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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『気違い部落』『広い天』『赤い水』シネマヴェーラ渋谷

伊藤雄之助縛りで3本まとめてレビュー。

◆『気違い部落』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★ちょっと気が重くなる】
企画「怪優対決 伊藤雄之助vs西村晃」から1プログラム。
1957年、白黒、134分、初見。
「気違い」で「部落」、流石映画館でしか見れない映画、という事で良い集客に繋がっていた。でも「精神障害」「同和部落」と言う意味合いはなく、内容に最も近いタイトルの「貧困集落」と言うタイトルだったらソフト化されない事もなかったんじゃなかろうか?
村のまとめ役、山形勲に逆らった為、村八分にあってしまう伊藤雄之助の頑固さ、それがついに折れそうになった時、今まで単に雄之助に従ってるだけに見える淡島千景が雄之助以上の頑固を見せる展開が泣ける。人は信念を失ったら人でなくなるのだ。
冒頭20世紀フォックスもどきファンファーレが松竹の富士のマークに被さるのがアナーキー


◆『広い天』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★★割と単純な内容のこういう映画好き】
企画「怪優対決 伊藤雄之助vs西村晃」から1プログラム。
1959年、白黒、79分、初見。
一人で疎開しようとする少年は親から貰った疎開先の住所をなくしてしまう。偶然、電車で出会った親切な伊藤雄之助に世話になる事になる。ぶっきらぼうだけど優しいのに顔が長いだけで「悪漢かもしれない」と思われたり、「馬のおじさん」と呼ばれる伊藤雄之助が最高にキュート。
それにしても疎開先で優しくされたというドラマや記録は見つけるのが難しい。田舎者らめがーっ!!


◆『赤い水』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★大怪演】
企画「怪優対決 伊藤雄之助vs西村晃」から1プログラム。
1963年、白黒、99分、多分初見。
山本薩夫が村議会のエゲツナイ拝金主義にオーケストラをジャカジャカ鳴らす。タイトルの「赤い水」は出ない物を出る物とうたって拝金せしめようとする「温泉」の事。
伊藤雄之助のギャグの出落ちみたいな生臭坊主が凄い。


【銭】
各作品、通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
気違い部落@ぴあ映画生活
広い天@ぴあ映画生活
赤い水@ぴあ映画生活

『鬼滅の刃 第1回~15回』

劇場で1回目から6回目を編集した物を見てる。
どこをどうカットしたなどは分からないくらい、そのままみたい。
ただ炭治郎が向かった最初の事件が沼鬼ではなく、
鬼舞辻無惨との出会いになるよう編集がなされていた。
なるほど、そう切る方が一纏めの話としてはいい切り方になる。

戦う鬼の出現順序として
①鱗滝左近次の山に向かう途中にいたお堂の鬼
②最終試験に現われた異形の鬼
③壁の沼に潜む三位一体の鬼
④手毬鬼と矢印鬼
⑤屋敷に住む鼓の鬼
⑥蜘蛛鬼

計6種。④②①が好き。④は特にビジュアルが優れている。
③と⑤はルールが抽象的すぎる。⑥はまだ始まってない。

劇場版でなかった事としては共闘する仲間が出来た。
善逸と伊之助、炭治郎が良い子キャラなので、両者すこぶるウザい。
善逸のポテンシャルと、その発現はこれから語られるのだろう。楽しみだ。
伊之助はチラ読みしたマンガだとそれほどウザさを感じない。
デフォルメされて二頭身、三頭身っぽかったからか。
マッチョな身体に無作法な声がキャラ物の可愛さを打ち消している。

予告に付く大正コソコソ噂話は本当どうでも良い。でも、見てしまう。
▼関連記事。
鬼滅の刃 兄弟の絆@死屍累々映画日記・第二章
・鬼滅の刃 第1回~15回@死屍累々映画日記・第二章

かつや「カレーうどんチキンカツ丼」


大笑いしちゃうような感じだが、「炭水化物を嫌いなデブがいて?」という感じでたいそう美味しくいただけてしまった。チキンカツ丼その物が外れのないメニューなので、よっぽど相性の悪い物を持って来ない限り大丈夫感が半端ない。ちなみに「饂飩」が「炭水化物」その物で、ご飯とは異なり、それはそれでたいそう美味いのだが、脱炭水化物戦略で、温めた豆腐に変える置き換えも可能であろう。炭水化物で攻めまくるというなら、蕎麦、ほうとう、スパゲッティ、ビーフン、ベビースターラーメンなど何でもOKかもしれないが、まあ、饂飩だな、やっぱ。
カレー部分が欧風ではなく、麻婆などの中華風辛味なのには意表を突かれた。ただ欧風だと食感が重くなるので、これは中華風で正解だと思う。

