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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『吸血鬼ノスフェラトウ』シネマヴェーラ渋谷

◆『吸血鬼ノスフェラトウ』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★バリ、ムルナウ】
特集「素晴らしきサイレント映画Ⅱ」から1プログラム。
1922年、白黒無声サウンド版、95分、初見。ムルナウ。
荘厳で論理的で大袈裟で重々しく、見せ場はここぞとばかりに見せる男ムルナウ。まさにムルナウっぽい。でも95分は長い。基本、聞いた事のあるような話なので20分もあれば充分。
主役のドイツ男子、笑顔が薄いところが中村倫也似。
その彼女、ドイツ人と化したアン・ハサウェイっぽい。なんか顎の下がムチムチしてる。
ノスフェラトウは誰にも似ずに独特なのだけど、
あえて誰かを選ぶなら柄本明か、その次男(柄本時生)。

ドラキュラの版権が取れなかった為、坊主頭にさせられてしまったノスフェラトウだが、彼が坊主頭でなければ明らかに歴史の中に埋没していたに違いない。


【銭】
一版1200-400(会員割引)
▼作品詳細などはこちらでいいかな
吸血鬼ノスフェラトゥ@ぴあ映画生活

『Fate/stay night [Heaven’s Feel]III.spring song』トーホーシネマズ日本橋3

◆『Fate/stay night [Heaven’s Feel]III.spring song』トーホーシネマズ日本橋3

▲「桜、ものすごい魔力を身に付けたが服のセンスは最悪だな」と誰か言ってやってください。

五つ星評価で【★★話が雑い、でもBGMがステキなのが相変わらず】
私、ゲームをやらない人なので、詳しくは知らないのだが、「Fate」って立派なエロゲーという事らしい。今回の三部作以前の映画はその辺を上手い具合に避けて、アクション・ゲームのように振る舞っていたのだけど(勿論そういう側面もあるのだろう)、今回の三部作では前二作目で遂にその「箍」が外れまくって、一作目で純情ヒロインとして売りだしていた間桐桜を売女的に闇落ちさせて観客を唖然とさせた。その落とし方があまりに非道でおっちゃんつか爺さんはいたく興奮した。なまじっかのSM映画よりひどい被虐だよ。一つ分かったのは、ファンタジーを味方に付けた被虐はけっこう無敵。ゲラゲラゲラゲラ、そんな真理発掘すんなよ。
さて、なのだけど、にも関わらず二作目でそれだけの事をやってのけたので、三作目はエロゲー的な側面は減じた。今回のシリーズでの「エロ」のボルテージを数字で表わすなら、
一作目:10/100
二作目:90/100
三作目:15/100
てな感じじゃないだろうか。桜さん恥ずかしいビジュアルの、妙な服を着てるだけで、悪役としては機能するけど、エロとしてはそんなに機能してない。そこはお前がその立場になったのなら、他の女子キャラを闇落ちさせるのがお前の使命なんじゃないのか?
このシリーズや似た系統の「空の境界」シリーズで、強く心に刻まれる「大事な何かを失う痛み」が今回の三部作で一番色濃かったのが二作目であり、三作目はそのケツを拭くだけで終始してしまった感じであり、衝撃が弱い。非道な事をあからさまに言うなら幼女を目の前で斬殺してもいいし、桜の姉である(らしい)遠坂凛を性に溺れさせてもいいし、主人公の衛宮士郎を多数の男達に犯させてもいい。お、俺、おかしいっすか。一回外した「箍」はどんどん外すべきだ。躊躇してはいけない。

とは言うものの、そういう事を言うのにも実は躊躇がある。私は「Fate」というゲームをやっていないし、この三部作の映画を通してですら、あまり話がよく分からなかったからだ。明らかに説明不足である。三本も映画があって何をやってたんだよ。こういう設定であるという事は説明されるのだが、その設定が「確からしい」という説得力が薄い。「聖杯戦争」という物がある事は説明されても、そもそもその「聖杯戦争」の根拠が曖昧である。そこに投入される「大いなる力(聖杯戦争の根拠)」の出自さえ明確でない。ユダヤ・イスラム・キリスト教的な一神教の何か(エホバ=アラー)なのか、それ以外の何かなのか。別にそれが何であってもいいのだが、そういうのちょっと匂わすだけでも深みが増すのに。料理で言うなら、出汁を取らずに調味料だけで味を調えたスープみたいである。

