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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『弱虫ペダル』ユナイテッドシネマ豊洲10

◆『弱虫ペダル』ユナイテッドシネマ豊洲10

▲「御堂筋くん出せや、出さんかい」「予算不足です」

五つ星評価で【★★★器用に作ってあるのに原作ファンがワクワクできない理由】
いやらしい言い方をするならとてもいい戦略が練られており、それは成果を上げているので、初めてこの作品に触れる人はちゃんと面白く感じると思う。私は劇場版アニメを見た後、マンガを読み進んだ今回珍しく一見さんでない立場なので、原作ファンから見た物足りない点を少し書きたいと思う。
見る前は不安だった。
と言うのは販促のチラシや予告編からあまり登場人物などを原作に寄せようという努力が見られなかったからだ。「寄せない」とか、あえて「変えてきている」という風には見えないが、ある程度、寄せるのはマンガへの敬意の現れだと思っているので、『あさひなぐ』みたいに中途半端な感じがしてイヤだなあ、と思った。『あさひなぐ』はアイドルを起用する事で、明らかに原作のメイン3人の身長バランスとかを崩していたし、サブ3人も含めて、ちょっと考えないと原作の誰だか分からないようなキャスティングは映画自体の出来にも影響を与えていたと思う。
ちなみに、『弱虫ペダル』もメインが3人、サブが3人という構成であり、身長差などに関しては原作をあまり踏襲していない。スカシ今泉は高身長に見えないし、赤い髪の鳴子は全然チビに見えない。それよりも先輩の3人は体格が全然違うのだが、本気で体格を合わせたらキャスティング全員が日本人でなくなってしまうから、そこはもう切り捨てて現実にいる高校生で、というラインに抑えたのだろう。それは寂しいが間違いとは言えない。彼等はマンガ特有の体格は再現できなかったが、スカシ今泉のメンタルの弱さ、赤髪鳴子の楽観的だが最後まで意地を貫き通す点、田所っちの高校生に見えないオヤジな豪快さ、金城のカリスマ性、巻島の人付き合いは苦手でクールだが実は人の事を良く見ていて面倒見がいい所などをちゃんと掬っている。身体がダメな部分は心でカバーだ。そして、割とみんな芸達者で演技が上手いので違和感がない。まあ、あと、メイン3人の体格差問題が『あさひなぐ』ほど直接、競技に関わって来ないというのもある(現実的にはともかくマンガでは強く強調されない部分である)。
ただ、マンガで言ってるように傍から見て「真っ赤っか」が分かるようには鳴子の髪はなっていないし、巻島の髪は全然、緑の色が付いているように見えないし、金城がエースでオールラウンダーって描かれてないし、巻島なんて彼独自の(それが彼の特異なメンタルのアイデンティティである)ダンシングすら披露させてもらえなかった。つまり、ちょっと表現が難しかったり、現実の高校生に見え辛くする点などは最初からチャレンジせず、バサバサ切り捨てているようなのである。えー、本気かよ。それはこれを一本の映画として作る上では賢い選択なのだが、原作にある自由さを少しずつ捨てているようで、ちょっと残念だった。まあ、こういった面はマンガを映画化する際には必ず発生する問題である。そして、外見を似せる事に傾倒するあまり内容がゼロになってしまう映画だってあるのだから、割とバカに出来ないいいバランスなのかもしれない。
にしても削ったなあ。羅列してみよう。
・鳴子章吉の燃えるような赤い髪、低身長。
・今泉俊輔の高身長。
・小野田坂道の白ブリーフっぽい童貞臭(いや、それはしょうがない)。あと、小野田坂道は落車しても決して眼鏡を落としたりしない。小野田坂道ママチャリの秘密。
・金城先輩の体格、ゲーム能力。
・田所先輩の体格と、その体格から来る防風スプリント。
・巻島先輩の緑の髪、スパイダー・ダンシング。
・自転車競技部部長(但し、これは削って正解)
・自転車競技部2年生。
・自転車競技部1年杉元(キャスティングはあるが注目度がほぼゼロ)。
・ライバル箱根学院とその6人。
・あの御堂筋。
・インターハイまでは1年の脚力は秘密にすると言う戦略。
・合宿での地獄の特訓(映画では1/10も特訓してない)

