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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『男はつらいよ お帰り 寅さん』『仮面ライダー令和ザ・ファースト・ジェネレーション』『すみっコぐらし』『ラスト・クリスマス』『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』『ダウントン・アビー』

書き漏れ感想6本まとめてレビュー。

◆『男はつらいよ お帰り 寅さん』トーホーシネマズ上野8

▲寅さん。

五つ星評価で【★★★山田洋次上手いよなあ】
よくまとめてある。
単に編集ものと新撮をバランスよく配置してるだけでなく、新撮の若者(つーかもうみな大人だけど)自身の人生が寅さんを参考にしながら慎ましく描かれるが、それがそんなに悪くない(寅さん出演シーンのように明るいコメディーにならないのは致し方なかろう)。
寅さんを描きながら寅さんを封印するような映画である。寅さんは主役でありながら決して主役ではない。つまり、何だか、これは寅さんの告別式みたいな映画じゃなかろうか。だから、寅さんは最後まで暖簾を割って現われたりしない。でも、渥美清だから現れそうな気がする。その渥美清の存在感ゆえに最後まで何かが起こりそうと、ついつい目を見開いて見てしまう不思議な映画だった。映画界最長老の一人である山田洋次は上手いと言うか得体が知れないほどボケずに論理的に映画を撮っている。
ただ、寅さんは私、ほとんど見てないからあまり沁みてこない部分もあって星は三つにとどめた。

旧作と新撮の両方に出ていながら、あまりに時間が経過しているので、とても同一人物に見えない人がいたりするのが、皮肉でなしに本当に凄いと思う。

銭の匂いのある所に近寄ってきて、歌って帰っていく桑田佳祐は嫌い。


◆『仮面ライダー令和ザ・ファースト・ジェネレーション』トーホーシネマズ錦糸町楽天地10

▲スライム色のが仮面ライダー01。

五つ星評価で【★★ちゃんちゃら分からない】
ジオウも01も一度たりとも見ていない超アウェーで観賞。
どちらのキャラかも判然としないのだが登場人物(主にライダー)多すぎ。
ライダー一人一人にファンが付いてたりして、容易に削減できないのかもしれないが、物語を優先させるならあんなにサブライダーはいらない(どれがどっちのサブライダーだかすら全然わからなかった)。


◆『すみっコぐらし』丸の内ピカデリー1,トーホーシネマズ日本橋4
五つ星評価で【★★★,★★徐々に摩耗】
泣きたくて二回目三回目を見に行った。
徐々に慣れてしまった。


◆『ラスト・クリスマス』トーホーシネマズ日本橋2

▲エミリア・クラーク。

五つ星評価で【★エマ・トンプソンは好きだけどエミリア・クラークは嫌い】
感情的な物なので理由はないのだが、主役のエミリア・クラークのベタベタに近寄ってくるような顔が嫌い。好みのエマ・トンプソンさんの役が偏屈な婆さんというのもビックリだが、まあ、そういう年だ。若い頃には妖精みたいな薄い服を着てピョンピョン跳ねてたのになあ。で、ワムとか、ジョージ・マイケルとかの名曲に彩られながら物語が進むのだけど、私、ワムなんてタイトルになってる「ラスト・クリスマス」しか知らん。洋楽は弱い。実にアウェー。
でも、謎の男が出てくるから映画としての体裁は整ったのじゃないか。謎の男のキーワードは心臓。「心臓伝言(ハートにメッセージ)」ってレモン・エンジェルの曲を思いだした。あの曲、上がるアイドルっぽい曲なのにクールで好き(ワムが分からないからレモン・エンジェルの話題を上げる男ふじき)。


◆『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』トーホーシネマズ新宿6

▲割れ凹に綴じ凸。

五つ星評価で【★★★ちょうど良さげ】
セス・ローゲンとシャーリーズ・セロンってキャスティングがお上手。
セス・ローゲンってクレバーなのに馬鹿やれてお下品でイケメンからは外れていて、それなのにバッチリ正しいので男に好かれる。
シャーリーズ・セロンは演技の為なら美を捨てる職人で、サバサバ感強いから女に好かれる(予想)。
そんな二人のラブコメ。
セックス始まった途端、乱れまくりのセロンに実に明確に男の願望が見て取れる。いやまあ、女子もあんなに乱れてもOKなセックスってのに対する願望があるのかもしれないけど。まあ、学級委員の女子には「学級委員なのに」って乱れ方をしてほしいね、ムッツリ男子としては。


