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『Fukushima50』ニッショーホール

◆『Fukushima50』ニッショーホール

▲渡辺謙って徐々にマイケル・キートンに似てきてない?

五つ星評価で【★★★頑張りが結果に繋がらない】
最後の最後まで残って人身御供のようになって働いた50人が「Fukushima50」という事である。安田成美が若手に二の手三の手と言い、自らも対策室を後にしたあの時から後。んーっ、割と対策としてはあの前までで全てやってしまっていて、あの後はよく分からないけど終わってしまったという感覚しかない。

映画始まってすぐに地震。しかし、この地震で原発がいかれた訳ではない。その後の津波、知識としては知っていたけど、水没して電源機械を全て喪失してしまい、それによって核燃料の冷却装置が動かなくなるが故の原子炉暴走。この辺りが絵解きで分かりやすく理解できたのはよかった。
津波で押し流されて玉突き事故のように何台も一度に押し流される自動車、まんま『シン・ゴジラ』の第二形態が川登ってる図じゃん。おおおおおー。と、不謹慎だが、最初の見せ場は災害。逆に言えばそこから先は特撮の見せ場としては面白くない。
原子炉建屋内がどれほど酷い所かというのは、絵と情報としては伝わって来る。まあ、そこでの人間はヤカンの中にへばりついてる虫みたいな存在だろう。でも、絵としてはそれ以上がない。蒸気爆発もベントも大変な騒ぎではあるが、その危険性がキッチリ伝わってきてない。

それは本当の事だからしょうがないのだけど、事故後、原発本体のある中央制御室と、そこからは離れた緊急時対策室と二箇所が事故対応の拠点になってしまった為、それぞれでの対策が個別に進行し、何が行われていて、どう進んでいるかが、単純な直線図式にならなかったのが悔やまれる。できるなら、渡辺謙+安田成美側をもう少し抑えて中央制御室に全てトラブルを固めてしまった方が分かりやすかったと思う。

官邸と東電は目の敵にされているが、イラ菅さんの人気がない事は分かるが、官邸あんなにただ無条件に怒っていた訳じゃなく、彼等がいたからこそ、最終的に事故原発が無人になる事が避けられたのであって、もうちょっと評価してあげたい。

全体の中ではダンカンの「これからいったいどうなるんでしゅか」ってセリフが白眉。あの時、みんな思った事を思った通りの不安で自然に出た感じで、凄く心に残った。


【銭】
試写状を800円でチケ屋でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
Fukushima 50(フクシマフィフティ)@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
Fukushima 50(フクシマフィフティ)@徒然なるままに
Fukushima 50(フクシマフィフティ)@あーうぃ だにぇっと
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『遊星王子』『遊星王子 恐怖の宇宙船』新文芸坐

企画「さらば銀幕の番長 追悼梅宮辰夫」から1プログラム。

◆『遊星王子』新文芸坐
五つ星評価で【★★たつにいの仮面時代】
1959年、白黒、57分、初見。
TV版とデザインが異なるがマスク姿はなかなかシャープ。スーパー・ジャイアンツ的なモッサリしたTVの衣装より数段イカしている。光線銃の「ズバッズバッ」みたいな効果線はかなりかっこいい。
敵は銀星人。「遊星王子」の世界では、金星ライクで太陽系内に「銀星」と言う惑星があるらしい。
この銀星人のデザインのイケてないっぷりが逆に新鮮。銀星人の首領の名が「まぼろし大使」、これもいい感じに古びてて良いと思う。
「遊星王子」は王子の癖に昼の職業が靴磨きでギャップが激しい。と言うか、「王子」の素養がない。梅宮辰夫が若くてシュンとしてるが、やはり「王子」らしくはない。「尊い」とか「気高い」というよりは、普通のあんちゃんである。

銀星人が自分達の要求を突き詰めるために使用したのがTVの電波ジャック。この映画が白黒だから、TVはもちろん白黒である。そして、TV受像機が出来てから10年かそこらだろうから、銀星人が10年早くやってきてたら、ラジオか、紙を撒くしか全体に対しての周知の方法がない事になる。遅れた部族相手に銀星人もご苦労な事だ。

