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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ルパン三世 THE FIRST』109シネマズ木場1/トーホーシネマズ日比谷6

◆『ルパン三世 THE FIRST』109シネマズ木場1/トーホーシネマズ日比谷6

▲五右衛門って髪がトリートメントしたみたいにフワフワだから可笑しいんじゃないか? あと、顔色悪い。

五つ星評価で【★★,★★★うまく盗んだ】
「あの方は何も盗んでいきませんでしたわ」
「いいえ、盗んでいきました。それは作品の心です」
「はいっ」

ポスターのメインコピーが「すべてを盗め。」という事で、うまい事「ルパン三世」というアニメ作品の要素を継ぎ接ぎ継ぎ接ぎどうにか盗み切ったか? だが、余裕がないからか、形から入ったからか、「ルパン三世」という作品世界の心(ソウル)だけは盗めなかった、いやいや、本家のルパン三世に盗み返されたのかもしれない。この映画がルパンだったかと言われればちょっと口ごもってしまうのだが、ブラック・マーケットを行き来して来たようなイカガワシイ盗品であるならぎりルパンと認定してもいいのかも、みたいな。いやまあ、「これよりつまらんルパンもあるからさ」というちょうど難しいくらいの位置に立っている。うーん、似てるがゆえのバッタモン感が払拭できない。逆に言えば、もうちょっとオリジナリティがあれば許容度が高かったのかもしれない。

物語のフォーマットに3D表現に似合うオーパーツ兵器を組み込んだのはいいと思う。人は得意な分野で戦うべきである。

広瀬すず演じるレティシアは萌え萌えで可愛い。立体モデルとして、ちゃんと峰不二子と違う感じにアクセントが付いているのには感心する。だが、これは女性キャラがこの二人しかいないから成立するのだろう。そして、広瀬すずの声がとってもただの広瀬すずである。だが、これは二年前に映像のないまま、本読みさせられて演じたものらしい(後から絵を宛てている)。それは広瀬すずその物になるしかないよなあ。逆にそんな本読み演技にもかかわらず微塵も本人を感じさせなかった吉田鋼太郎、藤原竜也の上手さに驚く(ファイナル・カイジ・コンビやん)。これは経験の差が出てしまって広瀬すず美味しくない。

五右衛門の顔が無表情だとちょっとゴツくて怖いかな。なまっちろいし、笑わないし、半裸っぽいし。ルパン、次元、不二子は違和感ない。銭型は目鼻立ちが立ちすぎてて輪郭から溢れている。派手な笑いの表情なのに、動きがなくて止まっている(2Dアニメだと笑い顔のまま止まっていてもそんなに違和感がない)のはジャック・ニコルソン版ジョーカーみたいだった。2Dアニメ以上に3Dの絵柄をリアルに近づけた上での弊害だろう。

エンドロールに「プロダクション・ベイビー」が載ってる。これ小池ルパンでは考えつらい(あれは良くも悪くもアダルトだから)。
と言うアダルトなルパンの後に持って来られたからか、ムチャクチャ親子連れコンテンツになってるのにちょっと戸惑ってしまったのかもしれない。お子様にもジャンジャン来てもらわないと商売的には厳しいのかもしれないが。おそらく子供中心に大人もやってくる『名探偵コナン』みたいな客層が望みなんだろう。だが、コナンはああ見えてもけっこう複雑な脚本で子供とか置き去りにする事も厭わない、楽しみたいなら付いて来い、みたいな挑戦的な脚本だ。それに比べると、これはゆるい。まあ、アダルトにしてレティシア、バンバンやったりやられたりしちゃあ、そりゃあそれで不味かろうが。
でも、3Dで絵柄をリアルに引き上げたせいで、ルパンや五右衛門のこんなの街中にいねえよ、という奇抜な感じが悪い意味で引きあげられてしまった感じがある。マンガだと、その辺はいいのよ。「マンガだから」というバイアスがかかるから。

この話、ルパンが別のキャラ(例えばインディー・ジョーンズ)でも通る気がする。

斬鉄剣が隕鉄って又、余計な設定が追加されてしまった。隕石から刀を作ると蒟蒻が切れないのか(オーパーツ以上の謎)


【銭】
1回目:109メンバーズポイント6回分の無料入場
2回目:2019.12.29から一か月間トーホーシネマズのフリーパス使用その1本目
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ルパン三世 THE FIRST@ぴあ映画生活
あ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ルパン三世 THE FIRST@ここなつ映画レビュー
ルパン三世 THE FIRST@或る日の出来事
ルパン三世 THE FIRST@徒然なるままに
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