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『ミンナノウタ』新宿ピカデリー5

◆『ミンナノウタ』新宿ピカデリー5

▲このザラザラした解像度の低さがツボ。

五つ星評価で【★★★★こえーのが嬉しい】
GENERATIONS10周年記念の記念ドキュメンタリーを撮る企画が「せっかくだからホラーにしませんか」という松竹からの申し込みにより作られる事になったそうだ。何が「せっかくだから」なのか分からないが、そういう頭のおかしい人がいて、社会は思いもよらぬ恩恵を受ける事がある(恩恵にならない事もよくある)。今や「ホラーの巨匠」だが、最近ルーチンワークで小遣いを稼いでる感のある清水崇監督久々の傑作である。
「怖くてゴメンディー」
「話も面白くてゴメンディー」

私、GENERATIONSが何人かも知らなかった。7人らしい。この間TVで見た舞台挨拶6人しかいなかったぞ。さなの世界に行って一人だけ戻ってこれないでいるのか。とりあえずマキタスポーツを7人目にして活動する事を許す。俺が許してもしないだろうが。

しかし、7人は多いな。七人の侍かよ、ワイルド7かよ、そうさこの世のドブ浚いかよ。と言う訳で7人全員認識できなかった。
白濱亜嵐、片寄涼汰、関口メンディー、佐野玲於あたりはもともと映画出演もするメンツなので元から知っていた。白濱亜嵐が関口メンディーと呼ばれて怒るのは至極まっとう。ブロッケン伯爵がピグモン子爵と呼ばれたら起こるだろう。ちなみにあしゅら男爵は片寄涼汰と土屋太鳳で良い感じ。
中務裕太は映画内の特異な役柄で見分けが付いた。ちょっと霊能ありそうっておいしい役どころだ。
小森隼はトップに出てくるからわかる。
数原龍友氏だけ申し訳ないが分からなかった。こいつか、こいつが霊か?

徐々に明かされていく陰惨な話と、頭のおかしい登場人物。あの家の母のリフレインが怖い。
俊雄くんはまあ、監督のファンサみたいなもんだろう。全体の足枷になってないから、あれはギリ問題なし。
『呪怨』の家もそうだったが、玄関入った所にある上り階段が異界に通じている。今回は中学校の屋上もある意味、祭壇として使われるので、清水監督は地べたに接してない空間に何か謂れのない怪異を感じるのかもしれない。メンディーが襲われるのも子供が大地から足を話した瞬間だし。
母リフレインも怖かったが、一見単に可哀そうに見える女の子が、その実、そんな理屈が通用しない理解不可能な異物だったというのが怖い。恐怖というのは突き詰めれば、相手と分かり合えないという事だと思う。

あ、スタジオの鏡に足が映るの怖い。

マキタスポーツの現実その物みたいな空気感よき。マキタスポーツと「養育費支払い」はもう本当しっくり来すぎる。子供が可愛い感じじゃないのも妙にリアル。

妻の土屋太鳳が出産してる間、映画で乳首見せている夫の片寄涼汰。なんか不思議な夫婦だな。


【銭】
ピカデリー前回有料入場割引1400円。
▼作品の概要はこの辺り見てください。
ミンナノウタ@映画.com
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です
ミンナノウタ@ノラネコの吞んでみるシネマ
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プロフィールだ

fjk78dead

Author:fjk78dead
ふじき78
映画を見続けるダメ人間。
年間300ペースを25年くらい続けてる(2017年現在)。
一時期同人マンガ描きとして「藤木ゲロ山ゲロ衛門快治」「ゲロ」と名乗っていた。同人「鋼の百姓群」「銀の鰻(個人サークル)」所属。ミニコミ「ジャッピー」「映画バカ一代」を荒らしていた過去もあり。

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