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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『悪魔の植物人間』『喜劇 愛妻物語』『踊る騎士』『心の傷を癒すということ』『ミッション・マンガル』

近々に見た映画5本レビュー。

◆『悪魔の植物人間』シネマート新宿1

▲小学生が描いたようなデザインじゃ。♪男梅~

五つ星評価で【★★★星一つサービスしたのは植物の映像が何か健気に卑猥だから】
シネマート新宿の特集「狂人暴走・大激突」の一本。
1973年、カラー、92分、初見。ジャック・カーディフ監督。
ガーデニングという言葉がまだなかった頃、植物園の食虫植物を見ながら「この機能を人間にもたらしたら素晴らしい生物が出来るに違いない」と考える異常な博士がいた。その根拠が分からんが、ほどなく博士は自分の教え子を素材に実践に入り、最終的には博士以上に人間的な心を持っている見た目ズタボロの怪物に殺される。この博士と似たような事をやった人物が日本にもいて、彼は薔薇とG細胞と自分の娘を一体化させた。『ゴジラ対ビオランテ』である。やった事は似たようなものだが、娘がいるだけあって結婚できていたのは彼の方がまだマトモだったという事かもしれない。まあ、確かに見合い相手がドナルド・プレザンスだったら強烈でイヤだよな。
冒頭のなまめかしく植物が動き成長する様子におどろおどろしいBGMを付けた映像が素晴らしい。
「素晴らしい」ではなく「凄い」「凄まじい」のが植物人間の造形。チープもチープ。映研の学生2、3人連れてきて鼻くそほじらせながら作ったのでないかと言うくらい、ひどい。あの植物人間の造形がいくら何でももうちょっとどうにかしていたら、こんなひどいカルト映画枠ではないのではないか? あーまー奇形の人達はいっぱい出てくるけど。『ゴジラ対ビオランテ』のビオランテのデザインが『悪魔の植物人間』のデザイナーの手に掛からなくて本当に良かった。


◆『喜劇 愛妻物語』下高井戸シネマ

▲ずっと眉間に皺を寄せているのに観客から敵意を持たれないのは水川あさみいい仕事してる。

五つ星評価で【★★評判程ゲラゲラ笑うような喜劇ではなかった】
周りで「笑えた」という評判を聞いたので見に行ったのだが、そんなでもなかった。求める笑いのタイプが違うのだろう。飽きもしないで最後まで眠らんで観れたのはよかったのだが。
濱田岳あぶなっかしい。
水川あさみがずっと毒づいてるイヤな役の筈なのに、最後までそんなにイヤな印象残さないのは凄い。
新津ちせ(子役)のうめー事。役柄が違うの承知で大久保佳代子より上手いと思う。


◆『踊る騎士』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★世間の評判ほど乗れず】
特集「オリヴィア・デ・ハヴィランド追悼 女優姉妹の愛と相克」の1プログラム。
1937年、白黒、101分、初見。ジョージ・スティーブンス監督。
フレッド・アステアがジンジャー・ロジャーズとコンビ解消後に撮った最初の映画らしい。フレッド・アステアの相手はジョーン・フォンティン。とっても普通にカワイ子ちゃんとしてその場に収まっている。お姫様役のジョーン・フォンティンはそれでいいだろう。フレッド・アステアは相手がいないのでブンブン一人で踊りまくっている。彼が最初から人気者で、その事を鼻に掛けている感じがちょっといい乗りの到来を妨げてしまったのかもしれない。


◆『心の傷を癒すということ』109シネマズ木場8

▲在日韓国人である事とかの方が映画内で比率大きかったりで、このスチールみたいにもうちょっと単純に医者物として見たかった。

五つ星評価で【★★これも世間の評判は良さそうだけど乗れず】
柄本佑が医者になって阪神大震災の心の傷をバリバリ癒す。
そこは主役が柄本佑なので、とても普通以上に普通で、バリバリというより、じっくり地力で癒すみたいで、ヒーローのようなスタンド・プレイは一切なし。いや、そこはそこそこ売りの筈なんだから「いい人」なら「いい人アピール」を映画側は照れずにちゃんとやってほしい。その人の凄みが伝わって来るくらいの描き方でないと伝記映画はあかんと思う。


◆『ミッション・マンガル』新宿ピカデリー9

▲「どぴゅっ!」

五つ星評価で【★★★面白いんだけどドカンとかバリバリとか「超える」感じがない。】
どきっ女だらけの火星探査機開発、、、、、、、、、、なのにポロリがねえのか。
エンドロールのサビが延々と「鯖塩」歌ってる。
ピンチの散らし方がとても上手。一難去ってまた一難が実にいいペースでやって来る。
軍人の妻が岡田の娘に似てる。好みは妊婦の子。インドは美人多いね。現実にはそんなでもないかもしれんが。


【銭】
『悪魔の植物人間』:テアトルの会員割引+曜日割引で1100円
『喜劇 愛妻物語』:下高井戸シネマの火曜日曜日割引で1100円。
『踊る騎士』:シネマヴェーラ渋谷一般入場料金1200円-会員割引400円。
『心の傷を癒すということ』:映画ファン感謝デーで1200円。
『ミッション・マンガル』:前回鑑賞割引1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
悪魔の植物人間@ぴあ映画生活
喜劇 愛妻物語@ぴあ映画生活
踊る騎士〈ナイト〉@ぴあ映画生活
心の傷を癒すということ《劇場版》@ぴあ映画生活
ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画@ぴあ映画生活
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