キャラは、横綱相撲的に強いセイバーさんより味方だと頼れるし、想像以上に運動性能の高いライダーさんがステキだった。
逆にセイバーさんは乗り越えられる壁という位置しかもらえなかったので、キャラにさえ到達していない感じが不憫。
衛宮士郎くんは左手の封印を解くと無双。サイコガン扱うコブラかよって例えが古い。しかもあれは右手だった気がする。あの継ぎ接ぎした太い手で大リーグボール3号を投げて左腕の神経をイワしてほしい(何じゃそりゃ)。勿体ぶって封印を解いた割には、そんなに困った事になってない。そこを丁寧にやるには時間が足りないか。
遠坂凛はギリギリの線でちゃんとキャラとして成立、いやあ、鼻っ柱強いんだからへし折ってほしくはあった。逆に「へし折られはしない」というのが遠坂凛の個性なのかもしれないけど。
残り、神父と爺ちゃんの壊れっぷりが目を引くがあまりに人間感情として異質なので感情移入ができない。だって、ごくごく近くに神父さんみたいな人はいないから。私がSMの人で身近に究極のMみたいな人がいたら分からなくはなくなるのかな? まあ、実生活において分からないで充分である。

桜がずっとエロい仕打ちを受け続けて、それがプラトニックLOVEな士郎にバレて、化け物みたいなパワーを爆発させてしまうと言うのがシリーズの肝なのだけど、士郎が「ナイスですねえ」というようなタイプだったら、実は単にエロいバカップルが一つ爆誕するだけで終わってしまう話ではないのか? 士郎が気取らず「そんな桜にいつも勃起してたのでございます」と言ったら、桜は闇落ちしなかったのではないか? 士郎の封印してる左腕ってチンチンのメタファーじゃないのか? まあ、そこまでダイヤモンド映像的な「Fate」は皆に求められていないのかもしれないけど。

相変わらず音楽がいつも通り良かった。あの良すぎる音楽で「志高」的な何かのように勘違いさせられるのだけど、その実、日本の奇祭とかでチンチンの張り子を振るうような盛り上がりと素地がいっしょっぽいってのが「Fate」の愛される「変さ」なのだと思う。


【銭】
チケット屋で前売券1200円で見つけてGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]III.spring song@ぴあ映画生活
▼関連記事。
Fate
◎Fate/stay night [Heaven's Feel]三部作
劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]I.presage flower@死屍累々映画日記・第二章
劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]II.lost butterfly@死屍累々映画日記・第二章
・劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]III.spring song@死屍累々映画日記・第二章

◎三部作以外の傍流
劇場版 Fate/stay night Unlimited Blade Works@死屍累々映画日記・第二章
劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い@死屍累々映画日記・第二章
Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム@死屍累々映画日記・第二章
Fate/ゼロカフェ@死屍累々映画日記・第二章

コロナ立寄り箇所備忘録(2020年8月)

