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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『あさひなぐ 第30~32巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじき

30巻 前半はIH個人戦。真春の失速。後半は指導教師同士の因縁対決3人しかいない出雲英豊戦の取っ掛かり。

31巻 どっぷり1巻使って出雲英豊戦。相手方副将・菊野の追い詰められる事により上がるアドレナリン出まくりの顔が怖くて美しい。最終的にこの巻で美味しいところを浚うのはその後の大将戦での主人公・東島だが。ただ出雲英豊戦は試合内容は良いとしても、指導教師同士の確執に対して最後にもう一言あっても良いと思った。

32巻 前半は沖縄戦だが、これは相手がやられに来てるようなもんだからそんなに注目に値しない。後半は決勝熊本戦。第一試合は戸井田×紺野。これは逆に主人公側のチームが消化試合として描かれる。これで戸井田はこの後、代表選にでも出ない限り、高校IHで無敵になるのではないか。第二試合は荻×八十島。規範のような荻と暴れん坊の八十島の対比が面白い。一つの競技で勝ち負けを争っているのに、こんなに視点が違うのかという面白さ。
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『なつぞら』NHK

NHKの朝ドラ。レコーダーにたまっていた奴をやっと見終えた。
東洋動画に入るあたりでリアルタイム視聴に付いていけなくなったので、かなり長い道のりだった。
お気に入りは草刈正雄。最後、元気なくなって殺されるのかと思ったが、ラストの方でちゃんと見せ場があって良かった。
『なつぞら』の中で誰がいいと言ったら、草刈正雄に始まって草刈正雄に終わる。
基本的に初期・北海道の成長ホームドラマパートが一番面白かった。
で、草刈正雄の爺ちゃんがあまりに面白いので、それに比べたらアニメ作成パートはそんなでもない。
最終的にいろいろ脇道のエピソードを取り込みながらただガムシャラに働いているだけにしか見えない。
天陽くんの結婚や死も唐突。基本、キャラの恋愛模様なんかは近くにいる人が徐々に近づいていって距離がゼロになったらカップルになるみたいな感じ。リアルと言えばリアルだが、自然と言えば自然。動物かよ。まあこれは恋愛ドラマじゃないからいいんだろう。あっ、ドラマ内で死んだの天陽くんだけか。
広瀬すずの北海道の育ての家族と、血を分けた実の家族と、その実の家族の周りで生活する義理の家族と、職場仲間と、広瀬すずが新しく作る自分の家族と「家族まみれ」。ようけ登場人物を出したものだ。たまに一月くらい出てなかったキャラが名前だけ出てきたりするのは見ていてちょっと辛かった。最後の最後で北海道出身の大泉洋を出すのも何かよう考えている。じゃあ、通行人でいいから広瀬アリスも出したら良かったのに(出てて気づかんだけだったらゴメン)。

女の子の中では、ただ一人つらい目を忍ぶ形になる清原果耶が可愛かった。不幸な女の子には弱いのよん。

あとあれだ。ドラマ最終回で90を越えている設定の草刈正雄と高畑淳子がドラマの中で一番の大男と大女だ。「北斗の拳」的と言おうか、「進撃の巨人」的と言おうか。草刈正雄はきっと牛と合体して魔界の番長になる。高畑順子はそのままでも怖いからそれでいい。

五本の完璧な映画 #FivePerfectMovies @Rubyred66xxx

ツイッターの企画に乗って五本の完璧な映画である。
問われたからには全力で挑むが、あえて表道は避けた。
表の大通りじゃないんだけど、それはそれで分かるゆーんを選んだ。
だって、表道はもっと適した人が適した映画を選ぶだろう
(ふんっ、ふんっ←拗ねてる)。

順不同
『県警対組織暴力』 深作欣二の実録路線ヤクザ映画。実録ヤクザ映画だが主人公は菅原文太演じる刑事である。男、男である。男はこうでなければならない(女じゃないし、こうでもないが)。これは完全で完璧な正義の映画。正義が完全で完璧である為には悪をも包括すべきという。そして、正義には力が欠かせない。実は深作欣二の映画で一番好きなのは『バトル・ロワイアル』なのだが、あれは完全とか完璧とかとは違う映画だ。まあでも、青春って未熟なもんだし「完璧な青春」ってAI搭載の男女ラブドールのセックスみたいで気持ち悪い気がする。

