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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『国民の創生』シネマヴェーラ渋谷『フリーソロ』『ダンスウィズミー』HTC渋谷3

同日鑑賞3本をまとめてレビュー。

◆『国民の創生』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★万年疲労体質の私にはキツい】
特集企画「素晴らしきサイレント映画」からの一本。
1915年の白黒映画、103分短縮版、無音バージョン、初見。
かの著名なグリフィス監督によるアメリカ映画最初の長編映画。流石にサウンド版じゃない長いの見るのはしんどい。ポコポコ意識飛んでる。
暴動を起こしたニグロが悪人でKKKが騎士のように助けに来ると言うのが逆に新鮮。
今、こんな映画公開したら、本当に黒人の暴動が起きるだろう。KKKは騎士のように駆けつけないと思うが。割と悪い奴の代表者みたいなイメージがあるKKKの結社服が演出によってはヒロイックに見えるのはおもろい。あと、歪んだ表情の黒人の顔はとても悪役として魅力的。ちょっと前まで奴隷だったのが力が強いのをいい事に誘拐拉致して「お嬢さん結婚しましょう」ってのは怖すぎる。
戦争シーンや暴動シーンは画面の隅から隅まで群衆がいるのに驚く。今だったらあれ全部「デジタル群衆」だものなあ。
リリアン・ギッシュとか美女は今にも通じる容姿。
パートパート凄いのは分かるが、劇伴がないと、全体としてはしんどい。


◆『フリーソロ』HTC渋谷3

▲「一人でふりちんする映画かな?」「弁士中止!」

五つ星評価で【★★★万年疲労体質の私にはこれもキツい】
ハン・ソロと関係なしかよ!(そらそうだろう)
道具を使わない断崖絶壁への登頂を非常に実直に描いている。
確かにこれは小さなモニターで見てはいかん映画だろう。
一つ一つの積み重ねが大事。そしてそれが最後に実を結ぶ。まあでも私がインチキな人間だから一発大逆転みたいな映画が好きよ。映画批評サイト ロッテン・トマトで驚異の99%評価という事だが、残りの1%俺かあ。


◆『ダンスウィズミー』HTC渋谷3

▲宣材をお借りしてて残念なのはダンスでピターっと決まったカットとかがないんですよ。

五つ星評価で【★★★これが一番普通の映画】
一応ちゃんと面白いんだけど残念な事に面白すぎたりはしない。
『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』のような怒涛の山場がない。それを持って来るとしたらラスト舞台ミュージカルになるのだろうが、あそこは山場としてはやはりそんなに強くない。道義的には歌い、踊らされる中での彼女が贈るアクトではなく、もう催眠が解けてはいるのであるが、それでもわだかまりがなくなったために歌い、踊り、喝采を浴びる、という展開の方が正しいと思う。
役者は三吉彩花が全カット良い。歌い、踊るシーンもいいが、素に戻った時の一々「これは本当の自分じゃないんです」というリアクションがまあ的確で可愛い。あと、ちゃんとパンチラカット入れてる所に良心を感じる。


【銭】
『国民の創生』:各作品、通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
『フリーソロ』:テアトル劇場水曜は1200円均一(2019,9/1以降)
『ダンスウィズミー』:テアトル劇場水曜は1200円均一(2019,9/1以降)
『ブラック・コメディ ああ!馬鹿』:神保町シアター水曜は1000円均一料金。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
フリーソロ@ぴあ映画生活
ダンスウィズミー@ぴあ映画生活
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