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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『ダンスダンスダンス』と『バードソング』ヒューマントラストシネマ渋谷1

◆『ダンスダンスダンス』と『バードソング』ヒューマントラストシネマ渋谷1
五つ星評価で【★★★音圧は強いのは魅力があるが何かどーもな】
競作二編の「未体験ゾーンの映画たち2020延長戦」という枠組での同時上映。落合賢の『ダンスダンスダンス』はディーン・フジオカ、森川葵、伊藤歩出演で47分、2016年。ヘンドリック・ウィレミンスの『バードソング』は永夏子、金山和彦、麿赤児出演で90分、2020年。

『ダンスダンスダンス』:特殊な魚の餌でトリップする森川葵、DJブースのディーン・フジオカの家に拾われると、そこで奇妙な映像を見る。ディーン・フジオカの過去の後悔がドラッグなどで精神がシンクロすると見れるらしい。森川葵はディーン・フジオカの過去の話を聞く。ディーン・フジオカ兄貴がかっけー。でも、彼の部屋で見れるビジョンは彼の部屋だから見れるという理由はなく、引越ししても背後霊のように付いてくるだろう。ちょっと話が弱い。4年前の森川葵は不思議ちゃんベクトル全開であり、美形で可愛いけど、可愛ければ全て許されると思っていそうに見える自己中な部分に引く。金魚が踊るCGは素晴らしい出来。若きディーン・フジオカが工場の機械の騒音だけで、重厚な音楽に仕上げるシーンも良い。ラストそんなんで終わりかよ感強し。

『バードソング』:歌手オーディション番組に参加する永夏子、彼女は高額な代金を支払い、過去の大歌手・金山和彦の個人レッスンを受けている。レッスン料支払いのため、プロダクションが斡旋する「個人セッション」は単なる売春の斡旋であり、彼女は壊れていく。永夏子さんは存じ上げないが、鬼気迫る演技でした。でも、頭とか要領の悪い女の人が、社会にいいように騙されていくのは見ていて気が滅入る。話として面白いのは、彼女が客に性的にひどい仕打ちを受ければ受けるほど、個人レッスンの場で、その彼女の負の感情が曲に力を入れ、名曲として仕上がって行き、遂には師匠を越えてしまう滑稽さ。この映画もラストが取って付けたよう。「極楽鳥さん」という源氏名が泣ける。


【銭】
基本1400円均一料金だが、テアトル会員割引+曜日割引で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
《『ダンスダンスダンス』『バードソング』》@ぴあ映画生活
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