『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』『猿飛佐助』『突破口!』『花つみ日記』『殺人者たち』
- Date
- 2023/05/24/Wed 09:00
- Category
- 映画(FC2独自レビュー)
旧作囲みで5本。
◆『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』Stranger
五つ星評価で【★★★追い詰められ感】
特集「ドン・シーゲル セレクション」の1プログラム。
1956年、白黒、80分、初見、ドン・シーゲル監督作品。
ツイッターでの最初の感想(↓)
これは邦題「盗まれた街」じゃないのか?それは単に原作の題なのか?ドン・シーゲルの演出「ばあ~ん」とかの擬音が似合う。
どうも勘違いしていたようだが、原作SFの翻訳タイトルが『盗まれた街』らしい。そっちの方がかっこいいと思う。宇宙サヤのデザインが当然、本物など見た事ないのに、それしかありえないような形状をしていてリアル。サスペンスを盛り上げる為に、眠ってしまったら宇宙人に身体が憑依され、乗っ取られるという設定にしてあるが、別の場所にあるサヤの中にダミーがいるのなら眠りに落ちた途端に切り替わるのはおかしい。主人公が追い詰められて、追い詰められて、最後の一瞬で光が射す映画作劇の美しさよ。役者のかなり末尾の端役陣の中に「サム・ペキンパー」の名前を見かけた気がするが、見間違いかもしれん。と、思ったらリンク先の「或る日の出来事」さんでも触れていた。そんなありえない事を言うやつは二人とも精神病院に入れてしまえとか、そんな事いうな。
◆『猿飛佐助』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★のれない】
特集「映画作家 井上梅次」の1プログラム。
1955年、白黒、97分、初見、井上梅次監督作品。
フランキー堺の初主演作。いい感じに恰幅がよくなる前のフランキー堺からは「フラ(漂う面白味)」が薄い。まだ、笑わせよう笑われようの気概が弱く、あわよくば二の線とかも考えていそう。痩せ気味のフランキー堺は千鳥のノブに似てるかもしれない。
◆『突破口!』Stranger
五つ星評価で【★★★にくめないマッソー】
特集「ドン・シーゲル セレクション」の1プログラム。
1973年、カラー、111分、初見、ドン・シーゲル監督作品。
ウォルター・マッソーが抜け目のない悪漢を演じる。この、どんな事態にも対処できる、人生生き抜いてきましたみたいなウォルター・マッソーが外見と異なり、かっけー。
◆『花つみ日記』国立映画アーカイブ小ホール
五つ星評価で【★★乗り損ねる】
特集「日本の映画女性人」の1プログラム。
1939年、白黒、72分、初見、石田民三監督作品。
JK高峰秀子が転校生の清水美佐子と仲違いしたり、元の鞘に収まったり。
些細な物語という繊細な作りだが、仲違いした芸者の子が幸せも射止められず死ぬと言った原作に忠実な物語の方が分かりやすく刺さる気がする。
◆『殺人者たち』Stranger
五つ星評価で【★★★タイトルはちょっと違うか】
特集「ドン・シーゲル セレクション」の1プログラム。
1964年、カラー、94分、初見、ドン・シーゲル監督作品。
依頼殺人を請け負ったリー・マービンが、事件を深堀りすると、ブラックマネーが浮かび上がってくる。最終的にはリー・マービンも死体にたかる蠅みたいなもんだし、相手のラスボスもゲス野郎。なので、軍配がどっちに上がろうとスッキリはしない。俳優時代のレーガン大統領が出演。
【銭】
ボディ・スナッチャー/恐怖の街:Stranger番組価格一般1700円。
猿飛佐助:シネマヴェーラ渋谷一般料金1200円-会員割引400円。
突破口!:Stranger番組価格一般1700円。
花つみ日記:国立映画アーカイブ一般料金520円。
殺人者たち:Stranger番組価格一般1700円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・ボディ・スナッチャー/恐怖の街@映画.com
・猿飛佐助@映画.com
・突破口!@映画.com
・殺人者たち@映画.com
『花つみ日記』は@映画.comに作品情報なし。