◆『ダウントン・アビー』トーホーシネマズ日比谷8

▲「一匹見つけたら三十匹」「違うて」

五つ星評価で【★★★ドラマだ】
傑作ドラマの映画版という触れ込み。なので、登場人物の多い事。まあ、それなりに付いていけるのは配給会社がそこそこちゃんと前段で説明を入れているのと、必要以上にTVシリーズの過去をほじくったりしない脚本のおかげだろう。人と人の繋がりが如何にも長く続けられてきたドラマである事が傍から見ていても分かる。英国貴族版サザエさんみたいな。
ドラマと同じキャスティングという吹替版を見たがマギー・スミスの声がちょっと凄かった。マギー・スミスも年を取ったなあ。エマ・トンプソンと違ってあまり若い頃を知らないけれど。


【銭】
『男はつらいよ お帰り 寅さん』:2019.12.29から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その7本目
『仮面ライダー令和ザ・ファースト・ジェネレーション』:東宝フリーパス8本目
『すみっコぐらし』:松竹前回有料入場割引1300円,東宝フリーパス9本目
『ラスト・クリスマス』:東宝フリーパス10本目
『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』:東宝フリーパス11本目
『ダウントン・アビー』:東宝フリーパス14本目
▼作品詳細などはこちらでいいかな
男はつらいよ お帰り 寅さん@ぴあ映画生活
仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション@ぴあ映画生活
ラスト・クリスマス@ぴあ映画生活
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋@ぴあ映画生活
ダウントン・アビー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
男はつらいよ お帰り 寅さん@ノラネコの呑んで観るシネマ
男はつらいよ お帰り 寅さん@SGA屋物語紹介所
仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション@徒然なるままに
ラスト・クリスマス@ここなつ映画レビュー
ラスト・クリスマス@いやいやえん
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋@ここなつ映画レビュー
▼関連記事。
多分、後から貼る。
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コロナ立寄り箇所備忘録(2020年5月)

しばらくの間、どこに立ち寄ったかをブログトッフ記事近辺にウロウロさせます。

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マンガ『あさひなぐ 第33巻』こざき亜衣、ビッグコミックスを読書する男ふじき

34巻が最終巻らしい。

すると、東島3年、大工原2年とかはボリューム的に描かれないのか。そらあ、残念だ。

八十村 vs 荻 の意外な結末
大倉 vs 木庭 の順当であっても気持ちの残る試合
野上 vs 吉里 の卑怯比べ

前座終了。満を持して東島 vs 島田 の大将戦で次巻。

今回引っかかったのは47頁。退場する荻と入場する木庭の小手のシーン。
なんて分かりづらい。1カット目は入場する木庭が下方向に歩いている。
小手のカット2カットを挟み、4カット目は退場する荻が下方向に歩いている。
中の小手のシーンがどちらがどちらにアクションを掛けたかが
上下のカットの方向を180度変えてしまった為に非常に分かりづらくなった。
じっくり考えれば分かる。でも、マンガのスピードで一時停止を命令されるとイライラしてしまう。

でも、マンガ全体は好きよ、ちくしょう。
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マンガ『ボイラジ 全二巻』森繁拓真、MFコミックスフラッパーシリーズを読書する男ふじき

『となりの関くん』の森繁拓真の新作。
と言ってもコミックスの発売が2年くらい前である。
関くんでも横井さんがメチャクチャ可愛かったのと同じで、
『ボイラジ』も女の子が可愛い。
つか、このマンガは声優の女の子とファンの間の
もどかしい関係性を描くマンガなので、彼女が可愛い事は必須である。

彼女は見掛けじゃなくて挙動が可愛い。
とは言え、実際の女性が読んだら「ぶりっこ」とか言われるかもしれない。
もう何となく、心底から「天然なのにブリッコ」な女の子っていなそう。
いいんだ、いいんだ、彼女の可愛さは俺の心の中では燦然と輝いてるのだ。

