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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『襤褸と宝石』シネマヴェーラ渋谷

特集「ソフィスケイテッド・コメディへの招待」の1プログラム。

◆『襤褸と宝石』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★ラストが意外で嫌い】
1936年、白黒、95分、初見。グレゴリー・ラ・カーヴァ監督。
そもそも「襤褸(らんる)」の意味が分からないよ。ランララルンルン。ボロ布の意味だよ。
『ボロ布と宝石』なら意味は通じる。オシャレじゃないけど。
セレブのお嬢様の気紛れで、執事として働く事になったゴドフリーは常識外れの家族の中で極めて常識的に振る舞う、、、、、有能な乞食と頓珍漢な金持ち家族の格差コメディー。意地悪な姉に、仮病で対抗する妹、知性の無い母に、ただ食にありつく事しか考えてない寄生虫の芸術家、彼等を統制できない父親と対峙しながらゴドフリーは徐々に自分の居場所や、自分の進むべき道を確立して行く。

なんだけど、ラストはコメディーだからか、コメディーの域を越えてか、主人公の意図しない状況になって、ちょっと怖いし、主人公には同情を禁じ得ない。ラスト正しいがゆえに主人公はバカの勢いに呑み込まれる。それはとてもリアルだ。

あれはあの終わりじゃないと個人的には思う。


【銭】
一般入場料金1200円-会員割引400円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
襤褸と宝石@ぴあ映画生活
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日本インターネット映画大賞・2019年分の投票記事になる筈だった奴

日本インターネット映画大賞はなくなったものの、いつもの癖で選ぶだけ選んで公開しなかった奴(なので11カ月くらいズレてる)。もっとも遅い2019年映画のベスト記事。

日本映画

【作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「蜜蜂と遠雷           」    点
2位  「主戦場              」    点
3位  「宮本から君へ          」    点
4位  「High & Low the WORST    」    点
5位  「PRINCE OF REGEND      」    点
6位  「賭ケグルイ            」    点
7位  「七つの会議           」    点
8位  「L ♡ DK            」    点
9位  「ヒロアカ ヒーロズ・ライジング」    点
10位 「洗骨                 」    点
【コメント】
 選出理由は1位ピアノの音色とビジュアルと登場人物の心情と、何度見ても飽きが来ない。2位おもろい。右翼も左翼もけっこう両方汚くて、映画が下すジャッジが凄く納得できる。3位ビバ昭和!4位・5位食わず嫌いはいかん。はっきりいってあれだけの数のキャラをほぼほぼ混乱させる事なく交通整理した脚本や演出の手腕は認められるべき。6位あかんところも含みつつの、どんどん狂っていくラストのギャンブルバトルは超燃え。7位やっぱ売れてる物はおもろいんだよなあ。8位きゅんきゅんする。上白石萌音ちゃん大好き。9位話の展開の仕方が上手い。あんなん『鬼滅』同様ボロ泣きだろ。10位地味にいろいろよく出来てて笑い所も多い。

【監督賞】          
【主演男優賞】
【主演女優賞】
【助演男優賞】
【助演女優賞】
【ニューフェイスブレイク賞】
【音楽賞】
   [今回全て省略]
【コメント】


外国映画

【作品賞】(3本以上10本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除し点数記入なし)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「EXIT               」    点
2位  「工作               」    点
3位  「神と共に 第一部    」    点
4位  「イップ・マン外伝 マスターZ 」    点
5位  「ジョーカー            」    点
6位  「ハンターキラー   」    点
7位  「ハロウィン           」    点
8位  「アベンジャーズ E.G.    」    点
9位  「西遊記 女人国の戦い     」    点
10位 「クリード 炎の宿敵        」    点
【コメント】
 選出理由はなんとなく、以上。


【外国映画 ベストインパクト賞】
   [今回省略]
【コメント】

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【ふじき78が選ぶ○×賞】
   [今回省略]
【コメント】  

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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
(同意しない方は「同意する」を「同意しない」に書き改めて下さい)
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付記
2019年は1月1日にキネカ大森3で『四月の永い夢』『パンとバスと二度目の初恋』が映画初め。
12月30日にトーホーシネマズ新宿12で『シティーハンター』で映画収め。
509本463興行。