『エル・トポ』 アレハンドロ・ホドロフスキーのカルト映画。西部劇なのに哲学映画で映画美術の極北。非常識である事を除けば完全で完璧な映画。逆に完全で完璧な映画に常識はいらない事の証明。神様が映画を作ったみたいと言うか、殺された兎500匹の霊に祟られながら守られている。多分、この映画が「完全で完璧」でないなら、何に対して「完全で完璧」であるかのテーゼが間違えている。アレハンドロ・ホドロフスキー自身はこの後、作るごとに少しずつ綻んでいって、今ではかなり普通の凡作を作るようになってしまった。

『シン・ゴジラ』 庵野秀明が無意識理にオタクである事の祝福を完膚なきまでに描いた作品。軍事行動に移るまでの官僚社会での形式も含めた会議、会議、会議の連続が面白いのが異常。そして軍事行動前半の重厚さと後半のはじけきったオモチャ箱ぶちまけたかのような大騒ぎが楽しい。攻撃されるゴジラもオタクの結晶だし、攻撃する対策チームも出来損ないとかはみ出し者の寄せ集めチームという屑と屑のぶつかり合いに顔もほころぶ。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』 カンフー映画から一本。カンフー映画の胸の高まりは他の映画のどれとも違う。これを選んじゃうとチャウ・シンチーを入れられなくなると言う苦渋の選択でもある。ドニー・イェンの『イップ・マン』とかもステキだけど、あれは映画よりもドニーさんがステキなのだと思う。

『ファントム・オブ・ザ・パラダイス』 別に誰も異論はないであろう。チンケな部分があっても魂の慟哭に揺さぶられてしまうのだ。こんな辛い話なのにキラキラステキでたまらない。

★ちなみにあまりに完全で完璧でないので、どうしても5本の中に入れられないのだが、私が一番好きな映画は『逆さ吊し縛り縄』という成人映画です。しかし、完全で完璧な映画もいいけど、そういうのだとアイドルがただ可愛いだけの映画とかは入らない。そういうのも好きというより、そういう方が好きだから、女の子が可愛いだけの映画が5本の中に入らなかったのはちょっと残念だった。まあ、女の子が可愛いのも完全で完璧ではないからだろうしな。以上。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』ユナイテットシネマ豊洲10

◆『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』ユナイテットシネマ豊洲10

▲ちょっとこれはないよなな水森亜土ビジュアル。

五つ星評価で【★★何か違う】
ハーレイ・クインで成り立つ話なのに、ハーレイ・クインに何だか魅力が欠けている。『スーサイド・スクワッド』で見せたようなゾクゾク感を感じさせてくれない。宣材のメイン・ビジュアル見た時点でセンスないなー、と感じさせられた。ハーレイ・クインの強さが微塵もない。白塗りの変なおばちゃんだ。メリーさんかよ。んーと、アメコミ物のヒーロー(善玉)やヴィラン(悪玉)の日常からかけ離れている外観は、それなりに理由があるのが普通で、単に「これはこういうメイクなのよ、のほほほほーん」みたいにただ塗ってるように見えるって最低じゃないだろうか。いかに外観を合わせるかではなく、いかに外観に合わせたメンタリティーを表現できるか、でなくてはいけない。

「ジョーカーに振られた(もしくは振った)」から始まる物語はハーレイ・クインの「イカレてるのに無双に強い」という個性を中途半端な物にしてしまった。グループ活動する仲間4人もどれもこれも地味ウーマンで小粒だ。その小粒の中の一人として埋没してしまうかのようであるハーレイ・クインにちょっと苛立ちを覚える。

敵のブラックマスク=ユアン・マクレガーも単に飲み屋のオーナーで、そんなに極悪に見えない。ゴッサムの悪を仕切る闇のボスなのかしら? とてもそうは見えない。なので、とても小さい話に見えてしまった。アメコミ発と思えない路地の片隅の最小スケール抗争。そら、あかんやろ。