キリのいい所で全二巻で止まったが、物語は途中のまま。打ち切りをくらったらしい。残念な事である。
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『シティーハンター 史上最香のミッション』『SW/スカイウォーカーの夜明け』『新幹線変形ロボ シンカリオン』『妖怪学園Y』

書き漏れ感想4本まとめてレビュー。

◆『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』トーホーシネマズ錦糸町楽天地10/トーホーシネマズ新宿12

▲これを実写映像化できて、更にこれをスチールに出来るってのが偉い。

五つ星評価で【★★★,★★★ちょうど良いふざけ具合】
臆する事なくマンガになってるのが凄い。日本人は臆しちゃうんだよね。
日本だと冴羽遼だけど、フランスだとニッキー・ラーソンゆーんね。
とりあえずジャッキー・チェン版より全然原作愛があるよ(原作読んでないけど分かる)。
香水の被害者のハゲのおっちゃんと帽子ロン毛なんかがオリジナルな部分だと思うけど、全体のトーンが統一されているからそんなに浮いてない。その辺は上手い。
しかし、冴羽遼、東洋人からフランス人になってもカラーリングが合致していれば大きな違和感がないのはちょっとおもろい実験だった。相棒の香は和風カワイ子ちゃんからフランス風美人に変わってて違和感はあるけど、納得できるレベル。顔立ちが鳥っぽくて「び、美人だろうか」と思わなくもないショットもあるが、その辺は許してあげたい。まー、よーやってるよ。


◆『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』トーホーシネマズ新宿7/トーホーシネマズ府中4

▲身体を張ってないので影が薄かった二体。

五つ星評価で【★★★,★★御苦労様です】
素晴らしい伏線回収にキュンキュン来た。まあ、そういう構図を作って物語を締めるのねという覚悟は私はいいと思う。もちろん、これがもともとそういう設計でなかった事は分かったうえで。何にせよ、始まったからには、面白かろうが、つまらなかろうが、みんながそこそこ納得の出来る決着を付けなければいけなかったのだ。
しかし、結局、あのラスボスはどういう人なのか。あの人がいさえすれば戦いをひっくり返せるほどの化け物であるなら、そもそも『スターウォーズ』の世界観にそぐわないのではないか。もしかしたらラインハルト様か、とか、いけない、いけない、桑原桑原。

宇宙戦争的には一回の局地戦で全勝敗が揺らいでしまうなんてのは、かの東宝の『惑星大戦争』的でよくないと思う。エピソード7辺りから戦争の規模が徐々におかしく矮小化されてきたとは思っていたのだけど(同盟軍がすぐ全滅しかかる)。同盟軍の背後にある惑星には、一つの惑星でさえ、何十億の人間がいるに違いないのに、戦争になると、千人くらい同士で戦ってるような規模感。戦国時代の白兵戦だって10万人とか集めるんだし。そういうのはもうちょっと酔わせてほしかった。

あと、東洋人の姉ちゃんは8作目で取り上げてやったんだから、9作目でもうちょっと目をかけてやれよ、と思った。梯子をかけておいて外すような真似はするなよ。


◆『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』トーホーシネマズ上野6/キネカ大森3


「一句できました」
「ショタコンがー、ヨダレを流すー、親子丼」
「お見事」
左が子供、右が親。

五つ星評価で【★★,★★分からなかった】
見てる俺が素人すぎた。
と言うか、まあ、本当は映画なんて一見さん用に誰が見ても分かるように作られてほしいんだが、子供マンガの劇場版ファン・ムービーにそれを言ってはただの言いがかりだ。俺が悪かったす。ゴジラやエヴァンゲリオンや初音ミクとのコラボ具合が自然なのに逆に戸惑うのは私が大人だからだろう。
日本国中の新幹線が変形合体して戦う敵は宇宙から来た悪の新幹線。ロボ操縦士の父親は不思議な力で少年に戻り、主人公とロボに乗り共闘する。何でもありだな。何でもありだが世界観的に機関車トーマスとだけはコラボできまい。


◆『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』ユナイテッドシネマ豊洲12/トーホーシネマズ上野4