こんなんか。あと、一々立ち止まってはいられないという現実から自転車知識や競技知識の細かいウンチクはバッサリ切られてる。そこはしょうがないか。映画としては原作マンガの味っぽい部分を省略して、ドンと腹にたまる食い心地みたいなのに特化した作り。だから、初めての人が見ると楽しめると思う。あと、「御堂筋」は出せないのはよく分かる。「御堂筋」の存在そのものが今回の映画の作り方のアンチテーゼである。それは箱学にしてもそれなりにそうだけど。


・1年生3人はバランスもよく、頑張ってる。まあ、よし。
・橋本環奈はよい。原作では便利な知識紹介キャラであるが、今回はちゃんと一人の人間としての色が付いた。変に執拗な演出があるので、逆に嫌う人もいるかもしれないけど、まー、いーでしょ。橋本環奈は割と普通の女子の域を越えない感じが良い(絶妙に調節されている)。
・「自転車素人が漕いでるから下手」という感想を見掛けたけど、見る自分も素人なのでその辺の上手下手は意識できず。素人でラッキー。
・因縁の箱学をなくしたのだから、敵キャラはもう少し綿密な設定を背負わせてあげなければ可哀そう。
・金城先輩が『ぐらんぶる』なので、驚いた。
 なんだよ、空気抵抗減らす為に全裸で走る気かよ。そんな事したら興行収入あがるぞ。

・「恋の姫姫ペッタンコ」が編曲含めてあまりにもイメージ通りすぎて感激した。


【銭】
ユナイテッド金曜はメンバー割引で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
弱虫ペダル@ぴあ映画生活

『ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。』UPLINK吉祥寺、『丹下左膳』ラピュタ阿佐ヶ谷

同日鑑賞2本をまとめてレビュー。

◆『ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。』UPLINK吉祥寺

▲いや、こんな映画だけどこんな映画じゃない。

五つ星評価で【★★★とっても変で冗長、でも最後に泣かせてくれる】
舞台は超昔の中国。どれくらい昔かと言えば、修行を極めると誰でも空が飛べるくらい昔の中国。登場人物は神仙みたいな人間しかいないから、ひょっとすると舞台は人間界じゃないのかもしれない。でも、カンフーは「気」のみで妖術の類は使わない。
主人公は小凡。10年前両親を正体不明の男に殺されて以来、修行に励んできたが、修行の成果が誰よりも出ない。他の一派も合わせて合同武闘会が開かれる。最弱の小凡は偶然、手に入れた悪魔の力で勝ち進んでしまう。その時、悪魔が復活する、みたいな話。拳法一派の話になっているが、フォーマットは群雄割拠タイプの番長物である。主役がとても心の清い子なのに悪魔の力を借りないとてんで弱く、同門の幼馴染の自分が惚れてる女の子に勝てないのが気の毒でたまらん。
隣の一派はエリート集団で、主人公はその中のトップ女剣士と何回かラッキースケベ的展開がある。彼女は委員長枠。時代が現代だったら眼鏡かけてるに違いない。
最後に主人公を惑わそうとする悪魔側からも主人公とアチチ展開になるべく美女が現われる。これがちょっとヤンチャな女不良枠。この子がちょっと酒井若菜に似てる(あー名前が出てこない出た)。右の緑の服の娘なんだけど。

途中までダラダラ学園・天下一武道会みたいなテイストでやって来てたのに、ラストになっていきなり「お前はこの世に災いを残す存在」って全否定されるの辛すぎる。

101分かあ。2時間くらいは見ていた気がしてたのになあ。


◆『丹下左膳』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★明朗快活】
特集「痛快!時代劇まつり」から1プログラム。
1958年、カラー、99分、初見。
日本初のカラー・シネスコ一年記念の映画だそうである。
大友の演技はでかくてヘボいけど気持ちいい。
今回ばかりは決して善人の役ではないのだけど、大友が演じると気のいいバカになる。
悪役は山形勲、欲と色の二本立て。美空ひばりを襲って胸に手を充てるけど揉んだり握ったりはしない。その辺り「悪」を演じていてもちょっと冷静だし本当はいい人なのかなあ、と。ここぞとばかり揉みそうな人もいなくはないから(梅宮辰夫あたり怪しい)。しかし、みんな美空ひばりにセックス・アピールを感じるのかあ。その辺は私はサッパリだなあ。
最後、悪漢の屋敷に雨が降る中、丹下左膳、柳生家家臣、捕り者の一群が駆け集まって来るところはあがる。
金魚占い最初の藩主は成田三樹夫じゃないかしら?


