FC2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

マンガ『治癒魔法の間違った使い方 第5~6巻』原作 くろかた 漫画 久我山レキ、角川コミックスエースを読書する男ふじき

学園都市編は6巻の頭で終了。
あーあーあーあー青いのう。
でも、この青さが清々しくてよし。
作品世界に合っている。

6巻後半はネクロマンサー編の出だし。
まだ、海の物とも、山の物とも。

『21世紀の資本』109シネマズ木場7

◆『21世紀の資本』109シネマズ木場7

▲すげえスチールだな。まあ、こんな場面も確かにあるけど。

五つ星評価で【★★★映像のセンスがいいのがステキ】
近代から現代にかけて資本(お金)が集中する状態を様々なテキストや映像の編集で見せる。宣伝コピーにあるように「あなたが金持ちになるか、貧乏になるか? その答えは、この映画が教えてくれる」なんて事はないけど、何でそんな事態になってしまったのかは教えてくれる。状況は分かるが映画の中で示唆される改善策は普通の個人では実行できないだろう。

素材を用いて編集処理でクールに見せていくドキュメンタリーとしては『アトミック・カフェ』がある。あれは素材が古かったからモノクロ部分が多かったが、これは現時点の話なので原色もバリバリに目立つ極彩色で色が綺麗だ。そして編集のリズムが良い。映像のセンスがいい。これで、ラスト、マイケル・ムーアみたいな実行力を伴うまとめ主張をしてくれたら凄くまとまった物になったのではないか。何となく状況言って終わっちゃった感があるが、見ていく観客の為にはその先が必要。マイケル・ムーアってそこをちゃんとラストに据えるから偉い。


【銭】
毎月10日109シネマズデー(全員割引日)に見たので1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
21世紀の資本@ぴあ映画生活

『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』ユジク阿佐ヶ谷

◆『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』ユジク阿佐ヶ谷

▲このポスター図案からはバリバリの戦闘シーンとか想像できんよね。そういうシーンもある。

五つ星評価で【★★★★聞いてビックリ見てビックリ】
まず題名が読めない。見てからけっこう経つが今でも読めない。
見た直後のツイッターの一言感想で既に「ロセンヘイセンキ」と間違えている。
「ロセン」はまずい。落語なんかに出る古い隠語で「ちんちん」の意味だ。
黒くて興奮すると大きくなったりするけど「ちんちん」と呼んではいかん。

主人公の子猫の妖怪の名前が「ロシャオヘイ」なのだが、
あまり映画内でポンポン名前が出てくる風でもなく、覚えられなかった。
でも「ちんちん」ではない。「ちんちん」はいかん。
ポスターなんかに「ロシャオヘイセンキ」とルビを振ってあるのだが、あまりそのルビは目立たない。注意すると見えたり読めたりする。3D浮かび上がりアートかよ!(違う) でも、そのルビを読んで当日券を買ったので恥をかかずに済んで良かったのだ。まあ「中国のアニメ1枚」で通じるし買える筈だけど。

題名だけで偉く前説長くなってしまった。「ちんちん」がいかんかった(つーか俺が悪い)。

ツイッターでの一言感想

サンリオ的な鬼太郎ミーツAKIRAと言う予想外の仕上がり。いや驚いた。

映画内字幕では「妖精」と訳されていて、外国文化の産物アニメだからそんなに違和感はなかったけど、仮に日本の話だったら「妖怪」の方がしっくり来る。あまり日本には「妖精」はいなそうだからか。妖精なんていうとチェコのナディア・コマネチを思いだしてしまう。もちろん映画とは関係ない。百匹のコマネチが二つに分かれて戦う映画とか見たいなあ。で、妖精だか妖怪だかが都市開発のあおりを受けて元の住処を追われ、穏健派(人間と共存派)と過激派(土地奪還派)に分かれて争うその争いに主人公の小さな猫妖怪が巻き込まれる。
話の土台が『平成狸合戦ぽんぽこ』にちょっと近い。うん、あれも、よく『平成狸合戦ちんぽこ』とかモジってた。どうしても「ちんちん」につながってしまう。あれは狸だけに「ちんちん」よりは「金玉」の映画だったけど。たぬきで「た」を抜くから「きんま」の映画か。何だよ。「きんま」って、何を目指してるのか分からないよ、俺。主人公の禽魔ロシャオヘイ(あ、つながった)は、人間と共存しながら都市で暮らす生活と、都市全てを原野に戻して人間を排斥する生活の二者択一を求められる。ある意味、妖怪が社会に受け入れられないマイノリティーと考えれば『X-MEN』的とも言える。あれも都市で隠れて生きるか、支配してしまうかの争いだった。「X-MEN」も『キン肉マン』みたいに僕の考えた超人コンテストみたいなのがあったら一定の数量で「ちんちん超人」が出てくるに違いないが(ちんちんがアダマンチウムなあいつとか)、そこまで「ちんちん」にこだわらなくてもいいだろ、俺。ちんちんコンプレックスが根強いらしい、俺。