なんかテンポがテレテレして記憶が飛んでる。


◆『遊星王子 恐怖の宇宙船』新文芸坐
五つ星評価で【★★たつにいの仮面時代・続き】
1959年、白黒、64分、初見。
銀星人が世界各国で飛行機を拿捕。
飛行機に乗っていた世界中の博士に降伏勧告を強要する。
銀星人は宇宙船から地上の様子が見えるらしく(グーグル・アースかよ)、誘拐された博士の家の息子の動画とかを博士に見せて脅したりする。大した事が出来るのに、やってる事は地上げっぽいのは東映だからかもしれない。

なんかテンポがテレテレして、こっちも記憶が飛んでる。
古い映画もダメだが、古い頭はもっとダメ。


【銭】
新文芸坐番組特別料金1500円均一(けっこう入ってた)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
遊星王子@ぴあ映画生活
遊星王子 恐怖の宇宙船@ぴあ映画生活

『第三次世界大戦 四十一時間の恐怖』『少年探偵団 敵は原子力潜航艇』新文芸坐

企画「さらば銀幕の番長 追悼梅宮辰夫」から1プログラム。

◆『第三次世界大戦 四十一時間の恐怖』新文芸坐
五つ星評価で【★★★たつにいの真面目時代】
1960年、白黒、77分、初見。
いきなり「第二東映」の配給マークがイカす。
群像劇、学生3人から話が始まり、梅宮辰夫はその学生が事故にあった時に取材する新聞記者。キャストロールでは恋人役の看護婦・三田佳子と一番二番のメインキャストだが、学生3人がメインの話で、あまり主演っぽくはない。
加藤嘉が出てるが相変わらず実直だけど不幸な役(三人学生の親の一人で、避難民の激流に巻き込まれ轢死)。

事故から韓国と朝鮮の代理戦争が始まる。現実の朝鮮戦争が1950~53年(ただ停戦ではなく休戦なので名目上は未だに戦争中)なので、リアルに再戦して核が使われてもそんなに違和感がない時代である。

白黒で戦火に沈む各都市のジオラマが美しい。
都市に核ミサイルが打ち込まれるという情報から各地方に疎開しようとした人間が道を覆い、奔流のようになり、パニックかくも恐ろしきという見え方に映画上でなる。それでも、疎開した彼等をあざ笑うように、ほぼ全ての人が死に絶えたとナレーションが入ってエンドになる。地獄かよ。みな都会から逃げよう逃げようとするが、今ならもっと無関心であんな誰もが逃げ出すような事にはならないと思う。何となくだが、選挙に行かない奴らは疎開避難もしなそうだ。


◆『少年探偵団 敵は原子力潜航艇』新文芸坐
五つ星評価で【★★★少年探偵団のテーマの古さが凄い】
1959年、白黒、61分、初見。
梅宮辰夫が明智小五郎をやってるとは思わなかった。
取りたてバカに見えもしないが、頭が良くも見えはしない。ただ、若いので「しゅん」としてる。スリムである。
敵対する怪人二十面相は、もっと趣味的大怪盗かと思っていたのだが、国産月ロケットの発射を妨害する理由が、日本の立場が良くなる事をよしとしない外国の依頼によるものって、実に夢がない。


【銭】
新文芸坐一般入場料金各1450円。会員割引で-300円。会員費用更新でプラス1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
第三次世界大戦 四十一時間の恐怖@ぴあ映画生活
少年探偵団 敵は原子潜航艇@ぴあ映画生活

『音楽』シネマカリテ2

◆『音楽』シネマカリテ2

▲こんな絵なのになあ~みたいに見終わったら思う絵。

五つ星評価で【★★★★「音楽」って感じ】
つかみどころがない。
でも、こんなラクガキみたいな絵で71分間、間を持たせてシュワーっと多幸感もたらすのだから凄いっつか、偉いっつか、でもなんか、そーゆーんでなく、ごくごく普通にいつも通り、家の味噌汁が美味いみたいな感覚の一本。そして、なんか爽やかなレモン味のサバ缶みたいな感じ(ちなみに爽やかなレモン味のサバ缶は食べた事がない)。

もっとも「音楽」と親和性が強いのにメンタリティと運が悪すぎて何事もなし得ずに佇んでばかりいたであろう森田くんが良い。っつか、全てのヘタレは彼の為になら泣ける。全人間のヘタレを背負って立つ、そんな素晴らしい役。ヘロヘロ声の平岩紙が良いわあ。