8月の部。

■8月1日(土) 外出なし。
■8月2日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、EJアニメシアター新宿、池袋ブックオフ、立寄り。夜は代々木上原「ふうらい坊」。
■8月3日(月) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「水信」。夕食は池袋「なか卯」、トーホーシネマズ池袋1立寄り。
■8月4日(火) 昼は自宅、下高井戸シネマ、立寄り。夜は下高井戸「家宴」。
■8月5日(水) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「北海道マルハ・バル」。夕食は池袋「狸穴」、トーホーシネマズ池袋4立寄り。
■8月6日(木) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は渋谷ラーメン屋「たちひら」、ユーロスペース2立寄り。
■8月7日(金) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「北海道マルハ・バル」。夕食は代々木上原「とんかつ工房」。
■8月8日(土) 朝8:00-夕16:30まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は豊洲「箱根そば」、ユナイテッドシネマ豊洲5立寄り。
■8月9日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、丸の内TOEI①立寄り。夜は銀座「よもだ」。豪徳寺ブックオフ立寄り。
■8月10日(月) 昼は阿佐ヶ谷「王将」、ラピュタ阿佐ヶ谷、阿佐ヶ谷ブックオフ立寄り。夜は阿佐ヶ谷「ひむろ」。喜多見サミット立寄り。
■8月11日(火) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は狛江「達磨の目」。
■8月12日(水) 昼は自宅、UPLINK吉祥寺2、ラピュタ阿佐ヶ谷立寄り、夜は阿佐ヶ谷「ラーメン屋」。
■8月13日(木) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「庄屋」。夕食は代々木上原「ふうらい坊」。
■8月14日(金) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「水信」。夕食は豊洲「箱根そば」、ユナイテッドシネマ豊洲10立寄り。
■8月15日(土) 朝8:00-夕16:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「水信」。夕食は豊洲「箱根そば」、ユナイテッドシネマ豊洲3立寄り。
■8月16日(日) 昼は自宅、狛江市役所前のクリーニング屋、EJアニメシアター新宿立寄り。夜は渋谷「たちひら」。シネマヴェーラ渋谷立寄り。
■8月17日(月) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「庄屋」。夕食は池袋「なか卯」。トーホーシネマズ池袋4立寄り。
■8月18日(火) 昼は自宅、渋谷TOEI②、ラピュタ阿佐ヶ谷立寄り。夜は阿佐ヶ谷「男の晩ごはん」。阿佐ヶ谷ブックオフ立寄り。
■8月19日(水) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町洋食屋の弁当を買って食堂で。渋谷TOEI②立寄り、夕食は渋谷道玄坂「丸亀製麺」、帰りに喜多見サミット立寄り。
■8月20日(木) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町ラーメン屋「どさん子」の弁当を買って食堂で。夕食は代々木上原「とんかつ工房」、帰りに喜多見サミット立寄り。
■8月21日(金) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は渋谷「たちひら」、シネマヴェーラ渋谷立寄り。
■8月22日(土) 朝8:00-夕16:30まで大手町で総務、昼は大手町ラーメン屋「どさん子」の弁当を買って食堂で。夕食は渋谷「たちひら」、シネマヴェーラ渋谷立寄り。
■8月23日(日) 狛江市役所前のクリーニング屋立寄り、昼は狛江「魯×菜館」。東宝シネマズ日本橋3、神保町シアター立寄り、夜はファミマでパン。
■8月24日(月) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は潮見「酔って家」。夕食は新橋「からたち」、キネカ大森1、大森ブックオフ立寄り。
■8月25日(火) 昼は自宅、ユーロスペース2、ヒューマントラストシネマ渋谷2立寄り。夜は渋谷「丸亀製麺」。
■8月26日(水) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「庄屋」。夕食は代々木上原「とんかつ工房」、UPLINK吉祥寺5立寄り。
■8月27日(木) 朝8:00-夕17:00まで大手町で総務、昼は大手町「」。夕食は飯田橋「」、飯田橋ギンレイホール、飯田橋ブックオフ立寄り。
■8月28日(金) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は枝川「枝燦亭」。夕食は新橋「からたま亭」、ラピュタ阿佐ヶ谷立寄り。
■8月29日(土) 朝8:00-昼13:30まで木場で工場勤務、昼は新橋「からたま亭」。夕食は大森西友でパン、キネカ大森3立寄り。
■8月30日(日) 狛江市役所前のクリーニング屋立寄り、昼は家、新宿ピカデリー1立寄り、夜は渋谷「丸亀製麺」、シネマヴェーラ渋谷立ち寄り。
■8月31日(月) 朝8:00-夕17:00まで木場で工場勤務、昼は潮見「酔って家」。夕食は豊洲「箱根そば」、ユナイテッドシネマ豊洲9立寄り。

シネロマン池袋で浅草ロックとか20200904-20200906


▲画像シネロマンさんとこから借りてきた。

◆『兄嫁と義弟 近親痴態』
旧題◆『一度はしたい兄貴の嫁さん』
五つ星評価で【★★★★役者が皆かーいらしい。】
彩野まこと主演、水乃麻亜子、泉由紀子、出演 
久万真路監督 2002年のピンク映画、多分、初見。
かっての同級生が兄の嫁、同窓会の後、接近する兄嫁と弟。
寝取られが発生した後、弟の今の彼女と兄のやるせない心情
変わっていく部分や変わらない部分なんかを繊細に描写。
いい意味で映像系の学校の卒業制作みたい。
脱ぐ女優は3人なのだけど、それぞれちゃんと魅力的に撮ってあげようちという気持ちが見ていて伝わって来る。


