FC2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『王の涙 -イ・サンの決断-』トーホーシネマズ池袋4

◆『王の涙 -イ・サンの決断-』トーホーシネマズ池袋4

▲五分割してる左二つ目のコマが恐るべき祖母。

五つ星評価で【★★★★ヒョンビン繋がり】
ヒョンビンの旧作『王宮の夜鬼』見たら、同じく旧作のこれを勧めてくれる人がいて、ちょうど1日だけ上映があったので見に行きました。
おー、おもろい。
ヒョンビンだけの手柄でもないけど、『王宮の夜鬼』よりはこっちの方がストレートに苦労人な役で良い。こういう役柄は日本人として凄く好感持つ。怠け者よりは誠実な努力家が好きよ、ごくごく普通に。

半島の歴史的な素地は分からんので、最初に軽く説明してくれたのは助かった。配給会社はこういう労を惜しんではならない。
権勢のない王様を主役に、濃いキャラの男女が王宮に渦巻く。ゾンビは出てこない。
が、ゾンビ以上に、王の祖母(祖父王の再婚相手なので若い)が怖かった。人としての考えが読めない。これがとても怖い。同情心や憐憫などを感じず、痛痒なく敵を退ける。敵でなくても1%でも敵の可能性があれば摘む。どちらかと言えば楽しんでる素振りさえ見せてやる。こわいわ、人間離れしてて。
同様に怖いのは、王宮の役人に盗みや殺しなどの汚い仕事をさせる奴隷を売る人買い、これもメンタリティーの壊れ方が並以上で怖かった。リアリストを突き詰めるとこの二人のようになるのかもしれない。
あと、強烈なキャラは王宮に売られた3人の奴隷。
自分達の仕事に疑問を持ちながらも雁字搦めに縛られてひっくり返す事は出来ない。
彼等は自分達も、仲間も、卑しいが故にどちらの勢力からも捨て駒として使われる事を知っている。
そして奴隷の一人は遂に知る。この連鎖を断ち切れる才能が王かもしれないと。そして、その芽は今、摘まれようとしていると。

王の実戦的な短弓がかっけー。

物語の冒頭で時制が順序ポコポコ変えるのは面食らう。


【銭】
旧作公開価格で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
王の涙 -イ・サンの決断-@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
王の涙 -イ・サンの決断-@いやいやえん
スポンサーサイト