【銭】
ユナイテッドシネマの会員デー(金曜日)に見て1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY@ぴあ映画生活
▼関連記事。
スーサイド・スクワッド@死屍累々映画日記・第二章

『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』ヒューマントラストシネマ渋谷1

◆『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』ヒューマントラストシネマ渋谷1

▲みんなやな顔してる。

五つ星評価で【★★★帯に短し襷に長し】
連続テレビアニメ「サイコパス」のシーズン合間に挿入される単発の劇場版。物語としては独立しているが、山のように投入されるキャラクターの説明や、その背景の説明は一切なく、説明不要の者を対象として作られた作品である事は明白である。私のような合間合間に挿入される幕間しか見ない不心得者には取っ付き悪いが、それにも関わらず見ていると、面白過ぎもしないが、つまらな過ぎもしない。それなりに楽しめなくもない。もちろん、全部仔細くまなく網羅してから取り組んだ方が面白いのだろうが、激化する現代社会に疲弊するしがない月給取りにはそんな余裕のある時間と好奇心を作る余裕はないのであった。まあ、そこまでしなくてもいいや、と。タダでもないし、仮にタダであっても時間を捻出するのがキツい、そういうお年頃だ。
完全にシステム管理されている警察塔が、それ故にテロリストに掌握されてしまうというのはそこそこ定番の、と言うよりありそうな設定な気がする。そこにいる主人公達が不確定要素になり、敵の鉄壁を破ると言うのもお決まりだろう。その合間に分かるシリーズ全体の謎「シビュラシステムの真実」、おーおーおー、サイボーグ009のブラック・ゴーストっぽい、良くも悪くもそこに混沌がある。

アクション・ドラマとしては敵集団の武力にムラがあるのが問題(むっしゅムラムラ~)。
①敵のラスボス②ハッカー女③傭兵二人④何とかロイド的なロボ武装⑤下っ端(開放囚人)
以上が敵組織の全容であるが、⑤が有象無象すぎて何一つ戦略として役に立っていない。徒党で50人くらいいるのに映画内では一人くらいしか殺せてなさそう。中心部隊である①②③はあんなもんであろうが(そこはコアなので簡単に増員不可)、④については惜しみなく物量を投入しておけばテロリスト側が無敵になったであろうに、そこに戦力を割かない理由が分からない。負けるべきして武力の増強を抑えているようにすら見える。おそらく、あのロボを2倍配置しておけば主人公達の攻撃を全て無力化できたであろう。

おもろいところはやっぱアクションかな。ユーロスペースもといユーロビートに乗って繰り広げられるあまり体育会系的な熱のないスタイリッシュなアクションが見てて小気味よい。人員配置による政治みたいなのは本筋見てないと分からん。


【銭】
テアトルの会員券割引+曜日割引で1100円で鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR@ぴあ映画生活

『チャーリーズ・エンジェル』ユナイテッドシネマ豊洲12

◆『チャーリーズ・エンジェル』ユナイテッドシネマ豊洲12

▲ポロリを期待させる衣装。

五つ星評価で【★★★エンジェルってこんなんか?】
テレビドラマのエンジェルには乗り遅れていて、ドリュー・バリモア版の映画エンジェルしか知らない私なのだけど、何とはなしにこれは監督のエリザベス・バンクスが「私達の新しいエンジェル」を模索しすぎた為に「本来のエンジェル」の領域を踏み荒らしてしまったような作品じゃなかろうか。オリジナルと前作映画が綺麗な花壇であるなら、今作映画は一見同じような花壇なのだけど、近づいて見るとみな食虫植物のみで構成されているかのような違和感がある。
なんつかエンジェルが「でかいの」と「小さいの」と「新しいの」の三人で、三人ともバラバラの寄り合いチームである。前のは仲の良さによるグループの強さとかバディ感が強かったと思うのだけど、今作はそういう三人になる為のビギニングという事で、そこを切り捨ててしまうのである。大胆と言えば大胆な話だ。それをサポートする有能で呑気なおっちゃん「ボスレー」も、今回は単に役職になっており、まあ、何と言いますか、大変に信用がおけない。そんなん「ボスレー」ちゃうやろみたいな使い方をされる。今作の「ボスレー」って、鬼太郎のネズミ男みたいなキャラと言ってもいいかもしれない(「しれない」のかよ、俺)。そしてお茶の間に流れていたドラマに牙を剥くかのように、大変、血なまぐさい出来になってる。元が非連続単発のテレビドラマだから、あまり怪我を負っているとか、血を流していると言うイメージが薄い。やはり、総合的にもエンジェルっぽくはないのじゃないかしら?

