五つ星評価で【★★★★生きたお芸術っす】
映画では井上梅次版と深作欣二版があって、今回は深作の方。
多分、昔、大井武蔵野館で観て、2回目じゃないかと思う。
その頃は隣の駅の映画館で見る事になるとは思わんかったなあ
(当時のキネカは春夏冬休みのアニメとアジア映画って印象だった)。
基本的に、犯罪の話なのに明るく朗らかな井上梅次版が好き。
基本、それは変わらないんだけど、
今回、深作版を観直して、面白さを再発見をした。
うお、こんなに面白かったのね。
深作版の方がアートで、井上版の方が大衆芸術。
どっちもよし。
丸山明宏、現美輪明宏が綺麗なんだよね、癪だけど。
(美輪は松坂慶子の『黒蜥蜴』のセンスなさを笑ったから嫌い)
ただね、なんか髭の剃り跡が青っぽいぞ、そこはちゃんとしろよ。
問題があるなら塗れ。
首が太いのはまあ、しょうがないだろう。
剥製人間になった三島も前に観た時は「失笑」っぽく感じたが、
なかなか美しい(ノンケっす、俺)。
後、オッパイ出してる剥製人間の姉ちゃんたちがみんないい。
あれ、家に一つ欲しい。
松岡きっこもすんげえ可愛くてビックリした。
タナトス(黒蜥蜴・死への愛)は滅び、
エロス(死を逃避した偽物同士のカップルの生に向けた愛)は横行し、
ロマン(探偵と犯罪者の不成立な愛の成立)は成立を迎えずに滅ぶ。
詩的な映画だ。
今、この黒蜥蜴を演じるなら・・・・ミッチーだね。
似てるのよ。
じゃ、明智小五郎は水谷豊か。
◆『からっ風野郎』
五つ星評価で【★★三島さんレイプしちゃいかんよ】
三島由紀夫を主役に据えた1本。
へー。
三島キャラ立ってんな。
結構やな奴だな。
若尾文子可愛いな。
ぐーぐーぐー。
以上
【銭】
キネカ大森名画座3回券(3000円)の使用4回目。入場料1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・黒蜥蜴〈1968年〉@ぴあ映画生活
・からっ風野郎@ぴあ映画生活
スポンサーサイト