最終巻。
ブエノス・ゾンデ再攻略戦。
しかし、「再攻略戦」と言いながら、どこがどう再攻略なのか地形的な展開が全く見えないので同じ土地に全く見えない。それ以上に敵の采配を担っていたギュンター・ノルトが引っ込んでいるので全く同じ土地の同じ国民相手に戦争しているようには見えない。戦局の中で冷凍機を使うというちょっといい謀略を名もない黒リボン党の戦略参謀が立案してるのだが、名前がないというただそれだけの違いにより、ニュー・キャメロットのギルフォード司令官に惨敗する。なんまいだ。
戦略の話で言えば4巻のジャストモード開戦でタデメッカが大型で高速な輸送力を保持している事が戦局に全く影響を与えなかった点も不可解。逆にそうは書いてないのだが、大型で高速な輸送力を保持している事で、やっと開戦の火花を散らせるスタート・ラインに立ったという事かもしれない。
まあ、何はともあれ終わってしまった。寂しい。
▼関連記事。
・
田中芳樹・銀河英雄伝説関連記事リンク@死屍累々映画日記・第二章
スポンサーサイト
◆『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』新宿ピカデリー6
▲すみっ子たち。
※感想レビュー内にネタバレ内容を軽くだけど含みます。五つ星評価で【★★★★たぶん子供より大人に刺さる】
部屋の隅が好きという後ろ向きのキャラクター達が絵本の世界に引きずり込まれ、迷子のひよこのおうちを探しながら元の世界に戻るまで。
冒頭の各すみっコの紹介が可愛い。
とんかつもエビフライも俺の所に来い。とんかつは端までエビフライも尻尾まで食べるよ(デブだから)。
お気には「ざっそう」。絶対ありえない夢が切ない。
でも、「ざっそう」いつも何かしら人の役に立とうとしてる感じが好き。
中盤、絵本の世界に放り込まれて以降はちょっと展開盛り下がる。
後半、絵本の世界からの脱出にひよことの別れがほのめかされる。
こんなん泣くわ。泣かいでか。
その時のすみっコやひよこの行動が泣かせる。
そして、ここは親と子の感じ方が大きく変わる所かもしれんなと思った。
お別れがほのめかされる。でも、お別れよりも進めたい思いがある。
その思いに大人は泣かされるのであるが、子供はそこでは泣けなさそう。
だって、子供は親の都合で友達と別れるとかよくある話だし。
それを自分の意思で跳ね除けられるくらいに、すみっコ対象の児童の年齢は高くないと思うのだ。
映画は最後まで優しい。
もう、優しさに蹂躙されまくり。すみっコ達に基本ボイス・キャストが付いてないのは正解。
凄い優しい声が心の中で広がっていく。
その代わりのナレーション、井ノ原快彦は正解。彼の声は優しい。
本上まなみはナレーションを機能で分けた為、
出番がかなり少ない、特に大きな感想はない、そういう意味で非常に損な役回り。
PS
ちなみに劇場の一番すみっこで見たぞ。【銭】松竹の会員割引で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
恐怖人形@ぴあ映画生活いかん、恐怖人形の解説にリンクしてしまった。
・
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ@ぴあ映画生活
◆『冴えない彼女の育て方fine』ユナイテッドシネマ豊洲9
▲それにしても「ゲームを作る」という行為が物語の題材になるなんて思わなかったなあ。
五つ星評価で【★★★なかなか見せる】
一見さんで鑑賞。
元はラノベでTVアニメ化もされてる長い話のラスト・エピソード興行なので一見さんは敷居が高いかと思った。
確かに、始まった途端にほぼ全キャラまとめて出したり、一見さんには親切の「し」の字もない演出で始まるが、重要な登場人物が話の中心に入って来る直前に、そいつは主人公とどういう関係で、全体の話の中でそいつが占める位置なんかを凄くスムーズに紹介するセリフが入る。これをすこぶるちゃんとやっているので、物語に付いて付いていけないという感覚は全くなかった。逆に、アクセスしてくる脇キャラは分からないでもないのだが、最初から中央に位置する主人公のライターとその彼女の位置づけの方が分からなかったが、そこはまあ、ボケていても不自然感や迷子感がなかった。
