『ヘレディタリー/継承』『アンダー・ザ・シルバーレイク』新文芸坐
- Date
- 2019/05/17/Fri 10:58
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
新文芸坐の企画「話題の新作2本立てウィーク」から1プログラム。
◆『ヘレディタリー/継承』

▲素晴らしい顔芸である。香川照之と国際結婚して顔芸夫婦になるような映画を作ってほしい。

▲鈴木宗男似。

▲ムロツヨシ似。だから何となく同情しづらかったんだな。今、分かった。
五つ星評価で【★★★★話転がしが上手いと思う】
2018年のカラー映画。127分。初見。
「屁が出るディレクター ケイン&ショー」って屁が出続ける侍親子かよ!(違う)
ではなく、文化・死生観、宗教観が異なるのにイヤな恐怖感が地擦りする感じで迫ってきて「やるな」と思った。
この狂えるお母さんをやったトニ・コレットは『マダムのおかしな晩餐会』のいけ好かないマダムの人なのか。この人、役を演じる事が優先で、それによって自分が嫌われるとかはどうでもいい人なのね、偉いわ。それにしてもイヤな役だわ。もちろん同情は出来るのだけど、それでも四人家族で一番イヤな役。子供は被害者の側面が強く、父親は常識人のスタンスだから、トニ・コレットがはじけざるをえない。彼女の熱演がこの映画を支えている。勿論、それだけではないけど。あとは全裸家族か。それだけでもないけど。
◆『アンダー・ザ・シルバーレイク』

▲はーい、ひょっこりはーん(やる気がないな/そらやる気がないだろ。やってないんだから)。
五つ星評価で【★★★★そんなんで神様になれるの】
2018年のカラー映画。140分。初見。
まずいっちゃん最初に思ったのはアンドリュー・ガーフィールド、北村一輝に似てきたな。おいおい、いいのかそれで、アンドリュー・ガーフィールドも、俺も。
このアンドリュー・ガーフィールド演じるオタク青年(という事にされてるが大してオタクではない)が惚れた姉ちゃん失踪の謎を探して、町のあちこちを放浪して、町自身の意思から排斥される映画。いやあ、カルト・ムービーだ。町が隠していた真実の内容が夢っぽくてカルトくさくてたまらない。そして、主人公のアンドリュー・ガーフィールドは夢を追って夢を手に入れられず現実に埋没していく。切ない。ずっと背後に忍び寄るように小さくかかってる劇伴が特徴的。
主人公がジェームス・ボンドだったら、あの終焉の地を大爆破してヒロインと一緒に逃げ出したりするのだろうなあ。
スフィンクスとピラミッドに立ち向かった石工の青年の話、でもあるのかな。
【銭】
新文芸坐の会員割引250円減の1100円+年会費更新1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ヘレディタリー/継承@ぴあ映画生活
・アンダー・ザ・シルバーレイク@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・ヘレディタリー/継承@銀幕大帝
・ヘレディタリー/継承@いやいやえん
・ヘレディタリー/継承@或る日の出来事
・アンダー・ザ・シルバーレイク@ノラネコの呑んで観るシネマ
◆『ヘレディタリー/継承』

▲素晴らしい顔芸である。香川照之と国際結婚して顔芸夫婦になるような映画を作ってほしい。

▲鈴木宗男似。

▲ムロツヨシ似。だから何となく同情しづらかったんだな。今、分かった。
五つ星評価で【★★★★話転がしが上手いと思う】
2018年のカラー映画。127分。初見。
「屁が出るディレクター ケイン&ショー」って屁が出続ける侍親子かよ!(違う)
ではなく、文化・死生観、宗教観が異なるのにイヤな恐怖感が地擦りする感じで迫ってきて「やるな」と思った。
この狂えるお母さんをやったトニ・コレットは『マダムのおかしな晩餐会』のいけ好かないマダムの人なのか。この人、役を演じる事が優先で、それによって自分が嫌われるとかはどうでもいい人なのね、偉いわ。それにしてもイヤな役だわ。もちろん同情は出来るのだけど、それでも四人家族で一番イヤな役。子供は被害者の側面が強く、父親は常識人のスタンスだから、トニ・コレットがはじけざるをえない。彼女の熱演がこの映画を支えている。勿論、それだけではないけど。あとは全裸家族か。それだけでもないけど。
◆『アンダー・ザ・シルバーレイク』

▲はーい、ひょっこりはーん(やる気がないな/そらやる気がないだろ。やってないんだから)。
五つ星評価で【★★★★そんなんで神様になれるの】
2018年のカラー映画。140分。初見。
まずいっちゃん最初に思ったのはアンドリュー・ガーフィールド、北村一輝に似てきたな。おいおい、いいのかそれで、アンドリュー・ガーフィールドも、俺も。
このアンドリュー・ガーフィールド演じるオタク青年(という事にされてるが大してオタクではない)が惚れた姉ちゃん失踪の謎を探して、町のあちこちを放浪して、町自身の意思から排斥される映画。いやあ、カルト・ムービーだ。町が隠していた真実の内容が夢っぽくてカルトくさくてたまらない。そして、主人公のアンドリュー・ガーフィールドは夢を追って夢を手に入れられず現実に埋没していく。切ない。ずっと背後に忍び寄るように小さくかかってる劇伴が特徴的。
主人公がジェームス・ボンドだったら、あの終焉の地を大爆破してヒロインと一緒に逃げ出したりするのだろうなあ。
スフィンクスとピラミッドに立ち向かった石工の青年の話、でもあるのかな。
【銭】
新文芸坐の会員割引250円減の1100円+年会費更新1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ヘレディタリー/継承@ぴあ映画生活
・アンダー・ザ・シルバーレイク@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・ヘレディタリー/継承@銀幕大帝
・ヘレディタリー/継承@いやいやえん
・ヘレディタリー/継承@或る日の出来事
・アンダー・ザ・シルバーレイク@ノラネコの呑んで観るシネマ
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