【銭】
『ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。』:UPLINK水曜全員割引で1100円。
『丹下左膳』:ラピュタ阿佐ヶ谷水曜全員割引で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。@ぴあ映画生活
丹下左膳〈1958年〉@ぴあ映画生活

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド』ユナイテッドシネマ豊洲5

◆『少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド』ユナイテッドシネマ豊洲5

▲9人。

五つ星評価で【★★★難物】
9人の演者による歓声の取りあいを超現実的&超演劇的に描く、と言っていいのか。どうなのかと言われれば理解しきれていない。たぶん製作者側の圧が強い。演劇とアニメの両面から作り上げているらしく、9人の少女にはそれぞれ専用に演劇で演じる9人の演者がいて、彼女たちがボイスキャストも兼ねる。そういう背景があるからか、9人の強弱をできるだけ避けようとしてる気がする。それはとても優しく心情的に分からなくはないが2時間の作品で9人それぞれを深掘りするのは物理的に難しい。元になるアニメシリーズではそれだけの物理的な時間があったから問題なかったかもしれないが、ここは残酷でももう少し強弱をつけ、省略して問題の無いキャストの出番を減らすべきだろう(あれはあれでやった結果かもしれないが)。
そして、もう物語が分からなくてたまらない。感性に委ねられるほど感性が鋭くはないのだよ(そこは自慢するな)。どんでん返しが3回くらい越えると、元の地平が平らかどうかも分からなくなる。何が「正」か分からぬまま、終わりを迎えて、次回作の特報が付く。『魔法少女まどかマギカ』みたいであるが、あれはちゃんと次回作に向かう前に一見さんでも分かるようにその世界で起こった出来事を説明しきれていた(続きの話はどんなだったかもう覚えてもいないのだが)。これは独立度が高くない。オリジナルのTVシリーズに依存している。なので、ファン・ムービーの域を越えてはいない。そこが残念だ。

キャラ的には愛城華恋の同室の子のポワンとした感じが攻撃に転化されるのがおもろかった。
結局、キャラと名前が一致してるのは愛城華恋、神楽ひかり、大場ナナの3人だけだ。これがキャラを絞らなかった事の弊害である。そして、とてもオリジナルが気になっている。そういう罠か? 星二つと三つで迷った末に部分部分の出来はいいから星三つで。ただ、個人的な見解としては勉強してきた物にしか理解できないような映画は好みではない。


【銭】
ユナイテッドの会員ポイント2ポイント使って割引で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド@ぴあ映画生活

『鳳城の花嫁』ラピュタ阿佐ヶ谷

特集「痛快!時代劇まつり」から1プログラム。

◆『鳳城の花嫁』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★★★明朗快活(最初、滅入ろう快活って出た)】
1957年、カラー、85分、初見。
姫の押し付けを嫌がる若殿がお江戸に嫁探しに出掛ける婚活コメディー。この城育ちの為、何も知らない大友柳太朗がおっちゃんなのに可愛い。バカが付くような善人で、人を疑う事を知らない。そして、小学生みたいな恋愛童貞ぶりがイカす。嫌いになれない。羽子板に描かれる美人姉妹(長谷川裕見子、中原ひとみ)に出会って用心棒の借り住まいをしながら妹の相手も合わせて4人であーでもない、こーでもない、と恋愛が進まないさまが楽しい。個人的には美人でツンツンしてる姉より、いつもデレデレしてる感じの妹の方が好き。
善と悪が非常に中途半端に両立している田崎潤の役どころが現代的。この田崎潤と大友柳太朗の組み合わせに違和感がないのは大友自身の役も案外現代的な役だからだろう。だってSEXこそしないが、これは『俺の空』だもの。

日本初のカラー・シネスコ映画だそうである。


【銭】
一版料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
鳳城の花嫁@ぴあ映画生活

『凶悪』丸の内TOEI①

◆『凶悪』丸の内TOEI①

▲この横顔の写真みて思った。ピエール瀧の顔って誰にも似てない。強いて似てる顔を探すなら、怪人二十面相や明智小五郎が変身を解いて剥ぐ途中のマスク、あれに似ている。こういう人はやはり役者に向くだろう。