▲ゴチャイのう。

五つ星評価で【★★,★★とても疲労を誘う】
『妖怪ウォッチ』のシリーズって、今回に限らず、喜怒哀楽もとい起承転結がイカれている。起承転承転承転承転承転承転承転承転結みたいで、いつ終わるかも分からない果てしないボケとツッコミと敵と勝利の狭間の中で脳が疲弊していく。謎が謎を呼び、次の展開に繋がるが、どこまで行ってもテンポが変わらず、ラスボスのラスボスのラスボスのラスボスが現われたりする。多分、これらはチンポ配分もといテンポ配分や、自分達がいる位置の確認と何が行われれば目標が到達できるのかという最終到達目標設定がしっかりしてれば、もっと見やすくなると思うのだが、もうあくまでずっと同じペースを抑揚なく続くのである。お爺ちゃんちょっとしんどかったよ。
まあ、そういう変な作りが『妖怪ウォッチ』らしいとも言えるが。
女の子のキャラが可愛い。
得体の知れない1970年代感バリバリのピンクレディーの曲は上がる。まあ、2回目はただなのをいい事にあの曲を聞きに言ったようなものである。


【銭】
『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』:東宝シネマズデー1400円、および、2019.12.29から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その3本目
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』:東宝フリーパス4本目、19本目
『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』:東宝フリーパス5本目、および、テアトル会員券割引で1300円
『映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』:ユナイテツドシネマ金曜1100円、および、東宝フリーパス6本目
▼作品詳細などはこちらでいいかな
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション@ぴあ映画生活
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け@ぴあ映画生活
劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X@ぴあ映画生活
映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション@銀幕大帝α
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション@いやいやえん
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション@徒然なるままに
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け@銀幕大帝α
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け@或る日の出来事
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け@ノラネコの呑んで観るシネマ
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け@yukarinの映画鑑賞日記α
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け@徒然なるままに
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け@SGA屋物語紹介所
劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X@徒然なるままに
▼関連記事。
妖怪ウォッチ関連記事リンク@死屍累々映画日記・第二章
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『アナと雪の女王2』トーホーシネマズ新宿4/トーホーシネマズ日比谷12

◆『アナと雪の女王2』トーホーシネマズ新宿4/トーホーシネマズ日比谷12

▲見ようによっては「これから二人でピンク・レディーの振り付けやります」みたいに見えなくもない二人。

五つ星評価で【★★★,★★★映画より音楽】
歌が作品を越えてる所が評価をややこしくしてるのだと思う。
祖父と孫が時代を越えて対立するというプロットは『覚悟のススメ』を思わせる。
そんな意味では、孫娘二人を手籠めにするくらい祖父が狂ってたら気持ち良かったのに(いや、それじゃオスカーの続編的立場からあかんやろ)。ただ、個人的に狂ってはいなくても、自分達の正義の為に偽りの道を引いて虐殺を始めたのだから、社会的にはかなり狂っている(リアルであるとも言える)。その部分の突き詰め方は活劇に隠れて甘くなってしまっている。ラスボスが祖父と言うのは大五郎/拝一刀/柳生列堂の『子連れ狼』みたいだ。乳母車の代わりはトナカイの馬車か、あれ、でかいから武器の仕込み甲斐がある。冬に雪を暴走させておそらく多くの国民を投資凍死させたエリザエルサは公的立場から言っても公儀介錯人みたいなものであるし(違うだろ)。まあ、『子連れ狼』の「♪ててごとははごとごとごとと」もオスカーは取ってないけど、いい曲よ(なんじゃそりゃ)。


【銭】
2019.12.29から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その2本目、12本目
▼作品詳細などはこちらでいいかな
アナと雪の女王2@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
アナと雪の女王2@或る日の出来事
アナと雪の女王2@いやいやえん
アナと雪の女王2@ノラネコの呑んで観るシネマ
アナと雪の女王2@徒然なるままに
アナと雪の女王2@SGA屋物語紹介所
アナと雪の女王2@yukarinの映画鑑賞日記α
アナと雪の女王2@銀幕大帝α
▼関連記事。
アナと雪の女王(2D吹替)@死屍累々映画日記・第二章
アナと雪の女王(2D字幕)@死屍累々映画日記・第二章
・アナと雪の女王2@死屍累々映画日記・第二章
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『ルパン三世 THE FIRST』109シネマズ木場1/トーホーシネマズ日比谷6