『按摩と女』神保町シアター

特集「松竹映画100周年 監督至上主義の映画史」の1プログラム。

◆『按摩と女』神保町シアター
五つ星評価で【★★★のんびりテンポ、純愛】
1938年、白黒、67分、初見。清水宏監督。
肩凝り体質だが、按摩で「痛気持ち良く楽になる」という感覚を持ち合わせていないので、温泉宿に按摩が鈴なりみたいな光景が大層珍しい。交通機関が馬車だったりで、緑も残り(白黒だけど)、観光映画としていいかもしれない。
目が見えない故に見えすぎる男と、事情を隠している為に按摩に誤解される美女と。高峰三枝子の美女っぷりが凄い。
按摩のボディー・アクションがなかなか尊い。


【銭】
神保町シアター水曜割引均一料金1000円
▼作品詳細などはこちらでいいかな
按摩と女@ぴあ映画生活

『クローゼット』シネマート新宿1

◆『クローゼット』シネマート新宿1

▲お父さん=「苦労Z」。

五つ星評価で【★★ショック映像は上手いが選択肢が少ないのではないか】
怪異に連れ去られてしまった娘を取り戻したい父親。
父親には、事故で母親を失った後、子供との生活を成立させる為に、仕事に没頭しなければならない事情があった。だから、彼は娘を奪い去った娘と同類の怪異に、親の愛を証明しなければならない。もう、これは結末が二つしかなく、親はやはりロクデナシで、無間地獄のような体裁で終わるパターンと、やはり親の愛は何よりも強かったで終わるパターンと、で、ある。ただ、これは親の愛が数値化できないので、どっちで終わっても違和感はない。そういう構造としか言いようがない。
この構造にイケメン・エクソシストが介入してくるが、話の本筋は決して変わらない。

なので、いろいろ映像やビジュアルを駆使して「愛」を描こうとしていた。
それに反作用で働く霊的ショック画像。これがなかなか上手く出来ていた。
怖い怖い。ラストに選択肢の余裕がないのだから、中盤、怖ければOK。

あと、子役の子が頑張っちょる。


【銭】
前回有料入場割引+ネット割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
クローゼット@ぴあ映画生活

『フード・ラック!食運』丸の内ピカデリー1

◆『フード・ラック!食運』丸の内ピカデリー1

▲溢れんばかりの華のなさを誇る主人公(右)。

五つ星評価で【★★★思ったよりちゃんと出来ているし、面白いし、肉に対する愛も溢れてる】
芸能界随一の焼肉通で知られる寺門ジモンの初監督作。
ちょっと特殊に不思議な空気が流れる感じもあるが、ちゃんと観客の方を向いて、主張したいことをはっきり主張している、気持ちのいい一本。肉を焼いてる時、BGMに和太鼓が響き、食べ物が眼前で出来上がっていく高揚感を炊き付けられる。

主演のEXILE NAOTO 究極に華がない。その華のなさが「肉を食う男」の実直さに繋がっていて良い。器用ではないが、肉に関してのみは「美味い肉を食う」を貫き通してきた男である事が伝わって来る。
横で食う土屋太鳳。もう本当、食うだけの役なのだけど、美味そうに食って可愛い。この映画では「すげえ際立った演技」は見れないのだけど、親戚の姪っ子みたいにただただ可愛く撮られている。そして大人の女性だからちょっとだけエロい。

肉屋のオヤジである寺脇康文の実直なやり手感。
朝鮮肉屋の白竜の店の奥にいそう感。
やはり店の奥にいそうな大和田伸也の肉にまみれてるようなギラギラ感。

若い時はカツ丼ばっか食ってそうに見えた竜雷太が、年輪を重ねて和食を作る料理人に見えるほどの上品さに辿り着くとは。

そして、どこにでも出てくる大泉洋(笑)。

基本、困った奴はいても悪人は出てこない。だから、最後に一発敵を負かすようなカタルシスがあったら映画としては面白かったのに。ただ、逆にジモン的には相手がどんなに人でなしでも、食事を食う席ではノーサイトみたいな思想があるのかもしれない。この映画はもちっと見られてもいい映画だと思うぞ


【銭】
前回有料入場割引+ネット割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
フード・ラック!食運@ぴあ映画生活