五つ星評価で【★★★★怖い物見たさ】
殺人に禁忌のないヤクザにピエール瀧、そのヤクザを操って人殺しや死体の後始末をやらせている不動産ブローカーにリリー・フランキー、二人の事件を調査する雑誌記者に山田孝之、その山田孝之の妻に池脇千鶴。
ピエール瀧とリリー・フランキーが圧巻である。
ピエール瀧の暴力を纏って生きてる感じ。サイボーグ005とか絶対やらせちゃダメだ(まあ誰もオファーを出さないだろうが)。そして、リリー・フランキー演じる不動産ブローカーも出てきた途端、変である。どうやら、この男は善悪という意識その物がないらしい。金が稼げる。気持ちが良い。などの目の前の快楽原則が全てに優先される。二人は映画の中に暴力を振り撒くための装置であるが、瀧に関して言えば、バランスが常人と違うだけで、普通に人間的なところが残っている。昔の情婦に「あれで可愛いところあるのよ」とか言われてしまう。だが、リリー・フランキーはもう、映画内でひどい言動や行動を繰り返して、ウヒャウヒャ笑ってるだけなのである。その極端な人間モデルがごっつ怖かった。
彼等が怖いのは、彼等に対して折衝が利かないからだ。ピエール瀧に「もう許してください」と言っても無駄だ。一度、不機嫌になり、不信の種が植えつけられたピエール瀧は必ず確実にあなたを殺すであろう。
同じく、リリー・フランキーに「もう許してください」と言っても無駄だ。彼が自分の楽しい時間をあなた如きのお願いで止める理由はどこにもない。
そして、この二人に影響されて、秘かに人間性を失っていく山田孝之。事件に取りつかれた山田孝之は誰の言葉も聞かない。上司も、妻も、警察も。彼を動かすのは「正義」というあやふやな概念だ。これ、「正義」を「信頼」に置き換えたらピエール瀧だし、「現世利益」と置き換えればリリー・フランキーである。たまたま、彼等が欲した物が犯罪寄りだっただけだ。
そして、この山田孝之の妻である事の不幸を一身に受けているこの映画唯一の死ななかった被害者が池脇千鶴だ。彼女は間接的に山田孝之から暴力的な仕打ちを受けている。山田孝之には何回も「もう許してください」と言っているのだが、取りあってももらえない。彼女を苦しめているのは痴呆症状が出てきた山田孝之の母である。この映画の中では老人は売買対象でしかない。最終的に山田孝之と池脇千鶴はこの母を優しそうな買い主に売るのだ。山田孝之はリリー・フランキーという凶悪な嵐が介護業界に吹き荒れていた事を知っているにもかかわらず売るのだ。そして、池脇千鶴も山田孝之の全ての良い所を知りながらも、それを肯定しきれないでいる。ここにはここで緩慢な地獄がある。

でもあれだな。最終的には兼業役者であるリリー・フランキーのとても普通と狂っているが同居して違和感のない所と、同じく兼業役者であるピエール瀧の人を殺しそうに見えてたまらない肉体に全て取られてしまった、という感じかな。その土台を山田孝之と池脇千鶴の真面目で地道な芝居が支えてる。


【銭】
旧作公開価格で1100円。
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凶悪@ぴあ映画生活
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凶悪@いやいやえん
凶悪@映画のブログ

『王宮の夜鬼』トーホーシネマズ池袋4

◆『王宮の夜鬼』トーホーシネマズ池袋4

▲ひょんびん(平仮名で描くと「ぬらりひょん」っぽくって妖怪みたい)。感想の中では玉木宏と書いたが写真を見て気が付いた。目だけ長谷川博己がまじっている。玉木宏の土台に目だけ長谷川博己でモンタージュしたら、かなり早い段階で犯人逮捕が出来る筈。