そんな森田くんと真逆だけど「音楽」的に底で繋がってるっぽいハゲでヒゲの研二はきっとみんな否定するだろうが、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の妖精パックみたいな存在に違いない。いや、違うか。でも、研二と森田が「音楽」で繋がれる、「音楽」その物の緩さや曖昧さが「音楽」の魅力だと思う。悪魔を呼びだすようなベースに飽きて、悪魔を呼びだすような縦笛に転向した研二。カスタネットもハーモニカもリコーダーも正式なオーケストラでは見掛けない傍流の音楽であり、ベースもギターもドラムもやはり、その格式の中にはいない。オーケストラが神への音楽を紡ぐなら、そこに含まれない彼等は悪魔への音楽を紡ぐ。悪魔とは神から落とされた土地土地の昔の神々。今では崇拝はないが生活に密着して根付いている。

音楽が伝播させる熱狂は①暴力性②平和③愛なんかが根底にあると思うので、①も②も演奏で伝播させたのだから、研二と亜矢は③の延長で早くセックスすればいいのに、とかも思った。それはそれで「音楽」なのである、きっと、たぶん。そこまでアニメで掻いたら作品として瓦解しただろうが(つーか、そこまで描けと言ってるのは単に自分だけなのだが、、、、、俺のバカ)。

琴線に触れて揺れた揺れたボインボイン(揺れすぎだ俺)。また変な感想をUPしてしまった(自覚はあります)。


【銭】
水曜に武蔵野興行の映画館で見たので曜日割引で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
音楽@ぴあ映画生活

『アングリーバード2』ユナイテッドシネマ豊洲12

◆『アングリーバード2』ユナイテッドシネマ豊洲12

▲キャラ勢揃い。豚の助手が可愛いけど、牡だか牝だか分からん。

五つ星評価で【★★★★★ちょっとどうかしてると思うくらい面白かった】
こんな面白いのが人知れずに埋もれてしまうのは実に惜しい。
単純比較だけど『ヲタクに恋は難しい』の百倍くらいは面白いと思う。

相変わらずいつもムスっとしてるが新しい問題を人知れず抱えてるレッド、
特に変わらずにノッソリとしてるのと超高速のボムとチャック、
前回の悪役から今回は共闘を組むパートナー相手になったら、とてもいい感じのボケ具合の豚軍団。
それと超高速チャックの妹の天才技術者シルヴァー。
シルヴァー可愛い。いや、シルヴァーで性的に興奮はしないけど。
つーか、アングリーバードの世界観では誰にも性的興奮を覚えない。
偽物イーグルのトイレのシーンとかで性的興奮を覚えたらまずいよな。

前回以上の問題を心に抱えたレッドが、問題を乗り越える姿と
ミッションのクリアと、色々なキャラの関係性がラストに至るまで
少しずつ変化していくのが心地よい。

映画終わって誰も不幸になってない話ってちょっと珍しいかも。
(犬とアザラシはハッピーエンドまで行ってないか)

新しく現われたイーグル・アイランドのイーグル達がみんな実にマッチョ馬鹿なのがよかった。基本みんな馬鹿。


【銭】
ユナイテッドシネマ特選で大人1300円だが、期間内有効のフェア券使用で1200円で観た。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
アングリーバード2@ぴあ映画生活
▼関連記事。
アングリーバード@死屍累々映画日記・第2章
・アングリーバード2@死屍累々映画日記・第2章

『のび太のパラレル西遊記』『~の宇宙小戦争』『~と竜の騎士』『~の宇宙開拓史』「併映作プログラムB」神保町シアター

企画「ドラえもん映画祭2020」から5プログラム。

◆『のび太のパラレル西遊記』神保町シアター
五つ星評価で【★★★なるほどパラレルだった】
1988年、カラー、90分、初見。
西遊記の孫悟空を見つける為にタイムマシンに乗り込んだのび太とドラえもんがしくじって歴史を大改変してしまう。おいおい、こんな地球滅亡級の歴史改変はあかんやろ。歴史の改変を元に戻すため、過去の世界に逃げ出したゲームキャラの収納を行う。『カードキャプターさくら』のお手本みたいな話。この妖怪48体が三蔵法師の身体の部位を少しずつ持っていて、元のゲームに収納するごとに三蔵法師の身体が戻る。嘘です。それは『どろろ』です。面白いのはドラえもんが出す主人公になりきる事が出来る立体体感ゲーム。今ならVRでゴーグルだけだけど、筒型の筐体の中に入り全身360度ゲーム画面に囲まれて五感変換がなされる。この体感ゲームが『ドラゴン・クエスト』『スーパー・マリオ』をベースにイメージが作られたのだろうが、ビジュアルがドット絵というかポリゴンっぽさが残ってて逆にイカシてる。
あと歴史改変がなされて魔物の持ち物になった世界のホラー描写が実に優れている。のび太ママが階段を登る足のカットだけで実に的確なホラー描写であるのが素晴らしかった。
最近のドラえもんはドラえもんが外界に出向いて、出向いた先の悪い権力者を退治してめでたしめでたしというパターンばかりなのだが、そういう007の悪玉の秘密基地を破壊したり、壊したりみたいな描写がなくても話は作れるのである。悪者を倒す事がドラえもんたちの仕事ではないのだ。