『薄暮』EJアニメシアター新宿『化け猫御用だ』『薔薇大名』ラピュタ阿佐ヶ谷

同日鑑賞縛りで3本まとめてレビュー。

◆『薄暮』EJアニメシアター新宿

▲背景の色使いが綺麗だわ。

五つ星評価で【★★★★けっこうちゃんといい物に仕上がっている】
星四つは甘いと思う。
ただ、これが劇場版『Wake Up, Girls!』三本を作った人の映画であるなら、なんて技術を上げたんだと敢闘賞的に星一つくらい振る舞わずにはいられない。映写後の舞台挨拶で、今回も現場は大変厳しかったと言われていた。おそらく前作だって大変だっただろう。でも、出来上がった結果(=映画)が全てとするなら、前作はダメ、今作はOKなのである。
主人公は東北被災地のJK。一時期深刻だった事もあるような会話がされていたが、今はごく普通の生活をしている。ただ、震災前と比べると密接な人付き合いを少し避けがちかもしれない。ただ、おっさん観客の私からすれば、そういう他人との間の距離感に悩む事は震災があってもなくても、この時期には訪れるのではないだろうか(まあ、JKは体験した事がないからあくまで野郎側から推測した想像であるが)。この彼女が恋とも恋の前のドキドキとも分からない状態を体験して、一息つくまでが映画になっている。かーいらしーのう。主人公の特徴が強くなく淡い感じや、ちょっとした動きの節々に「監督ストーカーかよ」と見紛うばかりの細かさがある。気持ち悪いと言っちゃ失礼だがリアルである。そして、主人公にとても強い共感を感じる事が出来る。アニメであろうが、実写であろうが、朴訥に日常描写を描くような映画であるなら、主人公が観客の味方になるなら映画として踏み外される事はない。だから、この映画は大丈夫。安定したいい出来である。
前作『Wake Up, Girls!』と比べると、作画はとても良い。上手いし、安定してる。
そして、物語の肝になる東北の景色の美しさを表わす背景美術が大変素晴らしい。
あと同級生の病んだ方の声を出した佐倉彩音(多分)の壊れ方が素晴らしい。

どう読むか分からなかったので『うすぐれ』下さいと言ったらタイトル『はくぼ』だった。恥かいた。そんなもんだ。


◆『化け猫御用だ』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★ハッピーエンドにしてはいけなかろう】
企画「添えもの映画百花繚乱」から2本で1プログラム。
1958年、白黒、59分、初見。
猫好きが見たら激怒する内容。
ハッピーっぽいがハッピーエンドではない。
大丸ラケットが客演する映画はどうも映画としてのテンポを破壊されて好かんなあ。


◆『薔薇大名』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★★ベタだけど、すんげおもろい】
企画「添えもの映画百花繚乱」から2本で1プログラム。
1960年、白黒、68分、初見。
タイトル濃い。勿論、ちゃんと理由はある。薔薇族とかそっち系とは無関係。
お家騒動を狙われてる地方の小藩、部下は江戸で行方不明になった世継ぎの若様侍とソックリの軽業師を身代わりに立て、お家の大事を乗りきろうとするが、本物も軽業師の一座の巡業に紛れ、故郷の小藩に辿り着き、入れ変わり大立ち回り。
お家騒動物だが、かなり複雑にラブコメが絡み合っている。
男1手裏剣投げ芸人・月之助(小林勝彦)。お小夜と所帯を持とうと頑張っている。困った人を掘っておけず助けた女掏摸に惚れられてアタフタしている。身代わりになった左馬之助に妻がいて、寝所が一つなのでアタフタしてしまう。剣の腕は低いが、基礎体力は高いので、集団戦になると思ったよりいい結果を出す。
男2世継ぎ左馬之助(小林勝彦)。江戸で怪我を負い偶然、月之助が旅立った芸人一座に月之助として転がり込む。お小夜のラブラブに困ってる。剣は免許皆伝の腕前。
女1お小夜(浦路洋子)。月之助の許嫁。ラブラブ。月之助の振りをしている左馬之助からラブラブを拒まれ不安に思っている。
女2お京(宮川和子 )。女掏摸。月之助に助けられ惚れる。
女3しのぶ(三田登喜子)。左馬之助の妻。
同じ顔の二人の男が惚れられすぎ。
時世を無視して言うならお小夜(浦路洋子)、ともさかりえっぽくて可愛い。
基本主人公の男より万能だけど惚れてるのでメロメロで頭が上がらないのがたまらない。
ベタな話が楽しいのは演者も演出も良いからだろう。


