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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『新解釈・三國志』ユナイテッドシネマ豊洲8

◆『新解釈・三國志』ユナイテッドシネマ豊洲8

▲橋本環奈(左)。女絡みのスチールがこれ一枚しかなかった。

五つ星評価で【★★おいおいおいおい舐めたらいかんぜよ】
チラシに「2020年、みんながこれを待っていた!」ってコピー。いやいやいやいや、待ってたのはおもしれー奴だよ。福田雄一にはかなり寛容な私でも、これはつまらんだろうと思う。私がオリジナルの「三國志」の話をあまり知らないから「なぞり」や「モジリ」が分からないというのはあるかもしれないが、であるならあるならで、「なぞり」や「モジリ」がないと面白くない、オリジナルの面白さを捨て去った物を作った事になる。
多分、オリジナルである「三國志」の要素はラスボスに近い力を持つ魏の曹操に熱い男劉備と天才軍師孔明など多くの物が集い、又、食えない傑物共が争い集まりながら、80万人対3万人の不利を覆す大勝を手に入れる。そんな泣けて気持ち良くなるような話なのだと思う。
で、今回の「新解釈」のダメな点はまずキャラクターが魅力的でない。
別に「義に熱い劉備」がグチばかり言ってる大泉洋になっても全然かまわないのだけど、大泉洋、哀しい事に二の線での見せ場がない。そして、ラスボス曹操の小栗旬も「小栗旬が喋ってるなあ」としか見えない。おそらく、劉備の熱い所や、曹操の膨大である事は原作で分かってるから、映画の中では特に表現しようとしたりはしてないのだ。だから、「魏軍80万人」は「魏軍80人」にしか見えない。キャラクターに関しては基本、みんなそんな感じなので、登場人物は多いが、この人どんな人と言うのは映画見てもほぼ分からない。佐藤二朗の演じた董卓なんぞはかなりの食わせ物キャラの筈だが、この映画の中では「佐藤二朗みたいな奴だなあ」。そんな事ないだろ。大勢を出してるようで誰もきちんと描かれてない。
だから、映画的には相手側ラスボスの小栗旬と、大泉洋三人組とムロツヨシと賀来賢人ぐらい出てもらえれば充分だった。他は何か一人一人が誰だか分からん。

曹操:恐れられているが、でかいだけで普通の兄ちゃん。
劉備:愚痴っぽい。戦争嫌い。
孔明:先読みができないバカ。
周瑜:純粋バカ。

この辺の後付け個性も別にこれはこれでいいのだが、キャラ同士で繋がった時、連携して面白くならないといかんでしょう。
好きなのは橋本環奈と山本美月。
元の設定ユルいからか、好き勝手やってる感がここはいい方に出た。橋本環奈が超性格悪いのにちっこくて可愛い。山本美月がどこか相手の曹操に監禁されたい素振りみたいなのがまた「女」だなー、みたいな感じ。

それにしても、ドラマとして「80万人対3万人」が覆されたようには全然見えなかった。


【銭】
メンバーズカード有料入場ポイント2ポイントを使って1000円で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
新解釈・三國志@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
新解釈・三國志@yukarinの映画鑑賞日記α
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