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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍』をK’s Cinemaで観て立派だなあと嘆息ふじき☆☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆☆立派だ】
  
  
アメリカ陸軍最強の部隊は日系人部隊だった。

これは心地よい甘言だ。
サッカーで全国民が一体になるのに近い甘言だ。

だが、そんな甘い物ではない。死傷率がハンパないらしいのだ。
ともかく次から次へと最前線に投入されて
バカバカ犠牲者を出してどんどん死んじゃうのである。
入れた端から死んでいく。
死神の入れ食い状態。
その上、陥落したローマに最初に到着したのに
結局、入れてもらえなかったり、栄光から遠い処遇を受けている。

流石アメリカ自由の国、人種差別する自由も旺盛だ。

それでも、彼らは戦い、彼らは敵軍を打ち負かし続けた。
戦後、PTSDに苦しみながらも自分たちの話は話さない。
数多くの犠牲者を出しながら、次から次へと作戦を成功させてきた彼らは
それだけ多くの敵を殺している。それは誇るべき話ではないから。
ここが浪花節だ。
泣けるんである。

「一粒の麦もし死なば(※)」である。
俺が命かけて他の奴らの生活をよくしてやるんだ。
俺が命かけて他者の命を奪ってその苦しみもろとも全て俺で終わりにしてやるんだ。

こういう窮地に立たされ、我が身を犠牲にした人たちの話は
記録されるべきである。語られるべきである。
過去の記録から現在を見詰めなおし、未来の暗黒を予防するのが
そもそも歴史や記録の意義であろう。
それがアメリカ人の耳に痛いものであってもだ。

1998年のデンゼル・ワシントン、ブルース・ウィリス出演の
『マーシャル・ロー』で、敵国人としてアラブ人が強制収用所に集められていく。
あの映画公開時、「そんなんありえないですよ」と
笑い飛ばした人っていなかった気がする。
いやあ、12年も経ったからもうとんと覚えてないというのが本当なんだけど。
確か、豪華キャストの割にはヒットしなかった筈だし。
まあ、でも、さも、ありなん。
それは昔あったからというだけでなく、
アメリカの根本的な気質が変わってないからじゃなかろうか。

リンチから守る為とかいう名目で、今でも強制収用なんて
すぐ実行できちゃいそうだ。

そんなことするなよ、アメリカ。

強制収用がビジネスと結びついて、
関係ロビイストが暗躍するようになると、
あっという間に強制収用が実現してしまいそうだ。

そんなことするなよ、アメリカ。

アメリカって国力があるのに、
正義が経済に左右されて行き当たりばったりだから危ない。

※「一粒の麦~」はちなみに聖書の中の文言。



【銭】
近くの常設ダフ屋で20円だけ安い1180円で前売券GET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期トラックバックを付けさせて貰ってます。お世話様です。
442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍@LOVE Cinemas調布

PS 観に行った回は入場番号制で満席ラス2前だった。
 いい出来の映画にお客が入るのはとてもよい。
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