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『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』『終わりの見えない闘い』『パウ・パトロール ザ・ムービー』

同日鑑賞3本をまとめてレビュー。

◆『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』新宿ピカデリー4

▲シャウト「さよぉならさよおなら好きになあったひぃとおう」(画像とキャプションは無関係です)

五つ星評価で【★★★裁判がどうとかこうとかではないのね】
物語に裁判が関係していないという事はないのだけど、リーガル物的な法廷争いには全く足を踏み込まないって姿勢にはビックリ。勿論、法廷で勝ったからと言って、呪いが継続して殺されてしまっては意味がないので、話として破綻はないのだけど。ないのなら、この邦題もないんじゃないか? まあ、釣られましたって事か。そんなんしなくても簡単に釣られるタイプなので、出来れば正しく釣られたい。
日本人として、キリスト教で言うところの悪魔の実在には疑問を感じてしまうので、知の集大成の中で悪魔に憑りつかれた者が禁忌の呪いに手を出して、という今回の概要は必ず宿敵として悪魔を用意しなければならない従来の当シリーズよりは取っ付きやすい。呪う者と呪われる者の接点や理由などが明確な物があったのかどうかが私、見ていて取りこぼした。キャー。悪魔のせいです、きっと。


◆『終わりの見えない闘い-新型コロナウイルス感染症と保健所-』ポレポレ東中野

▲チラシ。

五つ星評価で【★★殴られた感がない】
2020年初夏から2021年3月(新型コロナウィルスが市井に蔓延しだしたころから、2021年10月現在の約半年前)までの保健所、保健師に密着したドキュメンタリー。簡単に言うとコロナ禍の中でブラック化していく職場環境、足りなくなる手、破綻する日常という事なのだろうが、現場作業を淡々と捕えているので怒号とか絶叫とかはない。救急医療の現場とかでない限り1分1秒を争って感情が剥き出しになったりする形にはならない。なので、「みるみる酷い事になったのだろう」という状況証拠的な側面としては納得できるのだが、この記録を見てガンガン殴られてくるような痛みか感じつらかった(自分が冷血なだけか?)。
でも、こういうのは記録として絶対必要。そして、こういう記録があった事を後から確認できるようにサーチして、映画に辿り着ける事が大切であり必要。


◆『パウ・パトロール ザ・ムービー』ユナイテッドシネマ8

▲たら~。

五つ星評価で【★★★★子犬のレスキュー隊が大活躍】
最初、満席をくらって入れず、2回目お一人様独占鑑賞。観客入場数ブレすぎだろ。

子供の隊長と隊員の子犬が会話できる子供フォーマットの3Dアニメだが実に面白かった。
子犬だって悩むし、傷付くし、復活する。
挫折と友情、凄く正しい映画を見せてもらった気がする。それでいて、ちゃんとハラハラさせて面白い。
ヴィランのライバール市長というのが傑作。無茶苦茶承認欲求が高くて、誰からも理由もなく褒めたたえてもらいたがってる。自分が褒められるためには他人の事は一切気にせず、プロジェクトが失敗すると責任を取らずに逃げ出す。安倍前総理かよ。

パウ・パトロールが今までいた田舎町アドベンチャー・ベイを出て、大都市アドベンチャー・シティのレスキューを行う姿が見られるが、そのアドベンチャー・シティに元から住む子犬のリバティ(安倍なつみ)がとてもいい奴。パウ・パトロールに憧れを抱いているのだけど、彼等を手伝う事が栄誉であり、皆が幸せであれば彼女も幸せ。承認欲求はなくはないが凄く控えめ。こういう子に積極的に惚れていきたい。


【銭】
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』:前回有料入場割引で1300円。
『終わりの見えない闘い』:ポレポレ東中野5回券6000円のうち4回目使用。2021年1月26日購入。
『パウ・パトロール ザ・ムービー』:ユナイテッドシネマの有料入場ポイント2ポイントを使って、割引後の入場料金1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
死霊館 悪魔のせいなら、無罪。@ぴあ映画生活
終わりの見えない闘い-新型コロナウイルス感染症と保健所-@ぴあ映画生活
パウ・パトロール ザ・ムービー@ぴあ映画生活

『神在月のこども』EJアニメシアター新宿、『チョイト姐さん 思いで柳』シネマヴェーラ渋谷

同日鑑賞2本をまとめてレビュー。

◆『神在月のこども』EJアニメシアター新宿

▲亀と兎ちゃうんか(ちゃうんよ)