ヒロインのやる気のないような抑揚のないしゃべり方に萌え萌え。
ただ、ラストの後日談で数多くいる似たような髪型の黒髪が集まると誰が誰だか混乱した。
主人公の突き抜けに対して、それなりに皆が畏怖しているのと、そんな彼をごくごく普通の人物として愛を注ぐ主人公と彼女を見て、ちょっと、内田裕也と樹木希林を思いだしたりもした(違うか)。
【銭】ユナイテッドシネマ会員券更新時に貰った「映画を1000円で見れる券」を使用して1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
冴えない彼女の育てかた Fine@ぴあ映画生活▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
・
冴えない彼女の育てかた Fine@或る日の出来事
書きかけのレビューが訳わかんない古さになったので緊急放出(これも)。
◆『パパはわるものチャンピオン』ユナイテッドシネマ豊洲1
▲ゴキブリマスクってヒール以外の何物でもない。
五つ星評価で【★★★ちょっと寺田心は苦手】
映画が土下座をして「お願いですから泣いてください」と懇願してる映画。けっこう演出とか演技で垢抜けない部分も多いのだけど筋肉の説得力で物語がどうとかの論理的な思考がストップしてしまう。プロレスファンの代弁者である仲里依紗の狂いっぷりがチャーミング。寺田心は如才ないんだけど、何かもうちょっと突き抜けた演技もできるんじゃないかな、と邪推してしまう。ちゃんといつもと同じ演技をしている、そんな風に見えてしまう。とても若い彼にそういう事を言うのはお節介かもしれないが、同じ人の役を演じているのでないなら、違った人に見えるように演技をしてもええねんで。日本には丹波哲郎さんみたいなずっと同じって人もいっぱいいるけど別に真似しなくてもいいんやで。
◆『累』ユナイテッドシネマ豊洲5
▲これくらい傷があった方が好きよ(普通じゃない意見です)。
五つ星評価で【★★★特に退屈せんでグングン引きこむ話はええんちゃう】
個人的には私は芳根京子ちあんが好きで、土屋太鳳はつねづね警戒してる。ただ、どちらかと言うとヒールや、なりふり構わぬ役をやる時の土屋太鳳は活きる、いい演技をする。今回はこっち方面。
キスをすると人格と顔の傷が入れ替わるルージュを手段として、芳根京子、土屋太鳳が醜い純粋な子、美しいゲス女をそれぞれ演じるが、その演じ分けは中々両方ちゃんと出来ていて、ようやっとるなあと感心した。
横山くんが出番少なかったからか自然だったのは良し。
何回も偽物が本物を凌駕するような演技をしてきた浅野忠信に「偽物が本物を」と言わせるのもいい趣味。
◆『響』109シネマズ木場1
▲地震があったら不味い部屋。
五つ星評価で【★★★そういや見たなあ】
すげー歪な「アマデウス」。
マンガから抜粋して一つの話として決着が付いてないのが映画として弱いが、キャラクターを魅力的に見せる話としては成功している。
平手友理奈平手友理奈の演技は決して上手ではないが、これは下手でもいい役。
問題はエンドロールにかかるタイアップ曲の方で、本職の歌手として歌が下手な事は恥ずかしいし、みっともない。
希望の見えない小栗旬がイカす。
◆『コーヒーが冷めないうちに』ユナイテッドシネマ豊洲1
▲店長+看板娘。
五つ星評価で【★★★まあまあまあまあ】
「4回泣けます」というキャッチコピーがやっぱりイヤだなあ。泣かなかったけど映画はまずまず楽しんだ。流石脚本奥寺佐和子。
但し、おそらく原作にある設定とその設定を覆すトリックは繁雑すぎて、如何にも「作った」感じなのはよくない。しかし、タイムスリップ物で、舞台が喫茶店内という空間に限定されるのは珍しいというか、こんな話を作るのは大変だ。結局、過去改変は出来ないのだから、本能寺と間違えて喫茶店に織田信長がやってきて、明智光秀に焼き討ちに会うとかくらいやってほしい気もする(しないしない)。
ともかく架純たんかーいーな。きしょー 。