五つ星評価で【★★★ゾンビがルンルン】
韓国の時代劇+ゾンビ映画。
ともかくゾンビの密度が高いのがいい。超3密。
人間がいる空間を見つけるや、流れ込んできて空間を満たしてしまう。その勢いの良さが目に新鮮。つーか『新感染』か。
動きは普通の人間くらいの動きだが、感染力が爆発的。おそらく戦場の武人相手とかでなく、女官や老人・子供など、より弱い者に接触するような局面で増殖したのだろう。このゾンビだらけのアクションが贅沢。ゾンビが多すぎて嬉しいやら気持ちいいやら。これ日本で作ったらゾンビ1/10くらいで作ってしまいそう。そう、このバリバリの人海戦術によるスペクタクル・シーンが面白い。逆に言えば、ゾンビ出てなかったら、この映画は最下層の一本になりそうだ。ゾンビとの戦いの中に「シレ」っと王朝の血統と革命勢力の争いが混じったりもするが、その辺を政治的に深掘りしていないのも良い。ゾンビゾンビと書いているが「夜鬼(やき)」であって、昼日中は出歩けない。ゾンビ+吸血鬼なのである。ただ、日中でも直射日光でなければ大丈夫であり、屋内で暴れたりもする。ルールゆるいなあ。
主役はヒョンビン。『コンフィデンシャル 共助』の北朝鮮人か。あれはかっこ良かったけど、これはだらけて怠け者の玉木宏みたいで今一。
ラスボスがチャン・ドンゴン。こっちは仲代達矢っぽく中々いいが、チャン・ドンゴンに仲代達矢の芽があるとは思っても見なかった。
ヒロインは名前は知らないけど、兄貴の嫁さんより、田舎の弓女の方が可愛い。

▲役柄的に処女っぽい。そういう話は一切ないのだが、処女でいてほしい。

あのお守りが何かの役に立つのでは、とか、兄貴の嫁さんが妊婦である事が後々物語に影響を与えるのでは、みたいな思わせぶりをしながら、そういう伏線はなかった。いや。組めよ。


【銭】
旧作公開価格で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
王宮の夜鬼@ぴあ映画生活
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王宮の夜鬼@いやいやえん
王宮の夜鬼@銀幕大帝

『スケアリーストーリーズ 怖い本』下高井戸シネマ

◆『スケアリーストーリーズ 怖い本』下高井戸シネマ

▲この人が一等賞です。

五つ星評価で【★★★ホラーキャラの出来が最上】
本の主人公になって昔聞いた怖い話通りに死ぬ。
その仕組みやホラーキャラクターが抜群に面白いのだが、そのルールを統べるサラの物語が今一つ伸び悩んでいるのが残念な部分。
①殺人案山子②俺を食ったな③赤い部屋の肉マン④ジャンガリアンマン⑤サラ
もう、この中では圧倒的に④ジャンガリアンマンがムチャクチャで面白い。何をやり出すか分からない変さがある。こいつは困った鋼鉄ジーグだ。あと、⑤サラの最後の絶叫もそこでその感情表現なのかと言うのが異常であるのが気に入ったので評価してあげたい。あとは②と③が同じくらいで、①の案山子は最初に見た時から、使われそうと思ってたから逆に衝撃がなかった。②は「そんなイチャモンの付け方あるか」と言うのがユニーク、③は結局、全くアレが何だか分からない所が恐怖的に優れてると思う。あとはクモの子がいたか。

最後はステラが本を統べる者として、友達を復活できないか挑むみたいに終わるのだが、それは実にどうでも良くて、あの本の中の怪物を自由自在に出せたらダークなんちゃらユニバースとかでも活躍できそうと思った。ホラーキャラ集めてチーム作るって企画はポシャったらしいけど、その一端を担えるくらい個性的で好戦的で良いキャラ達でした。


【銭】
火曜下高井戸シネマ全員サービスデーで1100円。
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スケアリーストーリーズ 怖い本@ぴあ映画生活
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スケアリーストーリーズ 怖い本@いやいやえん
スケアリーストーリーズ 怖い本@銀幕大帝

『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~』EJアニメシアター新宿

◆『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~』EJアニメシアター新宿

▲左から電気♦、原子力♠、磁力♥、重力♧ってそれはジャッカー分類。

五つ星評価で【★★★ちょん髷は好きよ】
題名、長いな(笑)
『初恋』の三池崇史監督の最新作。
ファンドを蜃気楼のように操る4人のジヤッカー電撃隊が、「組長が白と言う物は黒い物でも白」という狂信的なヤクザ組織、黒沢組を相手に大衆から景気動向を直接操作するファンド理力「キズナパフューム」を操り、一大経済戦争を繰り広げる、そんな映画らしいって聞いたが、違う違う違うぞ。最初っからスタンリー・キューブリックで始まった上に超豊満なお尻プリップリです(嘘は言ってません)。