五つ星評価で【★★ちょっと予想通りかな】
大事な人を亡くしてしまった代償に自分の何かを失ってしまった主人公が、仲間と旅をしながらその失った何かを取り戻す。どこかで聞いたようなプロットだが、何だったか思いだせない。主人公の拗らせ小学生女子の声に、蒔田彩珠。朝ドラ『おかえり、モネ』のモネ妹、それと『朝が来る』の遂には得体の知れない何かになってしまう超拗らせ女子と、ああもう鬱陶しい盤石のキャスティングである。ちなみにお父さん役の井浦新はその『朝が来る』で、拗らせている蒔田を見つめる役で蒔田と共演している。『朝が来る』の時の井浦新の奥さんが永作博美だったので、今回の奥さん役が柴咲コウなのはそんなんないのは自明の理なのだけど浮気してる感がある。以上3名のタレントキャスティングは気にしなければ普通。あとラスボス神様の声が神谷明なのは味があるけどこれも普通は普通。まあでも名前入ってると目を引くから、タレント同様起用に意味はあるのか。
主人公の母親が走る神「韋駄天」であり、娘もその素質を組むという設定が、でも、神様の末裔なのに母親は病死してしまうとか、あの黒い邪悪版マックロクロスケは結局何だったの、とか世界観が作品の中で綺麗に収まらずにゼイゼイ言ってる感じがする。個人的には拗らせ女子(もしくは男子)の復活譚はそろそろしばらく見なくてもいいかな。


◆『チョイト姐さん 思いで柳』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★貧乏でも善人を見てるとほっこり】
1952年、白黒、79分、初見。佐伯幸三監督。
特集「秋の新東宝祭り」の1プログラム。
医者彼氏と芸者彼女の格差ラブコメ。
高島忠夫のデビュー映画という事で、ヒョロっとして結局「かっこいい」ではない。絶世の美男ではないので、隣の兄ちゃん的な役には似合う。そして、怪我をしてデコ周りを包帯で覆うと、「なかやまきんにくん」に似てしまう事が判明した。そこか、信用できない由来は(いや、そこじゃない)。ただヒョロっとして線が細く、後からジャズを取り組むまではナヨナヨっとしてて、この子大丈夫?みたいに見えるのは今、見てると面白い。とても「いぇ~い」とか言いそうにない。
高島忠夫が医者彼氏で長唄の師匠の息子なのだが、この長唄の師匠の所に稽古に来ている芸者彼女・豆千代と告白をしあっていない相思相愛的な関係で、医者のドラ娘との間に玉の輿的な話が立ちあがり、二人の仲が裂かれそうになる。この豆千代役が関千恵子と言う人で、目がビックリな感じで大きくて、首長。フランス人形的な外観で瞳うるうるさせるのがかーいー。芸者っぽくはなく、髷がでっかくてコントみたいである。最終的にはこの若い二人の思いが実る形でハッピーエンドだが、当時も今も医学生と水商売の女性が結婚するとなったら周りはほっておいてはくれない。日本よのう
柳家金語楼が豆千代の母の再婚相手になりたい親父役でけっこうな尺出ているのだが、カメラに映っている最中はずっと顔を変えたり何かしら動いたりしている。常に芸を止めない状態。止まる事が不安だったのだろう。


【銭】
『神在月のこども』:テアトル会員割引で1300円。
『チョイト姐さん 思いで柳』:一般入場料金1200円-会員割引400円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
神在月のこども@ぴあ映画生活
チョイト姐さん 思いで柳@ぴあ映画生活

『ルパン三世 カリオストロの城』『ルパンは今も燃えているか?』トーホーシネマズ日本橋9

◆『ルパン三世 カリオストロの城』トーホーシネマズ日本橋9

▲あえて公開時のポスター。あんな凄い作品を作って、てんやわんやでったろうに、ポスターデザインが映画の内容に対して嘘がないのに感心する。これって割と守られないから偉い。ルパンは頭に包帯巻き巻きだし、とっつぁんは飛んでるし、不二子は迷彩服にナイフ、次元は対戦車ライフル、そして五右衛門はどこか壇蜜の旦那っぽい。「生きては還れぬ謎の古城で ついにめぐり逢った最強の敵!」というコピーが中二心を刺激する。