『ワンダーウーマン 1984』ユナイテッドシネマ豊洲9

◆『ワンダーウーマン 1984』ユナイテッドシネマ豊洲9

▲あの「傘」の映画の「傘」に似てる。

五つ星評価で【★★★いやあちゃんとしてるけど長くね?】
面白いです。
でも、この単純な話に割いてる時間は長い。長くて持たせちゃうのが凄いのだけど。

二段変身までするワンダーウーマンの敵がスーツのサラリーマンという対比が面白い。しかも、この男、周りに守らせるだけで、プロテクターや武器などを一切持たない。口八丁手八丁、べしゃりだけの男である。こーゆーヴィランが成り立つところが、マーヴェルよりDCの方が脱筋肉的と言えるかもしれない。世界が壊滅的に壊れていく様は見ていて面白いのだが、このマックスという男が何を求めて力にどう働きがけをしているかは多少、分かりづらかったと思う。
オリジナルの石の力。触って願いを望む者の願いを適える。それと引き換えに持ち主から大事な物を奪う。
マックスの願い=自らが石と同化したい。石と同化した彼は、彼の顧客の願いを適える。それと引き換えに石がしていたように、持ち主から大事な物を奪う。
マックスの最初の願い発動時にマックスから何が奪われたかは不明。
これを繰り返してわらしべ長者のように偉くなるというアイデアなのだろうが、普通に最初から長者になるではいけないの? まあ、確かに長者になっても政治力で問題がオジャンにされたりもするから、安定する為には「金」だけじゃダメなのかもしれない。

アクション面白い。カー・チェイスもよいし、ホワイトハウスでの大ハンデ戦もよい。

しかし、クーリングオフが効くなんて、よく出来た魔道具である。

「WW84」だから1984年、おっ、まだWin95出てないか。
すげえ単純勘違い。10年違うわ、俺。Win3.1でギリ間に合った液晶カラーなんてまだまだだ。白黒液晶すらまだの筈。ブラウン管のカラーTVはあるがコンピューターの端末は二色カラーが基本。だから、戦略システムに専用のモニターがあったのはかなり頑張ってる感じ。

それにしても、このコロナ禍のさなか、ちゃんと劇場公開してくれたんだから、観客ももちっとそれに応えて入ってやってほしい。


【銭】
金曜メンバーズデーで1100円で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ワンダーウーマン 1984@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ワンダーウーマン 1984@ノラネコの呑んで観るシネマ
ワンダーウーマン 1984@yukarinの映画鑑賞日記α
ワンダーウーマン 1984@ノルウェー暮らし・イン・原宿
▼関連記事。
ワンダーウーマン(一作目)@死屍累々映画日記・第二章
・ワンダーウーマン 1984@死屍累々映画日記・第二章

『羅小黒戦記』『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 』トーホーシネマズ池袋2

同日鑑賞2本をまとめてライトに。

◆『羅小黒戦記』トーホーシネマズ池袋2
183106_1 (2)
▲ポスター。

五つ星評価で【★★★★ヒュン、ダッ、みたいな擬音を伴うアニメートが最高】
字幕版は以前見てる。
今回は吹替え版かつ轟音版。
単純に吹替え版の方が没入度は高い。勿論、前回が初見だったので、物語を噛み砕く事に力を使わされていたのだから、没入度を楽しむような余裕がなかったという方が言い方として妥当かもしれない。轟音はあまり大きな音を出している印象はなかった。アクションの際の「ヒュン」「ダッ」みたいな効果音の切れがよく感じるのは効果が上がってるのかもしれないが、単にプラシーボ効果かもしれない。

フーシーやムゲンが空間を自由自在に移動するアクションの凄さは二度目でも変わらない。
妖精達が人間の被害者を救うために町ごと避難させる際の避難のアイデアも凄い。
シャオヘイとムゲンがあまり仲が良くない頃の「逃げる-捕まえる」の無言の繰り返しが日本国内アニメの繰り返しオチに実に似てて、感性や技術の広がりは作品が伝播させるから止めようがない。

フーシーの実現させたい事は、かってあった楽園の奪回である。それはフーシーの思いそのままである。それと比べてムゲンの行ってる「執行人」という職務は打ち込めば打ち込むほど妖精一般から彼は疎まれてしまう。それでも、彼は自分の正しいと思う事の実現を望む。そういう所が大人なので泣ける。と言うか、もう子供じゃないから、子供がそういう部分で泣けないかどうかは実はよく分からない。


◆『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 』トーホーシネマズ池袋2

▲設定の分からん四人組。

五つ星評価で【★★設定が分からん】
もうバリバリに話が分からない。
設定を説明しようという意思が製作者側に微塵も感じられない。
てめえら、ふざけんじゃねえぞ。こんなんバックボーンもなく
分かる話じゃないだろ。
とりあえず、姉ちゃん共は綺麗だが、本家『Fate』の超エロ設定はなく、その為か、必然性に乏しい入浴カットがあったりした。

『羅小黒戦記』と同じ劇場で見て、どちらも値段据え置きの轟音上映だったのだが、今作の轟音がもっとも明確な輪郭でバシっと観客に届いたのは冒頭の「アニプレックス」って部分。