◆『ルパン三世 THE FIRST』109シネマズ木場1/トーホーシネマズ日比谷6

▲五右衛門って髪がトリートメントしたみたいにフワフワだから可笑しいんじゃないか? あと、顔色悪い。

五つ星評価で【★★,★★★うまく盗んだ】
「あの方は何も盗んでいきませんでしたわ」
「いいえ、盗んでいきました。それは作品の心です」
「はいっ」

ポスターのメインコピーが「すべてを盗め。」という事で、うまい事「ルパン三世」というアニメ作品の要素を継ぎ接ぎ継ぎ接ぎどうにか盗み切ったか? だが、余裕がないからか、形から入ったからか、「ルパン三世」という作品世界の心(ソウル)だけは盗めなかった、いやいや、本家のルパン三世に盗み返されたのかもしれない。この映画がルパンだったかと言われればちょっと口ごもってしまうのだが、ブラック・マーケットを行き来して来たようなイカガワシイ盗品であるならぎりルパンと認定してもいいのかも、みたいな。いやまあ、「これよりつまらんルパンもあるからさ」というちょうど難しいくらいの位置に立っている。うーん、似てるがゆえのバッタモン感が払拭できない。逆に言えば、もうちょっとオリジナリティがあれば許容度が高かったのかもしれない。

物語のフォーマットに3D表現に似合うオーパーツ兵器を組み込んだのはいいと思う。人は得意な分野で戦うべきである。

広瀬すず演じるレティシアは萌え萌えで可愛い。立体モデルとして、ちゃんと峰不二子と違う感じにアクセントが付いているのには感心する。だが、これは女性キャラがこの二人しかいないから成立するのだろう。そして、広瀬すずの声がとってもただの広瀬すずである。だが、これは二年前に映像のないまま、本読みさせられて演じたものらしい(後から絵を宛てている)。それは広瀬すずその物になるしかないよなあ。逆にそんな本読み演技にもかかわらず微塵も本人を感じさせなかった吉田鋼太郎、藤原竜也の上手さに驚く(ファイナル・カイジ・コンビやん)。これは経験の差が出てしまって広瀬すず美味しくない。

五右衛門の顔が無表情だとちょっとゴツくて怖いかな。なまっちろいし、笑わないし、半裸っぽいし。ルパン、次元、不二子は違和感ない。銭型は目鼻立ちが立ちすぎてて輪郭から溢れている。派手な笑いの表情なのに、動きがなくて止まっている(2Dアニメだと笑い顔のまま止まっていてもそんなに違和感がない)のはジャック・ニコルソン版ジョーカーみたいだった。2Dアニメ以上に3Dの絵柄をリアルに近づけた上での弊害だろう。

エンドロールに「プロダクション・ベイビー」が載ってる。これ小池ルパンでは考えつらい(あれは良くも悪くもアダルトだから)。
と言うアダルトなルパンの後に持って来られたからか、ムチャクチャ親子連れコンテンツになってるのにちょっと戸惑ってしまったのかもしれない。お子様にもジャンジャン来てもらわないと商売的には厳しいのかもしれないが。おそらく子供中心に大人もやってくる『名探偵コナン』みたいな客層が望みなんだろう。だが、コナンはああ見えてもけっこう複雑な脚本で子供とか置き去りにする事も厭わない、楽しみたいなら付いて来い、みたいな挑戦的な脚本だ。それに比べると、これはゆるい。まあ、アダルトにしてレティシア、バンバンやったりやられたりしちゃあ、そりゃあそれで不味かろうが。
でも、3Dで絵柄をリアルに引き上げたせいで、ルパンや五右衛門のこんなの街中にいねえよ、という奇抜な感じが悪い意味で引きあげられてしまった感じがある。マンガだと、その辺はいいのよ。「マンガだから」というバイアスがかかるから。

この話、ルパンが別のキャラ(例えばインディー・ジョーンズ)でも通る気がする。

斬鉄剣が隕鉄って又、余計な設定が追加されてしまった。隕石から刀を作ると蒟蒻が切れないのか(オーパーツ以上の謎)