エンジェルは「でかいの」と「小さいの」と「新しいの」の三人がいるのだけど、でかいのはポワーンとした顔のダイナマイト・ボディーで、化粧すると強い顔が浮かんでくるという事で、浅野ゆう子似じゃん。「トレンディ」かよ(いや、それは別にいい)。「小さいの」は顔がちゃんとブロンド美人風でローラ似。タメ口じゃないけど性格がぶっちゃけてて、やはりローラ・キャラなのかもしれない。「新しい」のは表現しづらいのだけど「むちゃっ」とした顔。浅野ゆう子もローラもタイプで言えば「キラー・サイボーグ」の汎用パターンの端から端だけど、この新人はかなりちゃんと女の子っぽい顔立ち。ても、キャラが「新人」という事でしかないのがつまらん。

結論として「チャーリーズ・エンジェル」を名乗った事で、エンジェルでない部分が明確になった作品という事じゃなかろうか、知らんけど(いや、本当に「元」を知らないのよ)。


【銭】
ユナイテッドシネマの有料入場ポイント2ポイントを使って割引、1000円で鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
チャーリーズ・エンジェル@ぴあ映画生活

『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』シネスイッチ銀座1

◆『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』シネスイッチ銀座1

▲昔のWindowsのデフォルト壁紙みたいな農園。

五つ星評価で【★★★目に優しいドキュメンタリー】
荒れ地を自給自足の小さな生態系が循環する農地へと変えるドキュメンタリー。
成功したかと思えば、失敗に洗われ、
失敗したかと思えば、成功に洗われる。
そのリズムの良さがドキュメンタリーをドラマのように見せている。
元動物カメラマンの夫が撮る種々の動物の表情も魅力。

ただ、撮影者が撮影対象である為、最終的には自分達の事を悪者としては書かんだろう。
この農法をする限り、境界線に集まってしまった自然の動物が問題になると思う。
自然の動物は持ち主が違うからと言ってAの畑、Bの畑と食い変えてはくれないだろう。
周りに人が皆無ならそれでいいのだが、そうでないなら土地を召しあげてどんどん大きくするのが宿命なのかも知れない。それって地上げみたい。


【銭】
テアトル割引+曜日割引で1100円。年次更新料が1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方@ぴあ映画生活

『ゴブリンスレイヤー』EJアニメシアター新宿

◆『ゴブリンスレイヤー』EJアニメシアター新宿

▲ゲストキャラ。ゴブリンの慰み者にされたのは同情に値するが、チームとしては、まあ、迷惑この上ない存在。

五つ星評価で【★★★評価好転も下落もせず】
ラノベ、TVアニメ化、劇場用アニメへのラインで来たが、そういうの知らずに一見さん鑑賞、した後にコミカライズの『ゴブリンスレイヤー』にはまって一通り読んだ後での二回目。コミカライズされた単行本の9巻(最新巻)とそれ以降になる作品。
前回鑑賞時同様、満足できる仕上がりではあるが、コミカライズの作りは実に繊細であった為、マンガと違う部分が少し気になった。堂々とした悪化や劣化と言うほどひどくはないが、マンガよりアニメの方がニュアンスがゆるい気がする。
コミカライズされた物が9巻までで後半はまだ未読。敵の説得力に関してはマンガ内で文字で抑えられる方がきっと説得力があるだろう。多分、文章化という回路を通る方が敵の存在を論理的に明確にすると思う。映画上では単にでかいゴブリンの巣としか見えなかった。ただ、マンガと違って、ただ「でかいゴブリンの巣」を表現するのに、敵の数や見通せる距離感などを空間として把握できたので、映画の方がマンガより適していると思う。