◆『実録・元祖マナ板ショー』
五つ星評価で【★★★★みんな優しい/出前持ちお前は別だ】
夕月マコ主演、山科ゆり、森みどり、風間杜夫出演
藤井克彦監督、1975年のロマンポルノ。73分。初見。
浅草ロック座を舞台にマナ板ショーの始まりを描く。
主役の夕月マコの役名は「夕月マコ」。おそらく本人なのだろう。セリフがちょっと棒。
レズ演技のストリッパーとヒモの織りなす三角関係みたいなねちっこい部分より、当時のストリップの踊り子と観客の猥雑なエネルギーみたいなんが見てて楽しい。
若い頃の風間杜夫が本番マナ板ショーに選ばれる兄ちゃん役で、童貞か、童貞に毛が生えたような役で、舞台の上で衆人環視の中、夕月マコにリードされながら、いたした後、観客から「よくやった」「よかった」とかの声がかかるのが優しい共同体が小さな雛を皆で見守ってるようで微笑ましかった。見守られていた雛の風間杜夫は演歌のかかるストリップ劇場を後にして、BGMがバッハの自室で以前は不安ではち切れそうになっていたセックスをガールフレンド相手にするのだった。童貞が似合ってたなー風間杜夫。


◆『はじらい夫人 玩具で感じて』
旧題◆『人妻交換 恥じらい狂い』
五つ星評価で【★★★★エロ妄想満開】
つかもと友希主演、葉月螢、佐々木基子、柳東史、杉本まこと、出演。
佐々木乃武良脚本監督。 2007年のピンク映画。多分初見。
柳東史とつかもと友希が夫婦、佐々木基子と杉本まことが夫婦、
葉月螢は柳東史の会社の同僚。
つかもと友希が淫乱である事を知った杉本まことが夫に内緒でつかもと友希をバンバン調教する。
つかもと友希の「ダメダメ、ダメなんだけど身体が求めてしまう」演技がエロくていいわあ。あんな身体と心であって欲しいと全ての男が思っていると言っても過言ではなかろう(敏感すぎボディーと凄く高い貞操観)。
杉本まこと、今でこそ爺だが、この頃は随分としっかり極悪非道を演じれていた。この人、体幹がしっかりしてるんじゃないだうか? 濡れ場見てそんなこと思うのも変かもしれないけど。


【銭】
一般入場料金は1800円だが、劇場に無料で置いてあるスタンプカード割引で1500円(スタンプ六つ目で満スタンプ/期間一カ月無料の招待券になる/ちなみにいつからかは分からないが現在のスタンプカードはスタンプ8つで満スタンプである)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
実録・元祖マナ板ショー@ぴあ映画生活

『水戸黄門』『旗本退屈男 謎の南蛮太鼓』ラピュタ阿佐ヶ谷

ラピュタ縛りで2本まとめてレビュー。

◆『水戸黄門』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★もちっと感】
特集「痛快!時代劇まつり」から1プログラム。
1960年、カラー、94分、初見。
黄門様の映画なのに黄門助さん格さんより、浪人の大友や火消しの錦之助の方が主役を食ってしまっている。これは黄門様が東野英治郎みたいな糞爺ではなく、推理も扱う知恵者として捕えたのに違和感があるのだろう。一方いつも通り、侍という身分をはみだして誰よりも善人な大友柳太郎と、悪人じゃないから許されるテンション高すぎて異常者に見える錦之助のラブラブっぷりの方が見てて面白い。ラスト全員揃ってのチャンバラも黄門一行にそんなにスポットライト当たってない。まあ、全方位チャンバラって言われりゃそんなんかもしれんが。