◆『のび太の宇宙小戦争』神保町シアター
五つ星評価で【★★★★感情ラインの流れが見事】
1985年、カラー、99分、初見。
OPのSF映画もじりが楽しい。
のび太達と仲良くなる宇宙人のパピが可愛らしい外見に似あわず、レギュラー、ゲスト全て合わせても一番くらいの人格者である。
物語の中で特筆すべきなのは悪玉側で、子供映画特有の薄っぺらくてちょっと抜けてたりもする愚鈍な悪玉ではなく、実働的で超頭がキレる。
悪玉が理詰めに頭が良く、次から次へと防衛策を出して反乱軍を追い詰める。ドラえもん映画でドラえもんに危機感を感じてしまうのも凄い。これはどらえもん側にも秘密兵器に弱みや限界をちゃんと付けて伏線にしている事も功を奏している。
ラスト平和が訪れた惑星で水に落ちたジャイアンがクシャミをするシーンがある。「宇宙戦争」的にそれはマズイだろ。
冒頭、ジャイアン+スネ夫+出木杉、のび太+ドラえもん+しずかに分かれて特撮映画の作成をする。そこで自由に自分の映画を作らせてもらえないとグズるしずかちゃんが良い。無言で泣いて怒る姿が実に藤子不二雄世界の女の子らしい。あと基本いじめっ子だが、出来事が大きくなるとネガティブが止まらなくなるスネ夫の描写も秀逸。


◆『のび太と竜の騎士』神保町シアター
五つ星評価で【★★★悪役側の誠実さ】
1987年、カラー、91分、初見と思ったら2回目だった。
のび太達もノイローゼ的(ジャイアン的にはノゼローゼ)。
のび太も、ジャイアンも、スネ夫も、しずかちゃんも皆一人で好きに出来る個別の部屋が欲しいという欲求がある。だが、経済的に本当に一人部屋を持っていなそうなのはジャイアンくらいだ。ジャイアンはリサイタル用の練習、しずかちゃんも殺人的なバイオリンの練習、この二人の目的は趣味の徹底であり、それが元の部屋でやるには充分でない。のび太は昼寝部屋。スネ夫はノイローゼの自己修復に来ている。もう、この頃から子供だって疲れてる、みたいな描き方を子供はされるようになっている。
のび太たちと敵対する位置に付く集団が、彼等の思想に基づき決して敵意のない毅然とした態度を取っていたのも印象的だった。


◆『のび太の宇宙開拓史』神保町シアター
五つ星評価で【★★★★ちゃんとしてる。】
1981年、カラー、91分、初見。
リメイク版を見ているのだが、今回見たオリジナルの方が子供全員の友達関係を単純明快かつ緻密に描いてると思う。まあ、リメイク見たのもかなり前なので、リメイク版を見直したら又、感想変わるかもしれないけど。
劇場版第二作と、今回まとめて見た4本の中ではもっとも古いのだが、この時点でもう東京に空き地がないと言わせてる。ただ、ドカンの空き地とかはあるのだからバットやグローブを使わない軟式で野球遊びすれば良くないか?
話は、野球をやる空き地を中学生に取られて、それを取り返す事をムチャ振りされたのび太が、代わりの代換え地として見つけた惑星で、又、ジャイアンとの仲を悪化させ、それでも何かあれば皆、助けに駆けつける。駆けつける部分より、仲が悪くなったり敬遠したりの意地の張り合い部分がリアルだった。
ワープ表現が『宇宙戦艦ヤマト』のワープ『スター・ウォーズ』の超高速推進のいいとこ取りっぽい。
メカデザインがガンダムの大河原邦男。
PS のび太とドラえもんだけがちょくちょく遊びに行く事になるコーヤコーヤ星、そこでののび太は低重力のため体力はスーパーマン、早打ちの特技は活かされ、あやとりを友人の妹に教える。そして、勉強すらその友人の妹に自発的に教えたりしている。つまり、コーヤコーヤ星でののび太は非常に有能ないい子供なのだ。地球での学校教育がのび太をダメにしている可能性がとても高い。 