しかし、上映劇場がほぼほぼ全滅である。

ニュー東宝シネマ1→閉館(ビル建て直し)
新宿ロマン→閉館(ビル建て直し)
新宿座→新宿ジョイシネマ→閉館(ライブハウス化)
渋谷文化→ビルを建て直し、跡地は渋東シネタワーの多分、地下一階の劇場。
池袋日勝地下→いきなり閉館して駐車場になり、その後建て直し。

全然ヒットしなかったと言われてるし、実際、ヒットしなかったのだろうけど、まあ、このチェーンではヒットしないだろうというチェーンである。新宿、銀座、渋谷、池袋の4エリアでやってるのに、この盛り上がりの見えない館並びはどうだ。新宿座は歌舞伎町だから基本アニメ弱い。夜が強い歌舞伎町でのアニメ成功は『くりいむレモン』『吸血鬼ハンターD』まで待て。新宿ロマンは牧歌的でいい映画館だったけど、人がいっぱい入ってた記憶がない。渋谷文化も小館で当時はあまりいい立地じゃなかったと思う。109とザ・プライムで賑やかになる前は坂を上りきったらラブホ街になる(そこは今も変わらないが)渋谷のあまり栄えてない通りだった。日勝は「日勝で掛かる映画はどうなの?」という空気の映画館。『マイドク』『デッドリー・スポーン』の二本立てかける映画館だもの。アニメファンや子供が行くような劇場というイメージはない。そして、チェーン・マスターニュー東宝シネマ1はあの伝説の映画『あいつに恋して』を掛けた劇場だ。確か、あまりに入りが悪かったので、都内劇場は全映画館1日で興行を中止、チェーン・マスターのシネマ1だけが前売券の残券整理のため一週間上映したと聞いている。本当かよ。それじゃあ、やむないか。

五つ星評価で【★★★★★至福】
前回劇場お目見えのアリバイとして使われたのが「デジタル・リマスタリングしたから、その記念上映に」と言う奴。今回は「デジタル・リマスタリング4K」化+「7.1音響」化。音響の違いは分からんかったが音圧は強くなってたかもしれん。そーゆーのあんま分からん。んー、「デジタル・リマスタリング」と「デジタル・リマスタリング4K」の違いは、、、、、「4K」だろうなあ。おそらく前回は「2K」くらいなのだと思う。「4K」と画素を細かくしても、別にアニメをそんなに鮮明に見たいと言う欲望はない。スクリーンでかいところで上映する分は画素数でかい方がいいのだけど。

今回、気づいた点。
・銭形の埼玉県警パトカー、ナンバープレートが「たー110番」。
・ルパン「今はこれが精いっぱい」の前の大袈裟な舞台じみたセリフ「泥棒は空を飛ぶ事も湖の水を全て飲み干す事も出来るのに」はちゃんと伏線になっていて、この後、ルパンは空を飛ぶし(と言うより直前にも飛んでいる)、湖の水も彼の行動がピタゴラスイッチの最初の一発になり、全て飲み干される。
・「いいえ、あの方は何もお盗みになりませんでしたわ」の後にもう一回銭形が来て「今、ここに俺が来なかったか?」と言ったら、かなりダメだよなと思った件。


◆『ルパンは今も燃えているか?』トーホーシネマズ日本橋9
五つ星評価で【★★悪手】
何とも鈍い出来。
過去の名シーンを寄せ集めて作るお得感みたいなのが薄いのは、各シーンがオリジナルよりパワーダウンして、単なる名所訪問みたいになってしまってるから。そこは逐一アイデアを盛り込まなければダメ。ラストも無条件に情で物語を回収させるのはルパンのコンセプトと合わない。今までのルパンに「情」で締める作品がなかったとは言わないが、それは論理的な精査を全て終えた上の事であり、単に憶測によって論理的に見せかけた「情」に結び付けるのは一番あかんパターンだと思う。
不二子ちゃんのあのマシーンはよいけど、みゆきち氏の声の張り方が元気すぎる感じで演じてるので、そこはもう少し「本当におかしくなってしまうかも」みたいな線が見えるくらいの長さで見たかったかもって、それならAVのくすぐりビデオ見ろって話か。