【銭】
『薄暮』:当日価格1500円だが額面価格1000円のムビチケをチケ屋で額面価格で購入。
『化け猫御用だ』&『薔薇大名』:特集特別料金1500円だが3回券を3600円で再び購入(その2回目の使用)。濃いタイトルの二本立てである。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
薄暮@ぴあ映画生活
化け猫御用だ@ぴあ映画生活
薔薇大名@ぴあ映画生活

ヤマザキ製パン「レモン饅頭」


「写真はイメージです」まあそうだろ。饅頭の中にまんまレモン果実と葉っぱまで入ってたら驚くわ。でも、原材料トップに書かれている「レモン餡」が美味くて、確かにレモンの味の饅頭なのであった。今日初めて食ったが贔屓にしてやりたい。あーもーこんな饅頭だったらムチャクチャ怖い。季節がら熱いお茶よりも冷たい麦茶の方が怖い。

『執念の蛇』『青蛇風呂』ラピュタ阿佐ヶ谷、『大番頭小番頭』シネマヴェーラ渋谷

同日鑑賞縛りで3本まとめてレビュー。

◆『執念の蛇』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★勧善懲悪のようなそうでないような】
企画「添えもの映画百花繚乱」から2本で1プログラム。
1958年、白黒、52分、初見。
そもそもお嬢様と手代の縁談話が持ちあがったところ、手代は元カノの唄のお師匠さんと切れていず、カッとなったお師匠さんが守り神が白蛇のお嬢様を神社のほとりの川で溺れ死にさせると言う出だしなので、唄のお師匠さんが際立って極悪非道と言う訳でもないのだ。それなのに、このお師匠さんが実は血縁の忘れ形見という嘘で家を乗っ取ろうとするって流れが出てきてお師匠さんがいつの間にか超アバズレになってしまうので混乱する。最終的にお師匠さんは蛇に祟られて穴二つラインなのだけど、えーと、守り神なのに殺される時はそのまま見殺しにした蛇には猛省を希望する(おま、復讐がかなえばいいってもんでもねーだろ)。
最終的には悪が滅び、めでたしめでたしで終わるのだが、殺されたお嬢様はそれなりにその事をスルーされてるようで、ほんに浮かばれん。
蛇の呪いを受けて、蛇を身体に巻きつけて悶絶するお師匠さんは毛利郁子、陰謀を暴く町の浪人は島田竜三。
どっちもこの映画で初めて知った。島田竜三の浪人、歌舞伎に出るみたいな感じで白粉臭い。


◆『青蛇風呂』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★何故悪い事するか、よく分からん】
企画「添えもの映画百花繚乱」から2本で1プログラム。
1959年、白黒、57分、初見。
こっちもお家乗っ取りミステリー。
おかみさん(後添え?)が自分の息子と夫を亡き者にして、店を乗っ取ろうとするが、、、、え、、、、そんなん、おかみさんなら乗っ取らんでもよくない? 旦那は亡き者にされようとしていたが警察権力の介入で助かる。
蛇を風呂桶みたいなのに隠して、いよいよ危なくなると蛇をむんずと掴み、投げつける女優は『執念の蛇』同様、毛利郁子。蛇に慣れすぎだよ。陰謀を暴く町の与力は島田竜三。二人ともすっかり蛇映画俳優だ。いや、他にどんな蛇映画があるか知らんけど。
与力の下っ端に中田ダイマル・ラケット。笑いの挿入で絶妙に悪くなるテンポ。


◆『大番頭小番頭』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★★おもしれーじゃん】
企画「怪優対決 伊藤雄之助vs西村晃」から1プログラム。
1955年、白黒、94分、初見。
ムチャクチャキュートな映画。
冒頭30男くらいに見える出来上がった身体の池部良が学生服着て就活なのだ。まだ都電が通る日本橋の老舗下駄屋がリクルート先。就職氷河期らしく、下駄屋にも大学生が行列している。丁稚に呼ばれて、どう見ても普通の家の中みたいなお店を連れまわされる池部良が冒頭からおもろい。面接で失敗するが、池部良はこの下駄屋に就職。二代目伊藤雄之助に泣かされ、番頭藤原釜足に苦しめられる。丁々発止である。
池部良がガチガチ真面目な大卒フレッシュマン、今世渡り上手ばかりだから、こういう不器用で誠実な若者は逆に新鮮だわあ(いかん兆候だな)。
伊藤雄之助はもう本当いつも通りふわっとしてて、イラっとさせる。伊藤雄之助って味が強すぎて特出みたいな出番が少ない方が要所締まってる感じで名演な気がする。これは出番がかなり多いけど、薄めの演技でセーフ。
伊藤雄之助の亡き兄(先代店主)の奥さんの若山セツ子が可愛くって綺麗。
古い映画見てるとたまに顔を合わせる雪村いづみ、今回は若山セツ子の妹役で、池部良に惚れてブンブン振り回す役。彼女に関しては歌の上手さは認めるものの好きにはなれない。基本、我儘な役柄で、顔が磯野カツオっぽくて、生命力に溢れているが女子っぽくないからなのだと思う。