◆『旗本退屈男 謎の南蛮太鼓』ラピュタ阿佐ヶ谷
五つ星評価で【★★こっちももちっと感】
特集「痛快!時代劇まつり」から1プログラム。
1959年、カラー、87分、初見。
退屈を紛らわすのが市井の大事件って、実はとてもタチの悪い市川歌右衛門の旗本退屈男。
歌右衛門の太刀筋は綺麗だが、あまり骨を断ち切ってる感じがしない。日舞っぽい。別にそれで問題はない。
歌右衛門顔でかい。別にそれで問題はない。
最初の中華雑技団パレードが華やかでよい。
「南蛮太鼓の謎」がよう分からんかった。「南蛮太鼓」出てきてたっけ?
退屈男の元に切支丹、女掏摸、街の穀潰しみたいなのが集まるのは面白いけど、その辺りがそれぞれの特技を活かして退屈男をサポートするような展開が乏しく、集まり損な感じがどうしてもしてしまう。


【銭】
『水戸黄門』:一般1300円。
『旗本退屈男 謎の南蛮太鼓』:ラピュタ阿佐ヶ谷1日全員割引で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
水戸黄門〈1960年〉@ぴあ映画生活
旗本退屈男 謎の南蛮太鼓@ぴあ映画生活

『男になったら』シネマヴェーラ渋谷

◆『男になったら』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★これもルビッチのかーいー映画】
特集「素晴らしきサイレント映画Ⅱ」から1プログラム。
1918年、白黒無声サウンド版、45分、初見。ルビッチ。
奔放な若い娘オッシは「淑女たれ」と教育されてウンザリ、
町でタキシードを作って男装してボールルーム(ダンス場)に
出かける。
女にうんざりして男になったら、男は男で決して楽じゃない
事を知るってベタな展開かつ、最後はハッピーエンド。
まあ、ええのんちゃうの。ショットショットは面白いけど、
とってもありきたりな筋がマイナス。

男装前のオッシが銭賭けてカードはする、煙草も酒もやる、
男には軽い、みたいな中々のビッチなので、
胸がパッツンパッツンで脚線美を見せるショットも
ありーのな男装後のオッシの方が倒錯しつつも魅力的。

酒を飲んで体調崩したオッシが女子便所手前で入らず
(追いだされカットがなく)、男子トイレにも「ここは違う気がする」
と入らない、みたいな展開に牧歌的な時代の流れを感じる。

ドイツ映画の言語は『男になったら』だが、英語版の題名は『男になんかなりたくない』だ。どっちもあり。


【銭】
一版1200-400(会員割引)
▼作品詳細などはこちらでいいかな
男になったら@ぴあ映画生活

『はたらく細胞!! 最強の敵、再び。体の中は“腸“大騒ぎ!』ユナイテッドシネマ豊洲1

◆『はたらく細胞!! 最強の敵、再び。体の中は“腸“大騒ぎ!』ユナイテッドシネマ豊洲1

▲ポスター画像。

五つ星評価で【★★申し訳ないが分からん】
白血球、赤血球、乳酸菌、癌細胞などを擬人化して絡ませる。
そのあくなき擬人化への執念と、その擬人化キャラの設定を
科学考証に正しく成立させているところが見所なのだろうと思う。
割と殺伐とした内容なのに、教育マンガ的側面として
連れてこられた子連れ客が多かった(いーんか?)。

もともとのTVアニメとのギャップで笑かそうとしてるとかだったら全く分からんが、人体内部の病魔に対する化学合成作業が擬人化キャラによって正しく遂行されたとしても、それがそれほど面白いとは思えない。いや、本当、どこが面白いのか、自分には面白味が分からなかった。
ちなみに癌細胞は転移などで多臓器を悪くするのだから、最後まで一人で戦っていたけど、表現手段としては他の正常な細胞に移って何人にもなると言う描き方をする方が妥当だと思うのだがどうだろう。


【銭】
ユナイテッドシネマ前回有料入場ポイント2ポイントを割引に使って1000円鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
はたらく細胞!! 最強の敵、再び。体の中は“腸“大騒ぎ!@ぴあ映画生活