【銭】
1回目:109メンバーズポイント6回分の無料入場
2回目:2019.12.29から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その1本目
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ルパン三世 THE FIRST@ぴあ映画生活
あ映画生活
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ルパン三世 THE FIRST@ここなつ映画レビュー
ルパン三世 THE FIRST@或る日の出来事
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『犬鳴村』新宿バルト9-6、『初恋』渋谷TOEI②

東映括りで2本。

◆『犬鳴村』新宿バルト9-6

▲子供になりてー。

五つ星評価で【★★清水崇らしいいつもの和製ホラー】
とても残念な話だが清水崇のホラーを期待して見にいかない。キャリアも長いし、本人の好む好まざるに関わらず、部分部分とても優れた恐怖カットを放り込んでくるので、ついつい見に行ってしまうのだが、一本の映画作品としてはいつも脆弱だ。今回もストーリーが整理されていず、よく分からない。飛び道具的な作劇法を駆使して、物語性が不要なホラーというのも作りえるが、ごくごく普通に「謎に挑む」系の話なら、謎の正体が不明で終わると言うのもありだが、謎へどのように迫っていくか、話の経緯は分からなくてはいけない。どうも清水崇はギミックに目が行きすぎて、普通に物語ると言うのがあまり上手くない。

今回も、話が整理されてなくてよう分からん。
でも、いない筈の物がいる描写は手馴れてて上手い。それだけ。
三吉彩花の真面目な顔はホラーに似合う。


◆『初恋』渋谷TOEI②

▲このかっけースチールを使わずにはいられない。

五つ星評価で【★★★三池崇らしい】
三池崇らしい活劇。ラスト近く(ユニディの前後)で息切れしてしまうのもいつも通り。あのユニディは地元の店。そのユニディでのアニメの使い方に感心した。金がない者は金がないなりの戦い方をしなくちゃいかん。
主役は窪田正孝と小西桜子。この二人が地味で主役としては機能してない。まあ、いい狂言回しである。
明確に面白いのは次の三点。
・ブリーフ親父のビジュアルが怖い。
・染谷将太が変顔方向で大きな演技をすると、ジャンポケの斉藤っぽい。
ベッキー、ベッキー、ベッキーが素晴らしすぎる。スピンオフ作ってほしいくらいだ。
以上。


【銭】
『犬鳴村』:東映株主券3000円(202002~07)をチケット屋で買って6回分のうち1回(1枚目)。
『初恋』:東映株主券3000円(202002~07)をチケット屋で買って6回分のうち1回(2枚目)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
犬鳴村@ぴあ映画生活
初恋@ぴあ映画生活
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初恋@yukarinの映画鑑賞日記α
初恋@ノラネコの呑んで観るシネマ
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『よこがお』『風をつかまえた少年』『エイス・グレード』『幸福なラザロ』『存在のない子供たち』『第三夫人と髪飾り』『あなたの名前を呼べたなら』ギンレイホール

ギンレイホール括りで7本まとめてレビュー。

◆『よこがお』ギンレイホール

▲題名の割には横顔のスチールがない演技合戦な二人。

五つ星評価で【★★★筒井真理子。】
筒井真理子すげえ。雪崩が崩れるように不幸に見舞われるのを納得させる説得力。
見終わってほったらかしにしていたので記憶が曖昧だが、「理不尽に苦悩を強いられる」話なので、もう一回見る機会があったとしても一回り後でいいかな、と思う。もう、しんどいのはキツい。甘い飴のような映画を率先して見ていきたい。
エンドロールに「四足歩行指導」という職種があり、色々な仕事があるなと思った。まあ、確かに指導を受けた事がちゃんと実を結んでいる四足歩行であった。


◆『風をつかまえた少年』ギンレイホール

▲貧困は人を殺すという映画。日本だって他人事じゃない。

五つ星評価で【★★★★しんどい話ではある】
家族の貧困に立ちはだかる障害が尊敬してる父親という展開がしんどい。
貧困の地獄って割と映画とか映像になってるの珍しい気がする。
モデルがいて、エンドロール顔が晒されるが流石にみんなゴツい顔。
男が着る飾り気の薄い素朴な服も、女が着るシンプルだけど色味の美しい服も、どちらもなかなかステキである。