【銭】
前回デジタル・リマスタリング上映の時は特別料金で安価だったのだが、今回は通常の入場料金を取っていた。でも、水曜の全員入場料金割引日を使って1200円。平日割引込みの最終回、日本橋という土地柄を考えれば、そこそこの入場があったと思う。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ルパン三世 カリオストロの城〈4K+7.1ch〉@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
ルパン三世 カリオストロの城@徒然なるままに
ルパンは今も燃えているか?@徒然なるままに
▼関連記事。
ルパン三世 カリオストロの城(前回)@死屍累々映画日記・第二章

『夕焼け富士』シネマヴェーラ渋谷

◆『夕焼け富士』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★アラカン苦手かもしれない】
1952年、白黒、88分、初見。中川信夫監督。
特集「秋の新東宝祭り」の1プログラム。
嵐寛壽郎こと阿羅漢もといアラカンが親の冤罪で流された島抜け者になり、親の冤罪を晴らしていく。
ただ何かアラカンが周りから「いい男」と言われ続けるのが、本当に褒めてるように聞こえない。それは、自分がアラカンをそんなに「かっけー」って目で見れないからだ。この辺は時代が違うだけで、昔の人から見れば、アラカンはかっけー対象なのだろうか? 
伊藤雄之助がぬめぬめ燐光を放つ刀のような気持ち悪さで、とても良い。

何がいったいどうして『夕焼け富士』なのかは全く分からなかった。



【銭】
一般入場料金1200円-会員割引400円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
夕焼け富士@ぴあ映画生活

『娘十六ジャズ祭り』シネマヴェーラ渋谷、『素晴らしき、きのこの世界』ヒューマントラストシネマ渋谷3

同日鑑賞2本をまとめてレビュー。

◆『娘十六ジャズ祭り』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★★強烈じゃないけどほっこり楽しい】
1954年、白黒、92分、初見。井上梅次監督。
特集「秋の新東宝祭り」の1プログラム。
田舎から出てきた戦争孤児みゆき(雪村いづみ)を救ったのはバンドマン(片山明彦+高島忠夫+フランキー堺+新倉美子)と先生と呼ばれる身元引受人(古川ロッパ)。貧乏ながら楽しく暮らすが、みゆきの生き別れの親が大興行主である事からみゆきと先生の仲が裂かれてしまう。とても勧善懲悪なドラマで最後は歌いながらハッピーエンド。
雪村いづみを主役にした歌謡映画だが、先輩歌手の新倉美子の顔の方が断然好み。平べったい顔なのに育ちが良さそう。でも「♪元はズベ公よ」なんて歌うのドキドキ。片山明彦はトランペット、美男ポジション。高島忠夫もフランキー堺も若い。高島忠夫はコントラバス、ヒョロっとしてて、そんなにいい男っぽくはない。演奏ソロ部分がボソボソしてる。フランキー堺はドラム。顔の作りは全然フランキー堺なのだけど、若くて、ちょっとだけ図々しい感じが薄い。
嫌いになったりできないタイプの一本。


◆『素晴らしき、きのこの世界』ヒューマントラストシネマ渋谷3

▲フロイトが言うところの所謂「ちんちん」。

五つ星評価で【★★★面白いのだけどベタ褒めしづらい】
きのこは美しく、おぞましく、どれも魅力的である。
映画として、新しい知識も入り、映像もずっと素晴らしいのだが、余りにキノコに対して良い情報しか展開されないので、人類を支配しようとするキノコ人間が秘かにプロパガンダの為に製作したっぽくってたまらん。何かアプローチが新興宗教っぽいのが褒めづらい要因だと思う。例えば、××教が物凄くちゃんとヒーリングなんかもやって、実質、プラシーボ効果であれ何であれ、病気が治った人がいたりしても、素直に褒めづらいじゃないですか。後半、徐々にあの空気に満たされていく。誰が主催かと言う事は別として「キノコの評判改善の為のプロパガンダ」には違いない。吃音エピは泣ける。
マタンゴと二本立てで見たい1本。


【銭】
『娘十六ジャズ祭り』:一般入場料金1200円-会員割引400円+年会費更新料1000円。
『素晴らしき、きのこの世界』:テアトル会員割引で1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
娘十六ジャズ祭り@ぴあ映画生活
素晴らしき、きのこの世界@ぴあ映画生活

