FC2ブログ

ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『13人の刺客』をユナイテッドシネマ豊洲スクリーン4で観て心地よい血に酔う男ふじき☆☆☆☆

【冒頭で注意】
ライブドア・コメント機能が故障してるっぽいので、
コメントがエラーになるかもしれません。22:10
詳細は「ライブドア・ブログのトラックバック機能、コメント機能の不調に付いて
直ったっぽいです。10/12 23:00【冒頭で注意】


五つ星評価で【☆☆☆☆血に満足】


いやあ、堪能した。

血と暴力。
心地よい殺戮に酔う。

三池は相変わらず、体育会系と言おうか、
ともかく体力の限りを尽くした映画になっている。
しかし、2時間21分もの長さをだれさせないのが凄い。

もう、ひたすら斬る。
あれ、200とか300とか言ってるけど、5000くらい斬ってる気がする。
50分間、斬り続けてるらしいけど、
単純に1秒に1人くらい斬ってない?
まあ、剣戟が合ったり、間合いを見たりってとこで
10秒に1人としても。1分間に6人。
50掛けると300人、あれ、妥当なのか。
最初の数減らしで140人くらいに落ちたって言ってるから、
明らかに多いは多い筈だけど。
やはり10秒に1人でもないだろうしなあ。

ゾンビがいるな。

一撃で死に切れない人が再度、歯向かうとかはあるんでしょうけど、
剣戟が熾烈なので、一撃で死に切れてないようにはとても見えない。

人の身体は斬り続けて行くと、脂で刀がナマクラになってしまい、
後半戦なんかは鉄の棒っきれで殴り合いに近いのかもしれない
(学生闘争の鉄パイプ戦に近い)
ともかく足腰立たなくなるまで斬りあう、殴りあう、
ああ、疲れる(その疲労感は心地よい疲労感だけど)。


で、このマラソン観戦みたいな長期戦剣戟を支えるのが
映画前半での攻守のキャラ立て。

役所広司は役所広司ってだけで適役。
ダテに大和ハウチュじゃない。
というか、市村正親が言ってた
「突出したところがある訳ではないが最後には勝つ男」
ああいう評価を喋らせて、なおかつ物語の中で
市村正親自身が容易ならざる相手である事を明確にして
両者合い立つ様にしていく。
両役者の存在感の上に成り立っているのだけれど、凄く納得させられる。
とりあえず大和ハウスでカブリモノを被らなくて良かった。

そして、市村正親の守るべき稲垣吾郎が
ネット周りで絶賛されているが、これも堂々の悪役ぶり。
まばたきとかしないんだよね。
人間として明らかにどこか壊れている感じ。
もう5年、時代がずれて明治維新前夜の戦いに参加できていたら・・・
泰平な時代の織田信長って案外、こんなんなのかもしれない。
冒頭からひどい奴ですが、こりゃあたまらんな戦争発言も含めて、
最後までひどい奴のまま、終らせたのも良かった。

腰巾着、光石研は被害者以外で唯一、普通の人間。
「お前はこの映画の中で誰だ」って言われたら、間違いなく光石研だ。
きっと観客の90%くらいがそうなのだと思う。
残りのうち5%くらいが勇者。3%くらいが腹切っちゃう人。1%が暴君。
計算が合わない残りの1%はどんな人なのかと言うと、
話と全く無関係にカマを掘られる岸部一徳。
いないか。映画見ながら、ああ、俺も掘られた掘られたって
共感する地主が1%も。まあ、掘られさえしなければ(そういう意味で被害者)、
岸部一徳も、とっても普通の人でしたねえ。

松方弘樹は剣戟が凄い。
やはりダテに近衛十四郎の息子ではない。
なんて比較を昔からされてただろうから、殺陣はもうマジだ。
バランスで言うと、一人、老人を入れておかないと
集団としてライトになりすぎるって事だろうけど、
その重みと剣戟以外では、この人、実は大した事をやらんのである。
いや、そういう意味では、みんな剣戟以外、仕事としては待ってばっかりだけど。
キャラとして突出してるのは
役所広司、井原剛志、伊勢谷友介くらいで、後はもうぜんぜん集団の一部でしかない
(山田孝之と古田新太でさえギリの位置だ)。
そんな中、剣戟のみで一人のキャラとして明確に際立った松方弘樹は凄い。
疲労の果てに足取りも覚束ないのに何か太刀筋だけはユラユラしてるように
見えるのが、役者としての松方さんの力量なのではないかと思う。

