でだし「太平洋戦争のなかった世界」との大法螺宣言テロップがとても嬉しい。
絵もアクションもちゃんとしてる。
松たか子も貴族メイクしてないナチュラルな時は、とても可愛い。
全体、ちゃんと面白い。
なのに、何となく、手応えを感じないのは、金城武演じる遠藤平吉が一番に求める物が、復讐なのか愛なのか慈善なのか革命なのか、この辺りが整理されていないからだろう。金城武はそんな何でもかんでもな心理を呑みこんで複雑な人間個性を出しつつ、メリハリを付けて感情の流れの表出方法を変えていくような、器用な事はできないタイプだ。これは求める方が悪い。単純な青二才キャラで充分だし、その中で、もっと直情型として成立させた方が分かりやすかったのではないだろうか。
チョイ役出演の嶋田久作のカマっぽい物腰がステキ。
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