◆『3D彼女 リアルガール』ヒューマントラストシネマ渋谷1
▲イジメ。
五つ星評価で【★★★★中条あやみだもんなー】
中條あやみは人外のように綺麗。あんな綺麗なん3Dであっても逆にリアルじゃない。
そして、こんな真っ当に愛を語る物語になってるとは思わなかった。浸ったあ。
物語の上でのバランスを取るため、「アニメが好きでコミュ障で引きこもり」のグズグズのオタクを佐野勇斗が演じて、その対極として外見が完璧な中条あやみが相手になるのだが、こういうヒエラルキーの差は見ていてやっぱり気分が悪い。そら、その溝を埋めるのが物語だってのは分かるけれど。速水もこみちみたいなオタクはいないのかもしれんが(栗原類ってのがリアルではいるけど、アレはアレでオタクとして世に誇りたいオタクではないのだし)。
【銭】『パパはわるものチャンピオン』:ユナイテッドシネマ豊洲20周年記念会員価格で1000円。
『累』:ユナイテッドシネマ豊洲20周年記念会員価格で1000円。
『響』:109シネマズ20周年記念価格(毎月20日)で1000円。
『コーヒーが冷めないうちに』:ユナイテッドシネマ会員感謝デー(毎週金曜日)で1000円。
『3D彼女 リアルガール』:テアトル会員割引で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
パパはわるものチャンピオン@ぴあ映画生活・
累-かさね-@ぴあ映画生活・
響 -HIBIKI-@ぴあ映画生活・
コーヒーが冷めないうちに@ぴあ映画生活・
3D彼女 リアルガール@ぴあ映画生活▼他のブログにTB付ける余裕がないわ。
この二巻が最終巻。
ざっと読んで一巻と感触違うなと思った。
それは主人公の桃山先生が教師として大人になったみたいな感触。
表紙からして一巻は赤ら顔で目が媚媚。実はこれは男性マンガ的にはSEXの暗喩である。そして、一巻の桃山先生は妙に喜怒哀楽が激しい。すぐ涙目になる。悪い意味でポルノっぽい。こういう感情の強弱が強いキャラをマンガとしては男は好む。
二巻の桃山先生は淡泊になった。主張すべき事は主張するが、その時でも無駄に涙目になったりしない。コメディーの線は薄れたが、こちらの人物像の方がリアルでシンパシーを感じる。「作られ物感」が低い。
何かを成し遂げるような山もなく、「愛」の概念を考慮して、全二巻の物語は終わるのだが、ダラダラ続くよりはこの二巻のみの構成と言うのは良かったと思う。
書きかけのレビューが訳わかんない古さになったので緊急放出。
◆『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』新宿ピカデリー1
▲紫芋手部九郎
五つ星評価で【★★★★おもろい。】
流石にエンドロールは長いが映画自体に長さを感じさせないのが凄い。
まあでも、こんなんで一回話を閉じるのは凄いよなあ。
アベンジャーズは3で全滅するらしいのだけど、ドクターストレンジがいまわのきわに下記の最後の魔術をかけることでD社は有料コンテンツを失わないのであった。
「サノス、お前こそがアベンジャーズの後継者!」
「がびーん」
最凶最悪の敵<ラスボス>サノスの目的…それは全宇宙の生命の半分を滅亡させること
半分だけ優しいってバッファリンみたいな奴。
◆『ラプラスの魔女』新宿ピカデリー3
▲もちろん劇中にこんな場面はない。広瀬すずの服のスケスケがステキ。
五つ星評価で【★★つまらん】
予告でも分かってたが福士、玉木、トヨエツの後塵につく櫻井くんの格好悪さはあかん。ラプラスの能力が何の役に立つかさっぱり分からん。
「俺は日本の梨の方が好きだな」
「ラ・フランスの魔女じゃないから」
「はー!」
広瀬すずの不実な恋人を責めるような口調の「見た目よりバカね」がとても好き。
◆『眠狂四郎 勝負』角川シネマ新宿1
▲名前の前に「居」を付けちゃいけない人。
五つ星評価で【★★★おもろいだつたかな?】
加藤嘉が他の誰にも演じられないくらい加藤嘉だった。
◆『リズと青い鳥』新宿ピカデリー7
▲知名度観点から「ユーフォニアム」では売れないのかしらね?