役所広司の大きな殺陣も、井原剛志の職人っぽいキッチリした殺陣も
悪くないですけどね。

山田孝之は個人的には普通。
勝ち目のない大博打に相乗りした、その結果、得た物について
整理されてないのが山田孝之自身を不明瞭にしてると思う。

伊勢谷友介をダメ出ししてる人もいるけど、
個人的にはああいうキワモノが一人くらいいないと、
集団としてつまらないと思う。
ラストのあれについては、凄いいい加減な大嘘をつかせて貰うなら
彼は「山の民」ではなく「山の神」であって、
彼が加担したから大博打の目を変える事ができたのだ。
不死身だし、絶倫だ(天狗の赤鼻は絶倫の象徴)。
で、侍(人間)はつまらんと言って山に帰っていく。
神様だから、伊勢谷友介だけは下手すると一人も人を殺していないかもしれない。

ふう、こんなとこかな。

あれ、谷村美月って寝取られ奥さんかな?

手足のない趣向は永井豪の『バイオレンス・ジャック』ですね。

「小細工はもうやめだ!」おいおい、もっと減らせよ。
「弓矢も尽きた事だし」とか一言入れておけばいいのに。

なんかポロポロ出てくるな。
それだけ引き出しが多かった映画という事なのかな。



【銭】
ユナイテッドシネマ豊洲4周年記念で10月10日は1000円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
十三人の刺客@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期トラックバックを付けさせて貰ってます。お世話様です。
(なんか故障してるらしくトラックバックも飛ばんぞ。大丈夫か、ライブドア18:00)
(トラックバックは直ったッぽい。コメントはダメ21:30)
十三人の刺客@映画のブログ
十三人の刺客@京の昼寝
十三人の刺客@うまい棒めんたい味の如く映画を語る
十三人の刺客@YUKAのきままな有閑日記
十三人の刺客@LOVE CINEMAS調布
十三人の刺客@労組書記長社労士のブログ
十三人の刺客@佐藤秀の徒然幻視録
十三人の刺客@映画鑑賞★日記
十三人の刺客@みんなシネマいいのに!
十三人の刺客@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP

PS そうだ。吹石一恵の一人二役もネット上の話題になってる。
 あれも中途半端にやるくらいだったら、全ての女性役を全部、
 吹石一恵に演じさせればよかったのだ。
 大して役、多くないからきっと大丈夫。
 あっ、手足のない女の人がボインボインになってしまう。
 それはまずいか。
PS2 「小細工はもうやめだ」をやらないで、徹底して弓矢や火責めで
 立ち合いをせず、3人くらいになったところで、13人で惨殺。
 確実だけど、後味が悪いぞ。
PS3 『13人の刺客PART2』 山に戻ったあの男が振られちゃった腹いせに、
 夜な夜な岸辺一徳を手篭めにしたり、人をボコボコ殺したり、
 今度は山狩りだ。
PS4 だが、実はこの映画の一番の緊迫シーンは役所広司がみんなの前で
 釣り談義をするシーンなのだ。
 「みどもを差し置いて釣りの話をするとは!」
 松方弘樹の渾身の抜き打ちが役所広司を襲うバージョンが
 あったりするかもしれないので、みんなハラハラして映画を観るように。
PS5 お、佐藤秀さんのとこにコメント付けようと思ったら
 迷惑コメント扱いで付けられない。
 くすんくすん。
 えーい、ここに書いちゃえ

> こんちは。映画の見方が変わりました。
> とりあえず、観終わった後は疲労感で
> そんなとこにたどり着く余裕がなかったです。
>
> 読んでて一つだけ違和感を覚えたのは役所さんの笑いの部分。
> 理屈じゃなくあまりのむごたらしさに
> 脳がクールダウンさせる為に笑いを欲した、
> そんな風に私には見えました。

なんだろ、ライブドア全体のコメント機能の調子が悪いんだろうか。

PS6 あ、yukarinさんのとこにも付けられない。
 やっぱりライブドア全体のコメント機能に問題があるんだろうか。
 それとも誰からも等しく嫌われて禁止扱いを受けてるって事か。
 くすんくすん。
 とりあえず、ここに書いちゃえ。

>> ところで伊勢谷友介演じる
>> 山猿のような彼はいったい何者?。
>
>あれは女性客層を取り込みたい三池監督から
>腐女子に向けての、
>ここ、ここ、ここですよーというメッセージだと思います。
>伊勢谷(攻)×岸部(受)

コメント機能が壊れてて、復旧するようなら、又、
後から付けに行くんですけどね。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://fjk78dead.blog.fc2.com/tb.php/1727-39c7c6de
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)