マンガ『年齢イコール彼女いない歴の魔法使い 田中 全3巻』原作 ぶんころり 漫画 刻田門大、ライドコミックスを読書する男ふじき

「田中」の苗字違いで異世界転生した冴えない田中が
授かったチート能力で、どうにか居場所を見つけて、
お世話になった人の問題を解決するまで。

つー書き方だと、田中が魅力的に見えてしまうが、
田中の魅力はチート能力以外の魅力がない所である。
カラーイラストで描かれる表紙の田中はボソボソした感じで
肌の色は死人のように薄茶色い。
悪役にまでいけないザコキャラみたいで、真剣に描いてる感がない。
チート能力も効率の良い使い方とかせず、割と出たとこ勝負だ。
そして、童貞で女に持てる要素がなく、外見不審者。
彼がやむにやまれず冒険に足を突っ込むが、基本、
そんなにやる気はない。生き方が漂うようだ。
でも、決めた方向には歩みは遅くても進むし、
ラッキースケベは享受する(視姦レベルまで)。
そして、田中の一番好きなところは、
自己評価が無茶苦茶低い所にある。

モテる筈がない。基本、嫌われこそすれ好かれる筈がない。
ル・サンチマンのように性根に沁み込んでて、こんな奴は大好きだ。
こいつは俺っす。俺すぎる。チート能力はないけど。
だから、このマンガは好き。

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』ユナイテッドシネマ豊洲9

◆『コンフィデンスマンJP プリンセス編』ユナイテッドシネマ豊洲9

▲かっけーけど1ミリも内容が伝わって来ないチラシ。

五つ星評価で【★★★★娯楽やないけ】
バカみたいにただ娯楽。あーもーこーゆんは気楽でいい。敬意を払わなければいけなかったり、立派だったり、ちゃんとしてたり、とかよりは、身体や脳が疲れきってる時は、単に面白いだけで、他はどうでもいい。そんな強烈に面白くてどうでもいい映画が見たい時がある。それに適ってる作品。

「盗む」が悪くてもルパン三世が面白いように、「騙す」が悪くてもコンフィデンスマンJPが面白いと言う構造は偉い。「盗む」より「騙す」の方がタブー意識が強いと思うのだけど、主人公達の「騙し」はもうすっかり罪に問うみたいな次元を感じられなくなっているのが凄い。

柴田恭兵は「あぶない刑事」のユージの人生の延長にはとても見えない(いや、見えないのが正解なのだけど)。シンガポールで50年くらい戦っていたんだろうみたいな、とても人生が詰まったいい顔立ちだった。
狂犬のようでいながら、ちょっと可愛げのある江口洋介も良い。この人の凶悪な顔立ちにも関わらず、おトンマにいつも騙されてしまう所にコンフィデンスマンJPのバランスがかかっている。片足シリアスに突っ込んでる銭形警部みたい。
あと、シレっと富豪の我儘長女を演じてるビビアン・スーも、私、ビビアン・スーというだけで好きです。ビビアン・スーが好きな人ってみなそうじゃないだろうか。それってデビ夫人が好きな人みたいでちょっとイヤだなあ。
プリンセスの女の子(名前分からん、関水渚か?)は、ぽわーんとしてて良い。ただ、見たまんま性格がいいという事を裏付けるエピソードがまとめてドドっと展開するので、凄く「騙し」くさく感じて困った。チッ、それが目的か。ただ、そんな彼女の為にダー子達が全損を被るというのは脚本的につたないだろう。峰不二子がそれでもカリオストロからニセ札の原板をかすめ取ったみたいに何かあるだろ、何か。
昭和の虐待ババア。短い場面でもちゃんと爪痕を残す濱田マリ。
三浦春馬(合掌)と広末涼子を食いあわせたかった。

それにしても公開からちょっと時間がかかってしまったのだが、それは予告編がしんどかったから。「サーギ」はないだろ、「サーギ」は。あんな自分勝手な予告編見せられて見る気を捻出するのが難しかった。コロナ騒動の後、TVスポットで流れた「笑おう」というコピーにはグッと来た。


【銭】
ユナイテッドシネマ前回有料入場ポイント2ポイントを割引に使って1000円鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
コンフィデンスマンJP プリンセス編@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
コンフィデンスマンJP プリンセス編@ここなつ映画レビュー
▼関連記事。
コンフィデンスマンJP@死屍累々映画日記・第二章
・コンフィデンスマンJP プリンセス編@死屍累々映画日記・第二章
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