五つ星評価で【★★★★偉い】
これ凄いなと思うのは天才の映画ではなく秀才の映画である事。
特別に驚くような話運びもなく、ただ丁寧に伝わるように物語を紡いだ。
これは作り手の地力いるから大変。
◆『ランペイジ 巨獣大乱闘』ユナイテッドシネマ豊洲8
▲「この後、死ぬほどセックスした。」
五つ星評価で【★★★そこそこ】
よく、この企画が通ったなと言うくらいロック様力に寄りかかった映画。悪い奴の悪い理由が性格悪そうだくらいしか分からない。
【銭】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』:ピカデリー誕生日クーポンを使用して1000円で鑑賞
『ラプラスの魔女』:ピカデリー有料入場ポイント6回分を使って無料入場。
『眠狂四郎 勝負』:額面1000円の前売券をチケット屋で980円でGETして鑑賞。
『リズと青い鳥』:ピカデリーメンバー割引+ネット割引で1200円。
『ランペイジ 巨獣大乱闘』:ユナイテッドシネマ金曜メンバー割引で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー@ぴあ映画生活・
ラプラスの魔女@ぴあ映画生活・
眠狂四郎 勝負@ぴあ映画生活・
リズと青い鳥@ぴあ映画生活・
ランペイジ 巨獣大乱闘@ぴあ映画生活▼他のブログにTB付ける余裕がないわ。
女騎士後輩登場巻。
魔法使いフーリーの身体目当てだけという不純なキャラだが、自己中度が強すぎるのでそんなに惹かれない。幼稚園で裸になって男の子にくついてアピールする女の子みたいな存在。
ツンデレっぽいのにすぐ目の前の事から逃避してしまう次期魔王イルムガルド様のエピソードはどれも面白い。このマンガ内の登場人物はみな、幼稚園児のように子供メンタルなのだが、中でもイルムガルド様がもっとも子供メンタルだからだろう。そういう意味では人間としての独立性の低い狂剣様も可愛い。ただ、誰よりも可愛いのは女体化したフーリーである、と言うのはオチとして凄いオチだ。フーリーが女体化してしまった時のレオの番長みたいな武骨な感じかおもろい。男女逆転ペアがしっくり来すぎている。
五つ星評価で【★★あららららららららら】
・何だか全く分からないけど面白い寄りから徐々に下落。分からないにも限度がある。と言うより、分からないでも快楽中枢を刺激したような映像表現が見慣れたのかそんなにグイグイ迫って来ない。
・前回同様やたら登場人物が多く、同じような顔。
・ウィキ読んで納得できる感じが乏しいのがもう限界なんだろうなあ。
【銭】ユナイテッドシネマ金曜メンバー割引で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
《『蒼穹のファフナー THE BEYOND』第四話「力なき者」第五話「教え子」第六話「その傍らに」 》@ぴあ映画生活▼関連記事。
・
蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH@死屍累々映画日記・第二章・
蒼穹のファフナー THE BEYOND 第一話「蒼穹作戦」第二話「楽園の子」第三話「運命の器」)@死屍累々映画日記・第二章・《『蒼穹のファフナー THE BEYOND』第四話「力なき者」第五話「教え子」第六話「その傍らに」 》@死屍累々映画日記・第二章
◆『恐怖人形』シネ・リーブル池袋1
▲画像、どん!
五つ星評価で【★★★ゲラゲラゲラゲラ】
これは話がお粗末なんだけど、それでも見た方がいいわ。
日向坂46のセンターの子、小坂菜緒は可愛くて健気に頑張ってる。
まあ、それは置いといて
人形が良い。
久々のビジュアル・ショック。
いやあ、見るべきだわ。以上
【銭】テアトルの会員割引+曜日割引で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
恐怖人形@ぴあ映画生活
◆『生理ちゃん』ヒューマントラストシネマ渋谷3
▲生理女優 二階堂ふみ。
五つ星評価で【★★★こんなバリバリ企画ものの映画に出る二階堂ふみ偉いよなあ。】
「生理」を擬人化したキャラクターを使いながら主人公の奮闘を描くマンガの実写映画化作品。
絵が粗雑だなあと思いつつ、手に取るまでは至らず、表紙は知ってるけど原作未読。
「奴が来た」の一言だけで、「生理ちゃん」が生理の擬人化キャラクターである事など一切言わない。「察してください」と言う事なのだが、男らしいつーか、バカじゃね? 映画の題名が
『生理ちゃん』だから察しないでもないけど。
生理ちゃんとタッグを組まされる女性は主に三人。
①バリバリのキャリアOL二階堂ふみ。
②二階堂ふみの妹、松風理咲
③恋と縁遠い二階堂ふみの会社の清掃業者、伊藤沙莉。
①はベテラン、②は新人、③は打席に立たない二軍選手みたいな扱い。割と③の伊藤沙莉はエピソードが凡庸で、彼女を削って①②の肉付けを太くすればいいのに。
「生理」その物は無関係で縁遠く、ピンと来たり、「あるある」感を共有できなかったりだが、「性欲くん」とは俺、深いところで分かりあっている。
「生理ちゃん」のデザインと仕上がりと何もやらない所が良い。
二階堂ふみが駆けだすシーンはこんな映画なのにグッと来た。
【銭】テアトルの会員割引にて1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・
生理ちゃん@ぴあ映画生活
次のページ