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『チケット・トゥ・パラダイス』トーホーシネマズ日本橋7(ネタバレ)

※ この記事は映画内容のネタバレを含みます。

◆『チケット・トゥ・パラダイス』トーホーシネマズ日本橋7(ネタバレ)

▲クルーニーとデヴァー。父ちゃんと娘の役だが、ルパンとクラリスをリアル配役するとこんな感じじゃないだろうか? ルパンがハグの手を止めたのがリアルに分かる感じだわ。貸衣装だからかもしれないが、異常にペラいタキシードだ。それも含めて「バリ」を信用して大丈夫か?

五つ星評価で【★★★その結婚は本当に正しいか?】
割と評判が良いので見に行った。
面白いし、気持ちいい。つーか、まあ、大した話ではなく、そこがいいのだろう。みんな大した話には飽き飽きしてるとまでは言わないが、大した話を乗り切るには疲れている人が多すぎる。自分もそんな一人だ。
タイトルは『ジョージ・クルーニとジュリア・ロバーツの娘の結婚破壊大作戦』くらい砕けててもいい。
とりあえず二人の娘役のケイトリン・デヴァーが抜群に適役に仕上げてきている。分類でいうと「美人」タイプではないのだが、親だったらこの子供を溺愛せずにはいられないという、いい意味でムチャクチャ多くの「不足」を抱えてる。完成していない。欠陥だらけ。でも、だからこそ愛さずにはいられない的な「子供子供感」に満ちている。この娘が法律学校の卒業記念旅行の旅行先のバリで現地の若者と恋に落ち即結婚を決めた事から、自分達も早婚で失敗した元夫婦のジョージ・クルーニとジュリア・ロバーツが子供達の結婚を引き裂きに来るというのが映画の骨子。まあ、言っちゃなんだが親の常識の方が普通に考えれば正しいよ。同じような境遇で失敗した親は勿論、自分達と同じ轍を踏ませないようにしようとする。子供はそれが煩わしい。前回同様の失敗が起こる事を子供は信じない。自分達の未来は自分達で作れる、失敗を回避出来ると思っている。そう思うのが若者だ。そして、その若者の無鉄砲さを認めてこの物語は幕を閉じるのだが、まあ、これは大した物語でないから許せるのである。
だって、あんなバリの人達全員が善人だなんて映画だから成立するんだろう。
現地夫の彼も、彼の父ちゃん母ちゃんも泣けるほどピュアで善人。きっとこの後、ジョージ・クルーニとジュリア・ロバーツがバリに在住する事により、バリのピュアさは失われていき、バリは地獄へと失墜するに違いない。だから、続編のタイトルは『チケット・トゥ・インフェルノ』もしくは『ジョージ・クルーニとジュリア・ロバーツのバリ破壊大作戦』で決まりだ。まあ、みんな仲良くいつまでも暮らしました、なんてお伽話であって、彼がアル中になって働かなくなり、デヴァーちゃんがパートをしながら、ひもじい生活を送るとかありそうすぎる。でも、映画自体がお伽話なので、これはこれで良いのだと思う。そんな未来はあの箱庭ではやって来ない。映画は夢。多分、キリスト教徒には信じられないバリの恐怖を彼女が味わう「映画は悪夢」というニッチな人々の幻想も、プロデューサーと監督と脚本家が変わらなければ打ち砕かれてみんな幸せに暮らす事だろう。いや、別にこき下ろしてる訳ではなく、こういう映画はこういう映画であって、全然いいのである。
ジョージ・クルーニ老けたのは勿論だけど、顔の皺が横に伸びて、川瀬陽太に似てきてる気がする。それは怖い。
ジュリア・ロバーツは全然変わらないで男前のままだ。この二人ならジュリア・ロバーツがSで、ジョージ・クルーニがMであろう。いや、そういう世界じゃないから。
「デヴァー」という名前もすげえなって別に映画の中の話ではないが、その娘デヴァーの親友役は何かデヴァーに引きずられてただただ横にいつもいる、親友という首枷だけみたいな役だったけど、あの役は必要?
ジュリア・ロバーツのサプライズ大好き現彼の最後には振られてしまう人。あの人はあの人であれを一生続ければ立派だと思う。娘にあんなこと言われる筋合いはない。確かに外から見て中身がないように見えるかもしれないが、それは実は娘の結婚相手だってそうなのだ。娘の結婚相手がサプライズ好きだったり、彼女に対して殊更に従順に振る舞ったりしないだけで、社会的に見たら、物凄いエキスパートとしての鍛錬を乗り越えてパイロットになった現彼や、法律学校を出た娘と比べれば非常に見劣りがする。あの現彼は多分、意図的に自分を全て封殺するような役だから、そういう否定するような事は一切言わないだろうが、そう言って論破しても娘は彼と結婚するだろう。なら、現彼もジュリア・ロバーツと結婚すればよい。何か、ジョージ・クルーニずりーなーとか思うよ。俺もヘコヘコ生きてるからかもしれないけど。
もう一言。爺になって結婚もしてない俺が早婚否定的なのは『3年B組金八先生』の杉田かおるの妊娠エピソードで、旦那役の鶴見辰吾が皆が善意で手伝ってくれたのは分かるけど、他の人より早く大人にならなければいけいのが実はとても辛かったと語る後日談エピソードを見たからかもしれない。呪いかよ。


【銭】
トーホーウェンズデーで1200円で鑑賞。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
チケット・トゥ・パラダイス@映画.com
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プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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