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
・ボディ・スナッチャー/恐怖の街@或る日の出来事
◆『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』Stranger
五つ星評価で【★★★追い詰められ感】
特集「ドン・シーゲル セレクション」の1プログラム。
1956年、白黒、80分、初見、ドン・シーゲル監督作品。
ツイッターでの最初の感想(↓)
これは邦題「盗まれた街」じゃないのか?それは単に原作の題なのか?ドン・シーゲルの演出「ばあ~ん」とかの擬音が似合う。
どうも勘違いしていたようだが、原作SFの翻訳タイトルが『盗まれた街』らしい。そっちの方がかっこいいと思う。宇宙サヤのデザインが当然、本物など見た事ないのに、それしかありえないような形状をしていてリアル。サスペンスを盛り上げる為に、眠ってしまったら宇宙人に身体が憑依され、乗っ取られるという設定にしてあるが、別の場所にあるサヤの中にダミーがいるのなら眠りに落ちた途端に切り替わるのはおかしい。主人公が追い詰められて、追い詰められて、最後の一瞬で光が射す映画作劇の美しさよ。役者のかなり末尾の端役陣の中に「サム・ペキンパー」の名前を見かけた気がするが、見間違いかもしれん。と、思ったらリンク先の「或る日の出来事」さんでも触れていた。そんなありえない事を言うやつは二人とも精神病院に入れてしまえとか、そんな事いうな。
◆『猿飛佐助』シネマヴェーラ渋谷
五つ星評価で【★★のれない】
特集「映画作家 井上梅次」の1プログラム。
1955年、白黒、97分、初見、井上梅次監督作品。
フランキー堺の初主演作。いい感じに恰幅がよくなる前のフランキー堺からは「フラ(漂う面白味)」が薄い。まだ、笑わせよう笑われようの気概が弱く、あわよくば二の線とかも考えていそう。痩せ気味のフランキー堺は千鳥のノブに似てるかもしれない。
◆『突破口!』Stranger
五つ星評価で【★★★にくめないマッソー】
特集「ドン・シーゲル セレクション」の1プログラム。
1973年、カラー、111分、初見、ドン・シーゲル監督作品。
ウォルター・マッソーが抜け目のない悪漢を演じる。この、どんな事態にも対処できる、人生生き抜いてきましたみたいなウォルター・マッソーが外見と異なり、かっけー。
◆『花つみ日記』国立映画アーカイブ小ホール
五つ星評価で【★★乗り損ねる】
特集「日本の映画女性人」の1プログラム。
1939年、白黒、72分、初見、石田民三監督作品。
JK高峰秀子が転校生の清水美佐子と仲違いしたり、元の鞘に収まったり。
些細な物語という繊細な作りだが、仲違いした芸者の子が幸せも射止められず死ぬと言った原作に忠実な物語の方が分かりやすく刺さる気がする。
◆『殺人者たち』Stranger
五つ星評価で【★★★タイトルはちょっと違うか】
特集「ドン・シーゲル セレクション」の1プログラム。
1964年、カラー、94分、初見、ドン・シーゲル監督作品。
依頼殺人を請け負ったリー・マービンが、事件を深堀りすると、ブラックマネーが浮かび上がってくる。最終的にはリー・マービンも死体にたかる蠅みたいなもんだし、相手のラスボスもゲス野郎。なので、軍配がどっちに上がろうとスッキリはしない。俳優時代のレーガン大統領が出演。
【銭】
ボディ・スナッチャー/恐怖の街:Stranger番組価格一般1700円。
猿飛佐助:シネマヴェーラ渋谷一般料金1200円-会員割引400円。
突破口!:Stranger番組価格一般1700円。
花つみ日記:国立映画アーカイブ一般料金520円。
殺人者たち:Stranger番組価格一般1700円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
・ボディ・スナッチャー/恐怖の街@映画.com
・猿飛佐助@映画.com
・突破口!@映画.com
・殺人者たち@映画.com
『花つみ日記』は@映画.comに作品情報なし。
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
・ボディ・スナッチャー/恐怖の街@或る日の出来事
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