◆『エスパー魔美 星空のダンシングドール(併映作プログラムB)』神保町シアター
五つ星評価で【★★★魔美かわいい】
1988年、カラー、41分、三回目。
ファッションがけっこう今っぽいとツイッターで呟いたら、どんなとこと聞かれて、「ニーソ、紺ソク、タイツ」と呟いて性癖がダダ漏れた。主人公そっちのけでゲストキャラの恋愛がメインで盛り上がるのは『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』っぽい。


◆『ドラミちゃん ミニドラSOS(併映作プログラムB)』神保町シアター
五つ星評価で【★★あれ?】
1989年、カラー、40分、初見。
のび太の子供達の世代でワイワイガヤガヤ。のび太の息子とジャイアンの息子の関係が逆転してたりする。気が付いたら終わってた。あれ?


【銭】
神保町シアター一般入場料金各1300円。併映Bは二本で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画ドラえもん のび太のパラレル西遊記@ぴあ映画生活
映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争〈リトル・スターウォーズ〉@ぴあ映画生活
映画ドラえもん のび太と竜の騎士@ぴあ映画生活
ドラえもん のび太の宇宙開拓史@ぴあ映画生活
エスパー魔美 星空のダンシングドール@ぴあ映画生活
▼関連記事。
エスパー魔美 星空のダンシングドール(一回目)@死屍累々映画日記
・エスパー魔美 星空のダンシングドール(二回目)@死屍累々映画日記

『少年猿飛佐助』『わんわん忠臣蔵』ユジク阿佐ヶ谷

特集企画「東映動画まつり2020」から2プログラム。
企画6本の中から見てない奴をと2本選んだんだけど、『わんわん忠臣蔵』は2回目なのを見出してから気が付いた。

◆『少年猿飛佐助』『わんわん忠臣蔵』ユジク阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★,★★これは実は映画が古いからかしら。楽しみづらかった】
『少年猿飛佐助』:1959年のカラー映画、83分、初見。
『わんわん忠臣蔵』:1963年のカラー映画、82分、2回目。
日本初のカラー長編アニメ『白蛇伝』が作られたのが1958年、どちらも長編アニメ黎明期の作品と言っていいだろう。それだからなのか、何だか短編みたいな話ではないだろうか。
それぞれのプロットを単純に書くと、
『少年猿飛佐助』は、
①佐助が敵によって痛い目に会う。
②修行する。
③佐助が真田幸村と一緒に敵を懲らしめる。
『わんわん忠臣蔵』は、
①犬のロックが敵によって母を殺される。
②森から都会に逃げたロックが敵の罠にかかる。
③ロックが仲間とともに敵を懲らしめる。

紆余曲折なく単純。ドラマで見せるより、絵の華麗さや動きで見せようという意識に溢れているように見える。
『少年猿飛佐助』の見せ場は③での敵との忍術合戦である。ここで敵も佐助も武器での攻防や気象を扱う忍術を使用する。アニメで描かれる強風や大水。こんな表現はそれまでに無かったであろう。前衛的だったり実験的だったりする。ただ、今の目線で見るとそんなに目新しくないので、戦いが延々と行われていると退屈してしまう。でも、この頃のアニメーターはこれを描きたかったのではないか。これがアニメだ。絵で見せるのがアニメだ、みたいな。『わんわん忠臣蔵』の見せ場は③でのスラップスティックな敵との追いかけ合戦、ここも長目。確かに、それは贅沢なアニメ表現なのだが、チャップリンやキートンでも筋がなく、ただ30分逃げるような映画があったら間延びするだろう。ここもやはり間延びする。でも、きっとこの時はこれが正しいと信じて撮ったのだろう。いやいや、みんなそんなにけなしたりしてないから、私自身かポンコツでちょっとした冗長さに耐えられないだけなのかもしれない。爺になるってイヤだね。すまん。