【銭】
『羅小黒戦記』:トーホーシネマズデーで1200円均一。
『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 』:トーホーシネマズデーで1200円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来@ぴあ映画生活
劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram@ぴあ映画生活
▼関連記事。
あとから。

『新解釈・三國志』ユナイテッドシネマ豊洲8

◆『新解釈・三國志』ユナイテッドシネマ豊洲8

▲橋本環奈(左)。女絡みのスチールがこれ一枚しかなかった。

五つ星評価で【★★おいおいおいおい舐めたらいかんぜよ】
チラシに「2020年、みんながこれを待っていた!」ってコピー。いやいやいやいや、待ってたのはおもしれー奴だよ。福田雄一にはかなり寛容な私でも、これはつまらんだろうと思う。私がオリジナルの「三國志」の話をあまり知らないから「なぞり」や「モジリ」が分からないというのはあるかもしれないが、であるならあるならで、「なぞり」や「モジリ」がないと面白くない、オリジナルの面白さを捨て去った物を作った事になる。
多分、オリジナルである「三國志」の要素はラスボスに近い力を持つ魏の曹操に熱い男劉備と天才軍師孔明など多くの物が集い、又、食えない傑物共が争い集まりながら、80万人対3万人の不利を覆す大勝を手に入れる。そんな泣けて気持ち良くなるような話なのだと思う。
で、今回の「新解釈」のダメな点はまずキャラクターが魅力的でない。
別に「義に熱い劉備」がグチばかり言ってる大泉洋になっても全然かまわないのだけど、大泉洋、哀しい事に二の線での見せ場がない。そして、ラスボス曹操の小栗旬も「小栗旬が喋ってるなあ」としか見えない。おそらく、劉備の熱い所や、曹操の膨大である事は原作で分かってるから、映画の中では特に表現しようとしたりはしてないのだ。だから、「魏軍80万人」は「魏軍80人」にしか見えない。キャラクターに関しては基本、みんなそんな感じなので、登場人物は多いが、この人どんな人と言うのは映画見てもほぼ分からない。佐藤二朗の演じた董卓なんぞはかなりの食わせ物キャラの筈だが、この映画の中では「佐藤二朗みたいな奴だなあ」。そんな事ないだろ。大勢を出してるようで誰もきちんと描かれてない。
だから、映画的には相手側ラスボスの小栗旬と、大泉洋三人組とムロツヨシと賀来賢人ぐらい出てもらえれば充分だった。他は何か一人一人が誰だか分からん。

曹操:恐れられているが、でかいだけで普通の兄ちゃん。
劉備:愚痴っぽい。戦争嫌い。
孔明:先読みができないバカ。
周瑜:純粋バカ。

この辺の後付け個性も別にこれはこれでいいのだが、キャラ同士で繋がった時、連携して面白くならないといかんでしょう。
好きなのは橋本環奈と山本美月。
元の設定ユルいからか、好き勝手やってる感がここはいい方に出た。橋本環奈が超性格悪いのにちっこくて可愛い。山本美月がどこか相手の曹操に監禁されたい素振りみたいなのがまた「女」だなー、みたいな感じ。

それにしても、ドラマとして「80万人対3万人」が覆されたようには全然見えなかった。


【銭】
メンバーズカード有料入場ポイント2ポイントを使って1000円で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
新解釈・三國志@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
新解釈・三國志@yukarinの映画鑑賞日記α

『ドラキュラ』ル・シネマ2

◆『ドラキュラ』ル・シネマ2

▲シック。

五つ星評価で【★★コッポラ何してんねん】
1992年、カラー、128分、初見、コッポラ。
名優ばっかり使ってるのに異常にみんな大根芝居に見える珍品。
これは「ドラキュラ」という不死の存在が、愛を再確認する「愛」のドラマ。「愛」のドラマだけど、『ゴッド・ファーザー』『地獄の黙示録』でコッポラ三半規管とか壊れたのか、登場人物がひたすら大声で愛を叫びまくる。「愛よー」「愛だー」「愛なのよー」そんなんで愛のドラマになるかあー。
タイトルロール「ドラキュラ」を演じるのはゲイリー・オールドマン。鬼舞辻無惨様のように出るカット出るカット外観が変わる。これでもかと変わる。そんな人物にメロドラマを演じられても共感ゼロ。ゲイリー様こんなんオファー受けちゃダメよ。
ドラキュラのライバル、ヴァン・ヘルシングに人喰い教授アンソニー・ホプキンス。すげー的確なキャスティングだ。キャスティングの強烈さに「ヴァン・ヘルシング」が負けている。
ドラキュラが惚れる女にウィノナ・ライダー。相変わらず胸は平たいがお美しい。
ドラキュラが惚れる女のフィアンセにキアヌ・リーヴス。キアヌだって美形じゃん。でも、割としょーもない役。
なんかね、ドラキュラとウィノナ以外はみな、しょーもない役なのだ。