◆『エイス・グレード』ギンレイホール

▲ちょうどいいくらいに可愛くってブス。

五つ星評価で【★★映画のベクトルが思った方向と違った】
主人公の狸顔は可愛いけど、自己表現も儘ならないのに自意識過剰な状態が続くのはキツい。ラスト凄い勝利状態じゃなくても、もう少し何かを獲得できた実感があっても良かったのではなかろうか?(新しい視点が加わったのはマイナスではないけどあまり大きなプラスに見えない)
一人一人の家の距離が離れていて車社会という背景があるのだろうけどデートの送迎を親がするってのはツラい。
タイトル「A級のグレード」みたいな意味かと思ったら「8年生」、「中3時代」みたいな意味だった。


◆『幸福なラザロ』ギンレイホール

▲安そうなシャツが似合うラザロ。

五つ星評価で【★★予告と印象が違う】
泣ける聖人の映画かと思ったら、聖人が時を越えて受難に会い続けるみたいな話だった。よう分からん。


◆『存在のない子供たち』ギンレイホール

▲ゼイン。机デカ。

五つ星評価で【★★★すげー映画】
生きる為にどんどん感情を殺していくゼインの子が凄い。
捨てられた子供が生きるために親がやっていたドラッグ密売の知識を使って生活費を稼ぐ。それも突如発生した不運に全財産が失われてしまう。町では養子縁組や幼児結婚の人身売買が公然と行われており、ゼインの妹は売られた先でセックスで死ぬ。救いようのない地獄。その地獄の中では親ですら子供をいたわりはしない。多分、正しく生きるためには「死ぬ」か「捕まる」か、くらいしか選択肢がないのだ。寒くない土地柄だから凍え死んだりはしない。死ぬなら苦しんで苦しんで餓え死にだ。
チラシ読んだらゼインは12才で、妹は11才だと言う。役柄に似た素人を集めて演技させたらしいので、実年齢もそんなに違ってはいないだろう。7、8才だと思っていた。栄養状態が悪くてそんなに成長しないのかもしれない。


◆『第三夫人と髪飾り』ギンレイホール

▲緑が目に良さげ(心が死んでたから何も言えねー)。

五つ星評価で【★-】
特に何の感情が揺さぶられる事もなく欠落。


◆『あなたの名前を呼べたなら』ギンレイホール

▲♪男と女の間には、深くて暗い川がある~みたいな二人。

五つ星評価で【★★普通】
ボリウッド的ではなく、もうちょっとちゃんとした感じのインド映画。しまった、ボリウッド的な方が好きじゃないか、俺。都会に住む成田離婚の建設会社若社長と田舎から給仕に来た未亡人、徐々に心が通い合っていくが、主従の関係はなかなか崩せない。個人間の関係はともかくとして、社会全体で「そういうのはいけない事だ」という不文律を持っていて、それがとても崩せそうに見えない。しかし、このインドの建設会社がマジンガーの格納庫の図案を書くまでにはまだまだ時間がかかるに違いない(いや、そんな映画じゃないから)。


【銭】
『よこがお』:会員証で入場。同時上映の『新聞記者』は鑑賞済&時間都合で断念。
『風をつかまえた少年』+『エイス・グレード』:会員証で入場。
『幸福なラザロ』+『存在のない子供たち』:会員証で入場。
『第三夫人と髪飾り』+『あなたの名前を呼べたなら』:会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
よこがお@ぴあ映画生活
風をつかまえた少年@ぴあ映画生活
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ@ぴあ映画生活
幸福なラザロ@ぴあ映画生活
存在のない子供たち@ぴあ映画生活
第三夫人と髪飾り@ぴあ映画生活
あなたの名前を呼べたなら@ぴあ映画生活
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幸福なラザロ@ここなつ映画レビュー
存在のない子供たち@ここなつ映画レビュー
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マンガ『魔法? そんなことより筋肉だ! 全4巻』原作:どらねこ、マンガ:小野寺浩二、MFCを読書する男ふじき

原作小説はまだ続いているようだが、マンガは終わってしまった。

魔法の使えるファンタジー世界で、筋肉だけを鍛えて魔法のように駆使してしまう男、の失敗談や冒険談。と言いながらギャグまんが系なので人死にとかはほとんど出ない。2巻くらいまでがオモロイかな。

同行するエルフ娘とのラブコメチックな流れは悪くない。
小野寺浩二監督は外さない。
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