【銭】
特別価格設定1400円(テアトル会員券適用範囲外作品)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-@ぴあ映画生活
▼関連記事。
ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-(1回目)@死屍累々映画日記・第二章
・ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-(2回目)@死屍累々映画日記・第二章

現状

6日間、ブログに穴を開けてしまった。
こんなのは久しぶり。
調べるのが面倒だから調べないけど(おいおい)、
右肩骨折して入院した時以来じゃないだろうか
(よう覚えてないけど流石にブログは書けないだろう)。

コロナのせいで忙しいのである。
今、やってる仕事はスポーツ新聞の納品管理。
各駅の売店に何部ずつ納品するか、
コンビニのエリア統括に何部納品するかを
各顧客の希望に従ってプラマイして納品伝票を作成する。

駅売店の開き方、締まり方が毎日変わる。
都度都度の変更が多すぎる。
発注依頼を出す方もテンパって何が何だか分からなくなってる。
数字が合わない、合わない。
無理やり合わせて裏で手を握ったりもする。

ぜいぜい言ってる。

コロナで今、売ってる新聞が販路なくなるとか、
完全に外出禁止戒厳令とか出るならどうにかなると思う。
新しい映画を見れない今がブログ整理して追い付く好機なんだけど。

『弥生、三月 君を愛した30年』ユナイテッドシネマ豊洲9

◆『弥生、三月 君を愛した30年』ユナイテッドシネマ豊洲9

▲波瑠の授業は受けてみたいが、教科世界史って死ぬほど退屈そう。

五つ星評価で【★★★もしかして恋愛映画ではないのかも】
波瑠と成田凌と杉咲花の中心三人の演技がまあーステキ。だけど話には今一つ乗れなかった。
「ラブストーリー」と聞いていたのだけど、何かそれに似てて違う気もする。

波瑠の直情正義キャラが愛おしくてたまらない。最初の三月のバスのシーンと、教室のシーンと、最後の三月の教室のシーンでの超弁論は聞き惚れました。どのシーンも気持ちが入ってて響く。正しい事を言うのが「波瑠」という役者は圧倒的に似合う。
逆にいつもニタニタ、自分に甘いが、人にも優しい凡人を演じるのが成田凌。スマホの殺人鬼の方が若く見えなくもない。彼個人はいいのだが、この物語の中で波瑠とラブ・ストーリーを演じるにはハッキリ見劣りするキャラである。彼は遠くからじっと波瑠を見つめているようなキャラであり、彼女の方から彼を追いかける時はバスに乗れる乗り込んでくるが、彼の方から彼女を追いかける時は決してバスに追い付けず乗り込む事は出来ない。結果、彼が波瑠に教室で見惚れてから、ずっと一途に恋愛を続けている。ただ、これはプラトニックであり、それゆえ身体は別問題と言う大問題も抱えるのである。
三人目、杉咲花かーいー。彼女は成田凌の追っかけなのだが、病弱なので追っかけられない。代役を務めるのが波瑠であり、彼女はいともたやすく成田凌に追い付いてしまう。杉咲花はとても効率よくすぐ退場してしまう。ただし、バトンは渡すようで、あやふやで、渡されていないようである。渡されないバトン、それこそが呪いである。30年も経ってからバトンが出てくるかね。

波瑠と成田凌が運命の人であるようにどうも見えない。成田凌→波瑠はよく分かように叙述されているけど、波瑠→成田凌は思いがあまり見えない。この二人の濃いであろう両想い関係が見えないので、彼等に次々と起こる災難やすれ違いが二人の愛についてのイベントに見えず、割と無為に通りすぎてしまい、情感が高まらない。
しかし、あまり幸せそうに愛を育めそうな空気が見えない二人でした。


【銭】
火曜割引価格1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
弥生、三月-君を愛した30年-@ぴあ映画生活
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