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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『誘拐』神保町シアター @alansmithee1964

◆『誘拐』神保町シアター

▲永瀬正敏の顔がちょっと化粧映えしそうでマズい。

五つ星評価で【★★★どんでんは返ったら、更には返らない】
特集「渡哲也 わが青春の日活撮影所アンコール」から1プログラム。
1997年、カラー、109分、公開時以来二回目。
若い時の渡哲也の映画はほとんど見てないので、私に取っての渡哲也はこの映画くらいの少し大きめの子供を持ってるイメージの年齢である。この時、若手として出ていた永瀬正敏は今やいい父親役者だし、この時、捜査をまとめていた柄本明はいまやどの映画でも棺桶に片足突っ込んでる爺である。23年って時間の経過はまあ、そんなもんであろう。柄本明、特に何をするでもないのだけど普通が似合う。逆に永瀬正敏は尖がり具合がうるさい。渡哲也はともかくいい声。酒井美紀おぼこい。
後半に大きなどんでん返しがあり、それを知っている状態で見てしまっているので、話としては初見ほどは楽しめない。どんでん返しが映画を左右しすぎていて抜きにして語れないのだ。
そして木村大作が手掛けたのであろう驚異のゲリラ撮影。あんなん許可申請したら絶対認められんだろ。それほど狂気と混乱に満ちている。そして、そのゲリラ撮影にも繋がる六台のヘリコプターによる空撮から始まるオープニングがかっこいい。凄い何かが起きそうな絵面である。
追記
「最大の仕掛けがキャスティングでしたしねえ」
「まさか宇宙刑事ギャバンのコム長官を悪者に配役するとはなあ」
「違う、そこじゃない!」
「酒井美紀の屹立した刃物×渡哲也の熱く湿った傷口!」
「BLみたいな書き方すな!」
「ラスト下界では永瀬正敏と酒井美紀がダムのほとりでツーショットしてるシーンから宇宙空間に繋いで、宇宙飛行士が『あの村も全て幻だったのかもしれない』とセリフを入れるべきだったかも」
「そんな『幻の湖』ネタ誰も分かるものか!」
「勢いで描いたが、実は俺もよく分からない。だが、『誘拐』の中で『幻の湖』を見立てるのなら、走るソープ嬢は酒井美紀しかありえず(女性キャストと刃物を扱う人物が他に皆無)、それは為されてほしい。犬は雰囲気的に永瀬正敏でいいと思う。あー、酒井美紀と風呂場でイチャイチャしたい」
「なんでやねん!」
「おそらくこの『なんでやねん!』では落ちてない」
「鬼か!」



【銭】
一版1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
誘拐〈1997年〉@ぴあ映画生活
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