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ふじき78の死屍累々映画日記・第二章

場末にひっそり咲く映画日記。第一章にあたる無印はライブドアブログ

『戦火の中へ』を角川シネマ有楽町で観て、戦争にヒリヒリふじき☆☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆☆業】
  

実話がベースと聞かされていたので、
じゃあ、71人の学徒兵はみんなひきこもりで
最後はみんな花火を持って突っ込んで
「お前も村の人間だ」って、そういう事か。
それじゃあ『おにいちゃんのハナビ』だよって、
正しいような、大間違いなようなって、大間違い以外の何物でもないよ。
ハナからごめん。
『おにいちゃんのハナビ』の谷村美月ちゃんの役名が「ハナ」なだけに。
きしょー、つまらん。

さて、戦争映画だ。
ヒリヒリくるような戦争映画だ。

弾が飛んでくる。
爆発する。
死ぬ。
殺される。
そんなんが山盛りだ。

だから素晴らしいとか人非人発言をする気はない。
でも、そんな地獄だからこそ、浮かび上がってくるドラマもある。
最初だらだらだった学徒兵が生きる為に兵士になっていく。
兵士にならざるを得ない極限。
そして、その甲斐もなく惨殺されていく同胞、
惨殺されていく中でも、他の誰かを生かしてやろうとする
絶望的な、それでいてひたむきな努力が泣かせる。

本当のところ、そんなに緻密には作られてはいない。
ただ、情を物量でぶつけてくるような映画的な攻撃に負けた。
主人公の顔がいいなあ・・・痛々しくて。

そして、敵が圧倒的に敵だ。
「ごめん」と言っても許してもらえそうにない。
映画中で北朝鮮の大尉が学徒に降伏を勧め、
その言葉に裏表があるようにも見えないのだが、
学徒は降伏を断る。
「愛国心」の発露ではないと思う。
圧倒的なまでの敵への恐怖と、「許してもらえないだろう感」
なんだと思う。それが戦争なのだと思う。

この辺、なんだかんだ言って、バンザイ攻撃以外は
そんなに真摯に殺しあわないで、そこそこ敬意を表しあう
『太平洋の奇跡』の敵とは対照的だ。
だから、なんとなく『太平洋の奇跡』には
欺瞞を感じてしまうのかもしれない。


【銭】
角川さんの映画館は水曜1000円だ。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
戦火の中へ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期トラックバックを付けさせて貰ってます。お世話様です。
戦火の中へ@Love Cinemas調布
戦火の中へ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP

PS 誰にも共感してもらえない事を言うなら、主人公の学生帽が
 最初期、ビデオリリースされていた頃の『ホントにあった怖い話』の
 『踊り場の友人』の学生帽の幽霊に凄く似てる。
PS2 学生帽ってアイテムが日本では「昭和」だ。
 考えたら「学生帽」の実物って見た事ないぞ。
PS3 韓国より北朝鮮の軍人の方がかっこよく描写されていたのも新鮮だった。
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