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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『弥生、三月 君を愛した30年』ユナイテッドシネマ豊洲9

◆『弥生、三月 君を愛した30年』ユナイテッドシネマ豊洲9

▲波瑠の授業は受けてみたいが、教科世界史って死ぬほど退屈そう。

五つ星評価で【★★★もしかして恋愛映画ではないのかも】
波瑠と成田凌と杉咲花の中心三人の演技がまあーステキ。だけど話には今一つ乗れなかった。
「ラブストーリー」と聞いていたのだけど、何かそれに似てて違う気もする。

波瑠の直情正義キャラが愛おしくてたまらない。最初の三月のバスのシーンと、教室のシーンと、最後の三月の教室のシーンでの超弁論は聞き惚れました。どのシーンも気持ちが入ってて響く。正しい事を言うのが「波瑠」という役者は圧倒的に似合う。
逆にいつもニタニタ、自分に甘いが、人にも優しい凡人を演じるのが成田凌。スマホの殺人鬼の方が若く見えなくもない。彼個人はいいのだが、この物語の中で波瑠とラブ・ストーリーを演じるにはハッキリ見劣りするキャラである。彼は遠くからじっと波瑠を見つめているようなキャラであり、彼女の方から彼を追いかける時はバスに乗れる乗り込んでくるが、彼の方から彼女を追いかける時は決してバスに追い付けず乗り込む事は出来ない。結果、彼が波瑠に教室で見惚れてから、ずっと一途に恋愛を続けている。ただ、これはプラトニックであり、それゆえ身体は別問題と言う大問題も抱えるのである。
三人目、杉咲花かーいー。彼女は成田凌の追っかけなのだが、病弱なので追っかけられない。代役を務めるのが波瑠であり、彼女はいともたやすく成田凌に追い付いてしまう。杉咲花はとても効率よくすぐ退場してしまう。ただし、バトンは渡すようで、あやふやで、渡されていないようである。渡されないバトン、それこそが呪いである。30年も経ってからバトンが出てくるかね。

波瑠と成田凌が運命の人であるようにどうも見えない。成田凌→波瑠はよく分かように叙述されているけど、波瑠→成田凌は思いがあまり見えない。この二人の濃いであろう両想い関係が見えないので、彼等に次々と起こる災難やすれ違いが二人の愛についてのイベントに見えず、割と無為に通りすぎてしまい、情感が高まらない。
しかし、あまり幸せそうに愛を育めそうな空気が見えない二人でした。


【銭】
火曜割引価格1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
弥生、三月-君を愛した30年-@ぴあ映画生活
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