『マスカレード・ナイト』ユナイテッドシネマ豊洲6

◆『マスカレード・ナイト』ユナイテッドシネマ豊洲6

▲「この赤い仮面を付けてる人物が明石家さんま」ってデマを流したらみんな信じるかな(流したらあかんで)。

五つ星評価で【★★★★面白いし、好きだけど、パーティーはどうなの?】
『マスカレード・ホテル』の続編。
キムタクと長澤まさみが反目しあいながらも、一つの真実に辿り着くというのが、前回同様で良き良き。長澤まさみのホテル勤務者としてのライバルに腹黒さを笑顔で隠蔽するような石黒賢が今回、出演しているが、やはり、キムタクと石黒賢ではあの面白さは出ない。石黒賢が偉そうな演技をしているからと言うのもあるが、キムタクと長澤まさみがあくまで対等の位置関係で丁々発止するのが具合がいいのである。双方が自分の優位を信じているが、相手に対するリスペクトもあまり表には出さないがちゃんとあるのが良い。

前作でもそう思ったが、キムタクは山犬っぽく、ひたすらそれを笑顔で隠そうとしている。どちらかと言うと、今回の方がそのまま山犬っぽさ(捜査官っぽさ)が前面に出てた印象。長澤まさみは親戚のおばさんみたいで、美しくない。うーん、セクシュアリティーで迫るものがない。裸で突っ立っていてもみんな手を出さないような非セクシュアリティ感(´;ω;`)。それでもキムタクとやりあって面白いのは、この話の要素に恋バナが全く含まれず、バディ物だからだろう。セクシュアリティ要員という訳ではないが、麻生久美子、木村佳乃、高岡早紀、中村アン、と綺麗所を的確に登場させるのは流石、キャスティングに命を掛けているフジテレビ映画。田中みな実の扱いが適当にどうでもいいのも面白い。何かあったら抜けるようにしてる気がする(そりゃあ考えすぎか)。グレードの高いホテルなので、ピチピチのキャバ嬢みたいなお客がいないのは残念。

でも、誰が怪しいと言ったら一日中ロビーにいる梶原善でしょう。

次から次へと怪しい人物が仮装で来てパニックという展開は面白い。豪華で金が掛かっていて、奇妙な物を見せるという仕組みが実に映画的だ。こういうのは映画館で見るべきだろう。嘘に真実味が増す。そう、何が嘘ってコロナの前からとんな高級ホテルで、ハイソを売りにしていても招待客500人のパーティーで大賑わいと言うのは信憑性がない。それは単に私が貧乏人だからだろうか。どうでしょう。お金持ちの皆さん。そして、あのマスカレード・パーティー(仮面舞踏会)がメチャクチャ面白そうに思えないのである。みんな、仮装して集まって何するの? ダンパ? それで盛り上がるの? みんな疲れて帰ってしまうのじゃない? 500人のキャパの会場(パッと見、疲れた人が座るような椅子席が見当たらない)でみんな引き上げて20人くらいになったら犯人検挙しやすいんじゃないか?(それは犯人がパーティーに参加するという前提があればだけど)

時計の話はまあ、ホテル側の美談としては良いのだけど(いや、そんな事より正しく時間を分かっている従業員の方が個人的には信頼できる/それは時計は付けているけど腹時計の方が正確よみたいな言い訳じゃん)、犯人が時計を持っていなかったり(それがスマホでも)、加害者が腕時計をしていなかったり、と言う偶然性に頼りすぎだろう。何かしらいい訳を作ってパーティー参加者のスマホ持ち込み禁止とかにするなら成立しそうだが、それはホテルがスマホをお持ちのお客様に夢のパーティーを提供するのは無理です、と言っちゃってるって事だから、加減的に難しい。まあ、ダンパつまらなかったら、みんなスマホ弄り出すだろうから、スマホ禁にするのはパーティー運営者としてはやっておきたいだろうなあとは思う。

沢村一樹に「デリヘルを手配したいんだけど、無理かな?」と言われたら長澤まさみは受けるのか?
沢村一樹に「デリヘルがダメなら君でもいい、無理かな?」と言われたら長澤まさみは受けるのか?
不倫に目を瞑ってるのだから、そういう商売の人の出入りを抑制する理由はホテルとしてはあまりないと思う(警察的には別かもしれないが)。


【銭】
ユナイテッドシネマの有料入場ポイント2ポイントを使って、割引後の入場料金1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
マスカレード・ナイト@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です(一部TBなし)。
マスカレード・ナイト/ジェットブレイク@yukarinの映画鑑賞日記α
▼関連記事。
マスカレード・ホテル(前作)@死屍累々映画日記・第二章
・マスカレード・ナイト(今作)@死屍累々映画日記・第二章
プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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