【銭】
『執念の蛇』&『青蛇風呂』:特集特別料金1500円だが3回券を3600円で再び購入(その1回目の使用)。
『大番頭小番頭』:通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
執念の蛇@ぴあ映画生活
青蛇風呂@ぴあ映画生活
大番頭小番頭@ぴあ映画生活

マンガ『七都市物語 第1~4巻』原作:田中芳樹、漫画:フクダイクミ、ヤンマガKCを読書する男ふじき

『銀河英雄伝説』で有名な田中芳樹の架空戦記物のコミカライズ。
キラキラして宝塚で実演しそうなあっちより、泥臭いこっちの方が好き。いや、田中芳樹の作品はやろうと思えばどれでもヅカ化できる気もするが(精神は変わる)。

帝国のヅカ系は登場せず、連邦のヤンの変わりは流しの政治家リュウ・ウェイ。政争・戦争が嫌いだが歴史を見るように平坦に世界を見れる。こういう人物を中心に置くのは好戦的な野犬みたいなのをバリバリ出す代わりのバランス対策と言うか、本当は平和も好きなんです、という世間に向けてのアピールつーか、アリバイなのかもしれない。
ヅカの代わりは野良犬のように敵意剥き出しの軍人三参謀と捨てられた子犬感の強い生え抜きの少年軍人。この少年に野良犬が勝てなかったりするのが面白い。ただ、盛大に負けるのは不幸だが、盛大に勝ってしまうのも又、不幸という皮肉な結果が待っているのだが。野良犬どもはとても有能だが、有能であるだけで、みなロクデナシである。逆にロクデナシにもっとも適合する仕事が軍事参謀なのかもしれない。
野良犬3匹とヤンもどきはまあ、どれがどうと言うほど推せない。誰か一人推すなら、子犬ちゃん軍人のギュンター・ノルトかな。目が寂しいのが後家殺しみたいでイカす。

4巻まで読んで5巻の予告。5巻が最終巻らしい。うーん、もちっと続いてほしいもんだが、原作そのままの長さであろうからしょうがなかろう。

『センコロール・コネクト』シネ・リーブル池袋1

◆『センコロール・コネクト』シネ・リーブル池袋1

▲テツとユキと何か。

五つ星評価で【★★★伸び悩んだんじゃないか】
元になる短編『センコロール』を見た時は褒めた。
それが長編の尺になって、長編の尺になったからこそ、ちょっと違う気がしてしまった。
長編の尺なのに、物語の気の引き方が実に短編チックに「印象」に頼りすぎてる。ビジュアル面白いし、キャラも短編だったら、あのそこいらにいそうなリアルな内面の分からないキャラで可能だが、同様のキャラが二人増えるのは居心地悪い。彼等は組織の人間だから、非組織の人間よりは統制取れていそうな物なのだが、輪をかけて自由だ。極力何も描かない事で醸し出してたリアル感を、少し余分に描いたら、余分の描き方が悪くて、リアル感を失ってしまった。組織側の人間の組織を全く描かない事で「行き当たりばったり」っぽく見えてしまっている。「組織」のように見えながら、あと一人統制する者がいるだけなのかもしれないが。何だ、それ、花のぴゅんぴゅん丸みたいな組織かよ。

手に入れたセンコに怪物を食べさせて卒無く暮らすテツ、
そのテツにまとわりつくユキ、
テツのセンコを手に入れたい謎の少年シュウ、ここまでが前作のメンツ。
組織からシュウを追ってきた力が全てのカナメ、
カナメをサポートする組織の一員ゴトウダ、この二名が今作のメンツ。

前作のメンツもみなそこそこ勝手なのだが、追加された二人も自分の勝手ばかりを押し通す。みんな手前勝手で人の事を思いやらない。実際はそんなもんなんだろうが、何かこういう功利的なキャラクターが単に勝ち負けを争う物語には御贔屓が出来ずに見づらい。

ハイジの白いパンみたいなモコモコのモンスターが味わい深くていい感じ。モンスターの人相は悪いが、あまり気にならないのは、軽いタッチでデフォルメされている事と、胎児に似ているからかもしれない。

