
▲アンディ・マクドウェルがとってもいい人で、人柄が可愛い。
五つ星評価で【★★★懐かしい】
1993年、カラー、101分、2回目、ハロルド・ライミス監督作品。
劇場に貼ってあった公開当時のポスターのカラーコピーにあったコピーが「これが噂のタイム・ラビリンス・ムービー。 寝ても起きても明日にならない!同じ日を繰り返す時間の迷路にはまったおかげで、恋する君とはいつまでたっても初対面!」 なかなかまとまっている。今では時間が輪のように繰り返す「タイム・ループ・ムービー」という言葉の方が一般的だが、走りの映画だったので、まだ言葉がなかったのだな。
後年あとから作られた牧瀬里穂の『ターン(2001)』とかも似た設定。これを時間という得体のしれない物から、人間の記憶システムに置き換えたのがドリュー・バリモアの『50回目のファースト・キス(2004)』。だがしかし、それ以前にタイム・ループ設定の映画が実はある。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984)』。恐るべしジャパニメーション。時間が意思とは別にリセットされてというのではないが、意中の彼女にモテる為に何度も過去の時間を試行錯誤する『大あたりの季節(1970)』というマンガが『ザ・クレーター』の一遍として描かれている。恐るべし手塚治虫。
ビル・マーレーはコメディアンとしてそんなに好みではない。芸風がいい人じゃないから(本当がどうとかは知らない)。俺、バカ真面目タイプなので、不真面目で世渡り上手なキャラは嫌いなのだ。その不真面目なビル・マーレーがいい人代表のアンディ・マクドウェルをコマそうとする話だが、不快感が頂点に達しないのは、映画内で箸にも棒にも掛からなかったほどのクズであるビル・マーレーが成長するからだ。あと、ビル・マーレー以上にウザいネッド(スティーヴン・トボロウスキー)という役が出てくるからでもある。極めて大人の寓話であり、何故、それでタイム・ループを抜け出せるのかの解説はない。
【銭】
レイトショー別番組一本立て1200円で鑑賞。
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