PS 
『少年猿飛佐助』
・主人公と姉、と言うか善玉系の顔がインドネシアっぽい(影絵っぽいのかな)。
・今なら『少女猿飛佐助』でリメイクだ。
・山賊の中の凸凹コンビがドロンジョのいないボヤッキー、トンヅラっぽい。
・山賊は生活や贅沢な生活のための乱暴狼藉だろうが、夜叉姫には悪事の目的がない。なので、とても怖い。夜叉姫の声は赤木春恵。
・真田幸村の声は中村嘉葎雄。読めるけど書き取らせたら絶対書けない中村嘉葎雄。

『わんわん忠臣蔵』
・意外と血なまぐさい。
・犬が歩いて音楽が付くだけで『ワンサくん』っぽい。
・主人公犬の名前は「ロック」らしいのだが、「ドック」に聞こえておいおいと思ってしまう。
・犬は徒党を組むけど猫は集まってるだけだから『にゃんにゃん忠臣蔵』はなさげ。
「おのおのどの討ち入りでござる」
「にゃあ」
「にゃあ」
三時間後
「おのおのどの討ち入りでござる」
「にゃあ」
「にゃあ」

【銭】
番組料金一本1500円だがユジクの曜日サービスデー(木曜)に見たので一本1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
少年猿飛佐助〈デジタルリマスター版〉@ぴあ映画生活
わんわん忠臣蔵@ぴあ映画生活
▼関連記事。
わんわん忠臣蔵(一回目)@死屍累々映画日記・第二章
・わんわん忠臣蔵(二回目)@死屍累々映画日記・第二章

PS 同じ下りでつまづいて二日間足止めしてしまった。文豪かよ俺。

『ヲタクに恋は難しい』ユナイテッドシネマス豊洲10、『ゴブリンスレイヤー』トーホーシネマズ上野1

同日鑑賞2本をまとめてレビュー。

◆『ヲタクに恋は難しい』ユナイテッドシネマス豊洲10

▲「採用!」この辺の言葉の少ない感じよし。

五つ星評価で【★★ただ撮るだけでミュージカルになると思うな】
怪しいと思いながら見に行ったら、やはり怪しい感じだった。
高畑充希のデフォルメ演技は予告通りですんげ面白い。神、神、神で尊い。加えて歌上手い。ベージュやピンクや巨乳じゃないみたいな、さりげないエロ情報の混入もゲスいけど嬉しい。
山崎賢人はまあ記号として良いのだけど、『斉木楠雄』の髪がピンクじゃないだけだろ、とも言える。
斎藤工のリアルにプレッシャーかけてくる芝居か上手い。タップは目が引きつけられる。
菜々緒、人としてなんて美しいフォルム。
賀来賢人、交渉度が高いのに心が伝わらない感じが妙に現実と地続き。
佐藤二朗とムロツヨシは今回、最大限に機能が効果を上げていない。
オタク情報に関しては軽蔑もせず、リスペクトもせず、ただ表面を舐めている。深い踏み込みがないので薄いコメディーとして見る分には問題ないが、恋愛ドラマとして見る分にはピースが不足している気がする。
問題なのはミュージカル。歌や踊りはちゃんとしてるのに訴えてこない。みんなの息は合ってるのにそれ以上伝わらない。紅白のスクールメイツかよ。これは演者側はOKだが、演出側がしっかりその動きが映えるように撮っていないのが問題だ。オープニングの群舞なんてもっとコントラストを明確にして、踊りの切れをはっきりさせるよう撮らんと。全体、音楽劇としての効果がないのに(上手く伝えられないのに)ミュージカルにしてしまった為、他の事を語れる尺が大幅に食われてしまった。例えば一般人との恋愛がイヤ、オタバレがイヤと言っているなら、オタの一般人に対する劣等感などを今田美桜などを使ってちゃんとエピで語るべきだろう。音楽や踊りの部分で良いのは斎藤工のタップと、賀来賢人のオタ芸。タップは強制的に明確な音が映像に頼らないキレを作っていたし、オタ芸も映像の演出が不要なくらい第三者(観劇者)に見せる物として外部から見れる物として完成されていたからだろう。