NHK教育テレビの英語教科の小劇のような、はっきり映ってるのに、中間色が全て同じグレーであるみたいな、そんな凄く惹かれないトーンの照明&撮影だった。


【銭】
旧作均一料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ドラキュラ〈1992年〉@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ドラキュラ@或る日の出来事

『とんかつDJアゲ太郎』ユナイテッドシネマ豊洲11『花籠の歌』神保町シアター

◆『とんかつDJアゲ太郎』ユナイテッドシネマ豊洲11

▲左轢き逃げDJ。中「君の膵臓が食べたい」DJ。

五つ星評価で【★★★悪い映画じゃない】
公開1日前の劇場バイトの会話予測
  「鬼滅の刃、記録的なヒットらしいよ」
  「鬼滅の刃ってジャンプ系だけど、
  とんかつDJアゲ太郎もジャンプ系の
  マンガが原作じゃなかっけ?」
  「100億くらいヒットするといいよねー」
  週末みんな現実を知る事になるのだった。
にしても伊藤健太郎ショックとかありつつ、予想通り入らなかった。

でも、映画自身は普通に可愛らしい映画だった。
ダンスフロアのアゲアゲ音楽を映画館の劇場で体験するのは
とても理に適った体験。ちゃんと音のシャワーを浴びる感がある。

しかし、これにお金を出しちゃうワーナーって変な会社だ
(カルチャー枠=マンガ原作の審査がゆるいのかもしれん)。

北村匠海が調子に乗って失敗するまでは長くてキツい。

山本舞花が普通に只のヒロイン。
喧嘩上等みたいじゃない役は珍しい気がするがそうでもないか?
恋愛枠でないからあまり話題に上らないが妹役の池間夏海も可愛い。

伊勢谷友介も伊藤健太郎も淡々と仕事をこなしてる。
伊勢谷友介はちょっとラリってるような役だったが、
伊藤健太郎はナイスガイの役だったので事件はいかん。
ブラザートムの演技がいい出来なのか
悪い出来なのかはよく分からん。まあ、キャラとしてはよいか。


◆『花籠の歌』神保町シアター
五つ星評価で【★★とんかつの映画じゃない】
特集「松竹映画100周年 監督至上主義の映画史」からの1プログラム。
1937年、白黒、69分、初見、五所平之助監督。
『とんかつDJアゲ太郎』を見た後、どうもこいつは川島雄三の『とんかつ大将』『とんかつ一代』という二大とんかつ映画以来の半世紀ぶりのとんかつ映画らしい、と言うのを聞き及び、もう単にとんかつ屋が舞台と言うだけの無駄な理由でふらっと見に行った。そんな理由を神様が怒ったのか、きちんとつまんなかった。とんかつ屋の看板娘と店の馴染の学生と店の味を掌握する料理人の三角関係を明るくカラっとみたいにしたかったんだろうけど、料理人が中国人(朝鮮人)で、看板娘を好いているのに、その国籍からか恋のレースにエントリーもさせてもらえないのだ。料理人ちょっと出しゃばれよ、と言うのと、周りももう少し目をかけてやれよみたいなので心苦しい。この料理人に割く時間がそんなに多い訳でもない。訳でもないのに、メインの看板娘と大学生の恋は恋愛ムードが凄く「ぼんやり」していて、恋愛映画特有のハッピー感が皆無である。
出番の割と多い大学生の学友で計算高い男が若い頃の笠智衆らしい。知らずに見たので全然どんなだったか覚えていない。もう一度見るような機会があったらヤング笠智衆だけはちゃんと確認したい。
でもまあ単純に言って、舞台がとんかつ屋でなくて、天婦羅屋でも全然成り立つね。

ひょっとしたら無声映画かと思ったら、ちゃんとトーキーだった。もう「トーキー」と言っても逆に伝わらない。「セリフを耳で聞ける映画」とでも言えばいいか。


【銭】
『とんかつDJアゲ太郎』:ユナイテッドの有料鑑賞ポイント2ポイントを使って1000円鑑賞。
『花籠の歌』:神保町シアター一般入場料金1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
とんかつDJアゲ太郎@ぴあ映画生活
花籠の歌@ぴあ映画生活
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