そうですね、お尻プリップリの部分じゃなくていいので、ベッキーにはバールを持って出てきてほしかったですね。
ベッキーのバールによって足腰立たなくなるほど殴打されてしまうファントミとか見たいじゃないですか(そら、レイティング付けないと公開不可能だろ)。

あと、あれだけ踊りのシーンがあるのなら、ダイアン・キートンとのダンスバトルとかも見たかった(いや、全然関係ないし)。

セーラームーンからプリキュアへの流れで作られた美少女戦士物の実写版プロジェクトの三作目で、私は映画が初で一見さん鑑賞になるが、割とちゃんと一つ一つ「どれが何」という説明を入れてくれていて、初めて映画を見る人でも全く支障のない親切設計なのは偉い。映画はそういう規格で「ぶらっ」と立寄った観客にも分かるように作られるべきであると信じる。「ファントミラージュ」をぶらっと立寄った一見さん観客が見る確率はムチャクチャ低いではあろうけど。

ウィキペディア見たら三池崇史監督は雇われ監督ではなく、元からこのシリーズと縁が深いのだそうだ。仕事が手広いのう。ただまあ、雇われ監督であっても難なく撮ってしまう、それが三池崇史である。個人的にはその雇われ仕事であるJOJOの第二作目をもうないと知ってはいても撮ってほしい。まあ、三池監督発信で「撮りましょう」という事はないんだろうけど。

で、映画自身は普通に面白いし、まあ、これくらいかな、という感じ。それは基本ファン・ムービーとして作られている物をファンじゃない自分が見ている事による熱量の違いがあるのじゃないかと思う。見終わった小さなお客さんがちゃんと「面白かった」と喜んで帰ってましたから。ちなみに自分の近くに大きなお客様はいなかったので彼等が「面白かった、エヘヘヘヘヘヘ」みたいに喜んでいたかどうかは分からないし、そんなもん調べる気はない。そら、修羅の道だろう。俺自身が椅子とかに縛りつけられて「面白かったのか、ああん、面白かったのかと聞いておるんだ」と尋問されたりしたらイヤだし。

キャストがちょっと豪華だった。
いきなり出てくる芋洗坂係長、この人の踊りは好き。そう言えば昔パパイヤ鈴木のプロデュースで踊り狂っていたオヤジダンサーズはどこに行ってしまったのだろう? いや、関係ない。
TVシリーズから引き続き出てるらしいダンディ坂野はまあ普通。同じくレギュラーらしい関口メンディーは長髪のヅラ付けたらそこそこ男らしいのにドラアグクィーンと寺門ジモンを足して2で割ったみたいになって妙に心に引っかかる感じ。

▲関口メンディー。前髪あると割とイケメンじゃね?

TVからの継投では熊のマスコットキャラ「くまちん」を本田翼がCVしてる。気づくかそんなもん。一部の頭のおかしい私のような人は本田翼が「××ちん」とか妄想してください。妄想は無料だし、口に出さなければ無罪です。口に出したり、SNSで拡散したりしたら負ける可能性が高いので、夜中、大声で「本田翼の××ちーん」とか叫ばないように((*´Д`)ハァハァ)。
そして、新撮はなかったけど、TVシリーズで割と普通に重要なキャラとして、斎藤工と小栗旬が起用されていて、そのカットが映画で使われているのはとても豪華な感じを出していた。一部の頭のおかしい私のような人「斎藤工と小栗旬がまるだし」とか妄想してください。妄想は無料だし、口に出さなければ無罪です。口に出したり、SNSで拡散したりしたら負ける可能性が高いので、夜中、大声で「斎藤工と小栗旬がまるだしぃー」とか叫ばないように((*´Д`)ハァハァ)。いや、そんなんじゃなくて、ただ、出てるだけだよ。絡んでもいないし。そういう意味ではなく、ファントミとは絡んでるけどね。あー、そういう意味でファントミと絡んでほしいー。これも夜道で大声で言わないように(頭おかしい)。

ゲスト枠では蜷川っぽい変人監督黒沢ピヨシを演じる中尾明慶(ツイッターで呟いた時、中野明慶と間違えてしまってゴメン)が分かりやすい演技で良い。「黒沢ピヨシ」は「黒澤明」ではなく黒ずくめの地味服を着てる「黒沢清」からの引用だろう。「世界のクロサワ」も今や「清」であるとは以前、よく言われていた事である。しかしまあ本物の「黒沢清」はああいう演出はしなそうで、アレは分かりやすくする為の演技演出であろう。よう考えたら「世界の三池崇史が世界の黒沢清のパロディーを子供向け映画で撮る」ってくだらなくてイイな。二人の仲がいいか悪いかは知らないけど。