中盤までが、主人公のロシャオヘイと人間の妖術使いのバディー物的な旅行記になってるので、映画全体としては穏健派寄りではある。この物語を革命派寄りにシフトさせる為には、もっと革命派の悲運を描かなければ成り立たない。それは可能だったとは思うが、そこを切り口にする事を選択しなかった、そう見える。強制的に元の原野に戻してしまう方法には問題があるにしても、考えその物が誤りであるとは物語の中では公言していない。そして、理想的に見える穏健派のやり方においてですら、妖怪が集まる密集団地の中ではマイノリティーである妖怪を保護サポートする人間の居心地がよくないという問題を発生させている。このバランスの取り方は見事だなと思った。

減点部分を一つ上げておくと、妖精サイドで人間に近い容姿を持っている者の個性や描き分けがちょっと薄い。特に、革命派に人間ライクな賛同者が多いのは良いが、それらが人間に近い容姿を持つがゆえに少し没個性的になってしまったのは惜しい。


【銭】
木曜ユジク、サービスデーで1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
羅小黒戦記@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
羅小黒戦記@SGA屋物語紹介所

『だれもが愛しいチャンピオン』下高井戸シネマ

◆『だれもが愛しいチャンピオン』下高井戸シネマ

▲スチールにコーチと選手が一緒の写真がなかったりする。仲が悪かったりして。

五つ星評価で【★★★悪くはないが良すぎない】
美談を見たくて見に行った。
まずまずなかなかの美談でウィットにも富んでて笑えて、美談一辺倒になってないところに好感が持てた。

プロのバスケコーチが交通違反の司法取引で障碍者施設のバスケチームのコーチに。
案の定、権威バリバリ糞野郎が最後には障碍者や自分の欠点に向きあえるようになるという展開は上々だろう。

ただ、コーチの彼と障碍者の彼等の溝が埋まる瞬間を、施設の係員が彼等一人一人の生活を説明する事で補うと言うのは、「そんなん一番やっちゃダメな流れだろ」と単純に疑問に思ってしまった。彼のチームメンバーへのプロならではの指導も見たかったが、そーゆーのも特になかった。
 

【銭】
火曜下高井戸シネマ全員サービスデーで1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
だれもが愛しいチャンピオン@ぴあ映画生活

マンガ『魔術破りのリベンジ・マギア 全3巻』漫画 宮杜忽恭、原作 子子子子子子子、ホビージャパンコミックスを読書する男ふじき

主人公が女装した男子で探偵として女学園に潜入。
なのに「むふふ」な展開がほぼなし。いや、そこで買ったのに。

しかし、こう主人公に絡ませる女子に従順なメイド、貴族の実力者、ケモナー少女、などが用意されてるのは、組み合わせとしてありがちすぎてダレる。

捜査に入る前の1巻がピーク、捜査その物に面白さがなく、辿り着いた犯人の犯意があまり理解できない、いや、伝わって来ない。
主人公が男子ゆえのキリっとしたSっぽい振るまいと魔術を発動する際のマントラはかっこいい。

『どうぶつ宝島』渋谷TOEI②

◆『どうぶつ宝島』渋谷TOEI②
五つ星評価で【★★★★ザ・まんが映画】
1971年、カラー、78分、初見。
名作との噂を聞いていたが見る機会に恵まれず今回が初見。
あーもうずっとドタバタ追っかけっこやってるのが幸せ。確かに大人とか子供の区分けで考えると、動物がしゃべるこども映画なのだが、それが何だという楽しさに満ちている。しかし、この楽しさはCGでは出せないのでないか? ああーいいなあーまんが映画。

