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『はざまに生きる、春』テアトル新宿

◆『はざまに生きる、春』テアトル新宿

▲キラキラしてていいのか、おまいら。

五つ星評価で【★★どうも出てくる登場人物みんなを好きになれない】
主人公小西桜子は入社3年目で壁にぶち当たってるガンバリ女子。今日も上司から怒られている所にちょっと変わった不思議系ナイスボーイ有名人アーティスト宮沢氷魚と突然の出会い。彼氏持ちなのに彼の事が気になってドキドキ。という少女フォーマットな話なのだが、主人公、彼氏、上司、画家、画家にアタックするカメラマン女子などなどがみな自分勝手で何か見てて疲れてしまった。
彼女の事を理解していない彼氏。ただ怒る上司。「あの子ちょっと発達障害じゃない?」的な空気が流れる職場。その中で単純に仕事が出来なそうで後輩に頼ってしまう主人公。主人公に確たる何かがあって、その理想に向かって周りと反目しながらも頑張ってるみたいな流れなら分からなくもないが、どうもただ仕事ができないみたいでいたたまれない。それをただ怒る上司。「3年も経って」と言うが、その間に成長を促せなかったのは彼女もそうだが上司の責任でもある。ちゃんと育てろよ、お前。
そして、ちょっと優しくされて、彼氏がいるのに画家に全ての生活を左右されてしまう主人公。それを認めてしまうのはビジネスだからではなく、画家への好意からである。それは彼氏への誠意に欠けるだろう。そして、主人公は彼氏への誠意が欠けている自覚すら多分ない。みんな人の事を考えてやれよ。
発達障害の王子、宮沢氷魚に主人公は優しくされるが、それは好意LIKEや恋愛感情LOVEではなく、発達障害者のマイルールのようなのだ(映画では明確に説明されない)。それでも勘違いして王子との間を埋めていく主人公。こんなの先行きに暗雲しか見えないと思ってたら暗雲に突っ込んでしまうストーリー。
もう少し全員幸せに笑うようなラストとか、主人公が幸せになるようなラストは迎えられなかったのだろうか。
宮沢氷魚が裏表なく言葉通り病的に嘘を付けないのだから、主人公が宮沢氷魚に「あなたは私に恋愛感情はありますか?」とか「あなたは私とセックスしたいですか?」とか聞いてやればよかったのだよね。はっきりしない事をはっきりしないままに放置するのはそんなに罪悪だとは思わないが、これが明確にならないと主人公は悩んだまま成長できない気がする。


【銭】
テアトルの会員割引で1300円で鑑賞。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
はざまに生きる、春@映画.com
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プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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