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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『Fukushima50』ニッショーホール

◆『Fukushima50』ニッショーホール

▲渡辺謙って徐々にマイケル・キートンに似てきてない?

五つ星評価で【★★★頑張りが結果に繋がらない】
最後の最後まで残って人身御供のようになって働いた50人が「Fukushima50」という事である。安田成美が若手に二の手三の手と言い、自らも対策室を後にしたあの時から後。んーっ、割と対策としてはあの前までで全てやってしまっていて、あの後はよく分からないけど終わってしまったという感覚しかない。

映画始まってすぐに地震。しかし、この地震で原発がいかれた訳ではない。その後の津波、知識としては知っていたけど、水没して電源機械を全て喪失してしまい、それによって核燃料の冷却装置が動かなくなるが故の原子炉暴走。この辺りが絵解きで分かりやすく理解できたのはよかった。
津波で押し流されて玉突き事故のように何台も一度に押し流される自動車、まんま『シン・ゴジラ』の第二形態が川登ってる図じゃん。おおおおおー。と、不謹慎だが、最初の見せ場は災害。逆に言えばそこから先は特撮の見せ場としては面白くない。
原子炉建屋内がどれほど酷い所かというのは、絵と情報としては伝わって来る。まあ、そこでの人間はヤカンの中にへばりついてる虫みたいな存在だろう。でも、絵としてはそれ以上がない。蒸気爆発もベントも大変な騒ぎではあるが、その危険性がキッチリ伝わってきてない。

それは本当の事だからしょうがないのだけど、事故後、原発本体のある中央制御室と、そこからは離れた緊急時対策室と二箇所が事故対応の拠点になってしまった為、それぞれでの対策が個別に進行し、何が行われていて、どう進んでいるかが、単純な直線図式にならなかったのが悔やまれる。できるなら、渡辺謙+安田成美側をもう少し抑えて中央制御室に全てトラブルを固めてしまった方が分かりやすかったと思う。

官邸と東電は目の敵にされているが、イラ菅さんの人気がない事は分かるが、官邸あんなにただ無条件に怒っていた訳じゃなく、彼等がいたからこそ、最終的に事故原発が無人になる事が避けられたのであって、もうちょっと評価してあげたい。

全体の中ではダンカンの「これからいったいどうなるんでしゅか」ってセリフが白眉。あの時、みんな思った事を思った通りの不安で自然に出た感じで、凄く心に残った。


【銭】
試写状を800円でチケ屋でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
Fukushima 50(フクシマフィフティ)@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
Fukushima 50(フクシマフィフティ)@徒然なるままに
Fukushima 50(フクシマフィフティ)@あーうぃ だにぇっと
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