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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~』EJアニメシアター新宿

◆『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~』EJアニメシアター新宿

▲左から電気♦、原子力♠、磁力♥、重力♧ってそれはジャッカー分類。

五つ星評価で【★★★ちょん髷は好きよ】
題名、長いな(笑)
『初恋』の三池崇史監督の最新作。
ファンドを蜃気楼のように操る4人のジヤッカー電撃隊が、「組長が白と言う物は黒い物でも白」という狂信的なヤクザ組織、黒沢組を相手に大衆から景気動向を直接操作するファンド理力「キズナパフューム」を操り、一大経済戦争を繰り広げる、そんな映画らしいって聞いたが、違う違う違うぞ。最初っからスタンリー・キューブリックで始まった上に超豊満なお尻プリップリです(嘘は言ってません)。

そうですね、お尻プリップリの部分じゃなくていいので、ベッキーにはバールを持って出てきてほしかったですね。
ベッキーのバールによって足腰立たなくなるほど殴打されてしまうファントミとか見たいじゃないですか(そら、レイティング付けないと公開不可能だろ)。

あと、あれだけ踊りのシーンがあるのなら、ダイアン・キートンとのダンスバトルとかも見たかった(いや、全然関係ないし)。

セーラームーンからプリキュアへの流れで作られた美少女戦士物の実写版プロジェクトの三作目で、私は映画が初で一見さん鑑賞になるが、割とちゃんと一つ一つ「どれが何」という説明を入れてくれていて、初めて映画を見る人でも全く支障のない親切設計なのは偉い。映画はそういう規格で「ぶらっ」と立寄った観客にも分かるように作られるべきであると信じる。「ファントミラージュ」をぶらっと立寄った一見さん観客が見る確率はムチャクチャ低いではあろうけど。

ウィキペディア見たら三池崇史監督は雇われ監督ではなく、元からこのシリーズと縁が深いのだそうだ。仕事が手広いのう。ただまあ、雇われ監督であっても難なく撮ってしまう、それが三池崇史である。個人的にはその雇われ仕事であるJOJOの第二作目をもうないと知ってはいても撮ってほしい。まあ、三池監督発信で「撮りましょう」という事はないんだろうけど。

で、映画自身は普通に面白いし、まあ、これくらいかな、という感じ。それは基本ファン・ムービーとして作られている物をファンじゃない自分が見ている事による熱量の違いがあるのじゃないかと思う。見終わった小さなお客さんがちゃんと「面白かった」と喜んで帰ってましたから。ちなみに自分の近くに大きなお客様はいなかったので彼等が「面白かった、エヘヘヘヘヘヘ」みたいに喜んでいたかどうかは分からないし、そんなもん調べる気はない。そら、修羅の道だろう。俺自身が椅子とかに縛りつけられて「面白かったのか、ああん、面白かったのかと聞いておるんだ」と尋問されたりしたらイヤだし。

キャストがちょっと豪華だった。
いきなり出てくる芋洗坂係長、この人の踊りは好き。そう言えば昔パパイヤ鈴木のプロデュースで踊り狂っていたオヤジダンサーズはどこに行ってしまったのだろう? いや、関係ない。
TVシリーズから引き続き出てるらしいダンディ坂野はまあ普通。同じくレギュラーらしい関口メンディーは長髪のヅラ付けたらそこそこ男らしいのにドラアグクィーンと寺門ジモンを足して2で割ったみたいになって妙に心に引っかかる感じ。

▲関口メンディー。前髪あると割とイケメンじゃね?

TVからの継投では熊のマスコットキャラ「くまちん」を本田翼がCVしてる。気づくかそんなもん。一部の頭のおかしい私のような人は本田翼が「××ちん」とか妄想してください。妄想は無料だし、口に出さなければ無罪です。口に出したり、SNSで拡散したりしたら負ける可能性が高いので、夜中、大声で「本田翼の××ちーん」とか叫ばないように((*´Д`)ハァハァ)。
そして、新撮はなかったけど、TVシリーズで割と普通に重要なキャラとして、斎藤工と小栗旬が起用されていて、そのカットが映画で使われているのはとても豪華な感じを出していた。一部の頭のおかしい私のような人「斎藤工と小栗旬がまるだし」とか妄想してください。妄想は無料だし、口に出さなければ無罪です。口に出したり、SNSで拡散したりしたら負ける可能性が高いので、夜中、大声で「斎藤工と小栗旬がまるだしぃー」とか叫ばないように((*´Д`)ハァハァ)。いや、そんなんじゃなくて、ただ、出てるだけだよ。絡んでもいないし。そういう意味ではなく、ファントミとは絡んでるけどね。あー、そういう意味でファントミと絡んでほしいー。これも夜道で大声で言わないように(頭おかしい)。

ゲスト枠では蜷川っぽい変人監督黒沢ピヨシを演じる中尾明慶(ツイッターで呟いた時、中野明慶と間違えてしまってゴメン)が分かりやすい演技で良い。「黒沢ピヨシ」は「黒澤明」ではなく黒ずくめの地味服を着てる「黒沢清」からの引用だろう。「世界のクロサワ」も今や「清」であるとは以前、よく言われていた事である。しかしまあ本物の「黒沢清」はああいう演出はしなそうで、アレは分かりやすくする為の演技演出であろう。よう考えたら「世界の三池崇史が世界の黒沢清のパロディーを子供向け映画で撮る」ってくだらなくてイイな。二人の仲がいいか悪いかは知らないけど。

映画のお話はファントミの映画を撮ろうという映画監督に邪霊が付き、監督は怪人ヘンナエイガトルヤーになってしまう。怪人の目的は見た観客が元気の出ない映画を作る事。おいおいセルジオ・コルブッチの『殺しが静かにやってくる』かよって暗闇で一人受けてニヤニヤしてた。監督に取り付いた変な邪霊を取り外して大団円。しかしまあ、世の中には昔のヘンナエイガトルヤーによって撮られてしまった映画ってそこそこあると思う。あれだけ皆が力を合わせて自然に立ち向かっていったのに最後にただ負けが告げられて終わってしまう『パーフェクト・ストーム』とか、誰でも分かるように解説するという命題で作られたのに純文学並みの難しさで天を仰ぐ人を続出させてしまった『劇場版 新世紀エヴァンゲリオン』とか。

私、ファントミは小学校高学年くらいかと思って見てたら、ウィキ見たら中学生らしい。その中学生の四人が変身して、延々と歌いながらダンスをする訳であり、この延々と踊っているダンスに努力の現れとか見えて、偉い偉いと親目線が入らないでもないのだけど、普通に発育の問題なのか、エロさは全く感じなかった。脚が細いね。エロい贅肉が付いてないのね。中学生くらいから「性の対象」として見れないでもない筈なのに、あんたら何でそんなに子供なの? 黒魔術か。そして、その肉の付いてない具合が『チア・アップ』のダイアン・キートンの肉が削げ落ちてしまった感じに似てて面白いなと思った。ファントミの4人、あと3年経ったら、いやらしい身体になって、ちょん髷姿でも興奮できるようになるのかしら?

プリキュア映画よろしく画面に向かって応援上映を目指してグッズまで作ったのに、「心の中で応援してね」ってせざるをえなかった製作者陣には哀悼の意を表したい。

くだらないことがつるべ打ちに書いてしもた。ああー、俺って本当にくだらない。それで良し。


【銭】
テアトルの会員割引で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~@ぴあ映画生活
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