映画のお話はファントミの映画を撮ろうという映画監督に邪霊が付き、監督は怪人ヘンナエイガトルヤーになってしまう。怪人の目的は見た観客が元気の出ない映画を作る事。おいおいセルジオ・コルブッチの『殺しが静かにやってくる』かよって暗闇で一人受けてニヤニヤしてた。監督に取り付いた変な邪霊を取り外して大団円。しかしまあ、世の中には昔のヘンナエイガトルヤーによって撮られてしまった映画ってそこそこあると思う。あれだけ皆が力を合わせて自然に立ち向かっていったのに最後にただ負けが告げられて終わってしまう『パーフェクト・ストーム』とか、誰でも分かるように解説するという命題で作られたのに純文学並みの難しさで天を仰ぐ人を続出させてしまった『劇場版 新世紀エヴァンゲリオン』とか。

私、ファントミは小学校高学年くらいかと思って見てたら、ウィキ見たら中学生らしい。その中学生の四人が変身して、延々と歌いながらダンスをする訳であり、この延々と踊っているダンスに努力の現れとか見えて、偉い偉いと親目線が入らないでもないのだけど、普通に発育の問題なのか、エロさは全く感じなかった。脚が細いね。エロい贅肉が付いてないのね。中学生くらいから「性の対象」として見れないでもない筈なのに、あんたら何でそんなに子供なの? 黒魔術か。そして、その肉の付いてない具合が『チア・アップ』のダイアン・キートンの肉が削げ落ちてしまった感じに似てて面白いなと思った。ファントミの4人、あと3年経ったら、いやらしい身体になって、ちょん髷姿でも興奮できるようになるのかしら?

プリキュア映画よろしく画面に向かって応援上映を目指してグッズまで作ったのに、「心の中で応援してね」ってせざるをえなかった製作者陣には哀悼の意を表したい。

くだらないことがつるべ打ちに書いてしもた。ああー、俺って本当にくだらない。それで良し。


【銭】
テアトルの会員割引で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~@ぴあ映画生活

『なぜ君は総理大臣になれないのか』ポレポレ東中野

◆『なぜ君は総理大臣になれないのか』ポレポレ東中野

▲(右から)小川淳也と娘とそこいらのおっさん。

五つ星評価で【★★★★ドキュメンタリーなのにドラマチック】
とても面白い。まるで物語のようである。
しかも、主人公のキャラが立っている。
愚直な政治バカ。これは嫌いになれない。
人々が求める「理想の政治家」その物にかなり近い。
だが、理想の政治家は現実に裏切られていく。
理想では選挙も勝てないし、理想では派閥政治で頭角を表わせない。
選挙に勝つために、「民主党」と合併する「希望の党」を信用しえるのか、「希望の党」の公認を取る事により発生するデメリットと、無所属で公認政党をバックにしない事でのデメリットはどちらが大きいのか。考え方が違う同じ党の幹部であっても、進退はその幹部に握られてしまう事の不合理さ。ここ何年かの間の日本の政治の荒れ具合が地方の政治家をおかしいくらいに痛めつける。

知ってしまったからには小川淳也議員には頑張ってほしい。

若い時の奥さんはちょっと天海祐希を薄くした感じ。
娘さん二人はなかなか美人。


【銭】
ポレポレ東中野10回券10000円のうち8回目使用。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
なぜ君は総理大臣になれないのか@ぴあ映画生活

コロナ立寄り箇所備忘録(2020年7月)

