シネロマン池袋で驚異のスケバン20210108-20210114
- Date
- 2021/01/28/Thu 00:54
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)



▲画像はシネロマンさんから借りてきました。
◆『春画夫婦の秘かな愉しみ』
五つ星評価で【★★役者が皆かーいらしい。】
今野由愛主演、たんぽぽおさむ、出演
坂本太監督 2006年のエクセス映画、初見。
売れない浮世絵師が枕絵を依頼され、艶笑ピンク。
主演の今野由愛が可愛い。まあ、それでいいだろ。
◆『人妻弁護士 真っ赤なざくろ』
旧題◆『女弁護士 強制愛撫』
五つ星評価で【★★★なんか凄く絵作りが妙にスタイリッシュ】
冴島奈緒主演、幸野賀一、相沢知美、村上ゆう出演
関良平監督、1998年のエクセス映画。60分。初見。
話が大きな幹のみで、これと言って面白い話ではないが、要所要所の撮影が妙にスタイリッシュで、登場人物に深味が付いて見えるため、ちょっといい映画を見たような錯覚を起こしてしまう一本。やっぱり、これは錯覚で、大した映画ではないよなあ。
ムショ帰りの男が法律事務所に立寄る。執行猶予がつかず実刑判決を食らってしまった弁護士に対して怨みがあるのだ。弁護士は自分が雇っている女弁護士と寝んごろで、女弁護士は復讐の為に浚われて強姦される。その件で女弁護士と弁護士は破綻するが、弁護士の対応に優しさがなかったため、女弁護士はムショ帰りの男に弁護士を浚って同じ目に合わせる事を頼む。
冴島奈緒がタイトルロール演じているだけあって濡れ場もメインで、いい身体をしているんだけど、顔が何かいかつい。まあ、そうだ。そういう人だった。ムショ帰りの男の妻で、バーテンが村上ゆう、獅子っ鼻のお姉ちゃんだが、この映画では妙に可愛く撮れている。あまり、村上ゆうを可愛いと思った事はなかったので自分的に意外だった。
ムショ帰りが冴島奈緒を強姦するが、冴島奈央とはバーで顔見知りでもあるため、トラウマになるようなヒドイ強姦ではない。
そして、ムショ帰りが浚ってきた男に対して、同じ目に合わせるために強制的にセックスをさせられるのだが、その相手が冴島奈緒本人と言うのは論理的に頭がおかしい。別にカットとして撮っておかなくてもいいから、男にでも犯させれば良かったのではないか? ノンケ向き成人映画では、それをやったら負けか。
◆『女高生(スケバン)SEX暴力』「スケバン」はルビ
五つ星評価で【★★★★異世界もの】
片桐夕子主演。
白井信明監督。 1973年のロマンポルノ。初見。
片桐夕子の負け犬っぷりと言うか、犯罪者が卑屈に笑うみたいな表情がいつまでも心に残ってしまう1本。
1973年頃のスケバンと言うのがもうどこかこの世の物と思えない。不良女子、昔からスカートは長目。脚はストッキングにガーター(ガーターベルトではない)。一人としてパンストを履いてる人間がいないのは、まだ爆発的な売れ行きに至っていなかったか、高校生が着用するアイテムとしては高価だったからだろう(推測)。この時期のスケバンと言えばマンガ版の『スケバン刑事』があるが、あれは学園闘争もので麻宮サキはスケバンと言うより、義理人情に硬い侠客みたいな女子高生であり、決してスケバンファッションではない。ここから10年くらい経つとドラマの『スケバン刑事』や『ビー・バップ・ハイスクール』などで、今のスケバンに近いファッションに移行して行く。この映画の中でビックリしたのは「OL番長」という言葉。OLになって「おいおいおいおい」みたいなヤンチャしてる人がいるのかと思ったら、OBやらOGに相当する概念で、社会に溶け込みつつ、女子高生のスケバンから吸い上げた上納金でおいしい目を見てる。怖い怖い。
あと、ラスト、スケバン世界のしがらみを全て捨て去り、現総長をやつつけ、後ろ盾であるOL番長の相談役もコテンパンにした片桐夕子が微笑む笑顔が寺山修司っぽくて怖いと思った。でも、凄みがある顔で魅力に溢れている。
PS そうそう、敵のスケバンと仲のいい三人組の男の不良が出てくる。そのリーダー格が学ランに赤のカラーシャツ。これは中々、『ビー・バップ・ハイスクール』とかと地続きでもないなとか思ってたが、腰の所にバカボンのパパが着用してるような立派な腹巻が巻いてあった。うわあ、かなり初期の昭和だわ。
【銭】
一般入場料金は1800円だが、劇場に無料で置いてあるスタンプカード割引で1500円(スタンプ八つ目で満スタンプ/期間一カ月無料の招待券になる/ちなみにポレポレ東中野にも何気に置いてある/って書いたら置いてなくなってしまった)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・春画夫婦の秘かな愉しみ@P.G.
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