「宝島」をどこまで踏襲してるのか分からないけど、子供が楽しめるようかなり自由に改変してるらしい。まーリアルな宝島では船長の孫娘は出せても(出ないが)、ジムの弟の赤ちゃんを船には乗せないだろう。それ以前にジョン・シルバー豚だし。シルバーが空中に落ちていくところを平泳ぎで挽回しようとするところや、ラストの浮かび上がってくる宝とか『カリオストロの城』っぽい。
ヒロインのキャシーは凶暴でツンデレで打算的。これは色気のない峰不二子。こういう人に叱られたいのか宮崎駿? 朝ドラ「夏空」でいうところの広瀬すずポジションですけどね。
 

【銭】
旧作価格で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
どうぶつ宝島@ぴあ映画生活

『サーホー』丸の内ピカデリー1

◆『サーホー』丸の内ピカデリー1

▲♪飛べ飛べ飛べガッチャマン、行け行け行けガッチャマン。

五つ星評価で【★★★ギャング版バーフ・バリ】
バーフ・バリを現代劇にして、王国をマフィアに変えて、刀や弓での戦いを銃弾に変えた。テンションつーか、音響と見得の切り方が歌舞伎みたいに計算されてて「ジャーン」みたいな場面がつるべ打ち。楽しいは楽しいがけっこうストーリーラインは雑じゃない?(っつか、単に秘密捜査官とボスの息子を混同して混乱してしまった俺が悪いのか) 長い話の中で、どんでん返しを2回3回やるのは偉いけど、冒頭にロイ王国の立ち上げから没落までを一気に書いて、その後、ほったらかしになるので、そのうちこのラインに話が戻って来ると言うのは見え見え。見え見えなのに見終わって俯瞰で思いだそうとしても話の全体像が分かりにくい。まあ、何回も見ろよってメッセージかもしれんけど。

アクシヨンシーンや映像を持たせる力が抜群で、ある意味ずっと気持ちいい映像でラリってる状態に近い。低音の圧が強くて無い子宮にビンビンに響いて感じてしまう。その代わりなのか、歌とダンスは割と間延びしてる。まあでも凄いよ。ジェットマンだけですげーよ。

ロイ王国の暗黒部門のデーヴラージの燻し銀に暴力的な感じが良い。
インド映画で、インテリな女秘書(で、しかも内心腹黒)は珍しげ。

PS コロナ騒動でピカデリーは座席にテープを貼って
 座らなくさせる間引き営業。次席を中心に右に3席、左に3席が
 座れない。これでは満席になっても赤字ではないか?
 「剛毅」とは思うがこれでやってけるのか心配である。

 

【銭】
前回有料入場割引+ネット割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
サーホー@ぴあ映画生活

『ファイティング・ファミリー』ユナイテッドシネマ豊洲3

◆『ファイティング・ファミリー』ユナイテッドシネマ豊洲3

▲この金のタイツにはわろうた。

五つ星評価で【★★★無印良品的な】
そら実話だからしょうがないんだがプロレス家族って題材が美味しすぎる。
そして、ちゃんと面白いんであるが、TVのプロレス中継見てる時のような盛り上がりはない。あれか、古舘伊知郎みたいな煽り実況が付いてないとダメなのか? 主人公がイギリス人だからおとなしいってのもあるか。それにしてもプロレスを題材にすると悪人が出てこない(辛さから悪に走ってしまう人は一応、悪人から除外する)。ロック様は本当にあんなにいい人なの?
ローカルと超メジャーの格差をちゃんと絵で見せているのが偉い。あそこがしょぼいと話が台無しになる。日本でプロレスを題材にした映画は2、3本あるけど、メインエベントがどうしても普通の人が考えるメインエベント感を越えられない。単純にお金がないのだよねえ。
ホモじゃないけど、コーチの人がなかなかよかった。
ホモじゃないけど、背中から画鋲を抜く兄貴の哀愁が凄い。


【銭】
映画ファン感謝デーに観たので1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ファイティング・ファミリー@ぴあ映画生活
前のページ