◆『ゴブリンスレイヤー』トーホーシネマズ上野1

▲ポスター。ゴブリンスレイヤーさんが当社比30%イケメンっぽい仕上がり。

五つ星評価で【★★★よくないすか皆さん】
ラノベ、TVアニメ化、劇場用アニメへのラインで来たが、そういうの知らずにいつも通り、一見さん鑑賞。普通にちゃんと面白い。主役のゴブリンスリイヤーの声のかっこ良さに男ながら濡れる。斬って斬って斬り抜ける、大した野郎なのだけど、ヒエラルキーは低いと言うのも萌えポイント。

【銭】
『ヲタクに恋は難しい』:フェア券使用で1200円。
『ゴブリンスレイヤー』:特別価格設定1400円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ヲタクに恋は難しい@ぴあ映画生活
ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ヲタクに恋は難しい@徒然なるままに
▼関連記事。
・ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-(1回目)@死屍累々映画日記・第二章
ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-(2回目)@死屍累々映画日記・第二章

2019年着服記録(講評追加)

※ 講評を追加しました(グーンと一番下です)。

2017年以前はツイログ(ツイッターの記録アプリ)の検索機能で「拾った」という語彙を検索して集計を出していた。
2017年に同じ事をやろうとしたら、どうもうまく行かない。引っかからないツイートがあるようだった。どうもツイログの検索限界に到達してしまったらしい(おそらく全体ツイートもしくは検索ツイートのどちらかが限界値を越えてしまった)。
そこで、2017年、2018年は公式ツイッターの全ツイート・ダウンロードという機能を使ってツイートをPCに落として、そこから期間を区切った後、語句を検索して編集した。
2019年については公式ツイッター・管理機能にある全ツイート・ダウンロードの仕様が変更になり、編集の自由度が下がってしまい、どうしても上手く呟きをセレクトできなくなったので、この機能の使用を断念。結局、ツイログの管理機能の方にもあった全ツイート・ダウンロードを使い、そこから編集した。前年より発表に時間がかかったのは公式ツイッターのログ編集をどうにかできないかと言うチャレンジ期間があったからです(結局、そのチャレンジは生きなかったのだが)。

以下、ログと講評。

続きを読む

『その夜の冒険』『超高層のあけぼの』シネマヴェーラ渋谷

特集企画「映画俳優 池辺良」から2プログラム。

◆『その夜の冒険』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★まったり】
1948年の白黒映画、66分、初見。
今回の特集企画の中で池辺良のもっとも若い頃の作品。終戦後3年、タイトルは横書きで左から右だが、配給のテロップは右から左の戦前仕様である。池部良は良くも悪くも落ち着いた30代以降のイメージが強いので新婚旅行でチュッチュする若者は池辺良らしくない。軽い役は少なくないが、個人的にはあまり浮いたイメージがない朴念仁だ。「ラブコメミステリー」なんて軟派なものに池辺良が出るかねえ。いやまあ、割とオールマイティーだけど。

キッチリした正義感の強い新聞記者役で、新婚旅行なのに密室状態のフェリーでの宝石盗難事件を追ってしまう。と言うか、犯人扱いされたりする。奥さんは結婚式の披露宴で日本髷を式場に置いて手術に向かってしまう。ドクターXかよ!

監督は『大魔神』の安田公義。
割と棒読みの役者がいたりするので、昔の方が役者スキルって低かったんじゃないか。


◆『超高層のあけぼの』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★伊福部!】
1969年のカラー映画、160分(二部構成)、初見。
二部構成だが今回のヴェーラでは休憩を挟まずに一挙上映。

今回の特集企画の中でかなり後期の作品。池辺良の役は現場でもっとも偉い人。貫禄充分である。
国内初の超高層ビルである霞ヶ関ビルの建築を描くドラマ。実は建築現場にそうそうトラマチックな話題がなかったのか、延々と工事現場に伊福部昭の壮大な楽曲が流れるだけみたいな不思議な絵作りが行われた。別にセリフがなくても、ただでかい物が組み立てて作られる様その物がドラマチック的ではある。でかい物に伊福部昭の楽曲はよく似合う。
話の前段、回想シーンに出てくる「関東大震災」の被災とそこでの人々の祈りとかも、かなり『ゴジラ』にリンクしたりする(曲は似てるが、その物ズバリの特撮曲はなかった)。

池部良以外で目立つのが田村正和。
妙に目黒祐樹っぽい。甘いマスクで重機を操るクレーン野郎。
恋人はブスっぽい。


【銭】
通常一本立て興行価格1200円-400円(会員割引)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
その夜の冒険@ぴあ映画生活
超高層のあけぼの@ぴあ映画生活
プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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