満席だあ。みんな変な映画が好きなんだよなあ。
◆『セックスドキュメント 性倒錯の世界』
五つ星評価で【☆☆☆☆貴重で面白い】
女装、男装、ホモ、レズ、緊縛、マゾヒストなど。
インタビューと実演(?)を中心にしたドキュメンタリー。
いやあ、キワモノ感がたまらない。
レズはともかく「ホモ」なんて、
大東映の大スクリーンに男と男の絡みが「どどーん」って、
お客怒らなかったんかって、そっちの方が気になる。
ただ、真面目に一生懸命絡んでるので、汚さは感じられない。
レズを初めとする女の裸体に関して、
1971年の日本女性のプロポーションは今一つ。
胸が小さくてほとんどクビレがない。
モンゴロイド(黄色人種)は本当ネオテニー(幼児体型)なんだなあ
という事がよく分かる。逆に言うと、30年かそこらで
こんなにプロポーションが改善されてしまったという事実の方が異常だろう。
「切腹プレイ」も、この映画の中で初めて見たけど、
あれに嵌るのが分かる自分がいた。
いや、知識は知識でしかなく、実際に見ないと分からんもんだね
(やってみたいかどうかは別で、食指は動かない)。
ちょっとだけ出てきて「性」のお話をする文豪、渡辺淳一先生は
ちょっと石田純一に似てる。
今から「Wじゅんいち」というユニットを組んでみたらどうだろう。
というか、何をやるユニットだかよく分からんな。
ユニットの活動は「愛」。うーん。やれそうではある。
何より驚いたのはマゾヒストが語る何故、マゾヒストに魅かれるのか。
分かる。
理解できる。
初めて、マゾヒストの仕組みが理解できた(やはり体験に食指は動かんが)。
マゾヒストで出てきた女王様の恍惚ぶりが大袈裟だったり可愛げだったりせず、
リアルな感じが良かったなあ。
◆『怪談おとし穴』
五つ星評価で【☆☆☆成田三樹夫モテモテ主演】
成田三樹夫がこの映画の中でモテモテなんである。
しかもあの髪型のまんまで。
学歴はないけど、エリートで若くして出世ライン。
今だったら韓国から来たイケメン無能派遣社員の方がもてるな。
三樹夫ちゃんが二股女にひどい仕打ちをして、祟られる。そんだけ。
という話に目新しい物は何一つないのだけど、
ショック演出がここぞという時に正統派に
物凄くでかい音を出したりするので、ちゃんと怖くできている。
【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・セックスドキュメント 性倒錯の世界@ぴあ映画生活
・怪談おとし穴@ぴあ映画生活
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