でも、次が出来たら見るだろう。見ないでいられるか。こんな中途半端な状態でほっとかれて。


【銭】
テアトル会員割引+曜日割引で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
センコロール コネクト@ぴあ映画生活
▼関連記事。
センコロール(前作)@死屍累々映画日記・第二章

『フレームアームズ・ガール きゃっきゃうふふなワンダーランド』ユナイテッド・シネマ豊洲9

◆『フレームアームズ・ガール きゃっきゃうふふなワンダーランド』ユナイテッド・シネマ豊洲9

▲持ち主に動く所を見られても差し障りのないトイ・ストーリー。チャイルド・プレイ的な側面はない(ようだ)。

五つ星評価で【★★これは一見さん禁止だわ(私は一見さんです)】
原作がプラモデルという珍品。
プラモデル → TVアニメ → 劇場版 という流れらしい。
ザックリ言うと、操縦者と実機が女の子であるプラレス三四郎。
いやまあ、正確には操縦してはいないけど。
身長15センチのAI付きバトルロボット少女がモニター兼保護者の女の子や、彼女の仲間達から色々な感情を学ぶ物語(らしい)、多分。編集したカットから垣間見える内容から、1クールやっていたTVアニメは長さに見合うそれなりに濃い内容だったと推測できる。これを劇場用アニメとして編集する際、TVアニメ顧客のみが楽しめるファン・ムービーとしてだけ作ってしまった。チラシのコピー曰く

これは、フレームアームズ・ガールたちと思い出をふりかえる物語!

「総集編」とはそもそもそういう物だが、通常は今までに見てない人達にも、抜粋した話を見せる事で、面白さを認識させようという顧客のパイを増やす作業をしたりもするのだが、その考えは綺麗さっぱり捨てたようだ。
いきなり全登場人物を出し、そもそも「フレームアームズ・ガール」とは何なのかという説明も一切せず、全登場人物を何の説明や設定もなしに擬人化したデフォルメ・キャラクターに変更、おそらく原典をかなりちゃんと知ってる人しか楽しめない展開。想い出カットをメインに全員会話トークで繋ぐため(絵と音声が乖離し)、一見さんでは覚えられない名前が羅列、誰が誰の事を喋っているのかがひたすら謎。そして、新撮カットとして、登場人物による歌のカットが何カ所か盛り込まれてる。人気声優対応であろうか。これが残念さに拍車を架ける。そこ、大してよいカットに見えないのだ。
個人的には地味キャラである主人公の轟雷はコツコツ努力する感じで可愛くて好き。逆に他は本気でほぼ分からん。83分あるのに学習が効かんかった。


【銭】
ユナイテッドシネマメンバー割引(毎週金曜)で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
フレームアームズ・ガール~きゃっきゃうふふなワンダーランド@ぴあ映画生活

『映画の教室2019上第五回』国立映画アーカイブ

◆『映画の教室2019上第五回』
五つ星評価で【★★★アニメじゃないの集めたな感PART2】
国立映画アーカイブの企画上映「映画の教室2019上」。
全五回で今回のお題は「PR映画に見る映画作家たち」
五回目は「東京シネマ:野田真吉・大沼哲郎/朝日広告社:清本隆男/鹿島映画:田代公幸・吉田巌」で、短編各1本。

『マリン・スノー 石油の起源』1960年カラー25分。丸善石油株式会社企画。石油の元と言われる微生物の姿を顕微鏡撮影などで撮る。ふーん、音楽が妙に悲劇的。
『マヨネーズ物語』1972年カラー16分。キユーピー株式会社企画。和田誠が音楽担当でデューク・エイセスとムーン・ドロップが歌を歌ってるのが何か異様な空気を醸し出してる。
『青函トンネル 本州側工事の記録・技術篇』1977年カラー35分。鹿島建設・熊谷組・鉄建建設企画。後の世にこうして青函トンネルは作られたという事を伝えようという実直な記録映画。基本素人は相手にしていない為、分かり辛くてもズンズン進む。ともかくメチャクチャ大変だったんだなあ、と言う事は伝わった。まあ、よくもあっち側とこっち側で掘り進めてて繋がったと思わなくもない(計算値を実現するだけでも大変だろうに掘削状態の問題から経路変更とかやってるのである)。


【銭】
国立映画アーカイブ一般入場料金520円+チケぴ発券手数料108円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
《映画の教室 2019/東京シネマ:野田真吉・大沼鉄郎 朝日広告社:清本隆男 鹿島映画:田代公幸・吉田巖》@ぴあ映画生活
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