7月の部。

■7月1日(水) 昼は自宅、トーホーシネマズ日比谷10、新宿ピカデリー9に立ち寄り、夜は新宿三丁目「松しん」。
■7月2日(木) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務。昼は大手町「わさび」、夜は新宿三丁目末廣亭の向かいのラーメン屋。新宿ピカデリー9に立ち寄り。
■7月3日(金) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は大手町「リトル小岩井」のサンドイッチ。夕食は大手町「大手町厨房」。
■7月4日(土) 朝8:00-昼13:30まで木場で工場勤務。昼は大手町ラーメン屋「天天有」、13:30-17:00まで大手町で総務、夜は家。狛江市役所前のクリーニング屋に立寄り。
■7月5日(日) 昼は自宅、都知事選挙、渋谷TOEI②、新宿ブックオフ立寄り、夜は狛江「箱根そば」。狛江DAISO立寄り。
■7月6日(月) 朝8:00-夕17:50まで大手町で総務。昼は大手町「わさび」、夕食は狛江「達磨の目」。
■7月7日(火) 昼は自宅、渋谷TOEI②、飯田橋ギンレイホール立寄り、夜は狛江「箱根そば」。
■7月8日(水) 朝8:00-夕17:40まで大手町で総務。昼は神田「魚串」、夕食は代々木上原「ふうらい坊」。
■7月9日(木) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」、夜は渋谷「富士そば」。帰りにHTC渋谷1に立ち寄り。
■7月10日(金) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務。昼は弁当買って食堂、夕食は渋谷「富士そば」。帰りにHTC渋谷2に立ち寄り。
■7月11日(土) 朝8:00-夕16:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」、夜は狛江「ぼっけもん」。
■7月12日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋に立寄り、渋谷TOEI②、夜は神保町「マクドナルド」、神保町シアター立寄り、狛江小田急OX立寄り。
■7月13日(月) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は弁当買って食堂、夜は品川「マクドナルド」。品川1に立ち寄り。
■7月14日(火) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務。昼は大手町「ニュートーキョー」、夕食は日本橋マルエツで買ったパンとおむすび、トーホーシネマズ日本橋9に立ち寄り。
■7月15日(水) 昼は新宿小田急エース地下立ち食い蕎麦、新宿シネマカリテ2、新宿武蔵野館1に立寄り、夜は新宿「粥餐庁」新宿QB、ブックオフ代々木立寄り。
■7月16日(木) 朝8:00-夕18:00まで大手町で総務。昼は大手町「ニュートーキョー」、夕食は池袋「吉野家」、新文芸坐に立ち寄り。
■7月17日(金) 朝8:30-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」、夜は豊洲スーパーで菓子パン。ユナイテッドシネマ豊洲10に立ち寄り。
■7月18日(土) 朝8:00-夕16:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」、門前仲町ブックオフ立寄り後、夜は代々木上原「とんかつ工房」。
■7月19日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋に立寄り、109シネマズ木場8に立ち寄り、夜は代々木上原「とんかつ工房」。
■7月20日(月) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は潮見「酔って家」、夜は神保町「小諸そば」、神保町シアターに立ち寄り。
■7月21日(火) 昼は早稲田「東北餃子房」、早稲田松竹、丸の内TOEI①に立ち寄り、夜は代々木上原「とんかつ工房」。
■7月22日(水) 朝8:00-夕18:00まで大手町で総務。昼は大手町「放心亭」、夜は大手町「舎鈴」
■7月23日(木) 昼は自宅、丸の内TOEI①、飯田橋ギンレイホールに立ち寄り、夜は飯田橋「揚州商人」、帰りに喜多見「サミット」立寄り。
■7月24日(金) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務。昼は前日買出弁当、夜は代々木上原「ふうらい坊」、帰りに狛江「小田急OX」立寄り。
■7月25日(土) 朝8:00-夕16:30まで大手町で総務。昼は前日買出弁当、ユナイテッドシネマ豊洲11に立ち寄り、夜は豊洲「なか卯」。
■7月26日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋に立寄り、ポレポレ東中野、東中野ブックオフに立ち寄り、夜は落合香港料理「美味楼」。
■7月27日(月) 朝8:00-夕15:30まで木場で工場勤務、昼は潮見「酔って家」、飯田橋ギンレイホールに立ち寄り、夜は飯田橋「揚州商人」。
■7月28日(火) 昼は新宿「バーガーキング」、新宿ピカデリー10、シネマート新宿1に立寄り、夜は新宿三丁目「丸亀製麺」。
■7月29日(水) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」、夜は渋谷「兆楽」、渋谷シネクイント1に立ち寄り。
■7月30日(木) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務。昼は大手町「北海道マル・ハ・バル」、夜は代々木上原「とんかつ工房」
■7月31日(金) 朝8:00-昼12:00まで木場で工場勤務。昼は木場炭火焼鳥「うきち」、13:30-22:00まで大手町で総務、夜は飯抜き。
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