗り越えてラブコメで終劇を迎えるのが何かとっても美樹本晴彦のキャラという感じ(恋愛に節操ないイメージが強い)。かーいーのう。

エンドロールで甲鉄城のみんなが踊るオマケ画像が流れるが、何となく来栖は菖蒲に踊りを許さない気がする(所作がはしたないっぽいじゃん)。


【銭】
番組特別料金1500円。
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甲鉄城のカバネリ 海門決戦@ぴあ映画生活
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甲鉄城のカバネリ 序章@死屍累々映画日記・第二章
甲鉄城のカバネリ 総集編 前編@死屍累々映画日記・第二章
甲鉄城のカバネリ 総集編 後編@死屍累々映画日記・第二章
・甲鉄城のカバネリ 海門決戦@死屍累々映画日記・第二章
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